ロッテ(☆6対2★)ソフトバンク =リーグ戦22回戦(2024.08.30)・ZOZOマリンスタジアム=
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ソフトバンク
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ロッテ
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勝利投手:佐々木 千隼(7勝4敗0S)
敗戦投手:有原 航平(11勝6敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】山川 穂高(29号・9回表2ラン)

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◆ロッテは2回裏、安田と藤原の適時打で2点を先制する。続く3回にポランコの適時打で1点を加えると、4回には藤岡の適時打などで2点を追加し、試合を優位に進めた。投げては、先発・佐々木が7回3安打無失点の好投で今季7勝目。敗れたソフトバンクは、投打ともに振るわなかった。

◆ロッテキラーのソフトバンク有原航平投手(32)が5回ノックアウトされた。初回は無失点スタートも、2回に2失点。2死から4連打を許した。3回も1点を失い、4回はさらに2失点。5回を投げ9安打5失点で降板した。試合前時点で有原は日本ハム時代の19年からロッテ戦は無傷の11連勝中だった。今季も3戦3勝、防御率1・08を誇っていたが、好相性ぶりを発揮することはできなかった。6回から2番手で又吉がマウンドに上がった。

◆先発の佐々木朗希投手(22)が7回3安打7奪三振無失点の好投を見せた。最速は161キロだった。初回から牧原大への5球目で160キロを計測するなど、アクセル全開だった。決め球のフォークもさえ、2つの三振を奪う3者凡退の立ち上がり。2回以降も球数少なくテンポの良い投球を披露した。最後のイニングとなった7回には、2死から近藤の四球と正木の二塁打で二、三塁のピンチを招いたが甲斐を三飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。8回からは坂本が2番手としてマウンドに上がった。前回登板の22日、日本ハム戦(ZOZOマリン)は6回4失点で4敗目を喫していただけに、リベンジを果たした。

◆首位独走のソフトバンクがロッテに完敗した。先発した有原航平が5回を9安打5失点でノックアウト。2回に2点を先制され、3回1失点、4回はさらに2失点と先発の役目を果たせなかった。対ロッテに12戦ぶりの黒星で、日本ハム時代の19年から続いた連勝は11でストップ。今季6敗目となった。打線は7回まで投げたロッテ佐々木朗希の前にわずか3安打で沈黙。6点を追う9回1死一塁から山川が意地の29号2ランを放ち、完封負けを阻止したが、チームは2連敗。直近8試合は2勝6敗となった。

◆ソフトバンク小久保裕紀監督(52)が今季最短の20秒で試合後の囲み取材を切り上げた。ロッテとの敵地3連戦の初戦で敗れ、「完敗です」と振り返った。先発した有原が5回9安打5失点でノックアウト。打線は7回まで投げたロッテ佐々木の前に3安打で沈黙した。6点を追う9回1死一塁から山川が完封を阻止する29号2ラン。指揮官は「山川が最後打って、完封だけは免れた。ただ、そのゲームです」と足早に球場を後にした。2位日本ハムが勝利したため、優勝マジックは19で足踏みとなった。

◆ソフトバンク山川穂高内野手(32)が完封阻止の1発を放った。6点差の9回1死一塁。東妻の初球を豪快に左翼席中段に運び去る29号2ラン。「完ぺきです。今日はエラーもしたし、こういう展開にもなったんで。明日、明後日でやり返していけるように頑張りたい」。5試合ぶりの1発で8月は11本塁打。31日のラスト1試合でアーチを放つと月間本数の自己最多となる。「31日(先発)はメルセデス。しっかり対策していきたい」と口元を引き締めた。

