楽天(★0対2☆)オリックス =リーグ戦19回戦(2024.08.30)・楽天モバイルパーク宮城=
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ORIX
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楽天
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勝利投手:曽谷 龍平(6勝9敗0S)
(セーブ:マチャド(4勝2敗22S))
敗戦投手:藤井 聖(8勝4敗0S)
  DAZN
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◆オリックスは初回、森の犠飛で先制に成功する。そのまま迎えた5回表には、廣岡の適時打で1点を加え、リードを広げた。投げては、先発・曽谷が6回無失点の好投で今季6勝目。敗れた楽天は、先発・藤井が力投を見せるも、打線が再三の好機を生かせなかった。

◆モーニング娘。'24の石田亜佑美(27)が、セレモニアルピッチを行った。捕手役の楽天武藤に向かってワンバウンド投球。「練習の時は絶対に届かせる、と意気込んで臨みましたが、ワンバウンドしてしまい悔しいです! マウンドに立った瞬間、緊張なのか不思議な感覚で...。選手の皆さんがいかにすごいところで戦っているかを実感しましたね」と振り返った。仙台市出身で、モーニング娘。史上初の東北出身メンバーでもある。東北ゴールデンエンジェルスジュニアチアリーダーズを経験し、人前で踊ることの楽しさを覚えたことが、モーニング娘。を目指す1つのきっかけになったという。石田は「これまでモーニング娘。'24の唯一の東北出身者ということで、楽天イーグルスの皆さんと同じように東北を背負う気持ちで13年間頑張ってきました。今年の秋にモーニング娘。'24を卒業しますが、これからも楽天イーグルスファンとして応援し続けたいと思います!」と笑顔で話した。

◆オリックスが競り合いを制して2連勝を飾った。ここ6戦すべて黒星で6連敗中だった先発の曽谷龍平投手(23)は、6回まで6安打無失点と粘りの投球を展開。6回は味方の失策から1死満塁とされたが、何とか耐えてリリーフ陣につないだ。7月2日楽天戦(弘前)以来の6勝目。打線は1回に森の犠飛で先制した。5回には高卒ルーキー横山聖の二塁打を足掛かりに広岡の適時打で2点目。最近は援護に恵まれていなかった先発曽谷を全体で後押しした。7回は山田、8回はペルドモ、9回はマチャドとつないだ。リードを保ったまま逃げ切りに成功。4位楽天とは4・5ゲーム差に縮めた。

◆楽天藤井聖投手(27)は、援護に恵まれなかった。7回7安打2失点と粘投。しかし、打線は今季4敗を喫しているオリックス曽谷を捉えきれず、無得点に封じられた。早川と並ぶチームトップタイの9勝目を逃し「チームを勝たせることができなかったので反省しかないですね」と振り返った。先頭の出塁が明暗を分けた。初回、1番広岡の左前打を起点に1死一、三塁から森の右犠飛で先制点を献上。5回は先頭横山聖に二塁打を許すと、1死三塁から広岡の左前適時打で2点目を奪われ「気持ちばかりいって球が抜けてしまったって感じですね」と悔しがった。6回にはセデーニョの投手強襲の打球が右膝に直撃するアクシデントもあったが、7回まで投げきった。1軍初登板した2年目から敵地では無傷の8連勝中の藤井だが、本拠地では6月13日巨人戦を最後に白星が遠く、4試合連続未勝利となった。チームは相手を上回る10安打を放ちながらも、今季15度目の完封負け。3位ロッテとのゲーム差は3に広がった。

◆オリックスドラフト1位の高卒ルーキー横山聖哉内野手(18)が、プロ初長打と初得点をマークした。3カ月ぶりの1軍再昇格即スタメンで、5回は左翼線に二塁打。初球をとらえ「若いので積極的なプレーで勝ちにつながる打撃ができればと思っていた」。その後、チーム2点目の生還。ただ三塁守備では6回に初失策となる一塁悪送球からピンチを広げてしまい「少し焦ってしまった」と反省した。

