DeNA(★5対6☆)阪神 =リーグ戦22回戦(2024.09.21)・横浜スタジアム=
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阪神
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DeNA
00005000005911
勝利投手:岩崎 優(4勝4敗22S)
(セーブ:岡留 英貴(1勝0敗1S))
敗戦投手:ウェンデルケン(1勝1敗0S)

本塁打
【阪神】井上 広大(3号・3回表3ラン),佐藤 輝明(15号・10回表ソロ)
【DeNA】宮﨑 敏郎(12号・5回裏3ラン)

  DAZN
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◆阪神は3回表、大山の適時打と井上の3ランで一挙4点を先制する。その後5-5で迎えた延長10回には佐藤輝がソロを放ち、勝ち越しに成功した。投げては、6番手・岩崎が今季4勝目。敗れたDeNAは、7番手・ウェンデルケンが痛恨の一発を浴びた。なお、この試合で阪神・岩崎が通算500試合登板、DeNA・宮崎が通算150本塁打を達成した。

◆阪神青柳晃洋がDeNA戦に先発する。青柳は通算61勝47敗だが、このカードは通算33試合登板して20勝7敗の勝率7割4分1厘。勝利数は対戦別最多で、全白星の約3分の1を稼ぐ得意カードとなっている。特に宮崎に対して好相性を誇っており、通算対戦成績は61打数10安打の被打率1割6分4厘。今季は2試合で対戦し、5月10日は四球、右飛、9月10日は遊併、遊飛と安打を1本も許していない。

◆阪神が序盤に一挙4得点で先制した。3回、先頭の近本光司外野手(29)が中前打で出塁。犠打と遊ゴロの間に2死三塁とし、4番大山悠輔内野手(29)がDeNA浜口の7球目、145キロの直球を左前にはじき返した。主砲が負けられない一戦で先制打を決めた。続く佐藤輝明内野手(25)が四球を選び、2死一、二塁。5試合ぶりスタメンの井上広大外野手(23)が内角高めの直球を左翼へ今季3号3ラン。8月28日にプロ初本塁打を放った球場で再び豪快弾を決めた。

◆1人V4! 阪神近本光司外野手(29)が、入団から6年目以内の通算安打数を927とし、長嶋茂雄(巨人)の持つプロ野球記録を超えた。0-0の3回。第2打席でDeNA浜口から中前打を放った。前日20日には同記録に並び「偉大な先輩の記録に並べたことも光栄ですし、こうやって挑戦できていることがありがたいです」と語っていた。残り7試合を残して「ミスター超え」を果たした。入団から3年目までの476、4年目までの630、5年目までの773安打も歴代トップで、これで"4連覇"だ。今季は7月に一時は打率2割4分台まで落ち込んだが、そこからV字回復。チームの逆襲を先頭で引っ張り、自身4度目となるシーズン150安打にも到達していた。リーグ最多安打争いのトップを走っている。

◆阪神岡田彰布監督(66)の継投策が裏目に出た。5回2死一、二塁。DeNAに2点差に迫られたところで、相手打者は左の戸柱だった。指揮官は先発青柳晃洋投手(30)を降板させ、左腕の島本浩也投手(31)を投入。だがDeNAベンチは、ここで戸柱に代わって代打宮崎を起用。結果的には左腕島本と右打者宮崎がぶつかる形に。島本は宮崎に左中間への逆転3ランを被弾。痛恨の1球で、試合をひっくり返された。

◆動画は下記Xロゴをクリックすると見られます/鳥肌ものの一撃\チャンスに代打で決めた#宮﨑敏郎 通算150号ホームラン?プロ野球(2024/9/21)??DeNA×阪神??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #baystars pic.twitter.com/txSy7eUNWy

◆DeNA宮崎敏郎内野手(35)が、逆転3ランを放ち、通算150本塁打を達成した。5回、2点を返し、なおも2死一、二塁から阪神島本の速球を左中間席へたたき込んだ。序盤に4点のビハインドを背負ったが、DeNAらしく、ド派手な攻撃で一気にひっくり返した。宮崎は「代打だったので受け身にならず、こちらから仕掛けるくらいの気持ちでいきました。自分のスイングで捉えられ、風にもうまく乗ってくれました。逆転することができて、うれしいです」とコメントした。通算150本塁打=宮崎(DeNA) 21日の阪神22回戦(横浜)の5回、島本から今季12号を放って達成。プロ野球181人目。初本塁打は13年6月2日の日本ハム3回戦(旭川)で根本から。

◆阪神青柳晃洋投手(30)が粘投を続けるも、5回途中を6安打2四球2奪三振4失点で降板した。試合前時点で左打者への被打率が2割9分8厘で、右打者に比べて5分以上高い右腕。DeNAは先発投手の浜口を含めると、2番牧と4番オースティン以外、7人の左打者をスタメンに並べてきた。初回は3者凡退でスタート。2回は今季初の5番に入った戸柱、今季スタメン出場した3試合はすべて青柳が先発の神里と、左打者2人に連打を浴びた。京田に四球を与え1死満塁のピンチを招いたが、森敬、浜口を内野フライに打ち取り、ピンチを切り抜けた。味方打線が3回に4点を先制。援護を受け粘投を続けていたが、5回だった。先頭森敬と代打林に2者連続で二塁打を浴び1点をかえされると、2死一、三塁からオースティンに左翼へ適時打を浴び、今季初の自身2連勝の権利を手にする目前でマウンドを降りた。その後、バトンを渡した島本浩也投手(31)が代打宮崎に3ランを浴び、この回計5失点で一気に逆転を許した。

◆3回に3ランを放った阪神井上広大外野手(23)に、次打席で代打前川右京外野手(21)が送られた。井上は5試合ぶりに「6番左翼」でスタメン。3回、大山の左前適時打で1点を先制し、なお2死一、二塁で左翼へ今季3号3ランを放った。だが、5回にDeNA打線が一挙5得点で逆転。6回の第3打席で、DeNA3番手の右腕、中川颯がマウンドに上がると、左打者の前川と交代した。前川は前日20日に中川颯から左前打を放っていた。この日は死球で出塁し、好機をつくった。

◆阪神の岩崎優投手(33)が、プロ11年目で通算500試合登板を達成した。5-5の9回に6番手で登板。先頭の蝦名を中飛に抑え、3者凡退の無失点。試合は延長戦にもつれ込んだ。マウンドを降りた後、偉業達成のアナウンスがあり、記念のパネルをベンチ前で受け取って掲げた。球場の観客からは拍手が送られた。岩崎は17年から8年連続で40試合以上に登板。うち4シーズンで60試合以上登板し、今季も現在57試合マウンドに上がる鉄腕ぶりでチームを支えている。球団の生え抜き選手では7人目の快挙となった。通算500試合登板=岩崎(阪神) 21日のDeNA22回戦(横浜)の9回にリリーフ登板して達成。プロ野球111人目。初登板は14年4月2日の中日2回戦(京セラドーム大阪)。