◆ロッテ佐々木朗希投手(22)が復調の秋を迎える。ソフトバンク戦(ZOZOマリン)に先発し、スライダーをカウント球に160キロ前後の直球とフォークで圧倒。7回3安打7奪三振で無失点に抑え、約1カ月ぶりに7勝目を挙げた。2度の離脱期間を経て、7イニング、100球以上を投げたのは、いずれも5月24日ソフトバンク戦以来。味方の先制点直後に失点した前回22日の日本ハム戦の反省も生かし、8日に5回9安打3失点で黒星を喫した相手へのリベンジも決めた剛腕が、8月最後の登板で上昇気配を示した。朝からのどんよりとした天気とは裏腹に、その表情は晴れやかだった。佐々木は右上肢のコンディション不良から復帰して以降、最長となる7回を、101球で投げきった。「前回ソフトバンクにやられていたので、やり返すぞという気持ちで投げて、抑えられて良かったです」と喜んだ。初回からアクセル全開だった。牧原大への5球目で160キロを計測。2回は先頭の山川に中前打を許したが、続く近藤には160キロ直球で空振り三振。前回は2球しかなかった160キロ超の直球が5球と、力強さも戻ってきた。一方で、変化球も駆使した。奪った7つの三振のうち、6つの決め球がフォーク。圧巻だったのは6回。「バッターの反応を見ながら投げました」。この回投じた10球全てをフォークとスライダーで組み立て、3者連続三振を奪ってみせた。前週の反省も存分に生かした。前回登板の日本ハム戦では、先制直後に失点し「ふがいなかった」。だからこそ、先制してもらった直後の3回はよりリズムよく丁寧に投げ込んだ。打者3人をすべて二ゴロに仕留めると、ほっとしたような表情を浮かべ、ベンチ前で女房役の佐藤とハイタッチした。充実の投球内容に、トークもさえ渡った。お立ち台では「藤原さんに試合前にちょっと配球を教わったので」。さらに、1軍昇格即スタメン起用で先制適時二塁打の安田には「あれは風が強かったので、あまり自分のパワーがついたって勘違いしないでほしいなと思います」と話し、スタンドのファンを笑わせた。2位日本ハム、4位楽天とはそれぞれ3ゲーム差。し烈な上位争いの現状にも「1試合1試合大事になってくるので、全力で投げて勝ちに貢献できるように頑張ります」と顔を上げた。上だけを向いて戦い続ける。【水谷京裕】

◆ソフトバンク小久保裕紀監督(52)は「最初に予告しとくわ。今までで(取材時間)一番短いよ」と予告し「完敗です」と2度繰り返した。試合後の囲み取材は今季最短の20秒で終了。淡々とした表情で切り上げ、足早にビジター球場を後にした。いつもの"無双感"が消えていた。先発した有原が5回9安打5失点で降板。初回を無失点スタートも、2回に2点を先制された。2死を奪ってから「集中打を食らってしまった」と手痛い4連打。その後も修正できず、3回1失点、4回2失点と先発の役目を果たせなかった。対ロッテは日本ハム時代の19年から無傷の11連勝も、同5月6日以来の黒星。8月は計5試合に登板し、4試合で5失点以上と精彩を欠く。リーグトップの11勝をマークするも、夏場の失速は気がかりだ。倉野1軍投手チーフコーチは「何が原因なのかっていうのは分析して、改善できるところはしていきたい」と語り、「次はまたしっかり勝てるピッチングをしてもらいたいですね」とエースの奮起を期待した。右腕も「次はしっかり投げられるように修正したいなと思います。頑張るしかないです」と懸命に前を向いた。チームは3カード連続で勝ち越しがなく、直近8戦は2勝6敗と波に乗れない。2位日本ハムが勝利し、優勝マジックは19で足踏みとなった。シーズンも残り27試合。気持ちを切り替え、4年ぶりのリーグ制覇へ1歩ずつ向かっていくだけだ。【佐藤究】▽ソフトバンク岩井(1軍昇格即1回を無失点投球)「久々の1軍登板だったんですけど、ゾーンでしっかり攻めることができたので良かったです」

◆ロッテが日本ハム時代の19年から11連敗していたソフトバンク有原を5回9安打5得点で攻略した。吉井理人監督は「今日は本当に、選手たちに『自分と闘うのではなく、相手と戦おう。やることは勇気持って思い切ってやりましょう』ということを伝えたら、みんなやってくれました」と振り返った。1軍昇格即「8番三塁」でスタメン起用し、2回に先制の適時二塁打を放った安田については「調子いいといって(1軍に)上がってきているので、これで調子に乗っていってほしいと思います」と話した。

◆ロッテのスタメンが発表された。11連敗中と苦手にするソフトバンク・有原に対して、角中勝也外野手(37)が「4番・左翼」で出場し、この日に昇格した安田尚憲内野手(25)が「8番・三塁」に名を連ねた。佐々木朗希投手(22)が7勝目を目指して先発する。

