広島(☆7対0★)楽天 =交流戦1回戦・マツダスタジアム=
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楽天
00000 0000 051
広島
11200 003× 7130
勝利投手:大瀬良 大地(9勝2敗0S)
敗戦投手:辛島 航(3勝5敗0S)
  DAZN
◆広島は初回、丸の適時二塁打で幸先良く先制する。その後は2回裏に會澤のソロで追加点を挙げると、4点リードの8回には鈴木の3点適時二塁打で相手を突き放した。投げては、先発・大瀬良が7回無失点の好投で今季9勝目。敗れた楽天は、投打ともに振るわなかった。

◆広島は初回、丸の適時二塁打で幸先良く先制する。その後は2回裏に會澤のソロで追加点を挙げると、4点リードの8回には鈴木の3点適時二塁打で相手を突き放した。投げては、先発・大瀬良が7回無失点の好投で今季9勝目。敗れた楽天は、投打ともに振るわなかった。

◆広島の丸佳浩外野手(29)が史上492人目の1000試合出場を達成した。節目の試合で、1回は1死二塁から左翼への先制二塁打。さらに3回は5試合ぶりの右越え7号ソロで追加点を挙げた。「打ったのはスライダー。コンパクトに自分のいいスイングができました。いい感触でした」と納得の一打だった。  初出場は10年9月12日の巨人戦(東京ドーム)。

◆広島が快勝した。打線は3回まで毎回の4得点。8回に鈴木の3点適時打で突き放した。投げては大瀬良が7回無失点で両リーグトップを快走する9勝目を挙げた。以下は緒方孝市監督の談話。  -歯車がかみ合った  緒方監督 投打ともナイスゲーム。(大瀬良)大地は粘り強く、得点を許さない投球をしてくれた。相手に流れが行きそうな感じになっても抑えてくれた。打線も1点、1点と取ってくれた。  -3回の丸に好守について  緒方監督 あのプレーは大きかったね。いい打球判断、1歩目だった。あのタイミングじゃないと捕れなかった。  -以前に故障したのと同じようなプレー  緒方監督 体は問題ないって。あれくらいは普通。ゴールデン・グラブ賞を何度もとってる選手なんだから、やってくれて当然。

◆広島大瀬良大地投手(26)が、7回無失点の好投で両リーグトップを快走する9勝目を挙げた。ここ7戦7勝の白星街道で、自己最多10勝目に早くも王手。3回まで3安打を集められたが、3回の丸の美技で「勇気をもらった」といい、自らも奮い立った。4回以降は三塁を踏ませなかった。  「ブルペンから制球できていなかった。今年1、2くらいに良くなかったので、どうしようと思っていた。真っすぐもシュートしていたし、スライダーも引っ掛けたりしていた。とにかく(ストライクの)枠の中に投げようと思った。そしたら散らばってくれるし、(相手も)狙いをしぼりにくくなるだろうと。アツさん(会沢)が的をしぼらせないリードをしてくれた」と振り返った。

◆広島大瀬良がバンザイした。2点リードの3回2死一、二塁、中堅丸がライナー性の打球を好捕した。「正直ヒットと思った。野手が守りで盛り上げてくれたので強気で攻めていけた」。3回まで被安打3と不安定だったが、この好守を境に4回以降は被安打1。7回4安打無失点で自己最長の7連勝、両リーグトップの勝ち星を9に伸ばした。  5月に4戦4勝で月間MVPに輝き、6月も好調を持続。炭水化物の大量摂取でスタミナを備蓄している。「登板3日前くらいからご飯を多めに食べてます」。多い時は1食2合。そのおかげか体力面の不安はなく「体は大丈夫です」と頼もしい。今季からの2段モーションの緩和も追い風で「僕にとって大きい。体重をしっかり乗せて球に伝えられる」。投球動作に入るとき左手を大きく使うフォームに改善し、力強い球を投げ込んでいる。  自己最多の10勝に王手をかけ、交流戦であと1試合登板を予定する。交流戦期間中の2桁白星は過去07年巨人高橋尚、08年の広島ルイスと楽天岩隈だけ。「また次のマウンドでも頑張りたい。どんどん信頼してもらえるように」。ハイペースにも謙虚さは変わらず、着実に白星を重ねる。【大池和幸】

◆1000試合出場の広島丸がハッスルした。3回2死一、二塁の中堅守備でウィーラーのライナー性の打球を地面スレスレでつかんだ。  4月28日の阪神戦で同じようなダイビングキャッチで、右太もも裏を痛めて約1カ月離脱したが「常に全力でやっているんで」とケロリ。打席では1回に先制二塁打、3回には7号ソロを放った。「1000試合の節目で勝ちに貢献できてうれしいし、記憶に残ります」。昨季MVPの存在感は絶大だ。  ▼通算1000試合出場=丸(広島) 8日の楽天1回戦(マツダスタジアム)に先発出場して達成。プロ野球492人目。初出場は10年9月12日の巨人23回戦(東京ドーム)。

