1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 1 | 0 |
ORIX | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | X | 5 | 7 | 0 | 0 |
勝利投手:古田島 成龍(2勝0敗0S) 敗戦投手:河野 竜生(1勝3敗0S) |
ORIX戦チケット予約 | 日本ハム戦チケット予約 |
◆オリックスが逆転勝利。オリックスは1-1で迎えた7回裏、1死満塁から大里の適時打が飛び出し、勝ち越しに成功する。なおも続く好機で、廣岡が適時打を放ち、リードを広げた。投げては、3番手・古田島が今季2勝目。敗れた日本ハムは、打線が5安打1得点と振るわなかった。
◆日本ハム細川凌平内野手(22)が1試合で登録を抹消された。15日ロッテ戦は、佐々木朗希投手(22)との相性が良いということで、新庄剛志監督(52)が2軍から呼び寄せ「2番・左翼」でスタメン出場。佐々木は打球が当たった影響で2回途中降板となったが、3回無死二塁で2番手の坂本から送りバントを決め、マルティネスの中前適時打を、お膳立てしていた。代わりに、16日オリックス戦で先発で復帰登板する北山亘基投手(25)を再登録。抹消された細川は、この日、チームとともに大阪へ移動し、京セラドーム大阪での1軍の全体練習に参加した。
◆日本ハム新庄剛志監督(52)が「大先輩」らしく、後輩たちのお手本になるような攻撃を披露した。3回先頭で7番万波がチーム初安打となる中前打。無死一塁で指揮官は8番田宮に出したサインは犠打。手堅く得点圏に走者を進めると、9番水野が二遊間を破る先制中前適時打。奇策ではなく、着実に1点を奪いに行く正攻法で狙い通りに先取点を奪取した。ワクワクしながらの大阪入りだったに違いない。快勝した前夜のロッテ戦後。新庄監督は「行きます、行きます」と17日に甲子園で母校の西日本短大付(福岡)の試合を観戦すると明かした。プロ野球の監督という立場で後輩たちの勇姿を聖地で見守る。スケジュール的に母校が2勝しなければ実現しなかった夢物語は、後輩たちのおかげで実現することになった。その努力に報いたい。母校は午前10時35分から試合開始予定で、日本ハムは京セラドーム大阪でオリックスと午後2時開始のデーゲーム。「見られても1回1/3ちょっと(笑い)」と想定するが、時間の長さの問題ではない。「選手にグラウンドから僕の顔を見せるだけでもね。一応、大先輩なので」。多くいる同校OBの中でも、新庄監督しかできないエールの送り方で後輩を鼓舞するつもりだ。後輩たちも注目しているであろう、この日の一戦も恥ずかしい試合はできない。白星を手に後輩たちに顔を見せに行くため、大先輩が勝利にこだわる采配を見せた。【木下大輔】
◆オリックスのマーウィン・ゴンザレス内野手(35)が15日に大阪市内の病院を受診し、ヒラメ筋の筋損傷と診断された。腰痛で5月22日に出場選手登録を抹消され、7日に再昇格。15日に右ふくらはぎ痛のため、再び出場選手登録を抹消されていた。今季は出場23試合で打率1割3分1厘、1本塁打、2打点。
◆日本ハムのドリュー・バーヘイゲン投手(33)が、験のいい球場で今季2勝目を狙う。登板予定の17日オリックス戦の舞台、京セラドーム大阪は、20年10月28日同戦で9回2安打13奪三振と快投。前回在籍時唯一の完封勝利を記録している。4年前の投球を思い出し「そこに関しては、すごくいい印象を持っています。次もそれぐらいできるように頑張りたい」と意気込んだ。
◆日本ハムが3連勝を逃した。3回1死二塁、水野達稀内野手(24)の中前打で先制も、同点の7回1死満塁、3番手の河野竜生投手(26)が、オリックス大里に勝ち越しの中前打を許した。新庄剛志監督(52)の一問一答は以下の通り。新庄監督 負けたね。今日っていう日はごちゃごちゃいっても戻ってこないから。ロッテ戦で初戦負けましたけど2戦目、3戦目と勝った気持ちで、またあした取りに行きますよ。-北山投手はいいピッチングだった新庄監督 良かったね。次も投げてもらって。ファームでも80球しか投げてなかったんで、90...ぐらいで切ろうかと思ったんですけど、内容が良かったしボールもはっきりしたボール球はなかったから。森君がタイミングが合ってなかったから。森君まで行こうって言うことで。-次も中6日で新庄監督 ちょっとそれは相談しながら。-ケガする前ぐらいのパフォーマンスいいんじゃないですか。(負傷前と)変わりないですよね-河野投手が今日はつかまってしまって新庄監督 最近ピリッとしないですよね。ちょっと疲れも出てきているのか。ストライクゾーンで勝負できていない。