1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 5 | 1 | 1 |
ロッテ | 0 | 2 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | X | 6 | 13 | 0 | 0 |
勝利投手:佐々木 千隼(7勝4敗0S) 敗戦投手:有原 航平(11勝6敗0S) 本塁打 |
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◆ロッテは2回裏、安田と藤原の適時打で2点を先制する。続く3回にポランコの適時打で1点を加えると、4回には藤岡の適時打などで2点を追加し、試合を優位に進めた。投げては、先発・佐々木が7回3安打無失点の好投で今季7勝目。敗れたソフトバンクは、投打ともに振るわなかった。
◆ロッテキラーのソフトバンク有原航平投手(32)が5回ノックアウトされた。初回は無失点スタートも、2回に2失点。2死から4連打を許した。3回も1点を失い、4回はさらに2失点。5回を投げ9安打5失点で降板した。試合前時点で有原は日本ハム時代の19年からロッテ戦は無傷の11連勝中だった。今季も3戦3勝、防御率1・08を誇っていたが、好相性ぶりを発揮することはできなかった。6回から2番手で又吉がマウンドに上がった。
◆先発の佐々木朗希投手(22)が7回3安打7奪三振無失点の好投を見せた。最速は161キロだった。初回から牧原大への5球目で160キロを計測するなど、アクセル全開だった。決め球のフォークもさえ、2つの三振を奪う3者凡退の立ち上がり。2回以降も球数少なくテンポの良い投球を披露した。最後のイニングとなった7回には、2死から近藤の四球と正木の二塁打で二、三塁のピンチを招いたが甲斐を三飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。8回からは坂本が2番手としてマウンドに上がった。前回登板の22日、日本ハム戦(ZOZOマリン)は6回4失点で4敗目を喫していただけに、リベンジを果たした。
◆首位独走のソフトバンクがロッテに完敗した。先発した有原航平が5回を9安打5失点でノックアウト。2回に2点を先制され、3回1失点、4回はさらに2失点と先発の役目を果たせなかった。対ロッテに12戦ぶりの黒星で、日本ハム時代の19年から続いた連勝は11でストップ。今季6敗目となった。打線は7回まで投げたロッテ佐々木朗希の前にわずか3安打で沈黙。6点を追う9回1死一塁から山川が意地の29号2ランを放ち、完封負けを阻止したが、チームは2連敗。直近8試合は2勝6敗となった。
◆ソフトバンク小久保裕紀監督(52)が今季最短の20秒で試合後の囲み取材を切り上げた。ロッテとの敵地3連戦の初戦で敗れ、「完敗です」と振り返った。先発した有原が5回9安打5失点でノックアウト。打線は7回まで投げたロッテ佐々木の前に3安打で沈黙した。6点を追う9回1死一塁から山川が完封を阻止する29号2ラン。指揮官は「山川が最後打って、完封だけは免れた。ただ、そのゲームです」と足早に球場を後にした。2位日本ハムが勝利したため、優勝マジックは19で足踏みとなった。
◆ソフトバンク山川穂高内野手(32)が完封阻止の1発を放った。6点差の9回1死一塁。東妻の初球を豪快に左翼席中段に運び去る29号2ラン。「完ぺきです。今日はエラーもしたし、こういう展開にもなったんで。明日、明後日でやり返していけるように頑張りたい」。5試合ぶりの1発で8月は11本塁打。31日のラスト1試合でアーチを放つと月間本数の自己最多となる。「31日(先発)はメルセデス。しっかり対策していきたい」と口元を引き締めた。
◆ロッテ佐々木朗希投手(22)が復調の秋を迎える。ソフトバンク戦(ZOZOマリン)に先発し、スライダーをカウント球に160キロ前後の直球とフォークで圧倒。7回3安打7奪三振で無失点に抑え、約1カ月ぶりに7勝目を挙げた。2度の離脱期間を経て、7イニング、100球以上を投げたのは、いずれも5月24日ソフトバンク戦以来。味方の先制点直後に失点した前回22日の日本ハム戦の反省も生かし、8日に5回9安打3失点で黒星を喫した相手へのリベンジも決めた剛腕が、8月最後の登板で上昇気配を示した。朝からのどんよりとした天気とは裏腹に、その表情は晴れやかだった。佐々木は右上肢のコンディション不良から復帰して以降、最長となる7回を、101球で投げきった。「前回ソフトバンクにやられていたので、やり返すぞという気持ちで投げて、抑えられて良かったです」と喜んだ。