◆2位阪神が一時は4点差をひっくり返されるも、延長戦を制して連敗を阻止した。延長10回1死で、佐藤輝明内野手(25)が右翼スタンド上段へ勝ち越しの15号ソロ本塁打を放ち、試合を決めた。阪神は逆転優勝へ勝負の9月はここまで1度も連敗なし。首位巨人も敗れたため、巨人の優勝マジックは6のまま、ゲーム差は再び2に縮まった。先手を奪ったのは阪神だった。3回、先頭の近本が中前打を放つと、2死三塁から4番大山悠輔内野手(29)の左前適時打で先制に成功。続く佐藤輝が四球で出塁すると、2死一、二塁で井上広大外野手(23)が左翼へ3号3ランを放ち、一気に4点を奪った。このまま阪神ペースかと思われたが、暗転したのは5回だった。粘投を続けていた先発の青柳晃洋投手(30)が森敬、代打林と2本の二塁打を浴びて1点をかえされると、2死一、三塁でオースティンに左翼へ適時打を許し、ここで降板となった。なおも2死一、二塁で左腕島本にスイッチしたが、代打宮崎に左中間へ逆転3ランを許し、この回計5失点で、一時は試合をひっくり返された。それでも1点を追う8回。大山、佐藤輝の連打と井上の四球で無死満塁の好機をつくると、代打渡辺の二ゴロの当たりを、二塁牧が本塁へ悪送球。この間に同点に追いつくと、試合はそのまま延長戦へ。そして延長10回1死、佐藤輝がDeNAウェンデルケンの内角直球を捉え、完璧な1発を放った。阪神は9月は2度の5連勝で連敗なし。前日20日は6試合ぶりの黒星を喫したが、この日は再び反発力を見せた。22日からは本拠地甲子園で首位巨人と直接対決2連戦。逆転優勝へ、ここで一気に勢いに乗りたい。阪神佐藤輝が延長10回に決勝のソロ本塁打。今季は6本目の決勝弾で、チームでは森下の5本を上回って最多。また、4月5日ヤクルト戦(神宮)での延長10回決勝ソロ本塁打に次いで自身今季2度目の延長決勝弾。球団でシーズン2度記録したのは17年福留孝介の2度以来、7年ぶり。

◆阪神佐藤輝明内野手(25)が勝ち越しの15号ソロを放った。5-5の延長10回1死。DeNAウェンデルケンの4球目、内角直球をフルスイングで右翼スタンド上段へ。打った瞬間に確信の1発を放ち、二塁を回ったところで右腕を突き上げた。阪神佐藤輝が延長10回に決勝のソロ本塁打。今季は6本目の決勝弾で、チームでは森下の5本を上回って最多。また、4月5日ヤクルト戦(神宮)での延長10回決勝ソロ本塁打に次いで自身今季2度目の延長決勝弾。球団でシーズン2度記録したのは17年福留孝介の2度以来、7年ぶり。

◆/翼の生えた虎\弾丸がライトへ一直線#佐藤輝明 第15号ソロホームラン?プロ野球(2024/9/21)??DeNA×阪神??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #hanshin pic.twitter.com/X6Gvhhfdyr

◆DeNAが、延長10回に阪神佐藤輝に決勝の15号ソロを浴び、一夜で4位に転落した。5回2死一、二塁から代打宮崎が逆転3ランを放ったが、8回にウィックが同点に追いつかれ、延長10回にウェンデルケンが決勝弾を許した。4点のビハインドをDeNAらしく、ド派手な攻撃で一気にひっくり返したが、逃げ切りに失敗した。

◆阪神の岡留英貴投手(24)がプロ初セーブを挙げた。佐藤輝明内野手(25)の右翼への本塁打で勝ち越した直後、6-5の10回に7番手で登板。クリーンアップと対戦する緊迫した場面だった。先頭の3番佐野を左飛に抑え、4番オースティンは空振り三振。最後は宮崎を三ゴロに抑え、3者凡退で試合を締めた。首位巨人との差を2ゲームとし、直接対決に挑む。

◆阪神が一時は4点差を逆転されたが、延長10回までもつれ込む接戦を制した。20日に3ゲームに広がった首位巨人との差を再び2ゲームに縮めた。22日から甲子園で行われる直接対決2連戦に挑む。佐藤輝明内野手(25)は5-5の同点で迎えた延長10回1死から右翼スタンド上段へ勝ち越しの15号ソロ本塁打を放ち、試合を決めた。佐藤輝のヒーローインタビューは以下の通り。-感触は「完璧な1発が出たと思います」-どんな意識で打席に向かった「いやもう風も良い風吹いていたんでね、1発狙っていきました」-すごい飛距離「いやもう飛距離は関係なく入ったんで良かったです」-ずっと攻められていた内角高めの速球を打ったが振り返って「いやもうちょっと内容忘れたんですけど、ホームランになって良かったです」-苦しい展開から大きな1勝「なんとか粘って取った1勝だったので、本当に大きい価値だと思います」-巨人と2ゲーム差「皆さんと同じで僕たちも誰ひとり諦めていないので、最後までご声援よろしくお願いします」阪神佐藤輝が延長10回に決勝のソロ本塁打。今季は6本目の決勝弾で、チームでは森下の5本を上回って最多。また、4月5日ヤクルト戦(神宮)での延長10回決勝ソロ本塁打に次いで自身今季2度目の延長決勝弾。球団でシーズン2度記録したのは17年福留孝介の2度以来、7年ぶり。

◆DeNA筒香嘉智外野手(32)が、体調不良で阪神22回戦を欠場した。この日は球場にも訪れず、自宅で静養に努めた。三浦大輔監督(50)は「昨日、自宅に帰ってから体調不良を訴えて、今日は自宅で療養です」と説明した。

◆2位阪神が、一時は4点リードをひっくり返されるも、延長戦を制して連敗を阻止した。延長10回1死で、佐藤輝明内野手(25)が、右翼スタンド上段へ勝ち越しの15号ソロ本塁打を放った。阪神は、逆転優勝への勝負の9月はここまで1度も連敗なし。首位巨人も敗れたため、巨人の優勝マジックは6のまま、ゲーム差は再び2に縮まった。阪神岡田監督の一問一答は以下の通り-紙一重の試合だったが佐藤輝が「なあ。全然やったけどな。その前の打席までな。ヒットまでな」-ゲッツーもあった「ゲッツーで流れ変わったと思ったよ。井上から前川替えるとこやからな。ゲッツー打つと思った。ゲッツーやったら、井上そのままレフトいくというた」-最後は一振りで決めた「そらお前...(笑)その前にちゃんと打っとったらもっとはよ終わっとる。そんなん言い出したらきりがない」-岡留が初セーブ「最初から岡留やったけどな。1点取ったからな、佐野1人だけ富田いこう思ったけど、そんなんやっててまたな、塁出してな、負担かかるから、アタマから最初からいけ言うと、もうな、構わへんからそんなもん別に」-6回以降、中継ぎがしっかり抑えた「しっかりというか、先頭な、2ストライクからヒットとか、そんなしっかり抑えてないで、ほんま。先頭出過ぎよ」-昨日(20日)から流れが「ええ、いやいや、それだけ言うたんや、ミーティングで。先頭とにかく抑えろって。昨日、8回のうち5回先頭打者や。今日でもそうやろ、2ストライクからな、変に外、ストライク。ボール投げとったらええのに。のう」-5回、青柳も先頭に「アウトコースばっかり投げるからやんかお前、外のところばっかり。何十回言うてんの。次また外やろ、林に。なんでインコース投げんねん。やっぱり佐野の時やな。温情が重なったやろ、佐野のところで行っとったら代打けえへんから。あそこは代打宮崎来るぞ言うとったけどのう。しゃあないわのう。結局は佐野のフォアボールよ。だいたいフォアボール絡んだら点になるやろ。そういうとこやんなあ」-代打宮崎は想定した上で「うん、しゃあないやん。この時期であそこで続投はないわ、2点差で。笑われるよ」-どんな形でも勝利が大きい「そらあ、なあ。途中で(広島が)逆転したとか、そんなこと言うてたから余計にやろうな」-直接対決に勝つだけ「勝つだけというか。2試合するよ、試合。そんなもん、勝てるか言うても、向こうも勝つ気なんやから、両方勝たれへんねんから。まあ、どっちか勝敗つくけど、見とったらええやん、勝敗つくんやし」

