1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 9 | 1 |
阪神 |
1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1× | 3 | 9 | 1 |
勝利投手:能見 篤史(1勝2敗0S) 敗戦投手:南 昌輝(1勝1敗0S) |
◆阪神は初回、福留のソロで幸先良く先制する。その後2-2で迎えた延長12回裏には、1死一二塁から相手失策の間に二塁走者が生還し、サヨナラ勝ちを収めた。投げては、6番手・能見が今季初勝利。敗れたロッテは、9回に2点差を追いつく粘りを見せるも、最後に手痛いミスが出た。
◆阪神が延長12回に相手失策でサヨナラ勝ちした。11回から救援し2イニングをゼロに抑えた能見篤史投手が今季初勝利、通算99勝目を挙げた。能見の試合後のヒーローインタビューは以下の通り。 -2回無失点、いかがでしたか 能見 先発も頑張って、リリーフもつないできたので、自分もそれに乗っかって頑張るだけだと思いました。 -12回はピンチの場面。どんなことを思って投げていましたか 能見 高めに行かないようにと、あとは自信を持って投げることだけでした。 -本格的にリリーフ転向。リリーフとして上がる甲子園のマウンド。いつもと違うところはありましたか 能見 試合の中に入っていくので、そのへんは試合状況を見ながらというか、いろんな流れがあると思うので、そういうのを感じながらマウンドに上がっています。 -ベンチでサヨナラの瞬間を迎えました。どんな気持ちで 能見 本当に勝って欲しいというのもありましたけど、そのへんは運がよかったかなと思います。 -今季初白星で、能見投手は通算99勝目です。100勝にあと1勝です 能見 できたらいいですし、まあでも自分の仕事をしっかりしないとなかなかそういうのもないので。自分の勝利を目指すんじゃなくて、本当にね、リリーフのためにもしっかり頑張りたいと思います。 -最後に今季最多のファンにひと言 能見 なかなか苦しい試合が続いてますけど、ピッチャーがゲームを作って、なんとかチームが勝てるように頑張りたいと思います。
◆金本阪神がラッキーなサヨナラ勝ちで2位を守った。2-2同点の延長12回1死一、二塁。梅野の代打山崎が遊ゴロを打ち、送球が二塁にわたって封殺。 だが一塁送球が暴投となり、二塁走者の中谷がホームを駆け抜けた。金本知憲監督(50)は「(9回に)追いつかれたあと、嫌なムードがあったんですけど、(能見ら)リリーフがきっちり抑えてくれたので、こういう勝ちが転がり込んできたのかなと思います」と笑顔。 「いや、想像はしてなかったですけどね。選手のときは経験はありますけどね。まさかの結末でしたね」と、引き分け寸前の"ミラクル"に驚き半分だった。
◆ロッテが2戦連続のサヨナラ失策負けとなった。延長12回1死一、二塁での遊ゴロで6-4-3の併殺を狙うも、二塁中村が一塁へ悪送球。二塁走者の生還を許し、幕切れとなった。 7日の中日戦は、延長10回に藤岡裕が二塁へ悪送球するサヨナラエラーで敗戦。井口資仁監督は「守り勝たなくちゃいけない。最後はこの間と同じ形になってしまった。防げるミス」と険しい表情だった。 阪神先発の岩貞の前に7回まで散発4安打で三塁を踏めず。2点差の9回にドリスを攻めて延長戦に持ち込んだだけに、悔しい黒星となった。
◆阪神藤川球児投手(37)が大ピンチを断ってサヨナラ勝ちを呼び込んだ。 2-2同点の延長10回、2死満塁で岩崎をリリーフ。5番清田相手に148キロファウル、146キロボール、148キロ空振りと全球真っすぐで押し、ラスト4球目も149キロの真っすぐで空を切らせた。「勝ってよかった」。火の球復活で勝利に貢献し、充実の汗をぬぐった。
◆阪神に「珍百景」の守備交代があった。 先発表は中堅糸井、右翼中谷だったが、プレーボール直前に守備位置を交代。通常通りの中堅中谷、右翼糸井に戻り、甲子園もざわついた。サヨナラ勝ち後、金本監督は笑顔で「マネジャーのミス。僕のミスじゃないです」と話した。通常は試合前、確認を重ねるだけにイレギュラーなシーンだった。
◆阪神攻撃陣が再びセーフティースクイズに失敗した。 1点リードの5回無死一、三塁。涌井が投じた4球目の外角スライダーを梅野が見送ったが、本塁を狙っていた三塁走者鳥谷が帰塁できず、捕手からの送球でけん制死した。金本監督は「見にくいところ。アウトローのスライダーですからね。もうちょっと早めに(バットを)引いてやらないとね。判断はちょっと難しいと思う、あそこは」と渋い表情。リクエストを要求したが、判定は覆らなかった。5日オリックス戦でも打者の北條、植田が2者連続で失敗。今回は、打球方向を判断してスタートを切る走者にミスが出た
