★DeNA v.s. ☆中日(7回戦・横浜スタジアム)
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中日
01201 0103 8130
DeNA
00000 0000 040
勝利投手:山井 大介(1勝0敗0S)
敗戦投手:飯塚 悟史(0勝4敗0S)
  DAZN
◆中日が3連勝。中日は2回表、ビシエドのソロで先制に成功する。続く3回に大島の2ランが飛び出すと、5回には大島が2打席連続本塁打となるソロを放ちリードを広げた。投げては、先発・山井が9回4安打完封で今季初勝利。敗れたDeNAは、投打ともに振るわなかった。

◆もう1人の「ダイスケ」も健在だった。中日山井大介投手が今季初先発で4年ぶりの完封勝利を挙げた。  前回登板は17日のウエスタン・リーグ広島戦で79球を投げ、5回1失点。中4日の間隔で、1軍初マウンドが回ってきた。それでも疲れは全く見せずに、直球は球威があり、スライダーやフォークといった変化球がさえた。筒香らDeNAの主軸3人をノーヒットに抑えるなど、4安打完封の快投だった。40代投手の完封勝利は16年黒田(広島)以来史上9人目。中日では山本昌に続く2人目の快挙だ。  ヒーローインタビューに応じた山井は「出来すぎです。野手が守ってくれたし、点も取ってくれた。40歳の1発目で完封できてよかった。ベテランはいっぱいいるが、僕もがんばっていきたい。40代の皆さん、まだまだこれからいい日が来ると思います。がんばっていきましょう!」と観戦に訪れたオジサンたちとの共闘を誓った。  中日は20日の阪神戦で37歳の松坂が今季2勝目を挙げる好投を見せた。2人の「ダイスケ」による熟練の投球で、3位DeNAに1ゲーム差に迫った。

◆DeNAアレックス・ラミレス監督が脱帽した。中日山井の前に、打線は沈黙し、4安打無得点に終わった。無得点負けは今季2度目。  「たまには称賛に値する人がいて、それが今日は山井だった。帽子を取って『素晴らしい投球だった』と言わないといけない日。我々も人間。それくらいの投球をされたら打てない日もある。明日は明日」と気持ちを切り替えた。

◆3戦連発中だったDeNA筒香嘉智外野手が、不発に終わった。  巨人戦で3戦連続アーチを描き、計5発と量産してホームに戻ってきた。しかし、中日山井の前に、4打数無安打。すべてフライに打ち取られ「タイミングも含め、全部うまく外された。最後まで失投がなかった」と振り返った。  ただ好調だった打撃感覚はキープできている自負はある。「負けは負け。できることは明日。チームに勝ちがつくように打つだけです」と、気持ちをすぐに切り替えた。

◆DeNAの本拠地開催中日3連戦は「BLUE LIGHT SERIES」として、歌手のBENIが来場し始球式を行った。思い切り投げた球はノーバン投球とはならなかったが、会場を沸かせた。  同イベントでは来場者にペンライトをホーム席来場者全員に配布。今季、筒香嘉智外野手の登場曲「READY25」を提供しているBENIは「筒香選手のホームランにも期待しています!」とエールを送ったが、4戦連発はならず。試合後は、ライブを行い最後まで横浜スタジアムを盛り上げた。

◆DeNA飯塚悟史投手が"6度目の正直"もかなわなかった。  初回こそ3者凡退で好スタートを切ったが、2回の先頭ビシエドに先制ソロ本塁打を許すと、1発攻勢を浴びる。3回には大島に2ラン。さらに5回にも大島に連発され5回8安打4失点4本塁打で降板した。これまでは、好投しながらも援護に恵まれず勝ち星を取りこぼしていたが、今季初めて試合をつくることができなかった。  飯塚は「ストレートは良かったですが、変化球の精度が悪かったです。またカウントを悪くし、自分のペースで投げきれずリズムを作ることができませんでした。早いイニングでの降板となりリリーフ陣に申し訳ないです」と、反省を口にした。