◆阪神岩崎優投手(33)がプロ11年目で通算500試合登板を達成した。5-5の9回に登板すると、先頭の代打蝦名から3者凡退。「はい、良かったです」と冷静に喜んだ。直後の延長10回に佐藤輝の決勝本塁打が飛び出し、節目の試合で今季4勝目となる通算35勝目を手にした。球団の生え抜き選手では7人目の快挙。記念パネルをベンチ前で受け取ると、掲げた左腕に拍手が送られた。「あと半分頑張る。冗談だけど」と笑いながら「横浜ベンチも祝ってくれてうれしかった」と喜んだ。17年から8年連続で40試合以上に登板し、今季もここまで57試合登板。「もう負けられないし、明日からもっと大事な試合なので頑張る」と意気込んだ。

◆阪神井上広大が得意の横浜で豪快弾を決めた。14日広島戦(甲子園)以来、5試合ぶりのスタメン起用に1発回答した。3回、4番大山の左前適時打で1点を先制し、なおも2死一、二塁。DeNA先発浜口に対してカウント1-1の3球目、内角高め直球を振り抜いた。大飛球は虎党が待つ左翼席へ一直線。「つないでくれたので、何とか1本というところで打てたので良かったです」。4日中日戦(甲子園)以来の今季3号3ランで主導権を握った。思い出の地で再びアーチをかけた。同球場では8月28日に同じく左翼へプロ初本塁打を放った。今季は安打11本のうち8安打が横浜。同球場では19打数8安打で打率4割2分1厘、2本塁打、6打点と抜群の相性をこの日も発揮した。左打者の前川との併用が続く中、持ち味の長打力を披露。「もう残り試合も少ないので、自分が出るときにどれだけ結果が出せるかが大事。(投手の)右左関係なく頑張っていきたい」。若き大砲が勢いそのまま甲子園でも大暴れする。

◆阪神青柳晃洋投手(30)は5回途中6安打4失点で降板した。4回まで粘投も、5回に先頭から連続二塁打を浴び失点。さらに佐野に四球を与え、オースティンに左前適時打を浴びたところで降板となった。「高さは追求できていたが、打たれた回だけ左バッターにやられてしまったのはもったいない」と反省。ともに自主トレを行った岡留のプロ初セーブには「僕は勝てなかったですけど、岡留の投球があったのですごくうれしく思います」と喜んだ。

◆阪神大山悠輔内野手(29)が先制打を含むマルチ安打で勝負強さを発揮した。3回2死三塁。DeNA浜口の7球目、145キロ直球を左前にはじき返して1点を先制した。さらに4-5の8回には先頭で右前打。無死満塁となり、二ゴロに敵失が絡み同点のホームに生還した。「全員が助け合いながら勝つこと、そこが一番。また一丸となってやっていきたい」と力を込めた。

◆阪神桐敷拓馬投手(25)が1回無失点で流れを呼び込んだ。1点ビハインドの6回に3番手で登板。先頭の伊藤に直球を中前に運ばれるも、最後は1番梶原を内角直球で二ゴロに詰まらせた。前日20日から2連投。それでも無失点で1イニングを抑え、この日も役割を果たした。「粘ってゼロで行って、後ろにつなぐ意識。ゼロでいったので良かった」とうなずいた。

◆プロ3年目の阪神岡留英貴投手(24)が大一番でプロ初セーブを挙げた。「結果そうだったというだけで、そんな考えてなかった」。勝ち越した直後の延長10回裏にマウンドへ。佐野を3球で左飛に打ち取ると、4番オースティンをスライダーで空振り三振。最後はこの日3ランを放っていた宮崎を三ゴロに仕留めた。「目の前のバッター1人1人、いいバッターを抑えていっただけ」強い心は地道な積み重ねのたまものだ。昨季は2軍で結果を残しながら、なかなか昇格できず。気づけば、YouTubeで「名言集」をずっと流していた。「誰が何を言っていたのかも覚えてないけど」。ひたすらプラスの言葉を見続け、自らを奮い立たせた。春季キャンプMVPにも輝いた今年は違う。5月末に2軍調整となるとボールの強さを見直した。「周りを見たら良いボール投げる投手が多くて。そう思ってたけど、そう考えちゃダメって分かってる。自分のやることをやる」。周囲と比べてしまう自分も封印。「監督はボールを見ている」。ベクトルを自らの成長に合わせた。この日は中継ぎ陣が奮闘。5回途中から登板した2番手島本は3ランを浴びたが、桐敷、石井は先頭打者を出しながらも無失点。ダブル守護神のゲラ、岩崎は3者凡退で7人目の岡留へつないだ。岡田監督は延長10回の起用に「最初から岡留やったけどな」ときっぱり。プロ3年目の右腕は「いつも通りです。いつも緊張してます」と笑顔で期待に応えた。【磯綾乃】

◆虎のヒットマンが「ミスター超え」の偉業だ。阪神近本光司外野手(29)が節目の一撃で流れをつくった。0-0の3回に先頭で中前打。浜口の外角135キロスライダーに逆らわなかった。入団から6年目以内の通算安打数を927とし、長嶋茂雄(巨人)の持つプロ野球記録を超えた。「超えられたってことは事実なので。またね、1つ1つ積み上げていくだけなので。また明日から頑張りたいと思います」この一打から1イニング一挙4点。一喜一憂はしない。次の1本だけを求める男の視線は前を向いていた。やるべきことも「変わらない」と言った。入団から3年目までの476、4年目までの630、5年目までの773安打も歴代トップで、これで"4連覇"だ。どこまで続くのか。その話題になると「どこまで野球するかやなあ」と不敵にほほえむこともあるが、心の中では確かに狙っている。同記録の7年目以内の最多は青木宣親(ヤクルト)の1114。現時点で残り187安打が必要になる。青木は7年目に209安打を放っており、ハードルは高いといえる。そのために今季中に"貯金"を稼ぎたいところ。残り10試合でシーズン150安打に到達すると、ひそかに目標設定していた。「10試合で15本打てば165安打になるなあ」。達成には2試合で3安打が目安となる。記録に執着しない男。だが、こだわる数字にはとことんこだわる。そこと向き合い楽しむことができる性格だ。節目の試合を終えても「どうやってこの打席ヒットを打つかっていうのは変わらないと思う」と冷静に語った。「横浜でも、相手がジャイアンツでも関係ない。はい、しっかり頑張ります」。甲子園でスパートが始まる。【中野椋】