◆阪神糸井が右翼守備で不安定な飛球処理を繰り返し、7回から守備固めを送られた。 4回1死後、中村の飛球を見失って二塁打にしてしまう。3、6回も飛球の落下地点の目測があやふやで、体勢を崩しながら捕球するのが精いっぱい。前日8日の雨で水を含む芝生に足を取られるなど、周囲もヒヤヒヤだった。金本監督は「風が、いつもの風と違っていた。3回、ああいう守備を見ると代えた方がいいかなと。下(芝生の状態)も悪かったですし」と説明した。5月31日ソフトバンク戦でも飛球の目測を誤って、致命的な適時三塁打にする失敗があり、今後は手堅さを求められる。
◆打のヒーローは、41歳のキャプテンだった。初回。阪神福留はカウント2-0からロッテ涌井の直球を3度ファウルにした。6球目は高めに浮いたフォーク。失投を見逃さなかった。打球は右中間席までアーチを描く。先制の4号ソロ。「2アウトから、まずは塁に出ようとコンパクトに振りにいったが、風に助けられた」。この日、左打者を悩ませる浜風は吹かなかった。ベテランの集中力が生んだ本塁打だ。 今季は休養を取るため、開幕から5試合でスタメンを外れた。6連戦に1度の頻度だが、年齢を考慮すれば、2度休養日を設けてもおかしくない。実際、金本監督は「週2回休んでもいいぐらい」と昨シーズンから話していた。そんな配慮が取り越し苦労に思えるほどの健在ぶりを見せている。この日は前夜の雨が外野の芝にも残っていた。さらに上空はいつもと違う風が吹いていた。福留は体勢を崩すことなく、普段通りの堅い守りを披露。守備固めでセンターに就いた江越には打球の動きをジェスチャーでアドバイス。4回にはセンター右に打球を運び、相手の守備を見ながら、一気に二塁を陥れた。走攻守で手本となるプレーだった。 6回には糸原が二塁打で出塁し、植田がバントで送った。このお膳立てに燃えた。センターに飛球を打ち上げ、犠飛でリードを広げる。「若い2人が作ってくれたチャンスだったので、最低限の仕事ができてよかった」。2安打2打点の活躍で、延長12回の激闘を最後まで戦い抜いた。金本監督も福留の働きに最敬礼だ。「最初の2点は孝介のホームランと犠牲フライ。ピンチを球児がしのいで、最後、能見が2イニングいって。最近、ベテランの活躍が目立ってますけど、本当に頼もしい。若手がもっとしっかりしないと」。5月に打率を下げたが、再び上昇気配が漂う。6月に入り、6試合で20打数6安打、打率は3割。うち4本が長打だ。気温の上昇とともに、ベテランが心地よい汗をかいている。【田口真一郎】
◆ベテラン陣の力投がミラクル勝利を呼び込んだ。阪神能見篤史投手(39)が「日本生命セ・パ交流戦」で、8年ぶりの救援登板白星を挙げた。今季最多4万6723人を集めたロッテ戦。延長11回から2イニングを投げ、無失点。今季1勝目で通算99勝目となった。延長10回2死満塁で登板した藤川も踏ん張った。そんな奮闘が延長12回の敵失によるサヨナラ勝利につながり、チームは交流戦初連勝。雨天中止次戦の全勝も継続し、借金1と完済も目前や。 やり直しの出来ない1球に能見は集中していた。2-2の延長12回2死二塁。ピンチで自分に言い聞かせた。「高めにいかないように。あとは自信を持って投げることだけ」。カウント1-2からの5球目。キレが増した外角低めの直球で、中村を中飛に打ち取った。 勝ちパターンを総動員した延長戦。11回を3者凡退に抑えると、経験に勝敗を託された。中継ぎ転向2試合目で今季初のイニングまたぎ。救援で1試合複数回を投げるのは3年ぶりだ。「1人1人が勝負になってくる。先発とは違う」。難しさも感じながら「冷静になって、しっかり腕を振っていくことが大事」と考えた。2回無安打無失点。1球への集中力が、勝利をたぐり寄せることになった。延長12回裏、敵失によるサヨナラ勝利。ミラクルを呼び込み、今季初勝利をマーク。通算99勝とし、大台に王手をかけた。 プロ14年目。やり直せないことがあることは身をもって知っている。キャンプ、登板までの調整、試合直前。いずれのブルペンでも、能見は"おかわり"をしない。納得いくまで「もう一丁」と腕を振る投手を横目に「ラスト1球」と宣言すれば必ず終わる。年齢を重ねて決めた、自分のルールだ。「試合でおかわりは出来ないでしょ? そういう意味も込めて。ラストを決めるのが大事だし、それが自分の技術。そこを決めるためにやっている」。チーム唯一のおかわり禁止は、試合を想定した行動の一端だ。悔やまれる1球が「いっぱいある。打たれる怖さも知っている」からこそ「そういうところから徐々に変わっていた」という。 研ぎ澄ませた1球で抑え、通算100勝まであと1勝。それでも「本当は先発につくのが一番いいので」と素っ気ない。先発陣の勝利、チームの勝利が最優先だ。金本監督も「本当に1枚、大きなリリーフが入ってきた」という存在感。チームも雨天中止翌日の試合で7戦7勝とし、交流戦初連勝で借金を1まで減らした。年齢の数だけ積み重ねて来た経験がある。能見が控えるブルペンは、さらに厚みを増した。【池本泰尚】
