1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | 1 |
阪神 |
0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | × | 1 | 4 | 0 |
勝利投手:岩貞 祐太(3勝1敗0S) (セーブ:ドリス(0勝1敗15S)) 敗戦投手:菅野 智之(5勝3敗0S) |
◆阪神が投手戦を制した。阪神は5回裏、糸井の通算150本塁打となるソロで先制する。投げては、先発・岩貞が7回無失点の好投。その後は桑原、ドリスの継投で逃げ切り、虎の子の1点を守り抜いた。敗れた巨人は、先発・菅野が力投を見せるも、打線が援護できなかった。
◆阪神糸井嘉男外野手がプロ167人目となる通算150号の本塁打を放った。 4回まで巨人菅野に無安打で完璧に抑えられていた。突破口を開いたのが、糸井だった。5回1死。スライダーに反応し、右腕一本で押し込んだ。この日は右翼から左翼に浜風が吹いていたが、ライナー性の打球で突き破り、右翼席に運んだ。「自分でもどうやって打てたのか分かりません。節目の本塁打を、日本を代表する投手から打つことができて、光栄です」と喜んだ。 記念のアーチはそのまま決勝打になった。糸井はお立ち台でヒーローインタビューを受け、満員の観客から歓声を浴びた。「毎日、不利な風が吹いてますけど、やっぱり声援が後押ししてくれたと思います、ハイ。甲子園で打ちたいなと思っていたんですけど、それが達成できてよかったです」。FA移籍2年目の今季は打率3割7厘、8本塁打と好調をキープ。貧打に苦しむ阪神打線で存在感を見せている。
◆阪神が巨人との3連戦初戦を接戦の末、勝ちきった。 先発岩貞祐太投手が、走者を出しながらも粘りの投球で7回無失点に抑え、糸井嘉男外野手が5回に巨人菅野から右翼席へ通算150号となる決勝のソロアーチをたたき込んだ。その後は桑原、ドリスが巨人打線を抑え、逃げ切った。 岩貞、糸井の投打のヒーローインタビューは以下の通り。 -岩貞投手、ナイスピッチングでした 岩貞 ありがとうございます。 -交流戦前最後のワンカード、伝統の一戦でした。どういう思いでマウンドに上がったんでしょうか 岩貞 秋山がいいピッチングをして、見習うというか、ああいう気迫を持ったピッチングをしないとという気持ちで思い切って投げました。 -相手は菅野投手でした。プレッシャーもあったと思いますが 岩貞 (菅野が)いい投手というのは間違いないので、ピンチになっても粘るしかないという気持ちで、キャッチャーと意思を合わせて思い切って投げていきました。 -その菅野投手と投げ合って2戦2勝です 岩貞 しっかり野手の方が打ってくれて守ってくれているので、本当に感謝しています。 -糸井選手の本塁打、どうご覧になってましたか 岩貞 完璧でしたし、本当にありがとうございますと言いたいです。 -ご自身もますます乗っていけそうですね 岩貞 チームもどんどんこれから勝っていくしかないので、その1人になれるようにチーム一丸となって頑張っていきたいと思います。 -打のヒーロー、糸井選手、ナイスホームランでした 糸井 ありがとうございます。 -それまで菅野投手にノーヒットに抑えられてましたが、初ヒットが見事な決勝ホームラン 糸井 いやもう、どうやって打ったか分からないですが、声援が後押ししてくれました、ハイ。 -今日の甲子園は左打者に不利な強い浜風が吹いてましたが、打った瞬間の感触はいかがだったんでしょうか 糸井 いや、毎日不利な風吹いてますけど、あの、ね、やっぱり声援が後押ししてくれたと思います、ハイ。 -これで通算150号ホームラン 糸井 甲子園で打ちたいなと思っていたんですけど、それが達成できてよかったです。 -岩貞投手もナイスピッチング。どうでしたか 糸井 いやもう、頼もしいピッチングをしていたんで、なんとか点を取ってあげたいなと思って、ハイ。 -おふたりの活躍でチームも3連勝です。交流戦前に向け乗っていけそうですね 糸井 はいもう、1戦必勝を目指して頑張ります。 -最後にファンにメッセージを。 岩貞 明日も明後日も巨人との試合になるので、チームひとつになって頑張っていきますので応援よろしくお願いします。 糸井 毎日頑張ります!