◆DeNA宮崎敏郎内野手(35)が、一時逆転の12号3ランを放ち、通算150本塁打を達成した。5回、2点を返し、なおも2死一、二塁から代打で登場。阪神島本の速球を左中間席へ運んだ。敗戦に悔しさをにじませながら「これまで試合に使ってもらったので、ここまで来られたのかなと思います」と歴代の首脳陣に感謝した。

◆阪神佐藤輝に決勝の15号ソロを浴び、DeNAが一夜で4位に転落した。同点の延長10回、ウェンデルケンが痛恨の被弾。筒香が体調不良で欠場する中、4点を追いかける5回に代打宮崎の逆転3ランなどで一気にひっくり返したが、逃げ切りに失敗した。三浦監督は「もう1回全員で集中して、気持ちを入れ直して戦っていきます」と切り替えた。

◆阪神が2リーグ制後、球団初となるリーグ内全球団に勝ち越しながら優勝を逃す可能性が浮上している。21日終了時点で阪神はセ・リーグの全球団への勝ち越しの可能性が残っている。すでにヤクルトと中日に対しては勝ち越しを決めており、巨人、広島、DeNAに対してはまだ勝ち越しも負け越しも決まっていない。巨人戦は11勝11敗1分けで残り2試合。広島戦は12勝11敗1分けで残り1試合。DeNA戦は11勝10敗1分けで残り3試合。いずれも勝ち越しの可能性がある。仮に阪神が全球団に勝ち越した場合でも、現時点で阪神に自力優勝の可能性は残されていない。対して巨人は阪神戦の残り2試合ともに敗れても、他球団との試合でマジックナンバーの数を勝てば優勝が決まる。すなわち、阪神がセ・リーグ全球団に勝ち越しても優勝を逃すという異例の展開となる。阪神では過去に同一リーグ内の全球団に勝ち越しながら優勝を逃したのは1リーグ時代の1939年(昭14)の1度のみ。2リーグ制後では球団初となる。過去にセ・リーグで同様のケースは2度存在する。1963年(昭38)の中日が巨人に上回られて2位。1974年(昭49)の巨人が中日に上回られて2位となった。いずれも"お得意さま"に大量の貯金を作って、優勝を果たした。今季阪神が同様になれば、リーグ50年ぶりの出来事だ。今季は交流戦で阪神が7勝11敗と4つの負け越し。巨人は8勝9敗1分けと1つの負け越しに抑えており、交流戦での差が大きな要因になっている。今季は残り7試合となった。22日からの首位巨人2連戦で勝って、大逆転優勝へつなぎたいところだ。【記録室 林亮佑】

◆逆転Vへの1発や! 阪神佐藤輝明内野手(25)がDeNAとの激戦に決着をつけた。同点で迎えた延長10回1死、右翼スタンド上段へ完璧な15号ソロ。一時は4点差を逆転される嫌な展開も、最後の最後、豪快に吹き飛ばした。首位巨人も敗れたため、マジックは6のまま減らず、ゲーム差は再び2に縮まった。今日22日からは、いよいよ甲子園で巨人との直接対決2連戦。本拠地で連勝を決め、一気にまくりたい。バットを握ったまま、右手を大きく天に突き上げる。スタンドインを確信する姿に、虎党みんながバンザイした。試合を決めた。一振りで決めた。これが佐藤輝明だ。「完璧な1発が出たと思います」5-5の延長10回。ウェンデルケンの内角149キロ直球を仕留め、スタンドインを確信した。4試合ぶりのアーチは決勝の15号ソロ。「風も良い風吹いていたんでね、1発狙っていきました」。右翼席上段まで狙い通りの特大弾だ。「ちょっと内容忘れたんですけどホームランになって良かったです」。記憶も飛ぶほどの集中力。興奮を抑えるように言葉をつむいだ。1年前の甲子園。昨年9月14日にリーグ優勝を果たした。自身も20号アーチで貢献した1日は「人生で一番の大歓声を浴びた」という特別な時間だった。あれから1年。まだ、あのボルテージを超えるような歓声は聞けていない。「声のボリュームを測る機械とかで、どの試合が一番の歓声か分からないんですかね」笑いながら"歴代最高"の大歓声を気にすることもあった。この日は横浜スタジアムの熱気を味方にし、最後の最後に主役を奪った。4点差をひっくり返されるも粘った。9月は1度も連敗なし。主砲の強烈な一撃で踏みとどまった。首位巨人は敗れたため優勝マジックは6のまま。ゲーム差は再び2に縮まった。「なんとか粘って取った1勝。本当に大きい勝ちだと思います。誰1人諦めていない」と真っすぐに宣言した。22日からはいよいよ巨人と最後の直接対決2連戦。2連勝ならゲーム差がなくなる。流れが確実に変わる。岡田監督は「そんなもん、勝てるか言うても、向こうも勝つ気なんやから、両方(のチームが)勝たれへんねんから。まあ、どっちか勝敗つくけど、見とったらええやん、勝敗つくんやし」。"見とけ"と言わんばかりに言った。背番号8は何度もうなずきながらタクシーに乗り込んだ。運命の「伝統の一戦」。間違いなく面白い。甲子園で、聞いたことのないような大歓声が待っている。【中野椋】阪神佐藤輝が延長10回に決勝のソロ本塁打。今季は6本目の決勝弾で、チームでは森下の5本を上回って最多。また、4月5日ヤクルト戦(神宮)での延長10回決勝ソロ本塁打に次いで自身今季2度目の延長決勝弾。球団でシーズン2度記録したのは17年福留孝介の2度以来、7年ぶり。阪神の自力優勝復活は最短で25日。22、23日の巨人戦に2連勝しても自力優勝は復活せず、巨人のマジック消滅もない。また、巨人戦に2連勝するとゲーム差では並ぶが、巨人は勝率・5538で阪神は勝率・5530となり首位浮上はない。

◆前夜20日の試合に敗れて首位と3ゲーム差となった阪神。もう負けられない一戦に、この日出場選手登録された青柳晃洋投手(30)が先発する。前回登板となった10日の試合(甲子園)でもDeNA打線を相手に5回2失点で白星を挙げており、中10日のマウンドで自身2連勝を目指す。打線は井上広大外野手(23)が5試合ぶりに「6番・左翼」で先発。プロ初本塁打を放つなど今季打率・389と相性のいい横浜スタジアムで快音を響かせる。

◆阪神・近本光司外野手(29)が三回に中前打を放ち、新人から6年目までの通算安打数で長嶋茂雄(巨人)を上回って歴代最多の927安打とした。0-0の三回にDeNAの先発・浜口が投じた低めのスライダーを捉え、ヒットゾーンに飛ばした。20日の同戦で歴代1位に並ぶ926安打目を放ち、「こういう記録に挑めることは本当に光栄なことだと思いますし、素直にうれしい」と話していた。今季の154安打目で、シーズン最多安打のタイトル獲得にも近付いた。