◆阪神は一回に二死走者なしから3番・福留孝介外野手(41)が4号ソロを放ち先制した。 福留は一回の第1打席、二死走者なしで迎えると、ロッテの先発、涌井の失投を見逃さなかった。高めに浮いた変化球をフルスイングすると、打球は右翼席へ消える4号ソロ。チームに先制点をもたらした
◆阪神がロッテとの延長戦を制し2連勝とした。延長十二回に代打・山崎憲晴内野手(31)が放った打球を相手が悪送球。その間に二塁走者が生還し、サヨナラ勝ちを決めた。延長十一回から2イニングを無失点に抑えた能見篤史投手(39)が今季初勝利を挙げた。 阪神は2点リードの九回に抑えのドリスが打たれ、2-2で延長戦に突入した。延長十二回、一死一、二塁の場面で代打・山崎が登場。ロッテの7番手・南から放った打球は遊ゴロだったが、併殺を狙ったロッテの二塁手・中村が一塁へ悪送球。ファウルグラウンドにボールが転がる間に二塁走者が生還し、サヨナラ勝ちを決めた。
◆阪神がロッテとの延長戦を制し2連勝。延長十二回に代打・山崎憲晴内野手(31)が放った打球を相手が悪送球。その間に二走が生還し、サヨナラ勝ちを決めた。延長十一回から2イニングを無失点だった能見篤史投手(39)が今季初勝利を挙げた。以下は金本監督の一問一答。 --延長十二回サヨナラ勝ち 「九回に追いつかれた時は嫌なムードがあったが、リリーフがきっちり抑えてくれて、いい場面がきた」 --予想外の展開だった 「まったく想像していなかった。まさか」 --藤川、能見が延長戦で好投 「最初の2点も(福留)孝介。ピンチを凌いで、最後にああいうチャンスがきた。頼もしいといえばそうだが、若手が頑張らないといけない」 --能見について 「短いイニングなので、いいところであるボールのキレとかが生きてくる。あとは経験とか技術とか。リリーフに大きな一枚が来てくれたという感じ」 --岩貞は7回無失点と好投 「調子は悪かったと思うが、7回0点で、勝ちがつかないのは残念。きょうは岩貞に勝ちがつかないこと一番残念」 --追加点をなかなか奪えなかった 「何回か得点圏に走者を進めて、無死満塁もあった。そこでどういう形でもいいから、なんとかバットに当てて1点という意地を見せてほしい。点が取れない嫌な雰囲気あったが、それは結果論」 --ドリスについて 「6球で2点差が同点とは思わなかった。ただ球自体は悪くないと思っているので、コースが甘いとかそういう部分だと思う」 --あしたに向けて 「きょうはほぼ勝ちパターンの投手をつぎ込んだので、この勝ちをあしたの試合に生かしたい」
◆阪神は先発の岩貞が7回を無失点と好投した。中止となった8日からのスライド登板。「それを言い訳にしてはいけないと思って集中していけた」とストライクゾーンを広く使い、先頭打者を確実に打ち取る。散発の4安打、無四球で三塁を踏ませなかった。しかし2点差の九回にドリスが抑えに失敗し、4勝目は持ち越しになった。 9連戦の初戦で試合をつくったが「もう1回、2回いかないといけないところはあった。連戦で中継ぎに負担がかかる。そこだけ反省点」と満足しなかった。
◆ロッテは7日の中日戦に続き、2試合連続で失策によるサヨナラ負けとなった。0-2の九回に4連打などで追い付いた粘りも実らず、疲れは倍増といった様子。井口監督は「この間と同じで防げるミス」と感情を押し殺すように話した。 1死一、二塁のピンチだった延長十二回は山崎に遊ゴロを打たせるまでは狙い通りだったが、併殺を試みた中村の一塁送球が乱れた。4連勝の後に悔しい2連敗となったが、小坂内野守備走塁コーチは「緊張感の中で精いっぱいのプレーをした。検証して次に生かすしかない」と責めなかった。 角中(九回に適時打) 「打ったのはチェンジアップかシュート系の球。前の2人が出てくれたので気持ちだけで打った」 涌井(七回途中2失点) 「2死からの本塁打や先頭打者の長打。そういうことを防げれば、もう少し長く投げられたと思う」
