1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 |
広島 |
1 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | × | 7 | 13 | 0 |
勝利投手:大瀬良 大地(9勝2敗0S) 敗戦投手:辛島 航(3勝5敗0S) |
◆広島は初回、丸の適時二塁打で幸先良く先制する。その後は2回裏に會澤のソロで追加点を挙げると、4点リードの8回には鈴木の3点適時二塁打で相手を突き放した。投げては、先発・大瀬良が7回無失点の好投で今季9勝目。敗れた楽天は、投打ともに振るわなかった。
◆広島は初回、丸の適時二塁打で幸先良く先制する。その後は2回裏に會澤のソロで追加点を挙げると、4点リードの8回には鈴木の3点適時二塁打で相手を突き放した。投げては、先発・大瀬良が7回無失点の好投で今季9勝目。敗れた楽天は、投打ともに振るわなかった。
◆広島の丸佳浩外野手(29)が史上492人目の1000試合出場を達成した。節目の試合で、1回は1死二塁から左翼への先制二塁打。さらに3回は5試合ぶりの右越え7号ソロで追加点を挙げた。「打ったのはスライダー。コンパクトに自分のいいスイングができました。いい感触でした」と納得の一打だった。 初出場は10年9月12日の巨人戦(東京ドーム)。
◆広島が快勝した。打線は3回まで毎回の4得点。8回に鈴木の3点適時打で突き放した。投げては大瀬良が7回無失点で両リーグトップを快走する9勝目を挙げた。以下は緒方孝市監督の談話。 -歯車がかみ合った 緒方監督 投打ともナイスゲーム。(大瀬良)大地は粘り強く、得点を許さない投球をしてくれた。相手に流れが行きそうな感じになっても抑えてくれた。打線も1点、1点と取ってくれた。 -3回の丸に好守について 緒方監督 あのプレーは大きかったね。いい打球判断、1歩目だった。あのタイミングじゃないと捕れなかった。 -以前に故障したのと同じようなプレー 緒方監督 体は問題ないって。あれくらいは普通。ゴールデン・グラブ賞を何度もとってる選手なんだから、やってくれて当然。
◆広島大瀬良大地投手(26)が、7回無失点の好投で両リーグトップを快走する9勝目を挙げた。ここ7戦7勝の白星街道で、自己最多10勝目に早くも王手。3回まで3安打を集められたが、3回の丸の美技で「勇気をもらった」といい、自らも奮い立った。4回以降は三塁を踏ませなかった。 「ブルペンから制球できていなかった。今年1、2くらいに良くなかったので、どうしようと思っていた。真っすぐもシュートしていたし、スライダーも引っ掛けたりしていた。とにかく(ストライクの)枠の中に投げようと思った。そしたら散らばってくれるし、(相手も)狙いをしぼりにくくなるだろうと。アツさん(会沢)が的をしぼらせないリードをしてくれた」と振り返った。
◆広島大瀬良がバンザイした。2点リードの3回2死一、二塁、中堅丸がライナー性の打球を好捕した。「正直ヒットと思った。野手が守りで盛り上げてくれたので強気で攻めていけた」。3回まで被安打3と不安定だったが、この好守を境に4回以降は被安打1。7回4安打無失点で自己最長の7連勝、両リーグトップの勝ち星を9に伸ばした。 5月に4戦4勝で月間MVPに輝き、6月も好調を持続。炭水化物の大量摂取でスタミナを備蓄している。「登板3日前くらいからご飯を多めに食べてます」。多い時は1食2合。そのおかげか体力面の不安はなく「体は大丈夫です」と頼もしい。今季からの2段モーションの緩和も追い風で「僕にとって大きい。体重をしっかり乗せて球に伝えられる」。投球動作に入るとき左手を大きく使うフォームに改善し、力強い球を投げ込んでいる。 自己最多の10勝に王手をかけ、交流戦であと1試合登板を予定する。交流戦期間中の2桁白星は過去07年巨人高橋尚、08年の広島ルイスと楽天岩隈だけ。「また次のマウンドでも頑張りたい。どんどん信頼してもらえるように」。ハイペースにも謙虚さは変わらず、着実に白星を重ねる。【大池和幸】