◆阪神が大山悠輔内野手(29)の適時打と井上広大外野手(23)の3点本塁打で4点を奪った。両軍無得点で迎えた三回。先頭の近本が、入団6年目までの成績で長嶋茂雄を抜いて単独1位となる927本目の安打を放って出塁する。一回は犠打を決められなかった中野も1球でバントを決めて、2イニング連続で走者を得点圏へ。森下の遊ゴロで走者を進めて2死三塁となって大山。カウント3-2からの7球目の直球を仕留めた。痛烈なライナーで左前に弾ませ、近本が生還。リーグトップの得点圏打率・361を残す勝負強さを発揮し、待望の先取点をもたらした。さらに佐藤輝が四球を選び、2死一、二塁となってこの日5試合ぶりにスタメンに名を連ねた井上が浜口の直球を一閃。自身横浜スタジアム2連発となる3号3ランで一気に突き放した。これが井上は12試合ぶりの一発となった。大山は「打ったのはストレート。とにかく先に点を取りたいと思っていましたし、先頭打者からみんなでつないでくれたチャンスだったので、ランナーをかえすことができてよかったです」とコメント。井上は「打ったのはストレート。先制点を取って、いい流れで回してもらった打席でしたし、(佐藤輝)テルさんの四球の後だったので、ファーストストライクから思い切ってスイングしていけたことが良い結果につながったと思います」と話した。

◆阪神・青柳晃洋投手(30)が先発し、4回2/3を投げて6安打4失点で降板した。一回を三者凡退で発進すると、二回は1死から連打と四球で満塁のピンチを背負ったが、森敬と浜口を連続で内野フライに抑えて脱出。直後の4得点の先制劇への流れを作り、三、四回も無失点を続けた。しかし、悔やまれたのは五回だ。まず8番・森敬に左翼線への二塁打を浴び、この試合初めて先頭打者を出塁させると、続く代打・林にも三塁線を破る二塁打を許し、1点を返された。さらにその後の2死一、三塁で、打席には前夜に3ランを放っていた4番・オースティン。2ボールからの変化球を左前にはじき返され、もう1点を失った。ここでベンチは交代を決断。右腕にとっては勝ち投手の権利獲得まであと1死でマウンドを降りる悔しい結果となった。さらに悲劇は続く。なおも一、二塁で阪神は島本にスイッチしたが、DeNAベンチも捕手の戸柱に代打・宮崎を選択。ここで左腕は143キロをとらえられ、打球はそのまま左中間スタンドに消えていった。まさかの逆転3ランで4点リードからたちまち1点ビハインドに。後半戦は追いかける展開となった。

◆DeNA・宮崎敏郎内野手(35)が、史上181人目の通算150本塁打を達成した。4点を追う五回に2点を返してなお2死一、二塁で代打で登場。代わりばなの島本の甘く入った直球を捉え、逆転の12号3ランを高い弾道で左中間席に運んだ。12年目のベテランは「代打だったので受け身にならず、こちらから仕掛けるくらいの気持ちでいきました。自分のスイングで捉えられ、風にもうまく乗ってくれました」と振り返った。

◆4-5と1点を追う八回、阪神が同点に追いついた。5番手のウィックをつかまえる。先頭の大山、佐藤輝の連打と前川の四球で無死満塁とチャンスを作る。続く代打・渡辺の打球は二塁正面を突くも、DeNAの二塁手・牧の本塁封殺を狙った送球が悪送球となってオールセーフに。ラッキーな形で試合を振り出しに戻した。なおも無死満塁と勝ち越し機は続いたが、木浪がホームゲッツー、代打・梅野も右飛に倒れて一挙逆転とはならなかった。

◆阪神・岩崎優投手(33)が通算500試合登板を記録した。5-5の九回に登板。1点でも失えばサヨナラ負けという局面でも、持ち前の打たせて取る投球を披露。緩急を駆使して代打・蝦名を中飛、梶原を左邪飛、牧を遊ゴロに仕留めて3人で片付けた。500試合登板は球団7人目。プロ11年目で節目の記録に到達した。

◆阪神・佐藤輝明内野手(25)が15号ソロを放ち、勝ち越しに成功した。5-5で迎えた延長十回。1死から打席に入り、ウェンデルケンの直球を一閃。右翼ポール際に放たれた痛烈な打球は、そのまま切れることなくスタンドに突き刺さった。佐藤輝は打った瞬間に本塁打を確信してバットを大きく突き立てる。主砲の一振りで、阪神がリードを奪った。

◆阪神が逆転で延長戦を制した。三回、大山悠輔内野手(29)の適時打と井上広大外野手(23)の3号3ランで4点を先行。しかし五回には先発の青柳晃洋投手(30)が林、オースティンの適時打で2点を奪われると、2番手の島本浩也投手(31)が宮崎に逆転3ランを浴びた。それでも離されなかった。八回に渡辺諒内野手(29)の内野ゴロが敵失を誘って試合を振り出しに戻すと、延長十回に佐藤輝明内野手(25)が決勝の15号ソロを右翼スタンドに叩き込んだ。通算500試合登板で九回を三者凡退に抑えた岩崎優投手(33)が今季4勝目。延長十回は岡留英貴投手(24)がプロ初セーブをマークした。首位巨人が広島に敗れたため、2ゲーム差に詰め寄り、22日から甲子園で直接対決2連戦を迎える。佐藤は「いい風が吹いていたので一発狙っていました。内容は忘れたんですけど、ホームランを打ててよかったです」などとヒーローインタビューで話した。

◆DeNA・筒香嘉智外野手(32)が、体調不良で欠場した。20日の試合後に異変を訴え、この日は自宅療養に充てた。先発出場した20日は約3カ月ぶりの本塁打を放っていた。三浦監督は22日以降の出場可否について「状態を見て」と説明した。

◆阪神が接戦を制した。延長十回1死、佐藤輝明内野手(25)がJ.B.ウェンデルケン投手(31)から放った15号本塁打が決勝アーチとなった。三回に大山悠輔内野手(29)の左前打と井上広大外野手(23)の3号3ランで4点を先取したものの、五回に5点を奪われた。八回に敵失で追いつき、延長戦を制した。近本光司外野手(29)が三回の中前打で入団6年目の通算安打を927とし、長嶋茂雄を超えて、最多とした。九回を三者凡退に抑え、通算500試合登板を達成した岩崎優投手(33)が4勝目。十回を締めた岡留英貴投手(24)はプロ初セーブ。敗れた首位巨人とは2差となり、22日からの甲子園2連戦に望みを託す。岡田彰布監督(66)の主な一問一答は以下の通り(成績=71勝59敗6分、観衆=3万3400人)。ーー紙一重の試合で佐藤輝「なあ。全然やったけどな。その前の打席までな。ヒットまでな」ーーゲッツーもあった(4ー0の五回1死一、三塁で二ゴロ併殺後、その裏に5失点)「ゲッツーで流れ変わったと思ったよ。(次打者の)井上から前川代えるとこやからな。ゲッツー打つと思った。ゲッツーやったら、井上そのままレフト行くと言うた」ーー最後は一振りで決めた「そらお前...その前にちゃんと打っとったら、もっとはよ終わっとる。そんなん言い出したらキリがない」ーー岡留が初セーブ「最初から岡留やったけどな。1点取ったからな。(延長十回の先頭の)佐野一人だけ富田行こう思ったけど、そんなんやって、また塁出したら負担かかるから。アタマから最初から行け言うた。もう構わへんから、そんなもん別に」ーー六回以降、中継ぎがしっかり抑えた「しっかりというか、先頭な、2ストライクからヒットとか、そんなしっかり抑えてないで、ホンマ。先頭出過ぎよ」ーー20日から流れが「ええ、いやいや、それだけ言うたんや、ミーティングで。先頭とにかく抑えろって。昨日8回のうち5回先頭打者や。今日でもそうやろ、2ストライクからな、変に外、ストライク、ボール投げとったらええのに。のう」ーー五回の青柳も先頭に二塁打「アウトコースばっかり投げるからやんか、お前、外のところばっかり。何十回言うてんの。次また外やろ、林に。なんでインコース投げんねん。やっぱり佐野の時やな。温情が重なったやろ、(4ー1の五回2死三塁での)佐野のところで行っとったら代打けえへんから。あそこ(2点リードの2死一、二塁)は代打宮崎来るぞ言うとったけどのう。しゃあないわのう。結局は佐野のフォアボールよ。大体フォアボール絡んだら点になるやろ。そういうとこやんなあ」ーー逆転3ランの代打宮崎は想定した上で「うん、しゃあないやん。この時期であそこで続投はないわ、2点差で。笑われるよ」ーーどんな形でも勝利が大きい「そらあ、なあ。途中で(広島が)逆転したとか、そんなこと言うてたから余計にやろうな」ーー直接対決に勝つだけ「勝つだけというか。2試合するよ、試合。そんなもん、勝てるか言うても、向こうも勝つ気なんやから、両方勝たれへんねんから。まあ、どっちか勝敗つくけど、見とったらええやん、勝敗つくんやし」

