☆ロッテ v.s. ★日本ハム(12回戦・マリンスタジアム)
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 123456789 101112
日ハム
10003 0010 0106111
ロッテ
00200 0012 01791
勝利投手:田中 靖洋(2勝0敗0S)
敗戦投手:玉井 大翔(1勝1敗0S)
  DAZN
◆ロッテが延長戦を制した。ロッテは5-6で迎えた延長11回裏、2死二塁からドミンゲスの適時二塁打が飛び出し、試合を振り出しに戻す。続く12回には、清田が適時打を放ち、サヨナラ勝利を収めた。7番手・田中が今季2勝目。敗れた日本ハムは、救援陣が踏ん張れなかった。

◆日本ハムが今季3度目のサヨナラ負けを喫した。  7回終了時で3点をリードしていた。8回から勝ちパターンの継投に入ったが、誤算が続いた。8回は石川直が藤岡裕にソロ本塁打を浴びた。9回はトンキンがドミンゲスに同点2ランを献上。延長戦へ持ち込まれた。  延長11回、2イニング目となった内を攻めて、1死満塁からレアードが犠飛を放って1点勝ち越し。その裏、内と同様に2イニング目となった西村は2死に塁のピンチでドミンゲスに同点適時二塁打を浴びて、再び逃げ切れず。  延長12回は玉井が登板。1死一塁の場面で中村を三ゴロ。三塁手のレアードが二塁へ転送して2死。送球を受けた二塁手の太田が一塁へ転送したが悪送球(記録は失策)で2死二塁とピンチが広がった。4番角中を申告敬遠で歩かせて2死一、二塁と塁を埋めたが、続く清田の打席で二塁走者の中村に三盗を決められ、最後は清田に左前へサヨナラ打を許した。  栗山英樹監督(57)は「こういう日もある。みんな一生懸命やっている。最後まで選手は集中していた。勝たせてあげられなかったのは、こっちの責任」と、悔しさを押し殺して振り返った。

◆ロッテが延長12回の末にサヨナラ勝ちした。  マット・ドミンゲス内野手が2度チームを救った。まずは9回裏1死一塁で代打に立ち、左越えの同点3号2ラン。延長戦に持ち込んだ。さらに1点勝ち越された直後の11回も2死二塁から左中間へ同点二塁打。勝負を延長12回まで持ち越み、最後は清田育宏外野手が2死一、三塁から決勝の左前打を放った。  これで今季20勝に到達して借金は2まで減った。交流戦前、最後のカードはゲーム差なしまで迫った4位のオリックス戦。井口資仁監督は「順位が1つ上のオリックス。何とかたたかないといけない」と話した。

◆日本ハム村田透投手(33)が7回3安打2失点の好投も、勝ち星に恵まれなかった。8、9回にリリーフ陣がリードを守れず、得ていた勝利投手の権利が消滅した。  立ち上がりからテンポのいい投球を披露した。1点リードの3回に一時逆転を許したが、5回に主将中田が逆転10号3ランで援護を受けた。失点した3回以外は落ち着いたマウンドさばきで、スコアボードに0を並べた。風速8メートル前後が吹いていた環境を利用するように、大きく曲がるスライダーやカーブも効果的だった。  「無駄な四死球があったので、そこは反省したいです。鶴岡さんとは初めて組みましたけど、良いところを引き出してくれたので感謝したいです。良いところも悪いところもありましたけど、冷静に投げられたと思います」。チーム事情で登録抹消を繰り返す、難しい調整を強いられる立場。白星はお預けとなったが、与えられた先発機会でしっかり結果は残した。

◆日本ハム中田翔内野手が嫌な流れを一掃する10号3ランを放った。  1点を追う5回2死一、二塁の場面。ロッテ先発の渡辺の初球を捉えて、左翼席へ逆転弾。「チャンスだったし、四球の後でもあったし、積極的に打っていこうと思っていた。いい感じで振りぬくことができた。まだ試合は終わっていないから、追加点を取って投手陣を楽に投げさせてあげたいね」。10試合ぶりの1発で8年連続2桁本塁打となり、チームに2点リードをもたらした。  節目のアーチの直前には、痛い状況判断のミスが起きていた。1死一塁から大田が中越えに大きな飛球を放った。中堅手の荻野がフェンスにぶつかりながら捕球したかに見えたが落球。ただ、一塁走者の西川には死角になっていたようで一塁へ帰塁。大田は一塁を回って二塁へ向かっていたため、走者を追い越してしまったためアウトになった(記録は中前打と走塁死)。  しぼみかけたチャンスを3番近藤が四球でつなぎ、4番中田が豪快な放物線でミスを帳消しにしてみせた。

◆ロッテのドラフト2位ルーキー藤岡裕が三回に6試合ぶりとなる適時打をマークすると八回には3号ソロを放ち、逆転勝利に貢献した。  0-1の三回無死満塁で村田の沈む球を左前打して「前の打席で似たような球を三振にしたので、今度は体を開かないようにした」と高い修正能力を発揮。2-5の八回には石川直の甘い直球をライナー性の打球で右翼席に運び「速球のいい投手なので思い切り狙った」と納得の表情だった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
271500.643
(↑0.009)
-
(-)
101236
(+12)
167
(+5)
42
(+1)
51
(+2)
0.28
(↑0.004)
3.67
(↓0.01)
2
(-)
日ハム
242000.545
(↓0.013)
4
(↓1)
99152
(+6)
158
(+7)
43
(+1)
31
(+3)
0.227
(-)
3.41
(↓0.06)
3
(-)
福岡
222100.512
(↓0.012)
1.5
(↓1)
100187
(+5)
168
(+12)
52
(+2)
28
(-)
0.262
(↑0.001)
3.84
(↓0.17)
4
(-)
ORIX
212310.477
(↓0.011)
1.5
(↓1)
98156
(+1)
170
(+4)
33
(-)
27
(+1)
0.229
(↓0.002)
3.56
(↓0.02)
5
(-)
ロッテ
202200.476
(↑0.013)
0
(-)
101178
(+7)
183
(+6)
19
(+2)
48
(+2)
0.249
(↓0.001)
3.96
(↓0.02)
6
(-)
楽天
152810.349
(↑0.016)
5.5
(-)
99134
(+4)
197
(+1)
34
(-)
20
(+1)
0.226
(-)
4.21
(↑0.08)