カウント取りにいくボールが、外れ過ぎかな。あそこまで外れるとバッターは狙いを絞りやすくなるから。ちょっとその辺を考えながら起用していきたいと思います。-ザバラの最後は足を痛めた?新庄監督 ていうかアウトでしょ(笑い)。本当に。足をちょっとひねって体重が乗ったみたいなんで。いまドクターが診てくれていると思うから。2アウトまでしっかり打ち取るんですよ、いつも。1アウト、2アウト取ったら変えようかなって言う気持ちになる。ランナーいなくても。毎回このパターンだから。ちょっと明日聞いて見ようかなと。(7回は)河野君が二、三塁で若月君。ちょっとスクイズ嫌でしたね。後は外野フライ。て、いうところで(申告敬遠で)歩かせて。で、次のバッターでホームゲッツーか、内野ゴロ打たせてというイメージでしたけど。うまくピッチャーの足元に打たれて。打ったバッターがしっかり打った。まあ、あしたいきますよ。-甲子園での母校西日本短大付の試合観戦が、大会本部からも発表されました新庄監督 いきますよ、いきますよ。わーいうて必勝(ハチマキ)つけて。-ぎりぎりまで見る感じ新庄監督 それはまだ分からないです。まあまあ行って、グラウンドからでも見てもらえたら。僕のオーラが光ってるので(笑い)すぐわかると思うので。
◆日本ハムは逆転負けで連勝が2で止まった。同点の7回に3番手の河野が崩れて勝ち越された。新庄監督は「負けたね。今日という日はごちゃごちゃ言っても戻ってこないから。また明日取りに行きます」。その17日は甲子園で母校の西日本短大付の応援へ駆けつける。「必勝(ハチマキ)付けてね。(後輩たちには)グラウンドからでも僕を見てもらえたら。僕のオーラが光っているから、すぐ分かると思う」と話した。
◆日本ハム水野達稀内野手(24)が3試合連続打点を挙げた。3回1死二塁、オリックス才木から中前へ先制打。前カードのロッテ3連戦は2戦目にスクイズを決め、3戦目は3回無死一塁で復帰後1号となる決勝の右越え2ランを放っていた。勝利は逃したが勝負強さが戻り「北山さんの復帰登板だったので、打つことができて良かったです」と振り返っていた。
◆オリックス才木海翔投手(24)がプロ初先発し、日本ハムを5回3安打1失点に抑えた。2回まで6人斬り。3回は水野に先制打を許したが、堂々の内容だった。「日頃から逃げることだけはしたくないので、逃げなかったのが良かった」。強気でストライクを投げ込み無四球。3ボールに1度もせず、打者に向かっていった。初勝利はお預けとなったが、5回57球の省エネ投球だった。5月に育成から支配下選手登録され、ここまで13試合は救援。その後2軍で3試合の先発調整をしてきた。救援ではほぼ投げなかったカーブ、チェンジアップも使って緩急を効かせた。「最初は難しくて、ブルペンでも全然ストライクが入らなかった」。それでも高い適応力で乗り切った。中嶋監督も「本当によく投げました」と評価した。先発の枚数を考え、オールスター期間中に先発転向を決断したと明かした。チームの今後に向けても、才木の好投は明るい材料となった。
◆頼もしい右腕が帰ってきた。左足第3趾(し)中足骨の疲労骨折で戦線離脱していた日本ハム北山亘基投手(25)が、1軍復帰戦となったオリックス戦で5回2/3を1失点(自責0)と好投した。6月4日広島戦以来の復活勝利は次回までお預けとなったが、今後へ向けて手応え十分の内容。チームは接戦を落として連勝が2で止まったが、CS進出へ向けて大きな戦力が戻ってきた。北山が万全の状態で戦列に復帰した。73日ぶりの1軍先発マウンド。「ちょっと初回は久しぶりで緊張して浮き足だった」と振り返るが、1回にこの日最速の154キロを計測して無失点スタートを切ると、リズムに乗った。「ワクワクした気持ちと、うれしい気持ちでマウンドに上がれた」と失点は失策絡みの3回だけ。6回途中まで104球を投げて自責点は0。「前向きな気持ちでピンチになっても投げられた」と上々の内容だった。リハビリ中に取り組んだ特訓の成果も発揮した。ストライク先行のカウントをつくるために、変化球の精度を高めてきたが、「カウント球でフォークとかいろんな球種で勝負していけた」。他にはチェンジアップ、シュート、スライダーなどでストライクを積み重ね、5回2死満塁も最後はナックルカーブで来田を二ゴロに抑えた。新庄監督も「ファームでも80球しか投げてなかったんで、90ぐらいで切ろうかと思ったけど、はっきりしたボール球もなくて内容も良かった」と及第点を与えた。1軍へ復帰するまでに、体重も1キロほど増加した。「今後を見据えて体も大きくしました」。シーズン終盤までに復帰することだけでなく、来季以降も視野に入れながら無駄な時間は過ごさなかったクレバーさも愛称「教授」の由縁。「次はもっと長いイニングを投げて、チームを勝たせられるように投げられたら」。6年ぶりのCS進出へ、春先の快進撃を支えた剛腕が頼もしさを増して帰ってきた。【木下大輔】