◆現役時代は阪神、南海で活躍し、引退後は阪神で投手コーチやフロントでも尽力したサンケイスポーツ専属評論家の上田二朗氏(77)は延長十回に決勝弾を右翼席上段に運んだ阪神・佐藤輝明内野手(25)を絶賛した。延長十回に佐藤輝が放った決勝弾は完ぺきだった。熱戦の中で最後に決めるのは、サトテルが持つスター性の証しだ。クリーンアップの仕事の一つは勝負を決めること。昔でいえばバース、掛布、岡田が、そういう場面で打席が巡ってくる立場だった。チームの中心人物にこそ、チャンスの場面は回ってくる。その経験を持つ岡田監督だから森下、大山、佐藤輝のクリーンアップ3人を動かさずに置いていると思う。まさしく試合を決めた佐藤輝のホームランは、素晴らしい一発だった。救援陣の働きも見事。通算500試合登板を果たした岩崎は今や名リリーバーだ。ただ、ここに至るまでに何度も失敗を経験してきた。試合を締めた岡留も、岩崎同様にこれからいろんなことを経験するだろう。まずはこのプロ初セーブを大きな自信にしてもらいたい。いよいよ巨人との決戦だ。選手それぞれがよく頑張っていると思うが、とにかく勝ちあるのみ。勝たなければ連覇はないわけだから。勢いをつけて残り7試合を乗り切ってもらいたい。

◆DeNAは痛恨の逆転負けを喫し、1日で4位に逆戻りした。0―4の五回に代打林とオースティンの適時打で2点を返し、さらに代打宮崎に通算150号の3ランが出てリードを奪った。しかし八回に牧の悪送球で追い付かれ、延長十回にウェンデルケンが佐藤輝に勝ち越し弾を食らった。三浦監督は「全員がいっぱいのところでよくやってくれているから」と淡々と話した。宮崎(五回に通算150号の3ラン)「代打だったので受け身にならず、こちらから仕掛けるくらいの気持ちでいった。風にも乗った」

◆阪神の岡留が1点を勝ち越した直後の延長十回に登板し、プロ初セーブを挙げた。佐野、オースティン、宮崎と一発のあるDeNAの3人をぴしゃりと抑え「一つずつアウトを取ること、バッターのタイミングを(外すことを)意識した」と胸を張った。沖縄尚学高、亜大を出てドラフト5位で入団し3年目。やや低い位置から腕が出る、右の変則フォームが持ち味だ。今季は自己最多の33試合に登板し、最近は重圧のかかる場面も任されている。初セーブについては「結果そうなっただけで、あまり考えていなかった」と話し、笑みを浮かべた。

◆4点差を逆転したDeNAは逃げ切りに失敗し、延長十回の末に敗れた。広島と入れ替わり、1日で4位に後退。三浦大輔監督(50)は「いっぱいいっぱいのところで、よく戦ってくれた」と選手を責めなかった。1点リードの八回から5番手で登板したウィックが、連打と四球で無死満塁のピンチを招いた。ここで併殺シフトを敷いた二塁手の牧は、鋭いゴロをさばくと本塁へ送球。瞬時の判断で勝負に出たが、適時失策となる悪送球で追いつかれた。三浦監督は「間違いじゃない。タイミング的にはアウトだった。送球がそれた分、セーフになった」と振り返った。牧は直後の守備で本塁併殺を完成させた。この回は最少失点でしのぎ、打線も劣勢をはね返しただけに、三回に許した4点の先行が痛かった。ナインは勝利への執念を示し、阪神に食い下がった。三浦監督は「全員で集中し、気持ちを入れ直してやっていく」と前を向いた。(鈴木智紘)

◆また横浜の空に、大きな放物線がかかった。8月28日にプロ初本塁打を放った弾道をなぞるように、白球が飛んでいく。阪神・井上がド派手な一発で、虎を勢いづけた。「いい流れで回してもらった打席でしたし、テルさん(佐藤輝)の四球の後だったので、ファーストストライクから思い切ってスイングしていけたことが良い結果につながったと思う」三回、大山の適時打で1点を先制し、なおも2死一、二塁で打席へ。果敢にスイングをかけた2球目がファウルとなり、3球目。「なんとか一本っていうところで打てたのでよかった」と左腕・浜口の直球を逃さなかった。先月、リーグ屈指の左腕、東から放った一発と同じように美しい弧を描いて左翼席に着弾。自身16打席ぶりとなる3号3ランで畳みかけた。相手先発が左投手のときにスタメン起用が続いており、この日は14日の広島戦(甲子園)以来5試合ぶりの先発。「特に意識することなく、チャンスだったら(走者を)返すという気持ち。それだけです」と臨み、指揮官の起用に応えた。これで今季の対左投手の成績は打率・296(27打数8安打)、3本塁打になった。数多く打席に立てるわけではないが、「壮さん(筒井コーチ)は結構『相手ピッチャー見とけよ』みたいなことを言ってくれるので、それでしっかりと見てという感じです」と、身近なコーチの助言を実践する準備が結果を生んでいる。取り組みに自信をもって、最後まで突っ走るだけだ。「もう残り試合も少ないので、自分が出るときにどれだけ結果を出せるかというのが大事。(投手の)右左関係なく頑張っていきたい」きょうから巨人と甲子園での直接対決が始まり、左腕のグリフィンが先発予定の23日には再びスタメンが濃厚だ。シーズン中盤から戦力に加わった若き大砲が、逆転Vの立役者となる。(中屋友那)

◆阪神・近本は三回先頭で中前打を放って、この回の4得点につなげた。新人から6年目までの通算安打数を「927」とし、20日に並んだ長嶋茂雄(巨人)の926安打を上回って歴代1位に浮上だ。「打席の中でどうやってヒットを打つか考えることは変わらない。また一つ一つ積み上げていけたら」と前を向いた。22日からは甲子園で首位巨人との2連戦を戦う。逆転優勝には一つも落とせない大一番だが「相手がDeNAでも巨人でも関係ない」と力強かった。

