1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 9 | 0 | 1 |
日本ハム | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | X | 7 | 11 | 2 | 2 |
勝利投手:バーヘイゲン(2勝1敗0S) 敗戦投手:早川 隆久(11勝5敗0S) 本塁打 |
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◆日本ハムが3連勝。日本ハムは1点を追う3回裏、レイエスの3ランで逆転に成功する。その後1点差に迫られて迎えた7回には、レイエスが再び3ランを放ち、リードを広げた。投げては、先発・バーヘイゲンが5回3失点で今季2勝目。敗れた楽天は、投手陣が一発に泣いた。
◆楽天打線が好調だ。チームは12日の西武戦から5連勝中で、この間の得点は7→7→6→5→8点と5試合続けて5得点以上。楽天が6試合連続5得点以上をマークすれば09年9月26日~10月3日(10→11→6→6→5→14点)に並ぶ球団最長タイ。09年の記録は間に1敗しており、オール5得点以上で6戦6勝だと球団初の快記録となる。
◆6月にくも膜下出血で倒れ、札幌市内の病院で10数時間の手術を受け、奇跡の生還を果たした日本ハム小村勝球団社長(58)が、試合前にスタンドの応援団「札幌闘将会」の元を訪れ、感謝の言葉を伝えた。闘病中、何度も激励を受けたという。「本当にたくさん応援してもらってね。おかげで戻って来られました。ありがとう」。18日にはみずほペイペイドームでのソフトバンク戦を激励に訪れ、逆に新庄監督以下、コーチ、選手、スタッフ全員に、サプライズで出迎えられ、涙をこぼした同社長。スタンドに応援団の「小村!小村!」という大きな声援がこだますると、再び目を潤ませていた。
◆楽天宋家豪投手(32)が緊急降板した。1点ビハインドの7回に3番手で登板。日本ハム先頭のマルティネスを右飛に抑えたが、投球後に両膝に手をつき、険しい表情を浮かべた。治療のためベンチに引き揚げたが、今江監督が直後に交代を告げて、藤平がマウンドに上がった。宋はわずか4球、打者1人での降板となった。チームは21日から首位ソフトバンク2連戦(みずほペイペイドーム)、23日ロッテ戦(ZOZOマリン)、25日から日本ハム2連戦(エスコンフィールド)と敵地での試合が続くため、離脱となれば大きな戦力ダウンになる。宋は今季41試合に登板し、1勝2敗、17ホールド、防御率3・18。
◆日本ハムが3連勝で、6年ぶりのCS出場へ、クリンチナンバーを「3」とした。CS進出決定は最短で22日。2位以上も同23日に確定する可能性が出てきた。1点を追う1回に清宮幸太郎内野手(25)の左前適時二塁打で追いつくと、再び1点を追う3回には、フランミル・レイエス外野手(29)が中堅右へ2戦連発となる22号3ラン。「1打席目は冷静になり過ぎていたので、2打席目は冷静になりながらも積極的にいきました。ストライクゾーンに来た球を捉える意識。高めのカーブを1発で仕留めることができてよかったです」。これが新庄体制3年目で最多の今季チーム101本目の1発。レイエスはさらに7回にも23号3ランを放った。チームの貯金は今季最多の17となった。
◆楽天が今季初の6連勝を逃し、4位に後退した。3回、早川がレイエスに逆転3ランを被弾。7回は腰の違和感で緊急降板の宋家豪に代わった藤平が再びレイエスに3ランを許した。打線は2点を追う5回無死満塁も伊藤裕の適時打による1点にとどまった。今江監督は「(早川は)調子もあんまり良くない中でよく投げてくれた。ただ、1発が大きかった」。試合のなかったロッテにかわされ、0・5ゲーム差で追う展開となった。
◆日本ハムが3連勝しCS進出へのクリンチナンバーを3に減らした。1点を追う3回1死一、二塁でレイエスが右中間へ2戦連発となる逆転の22号3ラン。新庄体制最多のチーム101号で流れを呼び込むと、1点差に詰められた7回1死一、二塁で、この日2発目となる23号3ランで突き放した。新庄監督は「(ジャイアンツ時代に同僚だった)バリー・ボンズに見えてきた。こういう場面で必ず打つ。球場全部を使ったホームラン。モーレも右に左に打ってね」と喜んだ。捕手の伏見が腰の違和感で19日に登録抹消。この日は今季三塁で定着していた郡司に前日「明日キャッチャーでいくばい」と伝え、今季初のスタメン捕手起用した。失点はしたが「これがレベルアップ。今日は選手のおかげ。8回以外サイン出してない。西川のクッションの上に座ってただけ」。新庄流"自主野球"で快勝し、23日にも本拠でのCS開催が可能な、2位以内が確定する。