◆楽天は6度目の完封負けで今季最多タイの借金17となったが、完敗の中で収穫はプロ5年目の今野龍太投手(23)だった。  今季初登板は3回、なんと無死満塁という場面で巡ってきた。「ファームと一緒で、高めにふけないように投げた」。2球目に最速の150キロ。会沢に右犠飛は許したが、ここから2者連続三振でピンチを切り抜けた。  続く4回も上位打線を無安打に抑えた。2回を3奪三振で無安打無失点。上々の結果を残した。思わぬ好投に梨田監督も「今野はしっかりしてくれた。思ったより投げてくれた」と孝行息子の出現を喜んだ。  監督の高評価とは対照的に本人の自己評価は低かった。「全然変化球がストライク入らなくて。ブルペンから(調子が)悪かった。悪い中でもどうにか抑えられた。真っすぐもバラバラだった。次は修正したい」。反省の弁ばかりが口をついた。  自己最速の球速は153キロ。ピンチでの登場にもかかわらず、この日はあと3キロに迫った。「(150キロが)出てもコントロールよく投げないと意味がない。コンスタントに150キロが投げられるように頑張らないと」。野球界では無名の岩出山高(宮城)出身。ドラフト9位からはい上がった雑草右腕は、向上心を糧に1軍定着を虎視眈々(たんたん)と狙っている。【斎藤直樹】

◆楽天の辛島は6安打4失点と振るわず、今季最短の2回0/3で降板して5敗目を喫した。一回1死二塁から丸に先制の適時二塁打を許し、二回には会沢にソロ本塁打。三回にも丸にソロ本塁打を浴び、さらに無死満塁を招いてマウンドを降り「一発で仕留められた。甘いところをいかれた感じ」とうなだれた。  「どの球もコントロールできていなかった」と、生命線である制球が甘かった。梨田監督は「ことしは安定していたけど、向こうの打者が崩れることなく、完璧に捉えられていた」と分析した。

◆広島の大瀬良が7回4安打無失点で、自身7連勝を飾った。安定感抜群の投球で、両リーグトップの勝ち星を9に伸ばし「バックがもり立ててくれたし、打ってくれたので勝つことができた」と感謝した。  5月に4戦4勝で月間MVPに輝いた5年目投手は、6月も好調を維持。走者を背負っても要所を締め、相手に行きかける流れを何度も食い止めた。チームの先発陣が苦しむ中、柱としてけん引し「どんどん信頼してもらえるように頑張りたい」とお立ち台で声を張り上げた。

◆楽天は打線が振るわず、今季6度目の零敗を喫した。一回1死一、三塁でウィーラーが空振り三振、銀次が中飛で先制機を逃すと、0-2の三回2死一、二塁ではウィーラーの放った中前への鋭い打球を丸の好守に阻まれて中飛となり、得点できなかった。  六回以降は1安打で好機すらつくれなかった。梨田監督は「ウィーラーの打球が安打になっていれば...」と嘆くしかなかった。

◆先発した辛島が、2回0/3を6安打4失点、3四球で5敗目。三回先頭の丸に被弾するなど、無死満塁のピンチを招いて今季最短で降板した。「どの球もストライクが入らなかった。試合を作れず申し訳ないです」と猛省する左腕に、梨田監督は「左打者にも打たれた」と嘆いた。今季6度目の零封負けで、借金は再び今季最多に並ぶ17。復活していた自力優勝の可能性がまたも消滅した。

◆大瀬良が7回4安打無失点で、自身7連勝を飾った。安定感抜群の投球で、両リーグトップの勝ち星を9に伸ばし「バックがもり立ててくれたので勝てた」と感謝した。5月に4戦4勝で月間MVPに輝いた5年目投手は、6月も好調。要所を締め、相手に行きかける流れを何度も食い止めた。チームの先発陣が苦しむ中、柱として引っ張り「どんどん信頼してもらえるように頑張りたい」とお立ち台で声を張り上げた。