◆アッ! 延長12回引き分けか...だが、天は虎を見捨てなかった。 もちろんゼイタクを言うつもりはないが、せっかくのイイ天気。梅雨の晴れ間というヤツで、どっこいしょとスイーツをこっそり買い込んでテレビの前でいろいろ俺だって考えることもあるんだ...という顔をしながら、運動部の当番デスク席の堀啓介のスキをみつけて楽しもうかい...と思った。 そしたらどないだ。もちっと楽しそうにやってくれんかい? いつもの残塁ブルース。先発の岩貞は、スキッとしてたんだ。昨年の交流戦のロッテとの初戦(5月30日)を思いだす。 15-7。この試合はまだ鳥谷が顔面死球の1週間後でフェイスガードをつけて頑張っていたし、「6番・三塁」で志願の先発。大量点の口火となる痛打を放った。これが15点という大量点になる。 今年も鳥谷は同じ「6番・三塁」でスタメン。それに一回に福留の右中間のホームラン。こいつはさい先がいいわい。さてスイーツでもいただこうかしらん...とピクニック気分になったらそこから血圧はあがるし、血管は切れそうになるヮ...。 「ワッフルとかとても美味しかったですヮ」と箭内(やない)桃子記者が電話をかけてきていきなりギクッとした。見てたのか? そんなこたぁないわな、甲子園と大阪・難波の編集局の窓際とでは...エッと思った。 桃子姫はいうのだ。「今日の甲子園は『TORACOデー』でして、甘くていい匂いに誘われて食べてみましたら...これがまぁワンダフル! 試合前の岩貞さんのように気合十分の味でした」だと。その詳しい説明は若い娘らしくラズベリーがどうたら...。要するにサンスポの"TORACO"箭内はルンルンを連発してきた。 キャップ阿部祐亮もよもやてんやわんやの延長戦なんか想定していないから「交流戦を記念してロッテの人気お菓子『ビックリマンチョコ』をアレンジしたフェイスタオルが甲子園で売り出されてまして、これが阪神のナインがビックリマンになって描かれている。金本ヘラクレス、糸井爆神などズラリ(1800円)で、これが楽しい。大人気でしたョ」なんて電話をかけてきた。 今季最高の観客(4万6723人)の熱気。4時間15分のスリル。岩貞の気迫。中継ぎで99勝目を呼ぶ能見の力投...虎党の皆様は勝ったからホッと胸をなで下ろしましたけれど、随所に「もう一押ししてたら...楽勝なのに」という場面が多かったのも忘れたくない。 反省点は多かった。ドリスが2点差をタッタ6球でフイにするなんて、誰が想像してましたか。ロッテのツメの甘さに救われたのだ。虎の拙攻は超満員のマンモスの絶叫と歓声にかき消されたけれど...この『延長のツケ』は交流戦の日程、投手陣の疲労感などにノシかかりボディーブローとなって響いてくることを忘れないでほしい。
◆ドリスは2-0の九回から登板も大乱調。先頭の藤岡裕から3連打で1点を返されると、さらに無死一、二塁から清田の犠打を一塁に悪送球し、わずか6球で追いつかれた。「みんなに迷惑をかけた。チームに助けられた。勝ててよかった」。本人は平身低頭も、なお無死一、三塁を無失点で切り抜けたのは守護神の意地か。金本監督は「球自体はそんなに悪いとは思っていない。修正してほしい」と話した。
◆--一時は漂った嫌なムードを跳ね返した 金本監督「追いつかれた後はやっぱり嫌なムードがあったんですけど、リリーフがきっちり抑えてくれたんで、こういう勝ちが、転がり込んできたのかなと。まさかの結末でしたね」 --延長に入って藤川、能見が好投 「最初の2点は孝介(福留)のホームランと犠牲フライ。ピンチを球児がしのいで、最後は能見が2イニング。最近ベテランの活躍が目立っていますけど。本当に頼もしいといえば頼もしいですし、若手がもっとしっかりしないと」 --岩貞がスライド先発で頑張った 「調子はよくなかったと思うんですけれど、7回0点でね。きょう、僕が一番残念なのは、岩貞に勝ちがつかなかったこと」
◆これぞ、仕事人。いつも以上に黄色く染まった右翼席に一回、早々と放物線を届けたのは福留だった。 「2アウトから、まずは塁に出ようとコンパクトに振りにいきましたが、風に助けられました」 梅雨の影響で珍しく左打者に有利な"逆浜風"が吹いていた。フルカウントから涌井の高めに抜けた130キロフォークを見逃さない。快音とともに白球は右中間フェンスを越え、防球ネットに着弾。5月17日のDeNA戦(甲子園)で平良から放って以来となる先制の4号ソロに虎党は乱舞。守備につく際、何度も帽子をとり、声援に応えた。 一発だけにとどまらない。拙攻が続いていた六回一死三塁では中犠飛で追加点。「若い2人(糸原、植田)が作ってくれたチャンスだったので、最低限の仕事ができてよかった」とうなずいた。 この日は虎党の女子を応援する「TORACOデー」。そのひとりでもある長女・桜楓(はるか)ちゃん(7)は入りたての小学校を終えると公園で日が暮れるまで遊ぶのが楽しくてしようがないという。「やっぱり心配だからさ。遊ぶなら(自宅から)見える公園にしろ、といっている。すぐにのぞけるようにね」。まな娘のためにグラウンド同様、常に流れを観察している。 金本監督は「ベテランの活躍が目立っている。本当に頼もしい」と最敬礼する。9連戦は始まったばかり。こんな縁の下の力持ちがいれば強い。 (阿部祐亮)