初回からアクセル全開だった。牧原大への5球目で160キロを計測。2回は先頭の山川に中前打を許したが、続く近藤には160キロ直球で空振り三振。前回は2球しかなかった160キロ超の直球が5球と、力強さも戻ってきた。一方で、変化球も駆使した。奪った7つの三振のうち、6つの決め球がフォーク。圧巻だったのは6回。「バッターの反応を見ながら投げました」。この回投じた10球全てをフォークとスライダーで組み立て、3者連続三振を奪ってみせた。前週の反省も存分に生かした。前回登板の日本ハム戦では、先制直後に失点し「ふがいなかった」。だからこそ、先制してもらった直後の3回はよりリズムよく丁寧に投げ込んだ。打者3人をすべて二ゴロに仕留めると、ほっとしたような表情を浮かべ、ベンチ前で女房役の佐藤とハイタッチした。充実の投球内容に、トークもさえ渡った。お立ち台では「藤原さんに試合前にちょっと配球を教わったので」。さらに、1軍昇格即スタメン起用で先制適時二塁打の安田には「あれは風が強かったので、あまり自分のパワーがついたって勘違いしないでほしいなと思います」と話し、スタンドのファンを笑わせた。2位日本ハム、4位楽天とはそれぞれ3ゲーム差。し烈な上位争いの現状にも「1試合1試合大事になってくるので、全力で投げて勝ちに貢献できるように頑張ります」と顔を上げた。上だけを向いて戦い続ける。【水谷京裕】
◆ソフトバンク小久保裕紀監督(52)は「最初に予告しとくわ。今までで(取材時間)一番短いよ」と予告し「完敗です」と2度繰り返した。試合後の囲み取材は今季最短の20秒で終了。淡々とした表情で切り上げ、足早にビジター球場を後にした。いつもの"無双感"が消えていた。先発した有原が5回9安打5失点で降板。初回を無失点スタートも、2回に2点を先制された。2死を奪ってから「集中打を食らってしまった」と手痛い4連打。その後も修正できず、3回1失点、4回2失点と先発の役目を果たせなかった。対ロッテは日本ハム時代の19年から無傷の11連勝も、同5月6日以来の黒星。8月は計5試合に登板し、4試合で5失点以上と精彩を欠く。リーグトップの11勝をマークするも、夏場の失速は気がかりだ。倉野1軍投手チーフコーチは「何が原因なのかっていうのは分析して、改善できるところはしていきたい」と語り、「次はまたしっかり勝てるピッチングをしてもらいたいですね」とエースの奮起を期待した。右腕も「次はしっかり投げられるように修正したいなと思います。頑張るしかないです」と懸命に前を向いた。チームは3カード連続で勝ち越しがなく、直近8戦は2勝6敗と波に乗れない。2位日本ハムが勝利し、優勝マジックは19で足踏みとなった。シーズンも残り27試合。気持ちを切り替え、4年ぶりのリーグ制覇へ1歩ずつ向かっていくだけだ。【佐藤究】▽ソフトバンク岩井(1軍昇格即1回を無失点投球)「久々の1軍登板だったんですけど、ゾーンでしっかり攻めることができたので良かったです」
◆ロッテが日本ハム時代の19年から11連敗していたソフトバンク有原を5回9安打5得点で攻略した。吉井理人監督は「今日は本当に、選手たちに『自分と闘うのではなく、相手と戦おう。やることは勇気持って思い切ってやりましょう』ということを伝えたら、みんなやってくれました」と振り返った。1軍昇格即「8番三塁」でスタメン起用し、2回に先制の適時二塁打を放った安田については「調子いいといって(1軍に)上がってきているので、これで調子に乗っていってほしいと思います」と話した。
◆ロッテのスタメンが発表された。11連敗中と苦手にするソフトバンク・有原に対して、角中勝也外野手(37)が「4番・左翼」で出場し、この日に昇格した安田尚憲内野手(25)が「8番・三塁」に名を連ねた。佐々木朗希投手(22)が7勝目を目指して先発する。
◆ロッテ・佐々木朗希投手(22)が7回101球を投げ、3安打無失点と好投。7勝目の権利を持って降板した。「先制してもらったのでそれを守ろうと必死に投げました。いい結果だったので良かったです」最速は161キロをマーク。力強い直球だけでなく、フォークボール、スライダーも低めに集めた。七回は四球と二塁打を許して2死二、三塁のピンチを背負ったが、最後は甲斐を三飛に抑えた。ソフトバンクとの前回対戦は5回を投げ、自己ワーストの9安打で3失点と打たれた。リベンジをするべく中7日のマウンドで力をみせた。
◆ロッテが快勝。佐々木は7回3安打無失点で7勝目を挙げた。二回に安田と藤原の適時打で2点を先行し、三回以降もポランコのタイムリーなどで加点。ソフトバンクは有原が5回5失点と崩れ、山川の2ランのみに終わった。