◆セ・リーグ首位の広島は8日、楽天1回戦(マツダ)に7-0で快勝。丸佳浩外野手(29)が攻守に奮闘した。  迷わず飛び込んだ。2-0で迎えた三回の守備。二死一、二塁で、中堅・丸をライナー性の打球が襲った。4月に右太もも裏の筋挫傷を招いたときと同じような状況だった。地面すれすれで捕球してピンチの芽を摘み「正直たまたま入った感じだけど、(先発投手の大瀬良)大地を助けられてよかった」と、安堵感をにじませた。  このプレーでチームに大きく流れを引き寄せると、余韻冷めやらぬ直後の打席で、右翼席へ7号ソロ。甘く入った変化球を完璧に捉えた。一回にも先制二塁打を放っていた3番打者は「1打席目同様、いいスイングができた」とうなずいた。  4月29日に戦列を離れ、約1カ月後の5月25日に1軍に戻ってきた。2軍戦に出場する過程を踏まない復帰にも「調整の場じゃない。結果を出す場。結果を出すためにしっかりと準備をするだけ」と覚悟は固かった。  脚の痛みは完全に消えていないという。それでも表に出すことなく、5月30日からは8試合連続で先発出場。通算1000試合出場に到達したこの日、攻守に奮闘し「節目で勝利に貢献できたし、ずっと記憶に残るかなと思う」と達成感をかみしめた。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
312210.585
(↑0.008)
0
(-)
89263
(+7)
234
(-)
54
(+2)
31
(-)
0.261
(↑0.002)
3.97
(↑0.08)
2
(-)
阪神
252700.481
(-)
5.5
(↓0.5)
91169
(-)
193
(-)
26
(-)
30
(-)
0.232
(-)
3.25
(-)
3
(↑1)
DeNA
242620.48
(↑0.011)
5.5
(-)
91213
(+5)
212
(+2)
66
(+2)
32
(+1)
0.25
(↑0.001)
3.7
(↑0.03)
4
(↑2)
中日
263010.464
(↑0.009)
6.5
(-)
86234
(+5)
264
(+4)
39
(+1)
31
(-)
0.265
(↑0.001)
4.39
(↑0.01)
5
(↓2)
ヤクルト
242810.462
(↓0.009)
6.5
(↓1)
90220
(-)
249
(+3)
49
(-)
30
(-)
0.249
(↓0.002)
4.19
(↑0.04)
6
(↓1)
巨人
253010.455
(↓0.008)
7
(↓1)
87251
(+4)
232
(+5)
50
(+1)
27
(+1)
0.268
(-)
3.91
(-)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
342000.63
(↑0.007)
0
(-)
89319
(+5)
236
(+4)
60
(+1)
69
(-)
0.279
(↑0.001)
4.06
(↑0.01)
2
(-)
日ハム
322400.571
(↓0.011)
3
(↓1)
87230
(+2)
213
(+5)
60
(-)
43
(+1)
0.236
(↓0.002)
3.58
(-)
3
(-)
福岡
292600.527
(↓0.01)
5.5
(↓1)
88242
(+4)
222
(+5)
71
(-)
38
(-)
0.258
(↓0.001)
3.98
(↓0.03)
4
(-)
ORIX
292710.518
(↑0.009)
6
(-)
86200
(+3)
209
(-)
43
(+1)
33
(-)
0.233
(↓0.001)
3.45
(↑0.06)
5
(-)
ロッテ
262800.481
(-)
8
(↓0.5)
89229
(-)
230
(-)
27
(-)
53
(-)
0.259
(-)
3.86
(-)
6
(-)
楽天
193610.345
(↓0.007)
15.5
(↓1)
87172
(-)
248
(+7)
46
(-)
29
(-)
0.228
(↓0.001)
4.16
(↓0.06)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(↑1)
西武
7200.778
(↑0.028)
0
(↑1)
965
(+5)
45
(+4)
14
(+1)
13
(-)
0.281
(↑0.004)
4.87
(↑0.11)
2
(↓1)
ヤクルト
7200.778
(↓0.097)
0
(-)
935
(-)
25
(+3)
10
(-)
3
(-)
0.231
(↓0.015)
2.52
(↑0.07)
3
(-)
福岡
6300.667
(↓0.083)
1
(-)
943
(+4)
37
(+5)
14
(-)
8
(-)
0.247
(↓0.004)
4.07
(↓0.18)
4
(↑1)
ORIX
6300.667
(↑0.042)
1
(↑1)
929
(+3)
26
(-)
8
(+1)
5
(-)
0.251
(↓0.011)
2.74
(↑0.34)
5
(↓1)
日ハム
5400.556
(↓0.069)
2
(-)
954
(+2)
37
(+5)
11
(-)
9
(+1)
0.236
(↓0.01)
3.68
(↑0.03)
6
(-)
ロッテ
5400.556
(-)
2
(↑0.5)
938
(-)
32
(-)
5
(-)
5
(-)
0.303
(-)
3.16
(-)
7
(-)
広島
4500.444
(↑0.069)
3
(↑1)
947
(+7)
55
(-)
8
(+2)
5
(-)
0.299
(↑0.011)
5.4
(↑0.68)
8
(↑1)
中日
4600.4
(↑0.067)
3.5
(↑1)
840
(+5)
56
(+4)
6
(+1)
3
(-)
0.276
(↑0.005)
5.66
(↑0.19)
9
(↑1)
DeNA
3500.375
(↑0.089)
3.5
(↑1)
1037
(+5)
42
(+2)
13
(+2)
3
(+1)
0.242
(↑0.006)
5.27
(↑0.48)
10
(↓2)
巨人
3700.3
(↓0.033)
4.5
(-)
833
(+4)
39
(+5)
10
(+1)
6
(+1)
0.243
(↓0.002)
3.63
(↓0.04)
11
(-)
阪神
2600.25
(-)
4.5
(↑0.5)
1024
(-)
33
(-)
2
(-)
3
(-)
0.238
(-)
3.34
(-)
12
(-)
楽天
2700.222
(↓0.028)
5
(-)
921
(-)
39
(+7)
6
(-)
6
(-)
0.225
(↓0.008)
4.12
(↓0.43)