◆中日の大島が2打席連続の本塁打を放った。三回は甘く入った変化球を「後ろの打者につなごうと思った」と振り抜いて2ラン。五回は高めの真っすぐを強振して3号ソロ。いずれも右翼席に運んだ。  開幕から主に1番を打っていたが、不調もあって19日の阪神戦から2番に入っている。「人生でも2打席連続は記憶にない。いいきっかけになれば」と満足感を漂わせた。

◆DeNAの飯塚は、6度目の先発でも勝てなかった。4失点は全て本塁打によるもの。ビシエドに先制ソロを浴び、今季1本塁打だった大島にも2打席連続で右翼席に運ばれた。4敗目を喫し「カウントを悪くして、自分のペースで投げ切れず、リズムをつくれなかった」と悔しがった。  ラミレス監督は5回4失点の内容を「中日打線はいま好調。悪い出来ではなかった」と評価。開幕から未勝利の4年目投手を「飯塚が投げる時はいつも援護できていない」と気遣った。

◆中日・山井大介投手(40)が、好調のDeNA打線を4安打無失点に封じ込めて、4年ぶりの完封を飾り今季初登板で初勝利を挙げた。打線は大島洋平外野手(32)の2打席連続弾を含む4本塁打で援護し、13安打8得点で快勝した。  ベテラン右腕が快投を見せた。山井は17日のウエスタン・リーグ、広島戦に登板し、5回1失点。中4日でこの試合に先発した。短い登板間隔ながらも、ストライクを先行させる安定した投球を序盤から展開。終盤に進んでも球威は衰えず、好調のDeNA打線を手玉に取った。  九回に先頭の梶谷にフェンス直撃の左二塁打を許し、この試合最大のピンチを作ったが、最後は筒香を中飛に仕留めて、2014年8月16日のヤクルト戦以来の完封勝利を挙げた。  山井は「今年は開幕戦からローテに入りたい気持ちがあったんですけれど、なかなか思うように投げられなかった。いい球を投げれるという自信があったので、焦らず調整してきて良かったと思います」と笑顔。完封には「出来すぎだと思います。(松井)雅のリードもありましたし、野手が早めに点を取ってくれました。そのおかげで自分のペースで投げることができました」と話した。

◆DeNAの飯塚は、6度目の先発でも勝てなかった。4失点は全て本塁打によるもの。ビシエドに先制ソロを浴び、今季1本塁打だった大島にも2打席連続で右翼席に運ばれた。4敗目を喫し「カウントを悪くして、自分のペースで投げ切れず、リズムをつくれなかった」と悔しがった。  ラミレス監督は5回4失点の内容を「中日打線はいま好調。悪い出来ではなかった」と評価。開幕から未勝利の4年目投手を「飯塚が投げる時はいつも援護できていない」と気遣った。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
251510.625
(↓0.016)
0
(-)
102188
(-)
158
(+8)
40
(-)
25
(-)
0.25
(↓0.004)
3.58
(↓0.09)
2
(-)
巨人
221910.537
(↑0.012)
3.5
(↑1)
101210
(+8)
169
(-)
37
(+1)
21
(+2)
0.274
(↑0.001)
3.85
(↑0.09)
3
(-)
DeNA
191920.5
(↓0.014)
5
(-)
103155
(-)
153
(+8)
47
(-)
28
(-)
0.248
(↓0.003)
3.37
(↓0.12)
4
(-)
中日
202210.476
(↑0.013)
6
(↑1)
100174
(+8)
186
(-)
29
(+4)
27
(+2)
0.259
(↑0.003)
4.05
(↑0.1)
5
(-)
阪神
192100.475
(↑0.013)
6
(↑1)
103128
(+8)
155
(+3)
22
(+2)
25
(-)
0.225
(↑0.003)
3.43
(↑0.01)
6
(-)
ヤクルト
152410.385
(↓0.01)
9.5
(-)
103170
(+3)
204
(+8)
34
(-)
24
(+1)
0.253
(-)
4.48
(↑0.03)