◆ロッテは30日、ソフトバンク22回戦(ZOZOマリン)に6-2で快勝。先発の佐々木朗希投手(22)が7回3安打無失点で7勝目(4敗)を手にした。前回対戦した8日の同戦は五回までに自己ワーストの9安打を浴びて3失点で敗戦投手に。今季最多の米大リーグ15球団が集まる中で、チームが2019年から11連敗を喫していた有原航平投手(32)との投げ合いを制し、リベンジを果たした。台風10号の影響で降りしきっていた横殴りの雨は試合開始時には上がり、球場は熱気に満ちた。佐々木が七回まで3安打無失点に抑える快投。何度もこぼれる笑みに調子の良さが出ていた。「なかなかちょっといい投球ができていなかった。こうやっていい投球ができて、それを最後までやり通せたと思う」最速は161キロを計測。力強い直球だけでなく、フォークボール、スライダーもさえた。七回は2死二、三塁のピンチを背負ったが、最後は甲斐を三飛に。チームが2019年から11連敗と苦手にしていた有原に投げ勝ち、昨季に並ぶ7勝目を挙げ「(味方の先制点と同じ)2点以上を取られたら負けると思って気を引き締めて投げた」と気迫があった。
◆ロッテは30日、ソフトバンク22回戦(ZOZOマリン)に6-2で快勝。先発の佐々木朗希投手(22)が7回3安打無失点で7勝目(4敗)を手にした。好投の鍵はコミュニケーション!? 佐々木は試合前に公私ともに仲のいい1学年先輩の藤原から「どうしても投手の感覚しかわからない。打者がどう考えているかは違う」と配球の助言をもらった。外野手が投手に指摘するというのは珍しいことだが、試合を振り返って「指示通りにはできたかな。少しは参考になりました」と感謝した。練習中にはよく先発陣と話し込む姿も見られる。登板前日は種市とキャッチボールをするのがルーティン。約10分ほど行って、練習終わりには2人で帰るのが定番だ。高卒2年目の田中晴が20歳の誕生日を迎えた際には、種市と2人で東京都内の店でお祝いをしたこともあった。メルセデスとは日本語ではなく、スペイン語や英語を駆使して通訳なしでも談笑している。助っ人左腕は「(外国語は)まあまあかな(笑)。いつも話してくれてありがたい」と感謝。他にも同学年の宮城とはオリックス戦で再会すれば必ず話し込み、高校日本代表で同僚だった選手とは今でもLINEで会話することがある。技術的な話から他愛もない話まで、ちょっとした会話が投球につながっている。(ロッテ担当・森祥太郎)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
72 | 41 | 3 | 0.637 (↓0.006) | M19 (-) |
27 | 486 (+2) | 323 (+6) | 93 (+1) | 78 (-) |
0.255 (↓0.001) | 2.570 (↓0.02) |
2 (-) |
日本ハム |
61 | 48 | 8 | 0.560 (↑0.004) | 9 (↑1) |
26 | 447 (+5) | 399 (+2) | 87 (+1) | 74 (+2) |
0.249 (-) | 2.900 (↑0.03) |
3 (-) |
ロッテ |
60 | 53 | 6 | 0.531 (↑0.004) | 12 (↑1) |
24 | 417 (+6) | 417 (+2) | 61 (-) | 54 (-) |
0.249 (↑0.001) | 3.200 (↑0.01) |
4 (-) |
楽天 |
56 | 55 | 3 | 0.505 (↓0.004) | 15 (-) |
29 | 403 (-) | 459 (+2) | 61 (-) | 69 (+1) |
0.244 (↑0.001) | 3.710 (↑0.02) |
5 (-) |
ORIX |
53 | 61 | 3 | 0.465 (↑0.005) | 19.5 (↑1) |
26 | 323 (+2) | 345 (-) | 52 (-) | 46 (-) |
0.234 (-) | 2.660 (↑0.02) |
6 (-) |
西武 |
36 | 79 | 2 | 0.313 (↓0.003) | 37 (-) |
26 | 275 (+2) | 414 (+5) | 46 (-) | 58 (-) |
0.208 (↑0.001) | 3.220 (↓0.01) |
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