◆九回に2点差を追いつき、救援6投手をつぎ込みながら延長十二回に遊ゴロ併殺を狙った二塁・中村の送球がそれ、サヨナラ負け。井口監督は「守り勝たなくちゃいけない。防げたミス。投手も頑張っていたから」と悔しさをにじませた。7日の中日戦(ナゴヤドーム)に続く2戦連続のサヨナラ失策負けに「この前と同じ形。自分たちで流れを変えないといけない」と厳しい表情だった。 6回1/3を投げて8安打2失点のロッテ・涌井の話 「二死からの本塁打と先頭打者の長打ですね。それがなければ、もう少し長いイニングを投げることもできた」
◆サヨナラの"立役者"は、山崎だ。延長十二回一死一、二塁で、梅野の代打で登場。南の初球132キロにバットを出すと、三遊間へのゴロとなったが...。ラッキーな結末に「記録はエラーなので、何もないですよ」と自身のことは素っ気なかったが、チームの勝利を「勝ってよかった」と喜んだ。
◆糸井が信じられない拙守の連続で、六回の打席終了後、ベンチに下がった。四回、中村の平凡な打球を"バンザイ"して二塁打に。三回の田村、六回の中村の飛球も何とかキャッチという形。風がいつもと逆、前夜の雨で足元が悪いなどの条件だったが...。金本監督も「3回ああいう守備をみせられると、うーん、変えた方がいいのかなという...」と明かした。 さらには試合前のメンバー表が「中堅・糸井」となっていて、試合開始と同時に定位置の右翼に戻るハプニングも。指揮官は「馬場マネジャーのミスです」と笑ったが、糸井には"何かが違う"一日だった。
◆最後に奇跡が待っていた。でも、勝ったからこそ冷静に振り返ることができる。ジメジメした試合中盤の攻撃。金本監督も苦笑いの連発だった。 「飛び出しちゃうんだから...。まぁ、あそこは痛いといえば痛いですよね」 まずは五回だ。先頭・鳥谷が右中間二塁打でチャンスメークし、陽川も中前打で続いた。無死一、三塁で打席に梅野。これまでの虎の戦いをみればセーフティースクイズの確率が高いことを誰もが予感していたが、涌井の外角スライダーを梅野が見送り、あわてて戻った鳥谷がけん制死。すぐさまリクエストも、判定は覆らず「もうちょっと早めに(梅野はバットを)引いてやらないとね。ランナーは判断はちょっと難しい」と鳥谷の心境をおもんぱかった。 さらに決定力不足を象徴したのが七回だった。中谷、鳥谷、陽川の3連打で無死満塁。ところが梅野が投ゴロ、代打の代打・原口が空振り三振、1番・糸原が三ゴロで、まさかの「0」-。「どういう形でもいいから、なんとか1点欲しかったんですけど。ちょっと嫌な雰囲気はあった」と苦言を呈した。 キャンプから、いや就任時からケース打撃など状況判断を徹底した。自分に求められた仕事を考え、プロでうまい飯を食っていくワザを身につけてほしい。その願いからだったが...。9連戦初戦でブルペン陣総出。この借りを、打者陣は返すしかない!! (阿部祐亮) 延長十二回に先頭で左前打を放ち、サヨナラのホームを踏んだ阪神・中谷 「(勝てて)よかったです。塁に出ることだけを考えていました」 ★阪神、最近の拙攻VTR 5日のオリックス戦(甲子園)、2-3の五回一死三塁で代打・北條がセーフティースクイズも、投手のほぼ正面。相手失策で一死一、三塁となり、植田が再びセーフティースクイズもファウル(結局空振り三振)。そのまま敗れ、金本監督は「普段何やっているんか」と苦言。3日の西武戦(メットライフ)では0-2の三回一死一、三塁でのエンドランで植田が二ゴロ併殺など、好機でなかなか1点がとれないシーンが目立つ。