◆阪神岩貞祐太投手(26)が粘りの投球で、巨人のエースに投げ勝った。4回まで毎回走者を出す苦しい展開だったが、勝負どころで腕が振れた。 7回まで6安打を許したが、無失点で切り抜けた。「いい投手というのは間違いないので、ピンチになっても粘るしかないという気持ちで、キャッチャーと意思を合わせて思い切って投げていきました」。菅野との対決で失点は許されない。気迫を前面に押し出し、今季3勝目を手にした。メッセンジャー、秋山に続く好投で、チームは3連勝。借金を完済して、勝率を5割に戻した。
◆阪神ウィリン・ロサリオ内野手(29)が、初めて代打を送られる可能性があった。 1点リードの8回裏2死。3番福留の打席で、ネクストバッターズサークルにロサリオの姿はなかった。代打として、伊藤隼が素振りを繰り返していた。福留が三ゴロに倒れたため、攻撃は終了。代打が実行されることはなかったが、9回表は守備固めを送られ、ベンチから勝利を見届けた。 ロサリオは22日のヤクルト戦で、4号2ランを放ち、24日の同カードでは決勝の2点二塁打を放っていた。しかし、この日は菅野の投球に手も足も出なかった。6回1死三塁で外角スライダーにバットが止まらず、三振するなど、3打席連続で空振り三振。金本監督は「今日の結果を見ると、当然だと思います」と我慢も限界に達したようだ。8回の場面は福留が出塁すれば、伊藤隼を代打に出す予定だった。試合後、ロサリオは厳しい表情のまま、無言でクラブハウスに戻った。期待の長距離砲は外角攻めを克服できずに、波に乗れない日々が続く。
◆巨人先発の菅野智之投手(28)が、1発に泣いた。8回4安打1失点の好投も打線の援護に恵まれなかった。甲子園で黒星を喫したのは14年5月11日以来、1475日ぶり。チームは3位に転落した。 4回までは1人の走者も出さず、完璧な立ち上がりだった。最速152キロの直球を繰り出し、変化球もさえた。 だが、5回1死で迎えるは糸井。2ボールから真ん中へ甘く入った137キロのカットボールを右翼席へ運ばれた。阪神打線に許した初安打が、痛恨の先制ソロとなってしまった。 6、7回にも得点圏へ走者を置いたが、要所は三振で切り抜けた。8回まで122球で、1人で投げ抜いたが報われなかった。「『いいピッチングだった』で片付けたらそれまで。1発を打たれて1ー0で負けるのは、表現は難しいけど、全部自分のせいにしたら苦しくなりそう。前回より状態はよかったので、0点に抑えられればよかったが、考えさせられるゲームだった」と唇をかんだ。
◆阪神糸井嘉男外野手がプロ167人目となる通算150号の本塁打を放った。 4回まで巨人菅野に完璧に封じられ、無安打が続いていた中でのチーム1本目の安打。5回1死走者なし、内寄りに甘く入ったスライダーを右腕一本で押し込み、打球は浜風に向かってライトスタンドに吸い込まれた。 球団広報を通じて「自分でもどうやって打てたのかわかりません」と驚いた。記念の150本目については「節目の本塁打を日本を代表する投手から打つことができて光栄です」。難敵菅野からの1発。虎の頼れる5番が偉業達成とともに甲子園に流れを呼び込んだ。
◆巨人・陽岱鋼外野手(31)が25日、出場選手登録された。4月3日の中日戦で左手甲に死球を受け、同部を骨折。2軍で調整し、約1カ月半ぶりに1軍の舞台に戻ってきた。 この日の阪神戦(甲子園)に「7番・中堅」で先発出場。首脳陣の期待に、バットで応えた。第1打席は見逃し三振に終わり、迎えた第2打席。二死一塁から左前打を放ち、一、三塁と好機を広げた。2軍調整中も1軍の試合を見ていた背番号2。好調の打線を見て「(1軍の)調子がいいですし、その中に入りたい」とリハビリ中に話していただけに、バットでさらにチームを盛り上げる。
◆阪神の岩貞は7回を120球の熱投で無失点。「日本で一番いい投手」と認める菅野との白熱の投手戦を制し、3勝目を手にし「自分のやることは打者を抑えること。そっちに集中してやった」と頼もしかった。 高低を広く使い「調整の中でも多めに投げた。いい結果につながった」と右打ちが8人並んだ巨人打線の内角を厳しく攻めた。ピンチでは球数をかけて踏ん張り「捕手と意思を合わせて思い切って投げた」と投げっぷりも良かった。
◆阪神が無失点リレーで巨人を下し、勝率を5割に戻した。五回に5番・糸井嘉男外野手(36)がプロ通算150号となる先制8号ソロを放つと、先発した岩貞祐太投手(26)は7回を投げ8三振を奪うなど6安打無失点で3勝目(1敗)。八回は桑原、九回はドリスが無失点でつないだ。相手エースとの投手戦を制し、金本監督 も納得の表情だった。 --1対0。しびれるゲームでした 「そうですねえ、まあ。甲子園球場でね、菅野相手となるとね。こういう展開になるのかなというね。まさに本当、最少失点に抑えないとしんどいなと思っていたんですけど、本当に最少失点になりました。失点じゃないですね、0ですね」 --そういう意味でやっぱり、先発の岩貞投手、7回無失点のすごく良い投球でした 「スピードはそんなに出ていないんですけど、ベース上での切れというか。けっこう差し込んでましたからね。本当に今日は本当にナイスピッチングでした」 --二回から四回、得点圏にランナーを背負う場面もあったんですけど、よくしのぎましたよね 「うまいことインサイドを攻めたりとか。本当にこう...多少のコントロールミスというのはあるものですけれども、粘り強く投げてくれました」 --五回にはじめて3者凡退が来て、リズムに乗ったあとで今度は打線。