★ヤクルト v.s. ☆DeNA(9回戦・明治神宮)
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DeNA
22002 3041 14191
ヤクルト
30101 0000 5100
勝利投手:三嶋 一輝(3勝0敗0S)
敗戦投手:ブキャナン(4勝3敗0S)
  DAZN
◆DeNAは4-4で迎えた5回表、ロペスと田中浩の適時打で2点を勝ち越す。その後は6回に梶谷とソトの連続本塁打が飛び出すなど、終わってみれば19安打で14得点を挙げた。投げては、2番手・三嶋が今季3勝目。敗れたヤクルトは、投手陣が振るわなかった。

◆DeNAの田中浩が4試合ぶりに先発出場し、貴重な適時打を放った。5-4の五回二死満塁でしぶとく右前へ運び「(先発の)チャンスをもらっているので自分の色を出したかった」とうなずいた。  一昨年までヤクルトでプレーした。早大時代も含め、慣れ親しんだ球場に「神宮に来ると身が引き締まる」と笑顔だった。

◆ヤクルトは投手陣が崩れて今季2度目の6連敗を喫した。6日以来の本拠地の試合で敗れた小川監督は「抑えることができずに打ち込まれてしまった。何とかしないといけない」と肩を落とした。  ブキャナンは球が高めに浮き、今季最短の4回2/3で今季ワーストの6失点。「思ったように制球ができず、甘く入った球を打たれてしまった」とうなだれた。

◆DeNAのドラフト9位・山本祐大捕手(19)が25日、ヤクルト戦(神宮)の九回からマスクをかぶり、1軍デビューを果たした。  前日24日に1軍初昇格。現在のメンバーでは第3捕手の立場だが、この日は14-5の展開で九回の守備を迎えたこともあり、2番手で出場を果たした。  「七回裏か八回くらいに行くぞと言われていました。準備はしていましたが緊張しました」  それでもファームで何度かバッテリーを組んだ国吉とのコンビということもあり、「国吉さんの球は分かっていたし、サイン交換も戸惑うことなくできました」。山田哲を空振り三振、青木を一ゴロ、坂口を三邪飛に打ち取り、無失点で試合を締めるとチームメートからウイニングボールを手渡された。  しかし、1軍デビューの直前にアクシデントに見舞われたという。国吉の投球練習を受けている際に「僕はカットボールだと思ったんですけど...」と語ったが、国吉が投じた球はストレート。山本は捕球への対応が遅れ、球が顔面を"直撃"したという。それでも「マスクをかぶっていたので全然、大丈夫でした。初出場でフワフワしていた部分もあったのですが、あれで正気に戻りました」と笑顔。試合後、クラブハウスに戻る際には多くのファンから祝福の声がかけられていた。

◆DeNAがともに今季最多の19安打14得点で大勝し2位に浮上した。4-4の五回にロペスと田中浩の適時打で2点を勝ち越し、六回に梶谷の2ランとソトのソロで3点を加えた。2番手で好投した三嶋が3勝目。ヤクルトは6連敗。

◆ケガから1軍に復帰して2試合目を迎えたヤクルト畠山和洋内野手(35)が、初回に今季2号のソロを放った。  同点からの勝ち越し本塁打だったが、試合は逆転負け。「甘かったので打てた。速い球に絞って積極的にいけた。勝ちにつながればよかったけど...」

◆ヤクルト先発のデービッド・ブキャナン投手が、4回2/3を8安打6失点でKOされた。  初回から両サイドを丁寧につく持ち前の制球力が影を潜め、1回2死二、三塁で宮崎に先制の2点適時打。直後に味方から3点の援護を受けたが2回にも2失点で逆転され、5回に2点を勝ち越されたところで降板を告げられた。「思ったように制球ができず、甘く入った球を打たれてしまった。無駄な四死球が点につながってしまい、もったいなかった。この反省を次にしっかりと生かしていきたい」と悔しさをにじませた。

◆7年ぶりにヤクルトに復帰した青木宣親外野手が、復帰後の"神宮1号"を放った。  0-2の1回無死一塁、DeNA石田の外角直球を逆らわずに左翼席へ運んだ。2号2ランに「打ったのはストレート。帰ってきてから、神宮のファンの皆様の前で、やっと打てました。同点になって良かったです」と話した。  その後、2死から5番畠山和洋内野手が左翼ポール直撃の2号ソロで続いた。「打ったのはストレート。初回で前の青木さんが良いかたちで本塁打だったので、思いっきりたたくつもりで打席に入り、イメージ通り強く打つことが出来ました」とコメントした。

◆DeNAが今季最多安打&得点で、2位に浮上した。  序盤はシーソーゲームの展開だったが、5回から一気に突き放しにかかった。ホセ・ロペス内野手の左翼前勝ち越し適時打に続き、田中浩康内野手が2死満塁から右翼前タイムリーで追加点。6回には梶谷隆幸外野手の4号2ラン、ネフタリ・ソト内野手が4号ソロと2者連発。8回にもビッグイニングをつくり4点追加。終わってみれば19安打14得点で、ヤクルトをねじふせた。  4月29日以来の2位浮上にアレックス・ラミレス監督は「いい野球をして、チームの状態がよくなって勝てていることが一番いい」。確かな手応えをつかんでいた。

◆ヤクルトが今季ワーストの19被安打14失点で完敗し、今季2度目の6連敗を喫した。  先発ブキャナンが制球のずれを修正できず、4回2/3を6失点でKO。中継ぎ陣もDeNA打線の勢いを止められず、一方的に打ち込まれた。  小川淳司監督は「ブキャナンの調子は悪かった。しょうがない。こういう時もある。点を取ったときに取られてっていう循環で来ている。連敗している時はそういう流れが多い。何とかしなきゃいけない。言えることは、明日、切り替えて頑張るしかない」と言葉を絞り出した。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
271510.643
(↑0.009)
0
(-)
100203
(+6)
164
(+3)
44
(+1)
25
(-)
0.252
(↑0.001)
3.56
(↑0.01)
2
(↑1)
DeNA
211920.525
(↑0.012)
5
(-)
101172
(+14)
160
(+5)
52
(+3)
28
(-)
0.255
(↑0.006)
3.35
(↓0.02)
3
(↓1)
巨人
222110.512
(↓0.012)
5.5
(↓1)
99213
(-)
179
(+1)
38
(-)
21
(-)
0.274
(↓0.001)
3.91
(↑0.06)
4
(-)
阪神
212100.5
(↑0.012)
6
(-)
101131
(+1)
155
(-)
23
(+1)
25
(-)
0.225
(↓0.002)
3.27
(↑0.08)
5
(-)
中日
202410.455
(↓0.01)
8
(↓1)
98179
(+3)
195
(+6)
32
(+2)
27
(-)
0.258
(↓0.002)
4.1
(↓0.06)
6
(-)
ヤクルト
152610.366
(↓0.009)
11.5
(↓1)
101175
(+5)
220
(+14)
36
(+2)
26
(+2)
0.251
(↑0.001)
4.67
(↓0.24)