◆ベテランの執念ピッチに"聖地の女神"がほほえんだ! 阪神は延長十二回、敵失でロッテに3-2とサヨナラ勝ち。中継ぎに配置転換されて2試合目の能見篤史投手(39)が2イニングを無失点に抑え、通算99勝目となる今季初勝利を挙げた。2連勝で、借金も1。苦しい試合をモノにした勢いを、10日につないでいく!! "神風"が吹いた。2-2の延長十二回一死一、二塁。代打・山崎の遊ゴロの送球を受けた二塁・中村の一塁送球が逸れる。中谷が小躍りして生還! 引き分け一転、サヨナラ勝ちだ。今季最多の4万6723人が沸く。2回0封で執念星を呼んだ能見は、笑顔でベンチから飛び出した。 「勝ってほしいというのもありましたけど...。そのへんは運がよかったのかなと思いました」 今季初のお立ち台で謙虚に話したが、心は燃えていた。「球児がしっかり切ってくれたのもあるしね」。ドリスが追いつかれて突入した延長戦。十回二死満塁をしのいだ1歳下の藤川からタスキを受け、39歳が十一回からマウンドに立った。 「一つずつ(アウトを取る)ということは変わらない。冷静になりながらも、腕を(強く)振っていくことが大事」 今季2度目、2軍を含めて4度目の中継ぎ登板で、初のイニングまたぎも関係なし。「後ろ(救援)での2イニング目と先発での2イニング目は違う。勝負になる」。十二回は二死二塁から中村を直球で中飛に斬り、珍しくグラブを叩いた。 ベテランの熱投で2連勝、借金も1に。「まさかの結末」と笑った金本監督は、「能見本来の良さ、球のキレとかは先発のときより生きてくる。経験と技術。本当に一枚大きなリリーフが入ってきた」と最敬礼だ。 波乱の14年目。メッセンジャー、秋山と先発ローテを確約されて開幕したが...。"投げ抹消"が続いて登板間隔もあく中、3試合0勝2敗、防御率7・53。5月12日に抹消後は2軍が続いた。 次々台頭する若手。それでも虎投最年長のモチベーションが下がることはなかった。安藤2軍育成コーチは「こちらが何か言わなくても、自分のやるべきことはわかっている選手。手を抜く選手じゃないし、本当によく走っていた」と話す。本人は「年々、疲れがとれにくくなってる」と笑うが、若手に混ざって鳴尾浜を黙々と走ってきた。 左の中継ぎが岩崎しかいない1軍事情で、5月末に中継ぎへ配置転換が決定。急な通告にも「しっかり仕事をするだけ」と受け入れ、直後の6月1-3日の筑後遠征(ソフトバンク戦)に緊急参戦。3試合で2度、中継ぎ登板し、5日に昇格。急激な変化にも順応できたのは、日々の妥協なき準備だ。「連投がきかない体じゃない」-。そう言い切ったのは、39歳のプライドでもあった。 今季初勝利。中継ぎでは8年ぶりの特別な1勝で通算99勝目。「(100勝は)できたらいい。でも自分の仕事をしっかりしないとなかなかそういうのもないので。自分の勝利を目指すんじゃなく、リリーフのためにもしっかり頑張りたい」。多くは語らない。百戦錬磨の左腕はチームのため身を粉にする覚悟だ。 (箭内桃子) 能見について阪神・香田投手コーチ 「さすがというか。救援になって初めてのイニングまたぎで、どうかな、という部分もあったけれど、ベテランらしく、よく投げてくれました」
◆相手のミスで白星を拾ったが、九回で勝っておかないといけない試合だ。この日の岩貞なら、七回の好機に代打を送らず、続投させて欲しかった。相手は嫌がっていたし、追加点より、岩貞で押す判断があっても良かったのではないか。 もちろん、五、七回に追加点が奪えなかったことが苦戦の最大の原因。点差を広げていれば、9連戦初戦で救援投手陣をフル稼働させる必要もなかった。 五回のセーフティースクイズの場面。打者・梅野が外角スライダーをボールと見極めたが、体が前のめりになった。本来、三走・鳥谷は(1)転がってからスタートする(2)捕手からのけん制で戻れるリードオフ、がセオリー。ただ、梅野がギリギリまでボールに食らいつく姿勢を見せた分、わずかにスタートを速く切ってしまった。鳥谷だけを責めるのは酷。むしろ、少々のボール球なら梅野がバントを敢行しても良かった。 七回無死満塁の場面では、代打、代打の代打など、ベンチは最善の手を尽くした。惜しまれるのは原口が勝負所でボール球を振ったこと。梅野のバントとは逆に、冷静な選球眼が必要だった。 現状の阪神打線は糸原、福留、糸井と調子を上げてきた鳥谷以外の打者の勝負弱さが目立つ。ベンチがセーフティースクイズを多用するのもやむを得ない。4人以外の打者が自分の役割を果たすことが浮上のカギとなる。 (サンケイスポーツ専属評論家)
◆チームリーダーと大ベテランの2発。巨人にとっては、勢いのつく勝ち方になった。 坂本勇はさすがに内角打ちの名手だけはある。浮き上がってくるように見え、しかもナチュラルにシュートして食い込んでくる、西武・多和田の独特な内角ストレートを、逆らわずにセンター中心の意識で、押し込んで、逆転3ランにした。 阿部の駄目押し3ランは、フルカウントからの平井の真ん中高めのストレート。無死一、三塁で、外野フライでも1点が入る。さらに、西武内野陣は極端な前進守備を敷いておらず、内野ゴロの併殺でも1点が見込める。精神的には比較的、楽な場面で、あの球を打ち損じる阿部ではない。 巨人はこれで、セ・リーグのチームの全勝をも完成させた。ムード的にも、逆襲に転じるきっかけにしたい。 逆に西武サイドには、もったいなさも残る。坂本勇の直前、代打の田中俊には慎重になりすぎて四球。そして坂本勇には、大胆にも内角ストレートを2球。攻め方が逆だろう。また、阿部に打たれてから左の亀井に左腕・小石を投入するのなら、阿部に小石をぶつける選択肢もあったのではないか。ベンチに身を置いていた自分としては、そこは気になった。 (サンケイスポーツ専属評論家)
