1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
福岡 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 |
中日 |
1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | × | 3 | 8 | 0 |
勝利投手:ガルシア(7勝2敗0S) 敗戦投手:バンデンハーク(4勝5敗0S) |
◆中日は初回、ビシエドの適時打で先制に成功する。その後は6回裏に福田のソロが飛び出すと、8回には福田が今度は犠飛を放ち、リードを広げた。投げては、先発・ガルシアが9回3安打8奪三振の快投で今季2度目の完封勝利。敗れたソフトバンクは、打線が沈黙した。
◆中日平田良介外野手(30)が、名古屋市にある児童福祉施設「駒方寮」の子どもたち14人を、9日のソフトバンク2回戦(ナゴヤドーム)に招待した。 駒方寮は平田の自宅近くにあり、16年オフから慰問などを行い交流してきた。小学2年から高校2年までの子どもたちを引率してきた浜田光男施設長(43)は「約束は果たしていただき、ありがとうございます。子どもたちも生き生きした目になっていました」と感謝していた。試合前のベンチで子どもたちとの再会を喜んだ平田。「去年はケガで招待できなかった。2年かかったけど、招待できて良かった。今日、ボクが本塁打を打てれば、完璧な1日になります」と話した。7日はサヨナラ勝利を導く内野安打を放ち、8日も2安打と好調を維持。子どもたちへメモリアルアーチのプレゼントを狙うことを誓っていた。
◆ソフトバンクが今季最少3安打に抑え込まれ、56試合目で初の0封負けとなった。工藤公康監督は「負けたとしても(今まで)絶対1点は取るんだという思いでずっとやってきた。ここまでよく頑張ってくれた」と話した。 中日左腕ガルシアに完封された。「聞いていたのとは...。球がばらけると言っていたが、チェンジアップもツーシームもスライダーもいいところに決められた。完封は今日が初めて。完敗ですね。向こうの投手が上だった」と脱帽した。 交流戦は6連勝スタートだったが、その後4連敗となった。今季2度目の4連敗。工藤監督は「こういう時こそ、切り替えを早くやっていくことが大事」と前を向いた。
◆ソフトバンクが今季56試合目で初めて0封負けを喫し、4連敗となった。中日の左腕ガルシアに今季最少の3安打に抑え込まれた。工藤監督は「完敗ですね。向こうの投手が上だった」と認めるしかなかった。 この日の柳田はプロ初の「左翼」でのスタメンだった。理由は右太もも裏の下部を痛めたため。前日8日の中堅守備で飛球を追って捕球した際に、人工芝で右足を滑らせた。3試合ぶりの無安打に終わった柳田は「(足は)大丈夫。(ガルシアは)いい球が、いいコースにきていた。それを入れても自分自身の問題かなと思います」と、足の不安を理由にはしなかった。 6月に入り、柳田は7試合で27打数6安打、打率2割2分2厘、2本塁打、3打点と数字も下降気味だ。工藤監督は「本人とも話をして、また明日(10日)、決めたい」と、右足の状態を見て今後の起用法を決めると話した。セ・リーグ相手の4連敗は12年以来6年ぶりとなった。
◆中日ガルシアが今季2度目の完封で7勝目を挙げた。 「落ち着いて投げるようにすることができた。ベテランが一生懸命投げる姿に奮い立った」。松坂が8日のソフトバンク戦で力投。WBCでの勇姿が目に焼き付いている同僚の姿にも励まされた。松坂登板直後の試合は、チーム7連勝。流れを守りチームを初の交流戦カード勝ち越しに導いた。
◆得意なはずの交流戦で、工藤ホークスがもがき始めた。開幕からは今季2度目の4連敗。東京~名古屋の遠征は、どっぷり「梅雨前線」に覆われてしまった。首位西武の追撃どころか、この日、オリックスが勝っていれば4位転落。ともに黒星を喫し、Bクラス転落こそ免れたが、今日10日もゲーム差0・5は変わらず。梅雨の雨に打たれ、背中が寒くなってきた。 問題は故障者の続出にある。プレー中のケガは長いシーズンあり得ることだが、それにしても今季のホークス故障者の多さは異常だ。サファテ、岩崎の手術で「勝利の方程式」が崩壊しただけでも苦しい戦いを強いられるのだが、内川、和田、五十嵐、東浜、グラシアル...。