◆1000試合出場の広島丸がハッスルした。3回2死一、二塁の中堅守備でウィーラーのライナー性の打球を地面スレスレでつかんだ。 4月28日の阪神戦で同じようなダイビングキャッチで、右太もも裏を痛めて約1カ月離脱したが「常に全力でやっているんで」とケロリ。打席では1回に先制二塁打、3回には7号ソロを放った。「1000試合の節目で勝ちに貢献できてうれしいし、記憶に残ります」。昨季MVPの存在感は絶大だ。 ▼通算1000試合出場=丸(広島) 8日の楽天1回戦(マツダスタジアム)に先発出場して達成。プロ野球492人目。初出場は10年9月12日の巨人23回戦(東京ドーム)。
◆楽天は6度目の完封負けで今季最多タイの借金17となったが、完敗の中で収穫はプロ5年目の今野龍太投手(23)だった。 今季初登板は3回、なんと無死満塁という場面で巡ってきた。「ファームと一緒で、高めにふけないように投げた」。2球目に最速の150キロ。会沢に右犠飛は許したが、ここから2者連続三振でピンチを切り抜けた。 続く4回も上位打線を無安打に抑えた。2回を3奪三振で無安打無失点。上々の結果を残した。思わぬ好投に梨田監督も「今野はしっかりしてくれた。思ったより投げてくれた」と孝行息子の出現を喜んだ。 監督の高評価とは対照的に本人の自己評価は低かった。「全然変化球がストライク入らなくて。ブルペンから(調子が)悪かった。悪い中でもどうにか抑えられた。真っすぐもバラバラだった。次は修正したい」。反省の弁ばかりが口をついた。 自己最速の球速は153キロ。ピンチでの登場にもかかわらず、この日はあと3キロに迫った。「(150キロが)出てもコントロールよく投げないと意味がない。コンスタントに150キロが投げられるように頑張らないと」。野球界では無名の岩出山高(宮城)出身。ドラフト9位からはい上がった雑草右腕は、向上心を糧に1軍定着を虎視眈々(たんたん)と狙っている。【斎藤直樹】
◆楽天の辛島は6安打4失点と振るわず、今季最短の2回0/3で降板して5敗目を喫した。一回1死二塁から丸に先制の適時二塁打を許し、二回には会沢にソロ本塁打。三回にも丸にソロ本塁打を浴び、さらに無死満塁を招いてマウンドを降り「一発で仕留められた。甘いところをいかれた感じ」とうなだれた。 「どの球もコントロールできていなかった」と、生命線である制球が甘かった。梨田監督は「ことしは安定していたけど、向こうの打者が崩れることなく、完璧に捉えられていた」と分析した。
◆広島の大瀬良が7回4安打無失点で、自身7連勝を飾った。安定感抜群の投球で、両リーグトップの勝ち星を9に伸ばし「バックがもり立ててくれたし、打ってくれたので勝つことができた」と感謝した。 5月に4戦4勝で月間MVPに輝いた5年目投手は、6月も好調を維持。走者を背負っても要所を締め、相手に行きかける流れを何度も食い止めた。チームの先発陣が苦しむ中、柱としてけん引し「どんどん信頼してもらえるように頑張りたい」とお立ち台で声を張り上げた。
◆楽天は打線が振るわず、今季6度目の零敗を喫した。一回1死一、三塁でウィーラーが空振り三振、銀次が中飛で先制機を逃すと、0-2の三回2死一、二塁ではウィーラーの放った中前への鋭い打球を丸の好守に阻まれて中飛となり、得点できなかった。 六回以降は1安打で好機すらつくれなかった。梨田監督は「ウィーラーの打球が安打になっていれば...」と嘆くしかなかった。
◆先発した辛島が、2回0/3を6安打4失点、3四球で5敗目。三回先頭の丸に被弾するなど、無死満塁のピンチを招いて今季最短で降板した。「どの球もストライクが入らなかった。試合を作れず申し訳ないです」と猛省する左腕に、梨田監督は「左打者にも打たれた」と嘆いた。今季6度目の零封負けで、借金は再び今季最多に並ぶ17。復活していた自力優勝の可能性がまたも消滅した。
◆大瀬良が7回4安打無失点で、自身7連勝を飾った。安定感抜群の投球で、両リーグトップの勝ち星を9に伸ばし「バックがもり立ててくれたので勝てた」と感謝した。5月に4戦4勝で月間MVPに輝いた5年目投手は、6月も好調。要所を締め、相手に行きかける流れを何度も食い止めた。チームの先発陣が苦しむ中、柱として引っ張り「どんどん信頼してもらえるように頑張りたい」とお立ち台で声を張り上げた。