◆中10日で先発した阪神・青柳は4回?を6安打4失点。4点の援護を受けるも、リードを守り切れなかった。4-0の五回に先頭の森敬、代打・林の連続二塁打で1点を返されると、2死一、二塁からオースティンに2点差に迫られる適時打を許して降板。代わった島本が代打・宮崎に逆転3ランを浴びた。「ある程度高さは制球できていたので凡打は多かった。打たれた回だけ左打者にやられてもったいない」と五回の投球を悔やんだ。

◆いざ、テルが指し示す頂点へ! 阪神がDeNAとの3時間54分に及ぶ死闘を6-5で制した。最大4点リードから逆転されるも、5-5に追いついて迎えた延長十回に佐藤輝明内野手(25)が特大の決勝15号ソロを放ち、高々とバットを掲げた。虎の劇勝の約1時間半前には、首位巨人が3点リードの八回に広島に逆転を許して敗れた。2ゲーム差に再接近。22日からの甲子園2連戦でGをたたき、逆転Vへの扉を開く!!確信の感触を両手に残し、打球は右翼ポール際のスタンド上段に突き刺さった。一塁塁審が手を回して本塁打を合図する。佐藤輝は口元をわずかに緩め、右手一本で握ったバットを天に突き立てた。死闘にケリをつける決勝弾で、頂点に手を伸ばす巨人に一歩迫った。直接対決を前にゲーム差を詰め、背番号8が充実の表情を浮かべた。「完璧な一発が出たと思います。いい風が吹いていたのでね。ちょっと一発狙っていきました」逃げ切りを図るDeNAに追いすがり、5―5と追いついて迎えた延長十回。ウェンデルケンが内角高めに投じた148キロ直球に体が反応。試合を決める15号ソロになった。表情を崩さずダイヤモンドを一周したが、内心は「いやもう、最高ですよ」。喜びをかみしめた。白星をもぎ取る一打を放った主砲に向け、岡田監督は「その前にちゃんと打っとったらもっとはよ終わっとる」と手厳しかった。4―0の五回は1死一、三塁とさらにリードを広げるチャンスで二ゴロ併殺に倒れ、その裏の攻撃でDeNAに逆転を許していた。ひとつ歯車がかみ合わなければ、大きなダメージを残す試合になっていたかもしれない一戦。それでも、最後は佐藤輝が自力で幸福な幕切れを引き寄せた。試行錯誤の結晶が豪快弾につながる。後半戦に入って、踏み出すスタンスの幅を狭くするよう微調整。足の上げ方も控えめになった。「(体が)前にいかずに(ボールとの)距離も取れるというのがある」。前半戦の自らの映像ともに、プロ野球から米大リーグまで、多くの打者の映像を見比べる中で見つけた修正点の一つ。繊細な変化を重ねた先に、パワフルな打撃でチームの勝利に貢献した。3時間54分の激戦を制して白星をつかみ、広島に逆転負けした首位巨人とのゲーム差は「2」に縮まった。22日からはその巨人を甲子園で迎える2連戦が待つ。一気に追い詰めるためには絶好の2試合。連勝してもまだ勝率で巨人が上回るだけに、まずは連勝で逆転Vへと続く扉に手をかけたい。佐藤輝は22日に先発する菅野とは今季6打席の対戦で無安打だが、ここまで来ればもう数字うんぬんではない。踏みとどまった優勝戦線。最後に笑うための残り7試合に向け、ファンに呼びかけた。「みなさんと同じで僕たちも誰一人諦めてないので、最後までご声援よろしくお願いします!」ジリジリとした展開を吹き飛ばす豪快な一打で虎の未来を照らした。甲子園に帰ってもこの勢いのまま、巨人を追い落とすだけだ。(邨田直人)?...阪神・佐藤輝が延長戦で決勝本塁打を放つのは、今年4月5日のヤクルト戦(神宮、6-6の延長十回に木沢から1号ソロ)以来で自身2度目?...佐藤輝が本塁打を放った試合の今季のチーム勝敗は13勝2敗。8月21日の10号2ラン(ヤクルト戦、京セラ)から6連勝となった?...阪神が今季、延長戦を戦うのはリーグ最多の21度目(2番目に多いのは中日の19度)。8勝7敗6分けで、8勝もリーグ最多?...阪神は9月の勝敗を12勝4敗とし、6試合を残して月間勝ち越しを決めた?...阪神が22、23日の直接対決で巨人に連勝すると、阪神は73勝59敗6分けで勝率・553。巨人は72勝58敗7分けで勝率・554となり、巨人が1位、阪神がゲーム差なしの2位となる

◆逆転Vへと近づくか、一気に遠のくかの瀬戸際で仕事を果たした。重量打線のクリーンアップを岡留がきっちり3人で打ち取り、プロ初セーブを堂々マーク。1点差で競り勝ち、岡田監督の期待に応えた若虎は心地よさそうに汗をぬぐった。「結果そう(プロ初セーブに)なったというだけで、あまり考えてなかったので。目の前のバッターを一人一人、抑えるだけでやってました」延長十回に佐藤輝の勝ち越しソロが飛び出したことで、抑えという大役が巡ってきた。先頭の3番・佐野は左飛。4番のオースティンはフルカウントからスライダーで空振り三振。最後はこの試合で一時逆転の3ランを放っていた宮崎を三ゴロに片付けた。「いつも通りです。いつも通り緊張してます」と、ギリギリの場面でも〝平常心〟だった。すでにダブルストッパーの岩崎、ゲラも、勝利の方程式の桐敷、石井も登板を終えていた。岡田監督は「最初から(リードしたら抑えは)岡留やったけどな」と平然と振り返ると、さらに「佐野1人だけ(左投手の)富田いこう思ったけど。(もし)塁出してな。(岡留に)負担かかるから(コーチに)アタマからいけ言うた」と明かした。チームの踏ん張りどころで、成長著しい変則右腕が見事期待に応えた。虎将はこの日、試合前から動きに動いた。20日のDeNA戦(横浜)で5度も先頭打者の出塁を許した反省から、ミーティングで「先頭、とにかく抑えろ」と投手陣に指令した。タクトも激しく振った。2点リードの五回途中に、先発の青柳を降板させた。直後に一時逆転を許しても、激しく攻めた。八回の満塁機では、今季ほとんど見せてこなかった捕手・坂本への代打で渡辺を送り出し、敵失は絡んだが執念で同点に追いついた。百戦錬磨の将が繰り出した〝シーズンの大詰め用〟の采配で競り勝った。首位巨人が敗れ、ゲーム差を「2」に縮めて22日からの直接対決2連戦(甲子園)に臨める。指揮官は「まあ、どっちか勝敗つくけど、見とったらええやん、勝敗つくんやし」と〝岡田節〟で大一番をにらんだ。若虎の初セーブから逆転Vへの機運を高め、虎が阿部Gに襲い掛かる。(新里公章)

◆4番の阪神・大山は2試合連続となるマルチ安打を放った。0-0の三回2死三塁から浜口の低め直球を左前にはじき返して先制打。逆転されて4-5で迎えた八回には先頭で安打を放ち、無死満塁から二塁・牧の失策で同点となるホームを踏んだ。「どんな内容であれ、全員が助け合いながら、とにかく勝つことが一番。一丸となってやっていきたい」。勝負の9月に入り16試合で打率・354、10打点と好調の主砲が、巨人との2連戦でも爆発する。