◆楽天早川隆久投手(26)が、1発に泣いた。1点リードの3回1死一、二塁。日本ハム4番レイエスに初球の外角高めカーブを完璧に捉えられ、逆転3ランを浴びた。「カーブを全然前の打席で投げていなかったので、カーブから入ろうというイメージで、低めにいって転がしてもらってゲッツーならベストだった中で、自分が投げミスで高めに浮いてしまった」と反省を口にした。今季初めて中5日で臨んだが、6回途中7安打4失点で自己最多を更新する12勝目を手にすることはできなかった。「(状態は)まあそこまでいいとは思わないですけど、別に悪いとは個人的には思わなかったので、そこに関しては特に問題ないかなという中でマウンドに入った中で、ちょっとマウンドとうまくアジャストできなかった部分はあった」と振り返った。今江監督は試合をつくった早川について「調子もあんまり良くない中でもよく投げてくれた。ただ、1発というのが大きかった。4連戦の、また移動ゲームで中継ぎピッチャーのことも考えないといけない中で、逆にあの状態でよく6回まで投げてくれたと思いますけど」とたたえた。チームは前カードでロッテに2連勝し3位に浮上も、この日の敗戦で今季初の6連勝を逃し、4位に後退。ロッテを0・5ゲーム差で追う展開となった。
◆出番のなかった日本ハム斎藤友貴哉投手(29)が、ファンの話題を集めた。斎藤は8月27日の楽天戦で、自身がつくった無死満塁のピンチを無失点で抑えて、両手を突き上げてガッツポーズ。その姿にベンチも爆笑し、新庄剛志監督(52)はインスタグラムで「登録名を さいこう ゆきや に変更させてもらいます」と投稿した。斎藤は9月4日のソフトバンク戦でも無死満塁を無失点で切り抜けた。この日は、先発のドリュー・バーヘイゲン投手(33)が5回、2つの与四球と安打で無死満塁のピンチを背負うと、1死は取ったが楽天伊藤裕季也内野手(28)に左前適時打を浴び失点。ネット上では「さいこうゆきやチャレンジ失敗」とコメントがつき、「やはりさいこうゆきやは唯一無二」「さいこうゆきやは偉大なんだなーって再確認」「さいこうゆきやチャレンジがいとうゆきやに阻まれた」などと盛り上がった。
◆日本ハムが3連勝で、6年ぶりのCS出場へ、クリンチナンバーを「3」とした。CS進出決定は最短で22日。2位以上も同23日に確定する可能性が出てきた。新庄剛志監督(52)の試合後の一問一答は以下。「モーレ(レイエス)が、右のバリー・ボンズに見えてきた。バリーはこういう活躍を1年間通してやったんで、モーレもね、それに近い活躍を期待します」-打球の感じがそう見える「いや、こういう場面で必ず打つんすよ。球場全部を使ったホームラン。モーレも今日、右に打って左に打って。バリーに見えてきた。本当に」-この1カ月ぐらいで15本塁打「バリーはね、たぶん28本ぐらい。1試合で3、4本打ってたから。でもね、日本の野球まだ1年もたってないのに、これだけ狙った球を仕留められるっていうのは、モーレの才能でしかないんで、頼りになります」-河野も久しぶりの登板「よかった。やっぱ本人が一番不安なマウンド、今日は大事な試合だったんで。ちょっと早めに投げさせようかなと思ってあの回になりました」-郡司がスタメンマスク「これがレベルアップですよ。こういう大事な試合で、1回も組んだことのないピッチャーとのバッテリー。どういうリードをして、ゲームを作ってくれるかなって。点数は取られましたけど。郡司くん8番で、打つ方にも期待して。で、6回を過ぎたら田宮くんに代えようと決めてたんで。でも今日の勝ちはほんとに選手のおかげですよ。僕、ベンチも森本コーチも一切サイン出してない。最後の8回だけで。選手全員が集まってミーティングをして、作戦を練ってもらって、どういうふうに点を取るか、どうやって勝つかということを選手たちで考えた」-事前に(選手に方針を)伝えて「伝えてます。今日はもう選手たちが勝ち取った勝利。はい。何もしてない。僕は西川のソファの上に座ってただけ」-マルティネスを1番起用「先に点を取ってもらおうと。で、ちょっと守備固めが早い段階でできるっていうところで、1番にしました」-試合後、(くも膜下出血から現場復帰した)小村社長と抱き合っていた「つらい病院生活を終えて、球場に来れるようになって、この間の福岡の時は7時に帰られてたんで。今日はね、最後まで試合を見れたっていう自分の喜びと、選手たちが喜んでる姿と、ファンのみなさんがね、みんなで勝利をものにしたっていうところの感動で、僕のところに来てやっぱ号泣してらっしゃったんで。ありがとうございます。今日勝てましたってことはハグをして伝えました」-試合とは離れるが、大谷が50-50を達成「もう自分のチームのことしか考えてない。素晴らしい記録はもう大谷君しかできない。今日に至るまでの大谷君のその過程はもう本人が作ったものであって。半端ない努力でこういう記録をね、自分で勝ち取ったと思う」