糸井選手、最高のホームランでした 「甲子園球場で左バッターですとね、きついんですけどね。糸井のパワーと言いますか、うまいことこう、何て言うんですかね」 --その後、チャンスがあったんですけれどもなかなか点が取れなかった。このあたりはさすが菅野投手というところもあったんですかね 「そうですね。得点圏に行くとね、菅野はギアを一気に上げてくるのでね。なかなかしんどいんですけど、あそこは行ってほしかったですね」 --ちょっと気になったのは、4番のロサリオ選手が3三振で、八回の場面。ネクストには伊藤隼人選手がいたんですが 「はい。もう、今日の結果を見ると当然だと思います」 --とはいえ、菅野投手相手に勝ってチームは3連勝で5割に戻しましたので、交流戦前に貯金も見えてきました 「まあ、そういう意味ではまず明日ですね。本当にみんなでね、勝つんだという気持ちを強く持ってやっていきたいと思います」
◆セ・リーグ、阪神1-0巨人、10回戦、巨人7勝3敗、25日、甲子園)阪神が無失点リレーで巨人を下し、勝率を5割に戻した。五回に5番・糸井嘉男外野手(36)がプロ通算150号となる先制8号ソロを放つと、先発した岩貞祐太投手(26)は7回を投げ8三振を奪うなど6安打無失点で3勝目(1敗)。巨人・菅野との投げ合いを制した左腕はヒーローインタビューで充実感を漂わせた。 --ナイスピッチングでした 「ありがとうございます」 --交流戦前の最後の1カード、伝統の一戦でした。今日はどういった気持ちでマウンドに上がったのでしょうか 「秋山が良いピッチングをして、見習うというか。ああいう気迫のこもったピッチングをしないと、という気持ちで思い切って投げました」 --相手はあの菅野投手。プレッシャーもあったと思いますが、自分自身のピッチングはいかがでしたか 「良いピッチャーだというのはもう間違いないので、ピンチになっても粘るしかないので、キャッチャーと意志を合わせて思い切って投げていきました」 --菅野投手と投げ合って、これで2戦2勝です 「しっかり野手の方が打ってくれて、守ってくれているので、本当に感謝しています」 --糸井選手のホームランはどうご覧になっていましたか 「もう、完璧でしたし。本当にもう、ありがとうございますと言いたいです」 --改めて、ご自身もこれでますますノっていけそうですね 「チームもどんどんこれから勝っていくしかないので、その一人になれるように、チーム一丸となってがんばっていきたいと思います」
◆阪神が無失点リレーで巨人を下し、勝率を5割に戻した。五回に5番・糸井嘉男外野手(36)が先制の8号ソロを放つと、先発した岩貞祐太投手(26)は7回を投げ8三振を奪うなど6安打無失点で3勝目(1敗)。八回は桑原、九回はドリスが無失点でつないだ。 投手戦となった甲子園。均衡が破れたのは阪神の五回攻撃だった。一死から、糸井が巨人・菅野からプロ通算150号となる今季8号ソロ本塁打を右翼スタンドに放った。阪神打線にとってこの日の初安打が大きな一発となった。 阪神は六回、先頭の糸原が左越え三塁打を放ったが、後続を断たれた。七回は一死二塁と好機を作ったが、梅野、代打・鳥谷が菅野の前に2者連続で三振に倒れた。 巨人は九回二死一、二塁の好機を作ったが、代打・亀井は空振り三振。1点が遠かった。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 | 27 | 15 | 1 | 0.643 (↑0.009) | 0 (-) | 100 | 203 (+6) | 164 (+3) | 44 (+1) | 25 (-) | 0.252 (↑0.001) | 3.56 (↑0.01) |
2 (↑1) |
DeNA | 21 | 19 | 2 | 0.525 (↑0.012) | 5 (-) | 101 | 172 (+14) | 160 (+5) | 52 (+3) | 28 (-) | 0.255 (↑0.006) | 3.35 (↓0.02) |
3 (↓1) |
巨人 | 22 | 21 | 1 | 0.512 (↓0.012) | 5.5 (↓1) | 99 | 213 (-) | 179 (+1) | 38 (-) | 21 (-) | 0.274 (↓0.001) | 3.91 (↑0.06) |
4 (-) |
阪神 | 21 | 21 | 0 | 0.5 (↑0.012) | 6 (-) | 101 | 131 (+1) | 155 (-) | 23 (+1) | 25 (-) | 0.225 (↓0.002) | 3.27 (↑0.08) |
5 (-) |
中日 | 20 | 24 | 1 | 0.455 (↓0.01) | 8 (↓1) | 98 | 179 (+3) | 195 (+6) | 32 (+2) | 27 (-) | 0.258 (↓0.002) | 4.1 (↓0.06) |
6 (-) |
ヤクルト | 15 | 26 | 1 | 0.366 (↓0.009) | 11.5 (↓1) | 101 | 175 (+5) | 220 (+14) | 36 (+2) | 26 (+2) | 0.251 (↑0.001) | 4.67 (↓0.24) |
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