◆ロッテ・佐々木朗希投手(22)が7回101球を投げ、3安打無失点と好投。7勝目の権利を持って降板した。「先制してもらったのでそれを守ろうと必死に投げました。いい結果だったので良かったです」最速は161キロをマーク。力強い直球だけでなく、フォークボール、スライダーも低めに集めた。七回は四球と二塁打を許して2死二、三塁のピンチを背負ったが、最後は甲斐を三飛に抑えた。ソフトバンクとの前回対戦は5回を投げ、自己ワーストの9安打で3失点と打たれた。リベンジをするべく中7日のマウンドで力をみせた。

◆ロッテが快勝。佐々木は7回3安打無失点で7勝目を挙げた。二回に安田と藤原の適時打で2点を先行し、三回以降もポランコのタイムリーなどで加点。ソフトバンクは有原が5回5失点と崩れ、山川の2ランのみに終わった。

◆ロッテは30日、ソフトバンク22回戦(ZOZOマリン)に6-2で快勝。先発の佐々木朗希投手(22)が7回3安打無失点で7勝目(4敗)を手にした。前回対戦した8日の同戦は五回までに自己ワーストの9安打を浴びて3失点で敗戦投手に。今季最多の米大リーグ15球団が集まる中で、チームが2019年から11連敗を喫していた有原航平投手(32)との投げ合いを制し、リベンジを果たした。台風10号の影響で降りしきっていた横殴りの雨は試合開始時には上がり、球場は熱気に満ちた。佐々木が七回まで3安打無失点に抑える快投。何度もこぼれる笑みに調子の良さが出ていた。「なかなかちょっといい投球ができていなかった。こうやっていい投球ができて、それを最後までやり通せたと思う」最速は161キロを計測。力強い直球だけでなく、フォークボール、スライダーもさえた。七回は2死二、三塁のピンチを背負ったが、最後は甲斐を三飛に。チームが2019年から11連敗と苦手にしていた有原に投げ勝ち、昨季に並ぶ7勝目を挙げ「(味方の先制点と同じ)2点以上を取られたら負けると思って気を引き締めて投げた」と気迫があった。

◆ロッテは30日、ソフトバンク22回戦(ZOZOマリン)に6-2で快勝。先発の佐々木朗希投手(22)が7回3安打無失点で7勝目(4敗)を手にした。好投の鍵はコミュニケーション!? 佐々木は試合前に公私ともに仲のいい1学年先輩の藤原から「どうしても投手の感覚しかわからない。打者がどう考えているかは違う」と配球の助言をもらった。外野手が投手に指摘するというのは珍しいことだが、試合を振り返って「指示通りにはできたかな。少しは参考になりました」と感謝した。練習中にはよく先発陣と話し込む姿も見られる。登板前日は種市とキャッチボールをするのがルーティン。約10分ほど行って、練習終わりには2人で帰るのが定番だ。高卒2年目の田中晴が20歳の誕生日を迎えた際には、種市と2人で東京都内の店でお祝いをしたこともあった。メルセデスとは日本語ではなく、スペイン語や英語を駆使して通訳なしでも談笑している。助っ人左腕は「(外国語は)まあまあかな(笑)。いつも話してくれてありがたい」と感謝。他にも同学年の宮城とはオリックス戦で再会すれば必ず話し込み、高校日本代表で同僚だった選手とは今でもLINEで会話することがある。技術的な話から他愛もない話まで、ちょっとした会話が投球につながっている。(ロッテ担当・森祥太郎)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
72413 0.637
(↓0.006)
M19
(-)
27486
(+2)
323
(+6)
93
(+1)
78
(-)
0.255
(↓0.001)
2.570
(↓0.02)
2
(-)
日本ハム
61488 0.560
(↑0.004)
9
(↑1)
26447
(+5)
399
(+2)
87
(+1)
74
(+2)
0.249
(-)
2.900
(↑0.03)
3
(-)
ロッテ
60536 0.531
(↑0.004)
12
(↑1)
24417
(+6)
417
(+2)
61
(-)
54
(-)
0.249
(↑0.001
3.200
(↑0.01)
4
(-)
楽天
56553 0.505
(↓0.004)
15
(-)
29403
(-)
459
(+2)
61
(-)
69
(+1)
0.244
(↑0.001)
3.710
(↑0.02)
5
(-)
ORIX
53613 0.465
(↑0.005)
19.5
(↑1)
26323
(+2)
345
(-)
52
(-)
46
(-)
0.234
(-)
2.660
(↑0.02)
6
(-)
西武
36792 0.313
(↓0.003)
37
(-)
26275
(+2)
414
(+5)
46
(-)
58
(-)
0.208
(↑0.001)
3.220
(↓0.01)