◆よっしゃー!! 虎が延長十二回の土俵際『雨天中止後勝利神話』で、ロッテをうっちゃったア!! しかし、今季このサヨナラ勝ちで雨天中止の次の試合は7戦7勝と、驚異的数字なのだ。このAIの時代に、そんなミステリーってありまっか? そこで、その謎に迫ろうと、オレは雨の神様を直撃したのであった...。 「雨の神様? 一部野球ファンの間では、あなたが阪神に忖度(そんたく)しているなんて声もありますが、まさか神様が、えこひいきはしないですよね?」「ドキッ!!」「えー、してるんですか!?」「いや、昨年の贖罪(しょくざい)と申すか...。10月15日のクライマックスシリーズ、大雨で泥んこの中、DeNA戦で阪神を敗れさせてしまった、その罪ほろぼしというか...」「神なのに、そんなことが神聖なスポーツで許されるとでも...。許されます!! ドンドンやってください」というのが真実(?)でありまーす! 岩貞の勝利と福留の快打をかき消す、九回同点にされるドリスの炎上にはムカーッときたが、終わってみれば、サヨナラ勝ち&能見が通算100勝に王手の99個目の白星だし、全ては梅雨時の雨の神様の粋な計らいということで、雨期雨期(ウキウキ)なのだ!!
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 | 32 | 22 | 1 | 0.593 (↑0.008) | 0 (-) | 88 | 265 (+2) | 235 (+1) | 55 (+1) | 31 (-) | 0.26 (↓0.001) | 3.92 (↑0.05) |
2 (-) |
阪神 | 26 | 27 | 0 | 0.491 (↑0.01) | 5.5 (-) | 90 | 172 (+3) | 195 (+2) | 27 (+1) | 30 (-) | 0.232 (-) | 3.18 (↑0.07) |
3 (-) |
DeNA | 25 | 26 | 2 | 0.49 (↑0.01) | 5.5 (-) | 90 | 217 (+4) | 215 (+3) | 66 (-) | 34 (+2) | 0.251 (↑0.001) | 3.68 (↑0.02) |
4 (-) |
中日 | 27 | 30 | 1 | 0.474 (↑0.01) | 6.5 (-) | 85 | 237 (+3) | 264 (-) | 40 (+1) | 33 (+2) | 0.265 (-) | 4.31 (↑0.08) |
5 (-) |
ヤクルト | 25 | 28 | 1 | 0.472 (↑0.01) | 6.5 (-) | 89 | 227 (+7) | 252 (+3) | 50 (+1) | 31 (+1) | 0.25 (↑0.001) | 4.17 (↑0.02) |
6 (-) |
巨人 | 26 | 30 | 1 | 0.464 (↑0.009) | 7 (-) | 86 | 259 (+8) | 237 (+5) | 52 (+2) | 28 (+1) | 0.267 (↓0.001) | 3.93 (↓0.02) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 | 34 | 21 | 0 | 0.618 (↓0.012) | 0 (-) | 88 | 324 (+5) | 244 (+8) | 63 (+3) | 69 (-) | 0.279 (-) | 4.15 (↓0.09) |
2 (-) |
日ハム | 32 | 25 | 0 | 0.561 (↓0.01) | 3 (-) | 86 | 233 (+3) | 217 (+4) | 63 (+3) | 44 (+1) | 0.237 (↑0.001) | 3.58 (-) |
3 (-) |
福岡 | 29 | 27 | 0 | 0.518 (↓0.009) | 5.5 (-) | 87 | 242 (-) | 225 (+3) | 71 (-) | 38 (-) | 0.256 (↓0.002) | 3.97 (↑0.01) |
4 (-) |