◆日本ハムが3連勝し、CS進出へのクリンチナンバーを3に減らした。1点を追う3回1死一、二塁でフランミル・レイエス外野手(29)が右中間へ2戦連発となる逆転の22号3ラン。新庄体制最多のチーム101号で流れを呼び込むと、1点差に詰められた7回1死一、二塁には、この日2発目となる23号3ランで、突き放した。貯金は今季最多17。最短22日にCS進出が決まり23日にも、本拠でのCS開催が可能な、2位以上が確定する。レイエスがチームの好調ぶりを示す、大きな1発を放った。1点を追う3回1死一、二塁、楽天先発早川の初球、甘く入った高めカーブを"迷わずにレイエス"。豪快にバットを振り上げ「カンペキでした」という打球は、右中間最深部に突き刺さる、逆転の22号3ランとなった。1打席目で三振した後、上川畑に「次カーブきたらホームラン打つから。次、あのカーブが来たらホームラン打つ」と宣言。有言実行のカーブ打ちで新庄体制最多のチーム101号。18日に節目の100号を放ってから2戦連発の22号で試合をひっくり返すと、1点リードの7回1死一、二塁で、またも初球に反応した。藤平の低めフォークを起用にすくい上げ、今度は左翼スタンドに放り込む23号。一気に突き放し、勝利を引き寄せた。衝撃の大谷「51-51」に触発された。「今朝、大谷選手の試合を観て。似たような日ですね。大谷選手がファイターズから来たっていうことも、知っているので、すごいな、って。3本打つには第1打席目が消極的に行きすぎたかな」。さすがに大谷の3本塁打10打点にはかなわなかったが、2本塁打6打点の荒稼ぎで、本塁打パ・リーグ単独2位に躍り出た。試合後は、くも膜下出血から奇跡の生還を果たし、業務復帰後初めてエスコンフィールドで観戦した小村球団社長と抱き合い、握手して喜びを分かち合った。「生死をさまよって、なおまたこの場所に戻ってきて。1秒1秒が本当に楽しそうだっていうことが伝わってくる。戻ってきてくれてありがとうって伝えました」。これからも打ちまくって「日本シリーズに勝つことが目標」。まずはCSを引き寄せ、頂上への道を切り開く。【永野高輔】
◆日本ハムが逆転勝ちで3連勝。レイエスが1―2の三回に3ランで試合をひっくり返し、4―3の七回にも3ランを放って突き放した。バーヘイゲンが五回まで3失点で粘り2勝目。楽天は連勝が5で止まり、4位に後退した。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
82 | 47 | 3 | 0.636 (↑0.003) | M4 (↑1) |
11 | 554 (+4) | 358 (-) | 105 (+2) | 85 (-) |
0.256 (-) | 2.500 (↑0.02) |
2 (-) |
日本ハム |
70 | 53 | 8 | 0.569 (↑0.003) | 9 (-) |
12 | 506 (+7) | 443 (+3) | 102 (+2) | 85 (+2) |
0.248 (↑0.001) | 2.930 (-) |
3 (1↑) |
ロッテ |
65 | 62 | 6 | 0.512 (-) | 16 (↓0.5) |
10 | 463 (-) | 475 (-) | 72 (-) | 58 (-) |
0.249 (-) | 3.270 (-) |
4 (1↓) |
楽天 |
64 | 62 | 3 | 0.508 (↓0.004) | 16.5 (↓1) |
14 | 461 (+3) | 525 (+7) | 69 (+1) | 84 (+3) |
0.244 (-) | 3.760 (↓0.03) |
5 (-) |
ORIX |
58 | 72 | 3 | 0.446 (↓0.004) | 24.5 (↓1) |
10 | 361 (-) | 411 (+4) | 65 (-) | 54 (+1) |
0.235 (↓0.001) | 2.780 (↓0.01) |
6 (-) |
西武 |
44 | 86 | 2 | 0.338 (-) | 38.5 (↓0.5) |
11 | 313 (-) | 452 (-) | 55 (-) | 73 (-) |
0.211 (-) | 3.070 (-) |
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