前夜(8日)の千賀も復調できないままだし、1軍メンバーでも今宮が右ひじ痛を抱え、さらにこの日は柳田の右足故障も発覚した。 監督就任からケガ防止とコンディショニングの大切さを口酸っぱく唱えてきた工藤監督も、これでは手の打ちようがない。すぐには解決できない問題だが、球団フロントを含め、しっかりと検証していかなければならない。直接的な原因とまではいかないまでも、どこかに「遠因」は隠れているはずだ。 戦いは続く。4番に座る柳田が心配だ。右足の故障で打撃フォームまで崩しているようにも見える。故障自体も怖いのだが、それよりも故障を抱え、不調が続くことが最もチームに響く。チーム本体の「コンディション」を良化させるには、思い切った決断も必要ではないだろうか。【ソフトバンク担当 佐竹英治】
◆中日はソフトバンクとの接戦を制し、3連勝とした。先発したオネルキ・ガルシア投手(28)が8奪三振、3安打2四球で今季2度目の完封勝利を飾り、7勝目(2敗)を挙げた。打っては福田永将内野手(29)が5号ソロを含む2打点の活躍を見せた。 試合後、ガルシアはお立ち台で「自分の持ち味であるスライダー、チェンジアップをうまく使って投げることができた」と納得の表情。今季2度目の完封勝利にも「(捕手の)大野(奨)がうまくリードしてくれた」と女房役に感謝を述べた。
◆前日8日のソフトバンク戦で古巣から今季3勝目を挙げた中日・松坂大輔投手(37)は9日、ナゴヤドームでキャッチボールや約40分間、スタンドの階段の昇降運動などを行った。試合中、左でんぶの張りを訴えた影響で5回1失点で降板したが「もう体は大丈夫です。お尻の違和感の確認の意味で(階段登りを)やりました」と問題なしを強調。練習後には、前日に投げ合った千賀や2三振を奪った柳田ら昨季までのチームメートと談笑していた。
◆6回2失点と先発の役割を果たしたソフトバンクのバンデンハークは打線の援護なく5敗目となった。一回に先制点を奪われ「それが全て。相手投手が良かったらこういう結果になる」と反省した。 150キロ前後の速球に緩いカーブを織り交ぜ、連打は許さなかった。不安定な投球が目立っていた長身の右腕投手は「良い球が増えてきて、リズム良く投げられたのは良かった」と手応えをつかんだ様子だった。 柳田(8日に痛めた右脚の状態を問われ) 「大丈夫です」
◆中日の福田が5月15日以来となる久しぶりの一発を放った。六回、高めの速球をかち上げるように振り抜くと、滞空時間の長い打球は左中間席中段に吸い込まれる5号ソロ本塁打。「打った瞬間入ると分かった。完璧」と自賛した。 八回1死三塁では「外野まで飛ばそうと思った」と狙い通りの左犠飛。チームの3得点中、2打点を挙げて勝利に大きく貢献した。 森監督(福田の一発に) 「やつらしいホームランだった」
◆ウォーッ!! 最後の打者、鷹の4番・柳田をこの日最速の150キロ直球で見逃し三振に仕留めると勝利の雄たけびを上げた。中日のガルシアが3安打に抑え、今季2度目の完封勝利で7勝目(2敗)。防御率1・96でリーグトップに躍り出た。 「落ちついて投げることを心がけた。個人の記録もうれしいが、チームが勝てたことの方がうれしい」 顔をくしゃくしゃにして喜びを爆発させた。1-0の六回一死三塁。中村晃のゴロを処理すると本塁へ素早い送球で三塁走者の生還を許さなかった。ピンチになっても冷静さを失わない。手本となったのは37歳右腕の松坂だった。 前日、左でんぶの張りに耐えながら5回1失点と踏ん張って今季3勝目を挙げた。松坂が登板した次の試合でチームは負けなしの7連勝だ。 「松坂さんがマウンドで一生懸命に投げる姿をみると自分も奮い立つんだ」 キューバ出身の左腕にとって松坂はスーパースター。2006年の第一回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝戦。松坂は先発してキューバ相手に4回を5奪三振、1失点に抑えて世界一の立役者となった。そのシーンを当時、17歳だったガルシアはテレビで見ていた。それから12年。満身創痍で投げ続ける姿に感銘を受けないはずはない。 チームの3連勝に、森監督は「大輔(松坂)らベテランが作ってくれた、この波に乗っていけるように若い連中も頑張ってほしい」とさらなる波及効果を期待した。チームを勝利へと導く、新たな"松坂伝説"が生まれた。(三木建次)