◆しびれる場面でも節目の登板でも、ただ淡々と腕を振った。阪神・岩崎は通算500試合目のマウンドで好救援。勝利を呼び込み、ごほうび代わりの今季4勝目も手にした。「無失点? 良かったです」同点の九回がこの日の出番。代打・蝦名、梶原を飛球に仕留めると、一発のある牧は遊ゴロ斬り。延長十回の佐藤輝のV弾を呼び込んだ。先発から始まり、2017年に本格的にリリーフ転向すると、今季も目前のシーズン60試合登板は過去4度達成。鉄腕でチームを支え、史上111人目となる500試合に11年目で到達した。活躍の源は「シーズン中は休みの日も、ストレッチやトレーニングは毎日同じことをしている」という継続力。若いころには藤川球児氏から、リリーフとしての調整法や疲労回復法などの教えを授かった経験もあるだけに、自らの持つ知識や考えも「後輩に語り継がないといけないと思っている」。伝統を継承し「投手王国」の看板をより輝かしいものにするためにも戦う。「あと半分(1000試合登板)、頑張ります。いや、冗談ですけど...。相手ベンチとかも祝ってくれて、うれしかったです」頬を緩めたのも一瞬。仲間とともに歓喜するための一試合を、これからも積み重ねていく。(須藤佳裕)

◆『神』がいたー!! そりゃそーよ! 阪神の文字には神が入っとるやんかー!!ウェ~ン、ウェ~ン、アレンパを決めたわけでもないのに、気が付いたら目から熱いもんが流れてたやないかァ!! 延長十回、スタンドに運んだ佐藤輝の一発に...。そして、絶対に0点に抑えなくてはいけない場面でマウンドへ上がり、怖い怖いDeNAの佐野、オースティン、宮崎を見事に三者凡退に斬ってのけた岡留の度胸に...。見事なプロ初セーブ、ホントにホントにおめでとう!!さらに虎の神はマツダにもいたようで。劣勢のカープが八回に4点を奪い逆転で巨人を倒してくれた~!! 新井のお兄ちゃんに感謝!!さぁ、これで首位巨人とのゲーム差を「2」とし、最後の大一番、阪神-巨人2連戦。逆転アレンパへの試練の舞台を迎えるのだ!! 何が何でも2連勝せねば男やないで! ホンモノの虎やないでェ!! 阪神の大物OB、川藤幸三さんじゃないけど「ガタガタ言わんと見とりゃええねん!!」。猛虎を信じ、拝見させていただきます!!

◆大相撲の元大関貴景勝が引退会見を開いた。28歳1カ月での引退は、昭和以降の昇進で最高位が大関の力士では、大受に次ぐ2番目の若さだそうだ。早過ぎる...。20日に現役引退の一報が入ったとき、そう思った。「燃え尽きた。素晴らしい相撲人生だった」本人がそう言うのだから、外野がとやかく言うことじゃない。でも、惜しいよなあ。平成31年春場所後に大関に昇進すると、伝達式で「武士道精神を重んじ、相撲道に精進してまいります」と口上を述べた。入門時の師匠で、いろいろあって日本相撲協会を退職した元横綱貴乃花に通ずる覚悟を感じる、古き良き〝おすもうさん〟。だからこそ、横綱になってほしかった。そんなモヤモヤした気持ちでいると、相撲担当経験があるトラ番キャップの新里公章が解説してくれた。「いまは大関から陥落しても平幕で続ける例も多くて、力士寿命も延びていますからね。よっぽど、しんどかったんじゃないでしょうか。痛めていたのも首ですからね」貴景勝が関脇に陥落して迎えた令和元年秋場所。御嶽海との優勝決定戦で敗れ、左大胸筋肉離れを負った直後の支度部屋に新里はいた。12日目に大関復帰を決め、優勝を争う中でのアクシデントだった。「あの時もほとんど言葉は発しなかったです。普段から、われわれに『痛い、かゆい』はあまり言わなかったですね。ずっとけがが多くて、万全じゃないというイメージが強いですね」9歳で相撲を始め「横綱になることだけを考えてきた」。兵庫・仁川学院小の卒業文集には「20歳で横綱、優勝は35回以上したい」と記したという。その後は何度も心が折れそうになりながらもたえしのび、はい上がり、土俵で武士道を体現してきた。「けがも合わせて自分の実力」。まだ28歳。これからの人生の方が長い。〝貴〟の魂を持つ後継を育て上げてほしい。プロ野球では働き盛りの28歳、「貴景勝世代」が躍動した。先陣を切ったのは巨人・岡本和だ。広島戦の一回に左前へ先制タイムリーを放ち、これで3試合連続打点。4年ぶりの優勝へのマジックナンバーが点灯している勝負どころを迎え、虎党には憎いばかりの頼もしさが際立っている。だが、負けじとカープの28歳が虎にとってもいい仕事をしてくれた。まずは体重112キロの〝あんこ型〟末包だ。八回に3点差を追い付いた直後に勝ち越しタイムリー。ようやくGキラーぶりを発揮してくれた。そして九回裏は守護神の栗林だ。こちらも同じ28歳。しっかり三者凡退で締めくくった。肝心の阪神はDeNA戦で幸先良く4点をリードした。だが、五回に28歳中野の中前打を起点につくったチャンスで、佐藤輝が併殺打に倒れて流れが一変...。その裏に一挙5点を奪われて逆転を許した。ちなみに、サトテルを打ち取ったのは、28歳の上茶谷だった。何だか、嫌な予感がしたんだよなあ。それでも八回に同点に追い付くと、その裏を28歳のゲラが三者凡退に抑える。そして延長十回に佐藤輝が名誉挽回の決勝弾。兵庫・西宮市出身で、芦屋出身の貴景勝とは〝おとなりさん〟だ。さあ22日からは2ゲーム差で首位巨人との2連戦。甲子園が土俵なら押せ押せだ!!

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
72567 0.563
(↓0.004)
M6
(-)
8430
(+4)
366
(+5)
78
(-)
54
(-)
0.244
(-)
2.520
(-)
2
(-)
阪神
71596 0.546
(↑0.003)
2
(↑1)
7470
(+6)
400
(+5)
66
(+2)
36
(-)
0.245
(-)
2.500
(↓0.01)
3
(1↑)
広島
65625 0.512
(↑0.004)
6.5
(↑1)
11390
(+5)
382
(+4)
51
(-)
57
(+1)
0.239
(↑0.001)
2.570
(↓0.01)
4
(1↓)
DeNA
65633 0.508
(↓0.004)
7
(-)
12486
(+5)
464
(+6)
96
(+1)
60
(-)
0.256
(-)
3.070
(↓0.01)
5
(1↑)
中日
56728 0.438
(↑0.005)
16
(↑1)
7360
(+7)
463
(+6)
65
(+1)
37
(-)
0.243
(↑0.001)
3.030
(↓0.02)
6
(1↓)
ヤクルト
56744 0.431
(↓0.003)
17
(-)
9470
(+6)
525
(+7)
95
(-)
63
(+2)
0.241
(↑0.001)
3.680
(↓0.02)