中日(★1対5☆)ORIX =交流戦2回戦・ナゴヤドーム=
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ORIX
00000 0041 560
中日
10000 0000 150
勝利投手:金子 千尋(2勝4敗0S)
敗戦投手:鈴木 博志(3勝2敗0S)
  DAZN
◆オリックスは0-1で迎えた8回表、T-岡田と安達の連続適時打で4点を奪い、逆転に成功する。続く9回には、西野の適時打で追加点を挙げた。投げては、先発・金子千尋が7回1失点の力投で今季2勝目。敗れた中日は、先発・松坂が好投を見せるも、3番手・鈴木博が誤算だった。

◆中日松坂大輔投手(37)が、オリックスを6回1安打無失点に抑える快投をみせた。  日本球界復帰後9奪三振は最多で無失点も初めて。「球自体は悪くなかった。別に四球でも安打でも、盗塁されようとホームに返さなければいい。それは高校時代から一緒です」。投手陣は前日までの4試合で27失点。その手本となるべく、粘りの投球で強力打線を翻弄(ほんろう)した。「(7回も)行きたいと言ってたが、止めた」。森監督は6回の打席で代打を送った。だが2番手祖父江が7回を抑えたものの、8回に鈴木博が4失点で白星はスルリ。交流戦2年連続の2連敗発進になった。  114球の熱投は、ファンへの強烈なアピールになった。19日の球宴ファン投票中間発表初日は、先発部門1位の巨人菅野に約5500票差の2位。だが松坂は1日で約1万票を上乗せし、約2500票差まで差を詰めた。「たくさん票をいただいたことは素直にうれしい」。球宴第2戦は熊本・藤崎台球場。ソフトバンク時代の16年に起きた熊本地震で被害を受けた同球場には、修繕費を寄付してきた。完全復活を印象付けた登板は、12年ぶりの球宴出場への扉を開けるかもしれない。

◆オリックス福良淳一監督(57)がまた本塁打を消し去った。  0-1の4回2死走者なしの場面。中日の4番ビシエドが放った右翼越えの飛球が、本塁打と判定された。打ったビシエドは悠々とダイヤモンドを1周したが、福良監督が冷静にリクエストを要求した。  リプレー検証の結果、打球は右翼フェンス上部に直撃。その後、グラウンドに跳ね返ったことが確認され、二塁打に覆った。  福良監督は5月5日ソフトバンク戦でも、松田が放った右翼ポール際の飛球を巡ってリクエストを行使。ファウルに覆した。

◆オリックスが3連勝。0-1の八回2死から満塁とし、T-岡田の2点適時打で逆転、さらに安達の二塁打で2点を加えた。金子は粘り強く7回1失点で2勝目。中日は松坂が6回1安打、9奪三振で無失点だったが、鈴木博が誤算。

◆中日はアルモンテの右犠飛で先制した。一回1死三塁から、金子の外角に入った変化球を右翼の深めの位置まで飛ばし、三塁走者を余裕で生還させた。  この日の試合前までにリーグ最高打率を誇る、チームの頼れる打者。最低限の仕事をこなし「ちょっと泳がされたけど、粘って打つことができた」と涼しい顔で話した。