◆2個目の見逃し三振で最後の打者になり、ソフトバンク・柳田は責任を負った。 「いい球がいいコースにきていた。でも、自分自身の問題です」 今季ワースト3安打で初の零封負け。自身も4タコと沈んだこの日は、6年ぶりに左翼で出場した。前日8日の守備で右太もも裏を痛めたという。軽傷も、負担を減らす措置。達川ヘッドコーチは「少しでも守備範囲が狭いところ。あしたも出る予定」と説明した。 不動の中堅手の左翼は12年に途中出場で1度だけ。足の状態は「大丈夫です」と即答したが、工藤監督は「またあしたですね。本人とも話して」と慎重だ。「完敗。相手の投手が上でした。こういうときこそ切り替え」と6年ぶりの交流戦での4連敗を受け入れたが、離脱者は多く、右肘痛の今宮など故障を抱える選手もいる。打線を支える男が欠けることだけは避けたい。
◆ガルシアから今季最少の3安打しか打てず、56試合目で初の零敗。4連敗に工藤監督は「完敗。向こうの投手が上だった」と悔しがった。セ・リーグの本拠地でDHがないため、守備に不安があるデスパイネはベンチスタート。さらに4番・柳田は8日の試合で右太もも裏を負傷。この日は本来の中堅から、守りの負担が軽い左翼に回ったが、打撃では4打数無安打だった。 8日に痛めた右脚の状態を問われたソフトバンク・柳田の話 「大丈夫です」
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 | 32 | 22 | 1 | 0.593 (↑0.008) | 0 (-) | 88 | 265 (+2) | 235 (+1) | 55 (+1) | 31 (-) | 0.26 (↓0.001) | 3.92 (↑0.05) |
2 (-) |
阪神 | 26 | 27 | 0 | 0.491 (↑0.01) | 5.5 (-) | 90 | 172 (+3) | 195 (+2) | 27 (+1) | 30 (-) | 0.232 (-) | 3.18 (↑0.07) |
3 (-) |
DeNA | 25 | 26 | 2 | 0.49 (↑0.01) | 5.5 (-) | 90 | 217 (+4) | 215 (+3) | 66 (-) | 34 (+2) | 0.251 (↑0.001) | 3.68 (↑0.02) |
4 (-) |
中日 | 27 | 30 | 1 | 0.474 (↑0.01) | 6.5 (-) | 85 | 237 (+3) | 264 (-) | 40 (+1) | 33 (+2) | 0.265 (-) | 4.31 (↑0.08) |
5 (-) |
ヤクルト | 25 | 28 | 1 | 0.472 (↑0.01) | 6.5 (-) | 89 | 227 (+7) | 252 (+3) | 50 (+1) | 31 (+1) | 0.25 (↑0.001) | 4.17 (↑0.02) |
6 (-) |
巨人 | 26 | 30 | 1 | 0.464 (↑0.009) | 7 (-) | 86 | 259 (+8) | 237 (+5) | 52 (+2) | 28 (+1) | 0.267 (↓0.001) | 3.93 (↓0.02) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 | 34 | 21 | 0 | 0.618 (↓0.012) | 0 (-) | 88 | 324 (+5) | 244 (+8) | 63 (+3) | 69 (-) | 0.279 (-) | 4.15 (↓0.09) |
2 (-) |
日ハム | 32 | 25 | 0 | 0.561 (↓0.01) | 3 (-) | 86 | 233 (+3) | 217 (+4) | 63 (+3) | 44 (+1) | 0.237 (↑0.001) | 3.58 (-) |
3 (-) |
福岡 | 29 | 27 | 0 | 0.518 (↓0.009) | 5.5 (-) | 87 | 242 (-) | 225 (+3) | 71 (-) | 38 (-) | 0.256 (↓0.002) | 3.97 (↑0.01) |
4 (-) |
ORIX | 29 | 28 | 1 | 0.509 (↓0.009) | 6 (-) | 85 | 203 (+3) | 216 (+7) | 43 (-) | 35 (+2) | 0.233 (-) | 3.52 (↓0.07) |
