☆巨人 v.s. ★広島(6回戦・宇都宮市宮原運動公園野球場)
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広島
00000 0000 021
巨人
10301 003× 8120
勝利投手:山口 俊(4勝3敗0S)
敗戦投手:中村 祐太(3勝2敗0S)
  DAZN
◆巨人が快勝。巨人は1点リードの3回裏、亀井と長野の連続適時打で3点を加える。その後は5回に坂本勇の適時打、8回には岡本の3ランで追加点を挙げた。投げては、先発・山口俊が9回無失点11奪三振の快投で今季4勝目。敗れた広島は、打線が散発の2安打と沈黙した。

◆首位広島が完敗し、2位巨人とのゲーム差は3・5に縮まった。先発の中村祐は4回4失点で2敗目。打線は山口俊を攻略できず、2安打で今季2度目の完封負けを喫した。以下は緒方孝市監督の談話。  -中村祐は1回にアクシデントがあった  緒方監督 前回より投球は良かった。また頑張ってもらう。  -足に打球を受けた影響は  緒方監督 そりゃ痛いに決まっている。ただ前回ふがいない投球をしていたし、先頭打者でいきなりマウンドを降りるわけにはいかないという気持ちの部分も見せてもらった。そういう意味で、また次回期待したい。  -打線が沈黙  緒方監督 今は全体的にいい攻撃ができていない。  -4回1死満塁で得点できていれば流れが変わったかもしれない  緒方監督 (打っていれば)流れは来ただろうが、相手投手にしっかり踏ん張られたから。

◆巨人山口俊投手(30)が因縁の会沢とのリマッチに臨んだ。1日の広島戦で2打席連続死球を与え、乱闘騒ぎになっていた。この日は会沢が今季初めて5番に昇格し、中軸でマッチアップ。試合前日には「前回は(広島に)やられてますし、今回は抑えないと」と期する思いでの一戦だった。  第1打席は2回1死、カウント2-1から外角スライダーで中飛に打ち取った。  第2打席は4回1死一、二塁。ピンチを迎え、小林、阿部もマウンドに近づき、山口俊を鼓舞する。だが外角中心の攻めで、四球となり、ピンチが拡大した。それでも続く野間、バティスタから連続三振を奪い、切り抜けた。  第3打席は6回2死、力強い146キロ直球で押し込み、二直に打ち取った。

◆広島は打線が今季最少の2安打に抑え込まれ、2度目の零敗を喫した。山口俊に11三振を奪われ、完封勝ちを献上。緒方監督は「全体的に、ここ数試合、いい攻撃ができていない」と嘆いた。  宇都宮では2014、15年に巨人と試合して2戦とも0-1で負けていた。3年ぶりとなったこの日も四回1死満塁の絶好機を生かせないなど、最後まで本塁が遠かった。迎打撃コーチは「一点一点つないで取っていくことをもう一度、意識したい」と巻き返しを期した。

◆巨人・山口俊投手(30)が133球2安打11奪三振の好投で、移籍後初完封となる4勝目(3敗)。チームの連敗を「2」でとめて、首位・広島とのゲーム差を3・5に縮めた。山口の完封勝ちはDeNA在籍時の2016年7月5日のヤクルト戦以来。  移籍後初完封となった山口俊は、「勝ててよかった」とホッとした表情。被安打2は自己最小で、「結果としてチームが勝ててよかった」と胸をなで下ろした。地方球場では今季、4試合で3勝1敗と無類の強さを誇るが「結果として抑えているので。ホームゲームもしっかりがんばります」と気を引き締めた。

◆巨人・山口俊投手(30)が2安打11奪三振の好投で、移籍後初完封となる4勝目(3敗)。チームの連敗を「2」でとめて、首位・広島とのゲーム差を3・5に縮めた。山口の完封勝ちはDeNA在籍時の2016年7月5日のヤクルト戦以来。  前カードのDeNA3連戦で5カードぶりに負け越した巨人。山口は1日の広島戦で、会沢に2打席連続で死球を与え、警告試合になるなど、五回途中9安打8四死球と乱れた。同戦から3連敗中で、今季3試合で2勝1敗、防御率1・73と得意としていた地方球場で流れを変えた。  巨人は一回、先頭の坂本勇が投手強襲の内野安打を放ち、吉川尚の四球で無死一、二塁。一死後に阿部の四球で満塁とし、岡本の三ゴロの間に1点を先制した。  三回は二死一、三塁から亀井が左前適時打。なお二死二、三塁から長野が左前2点打を放ち、4-0とした。五回には二死一、二塁から坂本勇が左前適時打。5-0とした。  八回は二死一、三塁から岡本が左越え9号3ランを放ち、8-0と駄目押しした。

◆広島の中村祐は4回を7安打4失点で降板し、2敗目を喫した。一回、いきなり1番坂本勇の打球が左膝付近に当たるアクシデントに見舞われる中、役割を果たせず「実力不足。無駄な四球とかで走者を出したのが失点につながった」と、4四球を与えた制球面を反省した。  前回登板の15日の中日戦で4回6失点と打ち込まれて今季初黒星を喫した。「いい感覚で投げられていない」と、今回はブルペンに入る日を登板前日から2日前に変えて調整したが、実らなかった。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
251510.625
(↓0.016)
0
(-)
102188
(-)
158
(+8)
40
(-)
25
(-)
0.25
(↓0.004)
3.58
(↓0.09)
2
(-)
巨人
221910.537
(↑0.012)
3.5
(↑1)
101210
(+8)
169
(-)
37
(+1)
21
(+2)
0.274
(↑0.001)
3.85
(↑0.09)
3
(-)
DeNA
191920.5
(↓0.014)
5
(-)
103155
(-)
153
(+8)
47
(-)
28
(-)
0.248
(↓0.003)
3.37
(↓0.12)
4
(-)
中日
202210.476
(↑0.013)
6
(↑1)
100174
(+8)
186
(-)
29
(+4)
27
(+2)
0.259
(↑0.003)
4.05
(↑0.1)
5
(-)
阪神
192100.475
(↑0.013)
6
(↑1)
103128
(+8)
155
(+3)
22
(+2)
25
(-)
0.225
(↑0.003)
3.43
(↑0.01)
6
(-)
ヤクルト
152410.385
(↓0.01)
9.5
(-)
103170
(+3)
204
(+8)
34
(-)
24
(+1)
0.253
(-)
4.48
(↑0.03)