★西武 v.s. ☆日本ハム(8回戦・メットライフ)
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日ハム
20100 1400 8130
西武
11000 0210 570
勝利投手:高梨 裕稔(3勝2敗0S)
(セーブ:トンキン(1勝0敗10S))
敗戦投手:相内 誠(0勝1敗0S)
  DAZN
◆日本ハムは1点リードで迎えた6回表、杉谷に3年ぶりの本塁打となるソロが飛び出し、追加点を挙げる。続く7回には、近藤の3ランと清宮の適時打で一挙4点を奪い、相手を突き放した。投げては、先発・高梨が今季3勝目。敗れた西武は、投手陣が振るわなかった。

◆日本ハムが"山賊打線"に打ち勝った。  1回に中田翔内野手の11号2ランで先制すると、6回には伏兵杉谷拳士内野手に1号ソロが飛び出した。2点リードの7回には近藤健介捕手の1号3ラン、清宮幸太郎内野手の右前適時打で一挙4点を追加。救援陣がリードを守りきり首位相手に勝ちきった。  前夜24日ロッテ戦は延長12回にサヨナラ負け。栗山英樹監督は「昨日も今日も、本当にいろいろなことがあったけど勝ち切れて良かった」と胸をなで下ろした。

◆日本ハムのルーキー清宮幸太郎内野手が、プロ初マルチとなる1試合2安打&初適時打で、自身の19歳の誕生日を祝った。  2回の第1打席で西武相内から12打席ぶりの安打を左前へ放つと、7回2死二塁では、3人目の平井から右前適時打。強いゴロが一塁手の手前で高く跳ねる幸運に「ラッキーもあったけど、結果的には良かったです」と、にっこり。「まだまだ先は厳しいけど、1日1日、一生懸命やるだけ。その積み重ねです」と、1軍生き残りへ気を引き締めた。

◆今季初登板初先発の西武相内誠投手(23)は、5回4安打3失点で負け投手になった。チームの連勝は2で止まった。  初回、2死から近藤に左前打を打たれ、続く中田に先制を許す2ランを打たれた。落ちきらなかったフォークを捉えられ、「変化球でストライクならホームランはないと。もっと腕を振らなきゃダメ。悔やまれます」と唇をかんだ。  味方が同点に追い付いた直後の3回は、先頭大田に四球を与え、続く近藤に右翼線へ勝ち越しの適時二塁打を打たれた。自身初めて5回まで投げたが、3者凡退はなく、ボール先行の苦しい内容だった。  「結果的にはまとまったようだけど、今までと同じ感じでした」と反省していた。  辻監督は「良い球もあったけど。結果、5回まで苦しみながら3点。でも、攻め方を間違ったところがあった。ボールがはっきりすると、良いところに投げないといけない。もう少し、大胆に攻めていければ」と話した。

◆日本ハム杉谷拳士内野手(27)が、今季1号ソロを放った。  1点リードの6回の先頭。この回から登板した2番手野田の初球の141キロを左翼席に放り込んだ。今季44打席目で待望の1号ソロ。「追加点が欲しい場面でしたし、積極的にいこうと思っていた結果です。最近は消極的なスイングが多かったのですが、イキイキとスイングできました」とハッスルした。  西武の本拠地メットライフドームと言えば、杉谷にとっては敵地ながら"激励"を受ける貴重な球場。かねて試合前のフリー打撃中に、ウグイス嬢から「杉谷選手が、まもなく鋭い打球を飛ばします」など、イジりが効いた絶妙なアナウンスで気合を注入されてきた。この日のアナウンスはお預けも、意外性抜群の1発に球場全体が沸き上がった。

◆日本ハムのドラフト1位、清宮幸太郎内野手は、1軍で19歳の誕生日を迎えた。  全体練習前には、報道陣が用意したケーキを前に「うれしいです」と目を輝かせ「いただきます」と、豪快にほおばった。  今月2日にデビューし7試合連続安打と好スタートを切ったが、ここ4試合は無安打で打率1割5分と低迷している。「高校野球からプロ野球の世界に来て、いろいろなことがあった。もっと打って、気持ち良く迎えられたら良かったですけど、そうはうまくいかないですね」と、苦笑いしていた。

◆日本ハム中田翔内野手が、2戦連発の11号2ランを放った。  1回2死一塁で、西武の先発相内の129キロのフォークを左翼席中段に運んだ。前夜、24日のロッテ戦に続くアーチは「完璧だったね」と自画自賛。"山賊打線"相手にリードを奪い「先制できたのは良かったけれど、油断せずにどんどん点を取って(先発)高梨を援護したい」と貪欲だった。

◆今季初登板した西武の相内は5回4安打3失点で黒星を喫した。一回二死から近藤に安打を許し、中田に2ランを浴びた。2-2の三回も先頭打者への死球から勝ち越し点を奪われ「カウントを悪くし、自分で不利な状況をつくってしまい、しっかりと勝負をすることができなかった」と悔やんだ。  プロ6年目でまだ白星を手にできないでいる。「次回以降、この反省を生かしたピッチングをしたい」と気持ちを切り替えた。

◆日本ハムのドラフト1位ルーキー清宮が19歳の誕生日にプロ初の適時打と複数安打をマークした。記念の日を自らのバットで祝い「結果的に2本出て良かった。まだまだ。一日一日やるだけ」と表情を引き締めた。  「ハッピーバースデー」の大合唱と拍手で祝福されて迎えた二回一死の第1打席に、相内の速球を左前へはじき返し、5試合、12打席ぶりの安打とした。7-2の七回二死二塁では右前へ初タイムリーを運んだ。敵地でありながら温かい応援を受け「優しかったですし、うれしかった」と感謝した。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
271600.628
(↓0.015)
-
(-)
100241
(+5)
175
(+8)
43
(+1)
52
(+1)
0.278
(↓0.002)
3.77
(↓0.1)
2
(-)
日ハム
252000.556
(↑0.011)
3
(↑1)
98160
(+8)
163
(+5)
46
(+3)
32
(+1)
0.23
(↑0.003)
3.45
(↓0.04)
3
(-)
福岡
222200.5
(↓0.012)
2.5
(-)
99191
(+4)
174
(+6)
53
(+1)
30
(+2)
0.261
(↓0.001)
3.89
(↓0.05)
4
(-)
ORIX
222310.489
(↑0.012)
0.5
(↑1)
97165
(+9)
175
(+5)
33
(-)
28
(+1)
0.231
(↑0.002)
3.59
(↓0.03)
5
(-)
ロッテ
202300.465
(↓0.011)
1
(-)
100183
(+5)
192
(+9)
19
(-)
48
(-)
0.25
(↑0.001)
4.06
(↓0.1)
6
(-)
楽天
162810.364
(↑0.015)
4.5
(↑1)
98140
(+6)
201
(+4)
36
(+2)
20
(-)
0.226
(-)
4.18
(↑0.03)