5 (-) |
ロッテ | 26 | 29 | 0 | 0.473 (↓0.008) | 8 (-) | 88 | 231 (+2) | 233 (+3) | 27 (-) | 54 (+1) | 0.257 (↓0.002) | 3.81 (↑0.05) |
6 (-) |
楽天 | 19 | 37 | 1 | 0.339 (↓0.006) | 15.5 (-) | 86 | 173 (+1) | 250 (+2) | 46 (-) | 29 (-) | 0.229 (↑0.001) | 4.13 (↑0.03) |
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (↑1) |
ヤクルト | 8 | 2 | 0 | 0.8 (↑0.022) | 0 (-) | 8 | 42 (+7) | 28 (+3) | 11 (+1) | 4 (+1) | 0.242 (↑0.011) | 2.57 (↓0.05) |
2 (↓1) |
西武 | 7 | 3 | 0 | 0.7 (↓0.078) | 1 (↓1) | 8 | 70 (+5) | 53 (+8) | 17 (+3) | 13 (-) | 0.278 (↓0.003) | 5.24 (↓0.37) |
3 (-) |
福岡 | 6 | 4 | 0 | 0.6 (↓0.067) | 2 (↓1) | 8 | 43 (-) | 40 (+3) | 14 (-) | 8 (-) | 0.235 (↓0.012) | 4 (↑0.07) |
4 (-) |
ORIX | 6 | 4 | 0 | 0.6 (↓0.067) | 2 (↓1) | 8 | 32 (+3) | 33 (+7) | 8 (-) | 7 (+2) | 0.247 (↓0.004) | 3.2 (↓0.46) |
5 (-) |
日ハム | 5 | 5 | 0 | 0.5 (↓0.056) | 3 (↓1) | 8 | 57 (+3) | 41 (+4) | 14 (+3) | 10 (+1) | 0.24 (↑0.004) | 3.65 (↑0.03) |
6 (-) |
ロッテ | 5 | 5 | 0 | 0.5 (↓0.056) | 3 (↓1) | 8 | 40 (+2) | 35 (+3) | 5 (-) | 6 (+1) | 0.291 (↓0.012) | 2.96 (↑0.2) |
7 (-) |
広島 | 5 | 5 | 0 | 0.5 (↑0.056) | 3 (-) | 8 | 49 (+2) | 56 (+1) | 9 (+1) | 5 (-) | 0.29 (↓0.009) | 4.96 (↑0.44) |
8 (-) |
中日 | 5 | 6 | 0 | 0.455 (↑0.055) | 3.5 (-) | 7 | 43 (+3) | 56 (-) | 7 (+1) | 5 (+2) | 0.276 (-) | 5.14 (↑0.52) |
9 (-) |
DeNA | 4 | 5 | 0 | 0.444 (↑0.069) | 3.5 (-) | 9 | 41 (+4) | 45 (+3) | 13 (-) | 5 (+2) | 0.249 (↑0.007) | 5.01 (↑0.26) |
10 (-) |
巨人 | 4 | 7 | 0 | 0.364 (↑0.064) | 4.5 (-) | 7 | 41 (+8) | 44 (+5) | 12 (+2) | 7 (+1) | 0.244 (↑0.001) | 3.75 (↓0.12) |
11 (-) |
阪神 | 3 | 6 | 0 | 0.333 (↑0.083) | 4.5 (-) | 9 | 27 (+3) | 35 (+2) | 3 (+1) | 3 (-) | 0.236 (↓0.002) | 2.96 (↑0.38) |
12 (-) |
楽天 | 2 | 8 | 0 | 0.2 (↓0.022) | 6 (↓1) | 8 | 22 (+1) | 41 (+2) | 6 (-) | 6 (-) | 0.23 (↑0.005) | 3.95 (↑0.17) |
コメント