ORIX | 29 | 28 | 1 | 0.509 (↓0.009) | 6 (-) | 85 | 203 (+3) | 216 (+7) | 43 (-) | 35 (+2) | 0.233 (-) | 3.52 (↓0.07) |
5 (-) |
ロッテ | 26 | 29 | 0 | 0.473 (↓0.008) | 8 (-) | 88 | 231 (+2) | 233 (+3) | 27 (-) | 54 (+1) | 0.257 (↓0.002) | 3.81 (↑0.05) |
6 (-) |
楽天 | 19 | 37 | 1 | 0.339 (↓0.006) | 15.5 (-) | 86 | 173 (+1) | 250 (+2) | 46 (-) | 29 (-) | 0.229 (↑0.001) | 4.13 (↑0.03) |
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (↑1) |
ヤクルト | 8 | 2 | 0 | 0.8 (↑0.022) | 0 (-) | 8 | 42 (+7) | 28 (+3) | 11 (+1) | 4 (+1) | 0.242 (↑0.011) | 2.57 (↓0.05) |
2 (↓1) |
西武 | 7 | 3 | 0 | 0.7 (↓0.078) | 1 (↓1) | 8 | 70 (+5) | 53 (+8) | 17 (+3) | 13 (-) | 0.278 (↓0.003) | 5.24 (↓0.37) |
3 (-) |
福岡 | 6 | 4 | 0 | 0.6 (↓0.067) | 2 (↓1) | 8 | 43 (-) | 40 (+3) | 14 (-) | 8 (-) | 0.235 (↓0.012) | 4 (↑0.07) |
4 (-) |
ORIX | 6 | 4 | 0 | 0.6 (↓0.067) | 2 (↓1) | 8 | 32 (+3) | 33 (+7) | 8 (-) | 7 (+2) | 0.247 (↓0.004) | 3.2 (↓0.46) |
5 (-) |
日ハム | 5 | 5 | 0 | 0.5 (↓0.056) | 3 (↓1) | 8 | 57 (+3) | 41 (+4) | 14 (+3) | 10 (+1) | 0.24 (↑0.004) | 3.65 (↑0.03) |
6 (-) |
ロッテ | 5 | 5 | 0 | 0.5 (↓0.056) | 3 (↓1) | 8 | 40 (+2) | 35 (+3) | 5 (-) | 6 (+1) | 0.291 (↓0.012) | 2.96 (↑0.2) |
7 (-) |
広島 | 5 | 5 | 0 | 0.5 (↑0.056) | 3 (-) | 8 | 49 (+2) | 56 (+1) | 9 (+1) | 5 (-) | 0.29 (↓0.009) | 4.96 (↑0.44) |
8 (-) |
中日 | 5 | 6 | 0 | 0.455 (↑0.055) | 3.5 (-) | 7 | 43 (+3) | 56 (-) | 7 (+1) | 5 (+2) | 0.276 (-) | 5.14 (↑0.52) |
9 (-) |
DeNA | 4 | 5 | 0 | 0.444 (↑0.069) | 3.5 (-) | 9 | 41 (+4) | 45 (+3) | 13 (-) | 5 (+2) | 0.249 (↑0.007) | 5.01 (↑0.26) |
10 (-) |
巨人 | 4 | 7 | 0 | 0.364 (↑0.064) | 4.5 (-) | 7 | 41 (+8) | 44 (+5) | 12 (+2) | 7 (+1) | 0.244 (↑0.001) | 3.75 (↓0.12) |
11 (-) |
阪神 | 3 | 6 | 0 | 0.333 (↑0.083) | 4.5 (-) | 9 | 27 (+3) | 35 (+2) | 3 (+1) | 3 (-) | 0.236 (↓0.002) | 2.96 (↑0.38) |
12 (-) |
楽天 | 2 | 8 | 0 | 0.2 (↓0.022) | 6 (↓1) | 8 | 22 (+1) | 41 (+2) | 6 (-) | 6 (-) | 0.23 (↑0.005) | 3.95 (↑0.17) |
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