◆セ・リーグ首位の広島は8日、楽天1回戦(マツダ)に7-0で快勝。丸佳浩外野手(29)が攻守に奮闘した。 迷わず飛び込んだ。2-0で迎えた三回の守備。二死一、二塁で、中堅・丸をライナー性の打球が襲った。4月に右太もも裏の筋挫傷を招いたときと同じような状況だった。地面すれすれで捕球してピンチの芽を摘み「正直たまたま入った感じだけど、(先発投手の大瀬良)大地を助けられてよかった」と、安堵感をにじませた。 このプレーでチームに大きく流れを引き寄せると、余韻冷めやらぬ直後の打席で、右翼席へ7号ソロ。甘く入った変化球を完璧に捉えた。一回にも先制二塁打を放っていた3番打者は「1打席目同様、いいスイングができた」とうなずいた。 4月29日に戦列を離れ、約1カ月後の5月25日に1軍に戻ってきた。2軍戦に出場する過程を踏まない復帰にも「調整の場じゃない。結果を出す場。結果を出すためにしっかりと準備をするだけ」と覚悟は固かった。 脚の痛みは完全に消えていないという。それでも表に出すことなく、5月30日からは8試合連続で先発出場。通算1000試合出場に到達したこの日、攻守に奮闘し「節目で勝利に貢献できたし、ずっと記憶に残るかなと思う」と達成感をかみしめた。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 | 31 | 22 | 1 | 0.585 (↑0.008) | 0 (-) | 89 | 263 (+7) | 234 (-) | 54 (+2) | 31 (-) | 0.261 (↑0.002) | 3.97 (↑0.08) |
2 (-) |
阪神 | 25 | 27 | 0 | 0.481 (-) | 5.5 (↓0.5) | 91 | 169 (-) | 193 (-) | 26 (-) | 30 (-) | 0.232 (-) | 3.25 (-) |
3 (↑1) |
DeNA | 24 | 26 | 2 | 0.48 (↑0.011) | 5.5 (-) | 91 | 213 (+5) | 212 (+2) | 66 (+2) | 32 (+1) | 0.25 (↑0.001) | 3.7 (↑0.03) |
4 (↑2) |
中日 | 26 | 30 | 1 | 0.464 (↑0.009) | 6.5 (-) | 86 | 234 (+5) | 264 (+4) | 39 (+1) | 31 (-) | 0.265 (↑0.001) | 4.39 (↑0.01) |
5 (↓2) |
ヤクルト | 24 | 28 | 1 | 0.462 (↓0.009) | 6.5 (↓1) | 90 | 220 (-) | 249 (+3) | 49 (-) | 30 (-) | 0.249 (↓0.002) | 4.19 (↑0.04) |
6 (↓1) |
巨人 | 25 | 30 | 1 | 0.455 (↓0.008) | 7 (↓1) | 87 | 251 (+4) | 232 (+5) | 50 (+1) | 27 (+1) | 0.268 (-) | 3.91 (-) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 | 34 | 20 | 0 | 0.63 (↑0.007) | 0 (-) | 89 | 319 (+5) | 236 (+4) | 60 (+1) | 69 (-) | 0.279 (↑0.001) | 4.06 (↑0.01) |
2 (-) |
日ハム | 32 | 24 | 0 | 0.571 (↓0.011) | 3 (↓1) | 87 | 230 (+2) | 213 (+5) | 60 (-) | 43 (+1) | 0.236 (↓0.002) | 3.58 (-) |
3 (-) |
福岡 | 29 | 26 | 0 | 0.527 (↓0.01) | 5.5 (↓1) | 88 | 242 (+4) | 222 (+5) | 71 (-) | 38 (-) | 0.258 (↓0.001) | 3.98 (↓0.03) |
4 (-) |
ORIX | 29 | 27 | 1 | 0.518 (↑0.009) | 6 (-) | 86 | 200 (+3) | 209 (-) | 43 (+1) | 33 (-) | 0.233 (↓0.001) | 3.45 (↑0.06) |
5 (-) |