◆中日・松坂大輔投手(37)がオリックス戦に先発し、6回、114球を投げ9三振を奪うなど1安打無失点(4四球)と好投。1点リードを守って降板したが、八回にリリーフ投手が打たれ、西武時代の2006年以来、12年ぶりの交流戦勝利となる今季3勝目はならなかった。  松坂が燃えた。一回は一死三塁のピンチを招いたが吉田正を空振り三振、ロメロを四球で歩かせた後、小中時代のチームメート、小谷野を一直に打ち取った。味方打線はその裏、一死三塁からアルモンテの右犠飛で先制した。  松坂は二回、オリックス打線を3者凡退。三回には二死二塁とされたが、吉田正を空振り三振に仕留めた。四回には二死一、二塁とされたが、山崎勝を空振り三振に斬った。五回、六回は3者凡退で点を与えなかった。  六回の裏の攻撃では代打・松井佑を送られ、マウンドを降りた。  しかし八回、3番手で登板したD1位・鈴木博(ヤマハ)が二死から2四球と安打で満塁とピンチを招くと、T-岡田に中前2点打、さらに二死一、二塁から安達に右越え2点二塁打を浴び、4失点。試合をひっくり返された。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
281810.609
(↑0.009)
0
(-)
96227
(+8)
193
(+7)
48
(+1)
27
(+1)
0.256
(↑0.004)
3.82
(↓0.06)
2
(-)
DeNA
222120.512
(-)
4.5
(↓0.5)
98185
(-)
172
(-)
54
(-)
31
(-)
0.254
(-)
3.39
(-)
3
(-)
阪神
232300.5
(↓0.011)
5
(↓1)
97148
(+3)
167
(+6)
24
(-)
29
(+2)
0.232
(↑0.001)
3.15
(↑0.01)
4
(-)
巨人
232410.489
(↑0.011)
5.5
(-)
95230
(+9)
206
(+8)
44
(+1)
22
(+1)
0.274
(↑0.002)
4.08
(↓0.09)
5
(-)
中日
222610.458
(↓0.01)
7
(↓1)
94200
(+1)
221
(+5)
34
(-)
28
(-)
0.263
(↓0.002)
4.21
(↓0.01)
6
(-)
ヤクルト
182710.4
(↑0.014)
9.5
(-)
97190
(+4)
230
(+1)
42
(+2)
27
(-)
0.252
(↑0.001)
4.47
(↑0.08)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
281900.596
(↓0.013)
0
(-)
96268
(+7)
202
(+8)
48
(+1)
58
(+2)
0.278
(↓0.001)
3.94
(↓0.06)
2
(-)
日ハム
282100.571
(↓0.012)
1
(-)
94189
(+8)
188
(+9)
52
(+1)
36
(+1)
0.238
(↑0.001)
3.67
(↓0.12)
3
(-)
福岡
252300.521
(↑0.01)
3.5
(↑1)
95206
(+6)
188
(+3)
59
(+2)
33
(+3)
0.26
(↑0.001)
3.86
(↑0.02)
4
(-)
ORIX
252410.51
(↑0.01)
4
(↑1)
93184
(+5)
189
(+1)
38
(-)
30
(+2)
0.231
(↓0.001)
3.54
(↑0.05)
5
(-)
ロッテ
222500.468
(↓0.01)
6
(-)
96197
(+1)
203
(+4)
22
(-)
49
(-)
0.247
(↓0.001)
3.95
(↓0.01)
6
(-)
楽天
173010.362
(-)
11
(↑0.5)
95153
(-)
218
(-)
40
(-)
24
(-)
0.229
(-)
4.23
(-)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(↑3)
ORIX
2001
(-)
0
(-)
1613
(+5)
6
(+1)
3
(-)
2
(+2)
0.265
(↓0.059)
2.5
(↑1.5)
2
(↑4)
福岡
2001
(-)
0
(-)
167
(+6)
3
(+3)
2
(+2)
3
(+3)
0.236
(↑0.06)
1.5
(↓1.5)
3
(↓2)
DeNA
1001
(-)
0.5
(↓0.5)
179
(-)
2
(-)
1
(-)
2
(-)
0.355
(-)
2
(-)
4
(↓2)
西武
1100.5
(↓0.5)
1
(↓1)
1614
(+7)
11
(+8)
2
(+1)
2
(+2)
0.263
(↓0.053)
4.91
(↓1.91)
5
(↓2)
ロッテ
1100.5
(↓0.5)
1
(↓1)
166
(+1)
5
(+4)
0
(-)
1
(-)
0.21
(↓0.023)
2.65
(↓1.65)
6
(↓1)
日ハム
1100.5
(↓0.5)
1
(↓1)
1613
(+8)
12
(+9)
3
(+1)
2
(+1)
0.271
(↑0.014)
6.35
(↓3.35)
7
(↑1)
巨人
1100.5
(↑0.5)
1
(-)
1612
(+9)
13
(+8)
4
(+1)
1
(+1)
0.304
(↑0.092)
6.5
(↓1.5)
8
(↑2)
ヤクルト
1100.5
(↑0.5)
1
(-)
165
(+4)
6
(+1)
3
(+2)
0
(-)
0.254
(↑0.054)
3
(↑2)
9
(↑2)
広島
1100.5
(↑0.5)
1
(-)
1611
(+8)
14
(+7)
2
(+1)
1
(+1)
0.297
(↑0.141)
6.63
(↑0.37)
10
(↓3)
阪神
0200
(-)
2
(↓1)
163
(+3)
7
(+6)
0
(-)
2
(+2)
0.254
(↑0.004)
1.5
(↓1.5)
11
(↓2)
中日
0200
(-)
2
(↓1)
166
(+1)
13
(+5)
1
(-)
0
(-)
0.265
(↓0.068)
6.5
(↑1.5)
12
(-)
楽天
0100
(-)
1.5
(↓0.5)
172
(-)
9
(-)
0
(-)
1
(-)
0.257
(-)
7.88
(-)