◆オリックス曽谷龍平投手が、2カ月のトンネルを抜けた。ここ登板6試合の6連敗を脱出。楽天戦で6回6安打無失点と粘った。7月2日同戦以来の6勝目。安堵(あんど)の表情が広がった。「ホッとしてます。走者を出しても今日は冷静になれた。矢印を自分に向かないで相手と対戦できた」。6連敗中の合計援護点はわずか1点。この日も2点ながら、必死で守り抜いた。3者凡退は1度だけ。6回は1死満塁を抑えた。2死からのフランコとの対戦では、うっすらと笑みも浮かべた。「楽しかったというか、絶対抑えて流れを持って来ようと。守備ですけど、攻撃みたいな気持ちになった」と振り返った。楽天戦に強く5勝目。楽天モバイルパークでは3戦3勝だ。そしてナイターでも強い。6勝中5勝で防御率は1・31。本人は「まったく意識してないです」と笑うが、同3点台のデーゲームに比べて好成績だ。9日には同学年のチームメート吉田と、甲子園で高校野球を観戦。「思い出せる部分があった。ああいう元気な姿を見て、自分たちもまだまだやれるとあらためて思いました」と気持ちを新たにしていた。大逆転CSへ、大事な4連戦の初戦を制して4・5ゲーム差に縮めた。殻を破った2年目左腕は「残り投げる試合は全部勝っていきたい」と力強く語った。【大池和幸】▽オリックス森(1回に先制犠飛)「最低限という形にはなりましたけど、曽谷は特に援護点がなかったので、何とか早いうちに、と思っていました。続けていきたいと思います」▽オリックス中嶋監督(連敗脱出の曽谷に)「だいぶ丁寧に投げていた。ずっといい投球をしていたので、いつかは(白星が)つくと思っていた。もっとついてもおかしくないピッチャー」

◆完封勝ちで2連勝を飾ったオリックスの中嶋聡監督(55)は、6回無失点で6勝目の先発曽谷を「制球重視じゃないですけど、だいぶ丁寧に投げていた」とたたえた。ここ6試合はストレートの6連敗。援護に恵まれない展開が続いていた。指揮官は「ずっといいピッチングをしてたんで、いつかは(白星が)つくと思ってましたけどね。もっとついてもおかしくないピッチャー。最初(1回に)援護があって、もうちょっとして欲しいんですけど、それでも援護があったということが良かった」と振り返った。ドラフト1位の高卒ルーキー横山聖にも言及。5回の打席では初球をプロ初長打となる二塁打を放ったが、これには「待って待ってというのは1軍では厳しい。そんなに甘い球は来ないし、それを見逃してたら簡単にやられちゃうんでね。積極的にいくのがいい」と、こちらも評価。6回の悪送球による失策には「スローイングのことは改善できる」と語った。

◆オリックスが無失点リレー。一回に森の犠飛で先制し、五回に広岡の適時打で加点。曽谷が6回を無四球の6安打にまとめ、自身の連敗を6で止めて7月2日以来の6勝目。楽天は相手を上回る10安打を放ちながら再三の好機を逸した。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
72413 0.637
(↓0.006)
M19
(-)
27486
(+2)
323
(+6)
93
(+1)
78
(-)
0.255
(↓0.001)
2.570
(↓0.02)
2
(-)
日本ハム
61488 0.560
(↑0.004)
9
(↑1)
26447
(+5)
399
(+2)
87
(+1)
74
(+2)
0.249
(-)
2.900
(↑0.03)
3
(-)
ロッテ
60536 0.531
(↑0.004)
12
(↑1)
24417
(+6)
417
(+2)
61
(-)
54
(-)
0.249
(↑0.001)
3.200
(↑0.01)
4
(-)
楽天
56553 0.505
(↓0.004)
15
(-)
29403
(-)
459
(+2)
61
(-)
69
(+1)
0.244
(↑0.001
3.710
(↑0.02)
5
(-)
ORIX
53613 0.465
(↑0.005)
19.5
(↑1)
26323
(+2)
345
(-)
52
(-)
46
(-)
0.234
(-)
2.660
(↑0.02)
6
(-)
西武
36792 0.313
(↓0.003)
37
(-)
26275
(+2)
414
(+5)
46
(-)
58
(-)
0.208
(↑0.001)
3.220
(↓0.01)