ロッテ | 26 | 28 | 0 | 0.481 (-) | 8 (↓0.5) | 89 | 229 (-) | 230 (-) | 27 (-) | 53 (-) | 0.259 (-) | 3.86 (-) |
6 (-) |
楽天 | 19 | 36 | 1 | 0.345 (↓0.007) | 15.5 (↓1) | 87 | 172 (-) | 248 (+7) | 46 (-) | 29 (-) | 0.228 (↓0.001) | 4.16 (↓0.06) |
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (↑1) |
西武 | 7 | 2 | 0 | 0.778 (↑0.028) | 0 (↑1) | 9 | 65 (+5) | 45 (+4) | 14 (+1) | 13 (-) | 0.281 (↑0.004) | 4.87 (↑0.11) |
2 (↓1) |
ヤクルト | 7 | 2 | 0 | 0.778 (↓0.097) | 0 (-) | 9 | 35 (-) | 25 (+3) | 10 (-) | 3 (-) | 0.231 (↓0.015) | 2.52 (↑0.07) |
3 (-) |
福岡 | 6 | 3 | 0 | 0.667 (↓0.083) | 1 (-) | 9 | 43 (+4) | 37 (+5) | 14 (-) | 8 (-) | 0.247 (↓0.004) | 4.07 (↓0.18) |
4 (↑1) |
ORIX | 6 | 3 | 0 | 0.667 (↑0.042) | 1 (↑1) | 9 | 29 (+3) | 26 (-) | 8 (+1) | 5 (-) | 0.251 (↓0.011) | 2.74 (↑0.34) |
5 (↓1) |
日ハム | 5 | 4 | 0 | 0.556 (↓0.069) | 2 (-) | 9 | 54 (+2) | 37 (+5) | 11 (-) | 9 (+1) | 0.236 (↓0.01) | 3.68 (↑0.03) |
6 (-) |
ロッテ | 5 | 4 | 0 | 0.556 (-) | 2 (↑0.5) | 9 | 38 (-) | 32 (-) | 5 (-) | 5 (-) | 0.303 (-) | 3.16 (-) |
7 (-) |
広島 | 4 | 5 | 0 | 0.444 (↑0.069) | 3 (↑1) | 9 | 47 (+7) | 55 (-) | 8 (+2) | 5 (-) | 0.299 (↑0.011) | 5.4 (↑0.68) |
8 (↑1) |
中日 | 4 | 6 | 0 | 0.4 (↑0.067) | 3.5 (↑1) | 8 | 40 (+5) | 56 (+4) | 6 (+1) | 3 (-) | 0.276 (↑0.005) | 5.66 (↑0.19) |
9 (↑1) |
DeNA | 3 | 5 | 0 | 0.375 (↑0.089) | 3.5 (↑1) | 10 | 37 (+5) | 42 (+2) | 13 (+2) | 3 (+1) | 0.242 (↑0.006) | 5.27 (↑0.48) |
10 (↓2) |
巨人 | 3 | 7 | 0 | 0.3 (↓0.033) | 4.5 (-) | 8 | 33 (+4) | 39 (+5) | 10 (+1) | 6 (+1) | 0.243 (↓0.002) | 3.63 (↓0.04) |
11 (-) |
阪神 | 2 | 6 | 0 | 0.25 (-) | 4.5 (↑0.5) | 10 | 24 (-) | 33 (-) | 2 (-) | 3 (-) | 0.238 (-) | 3.34 (-) |
12 (-) |
楽天 | 2 | 7 | 0 | 0.222 (↓0.028) | 5 (-) | 9 | 21 (-) | 39 (+7) | 6 (-) | 6 (-) | 0.225 (↓0.008) | 4.12 (↓0.43) |
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