◆日本ハム・北山亘基投手(25)が6月4日の広島戦以来の1軍マウンドに上がった。同戦で5回無失点で4勝目を挙げながら、3日後に「左第3趾中足骨疲労骨折」が判明。北山は「投げたあとに多少の違和感はあったんですけど、翌日のリカバリー時にサンダルを履いたら急に〝パキッ〟って音がして...。ショックでしたね。今まで骨折したことがなかったので」と振り返った。それでも、7月18日に2軍戦で実戦復帰。以降4試合に登板して、この日にこぎつけた。開幕前は体重82キロだったが、「骨折する前から徐々に増やしつつあって、今は86キロぐらい。体幹でしっかり体重移動とか体全体で重みを使って投げる感覚がより出しやすくなった」と手応えも口にした。1軍復帰登板に向け、14日には髪形も整えた。「僕自身は全くこだわりがないんですけど、美容師さんに『ちょっと襟足を伸ばしてみれば?』と提案されて、『じゃあ伸ばしてみます』って」と、照れ笑いした中での立ち上がり。直球は154キロを計測するなどブランクを感じさせず、一回を無安打無失点に抑えた。
◆育成出身2年目のオリックス・才木海翔投手(24)がプロ初先発のマウンドで躍動。ファームでの調整期間を経て1軍に戻ってきた新星がしっかりと試合を作った。「力感を考えながら投げていきたい」15日にそう意気込んでいた右腕は京セラで有言実行の投球を披露した。一回を三者凡退で終わらせて勢い乗ると、二回も打者3人で料理。三回に安打と犠打で1死二塁と初めて走者を背負い、水野に中前にはじき返されて先制点を献上したが、直後の松本剛を直球で併殺に打ち取って最少失点で乗り切った。今年5月に支配下登録を勝ちとると、同26日に初昇格。救援として13試合に登板した。7月22日に登録を抹消されてからはファームで先発調整し、今回の初先発のチャンスをつかんだ。これまでの中継ぎでの登板とは違い、「先発となると球数も増えて、その分、変化球もたくさん投げないといけない」と難しさを語る。〝先発仕様〟の投球スタイルを確立するため、2軍ではこれまで使用してこなかったカーブやチェンジアップを練習するなど、レベルアップを図った。登板前日は「めちゃくちゃ緊張する」と語っていた24歳は5回3安打1失点と好投。1―1の同点の展開で降板し、プロ初白星は次回以降にお預けとなったが、堂々の先発デビューを果たした。
◆オリックス・大里昂生内野手(24)がラッキーセブンに貴重な勝ち越し打を放った。1―1の七回に3番手・河野を追い詰める。1死から紅林が左翼線二塁打を放つと、西野も左前でつないで二、三塁。ここで若月が申告敬遠で勝負を避けられたが、大里が大仕事だ。外角のカットボールを鮮やかに中前にはじき返した。その後2死満塁で途中出場の広岡が、4番手・山本の初球の直球を捉えて2点打。リードを3点に広げた。
◆オリックスは育成出身の若手の躍動で2連勝を飾った。プロ初先発の育成出身2年目右腕の才木は5回1失点と好投。打線は三回に西野の二塁打からチャンスを作り、敵失で同点に追いついた。七回には紅林、西野とつないで満塁機を作り、育成出身3年目、25歳の大里が勝ち越し打。途中出場の広岡も2点打を放ってリードを広げた。チームは連勝で借金9に減らし、逆転でのCS進出へはずみをつけた。
◆日本ハムは同点の七回に3番手として登板した河野が3失点と打ち込まれた。新庄剛志監督(52)はリーグトップの28ホールドを挙げる左腕について、「最近ピリッとしない。疲れが出てきているのか、ストライクゾーンで勝負できていない」。それでも、最後は「今日という日はごちゃごちゃ言っても戻ってこないから。また明日」と気持ちを切り替えた。その上で「明日、行きますよ。必勝(鉢巻き)つけて」と、全国高校野球選手権大会で17日の3回戦に登場する母校・西日本短大付(福岡)の応援のため、甲子園に駆け付けることを改めて明言。西日本短大付・西村慎太郎監督は新庄監督の高校時代の同級生だ。相手は2021年夏4強の京都国際。厳しい戦いも予想される中、新庄監督は「グラウンドからでも(選手にスタンドを)見てもらえたら、僕のオーラが光っているので、すぐ分かると思うので」と話していた。
◆日本ハムは9番打者を申告敬遠する珍しい一手が不発に終わった。1―1の七回1死二、三塁のピンチで新庄監督は、前の打席でバントの動きもあった若月のスクイズを警戒して敬遠。塁を埋め、河野と大里の左対左の顔合わせで「内野ゴロを打たせるイメージだった」が、ゴロは無情にも遊撃手のグラブをかすめて抜けた。「投手の足元に打者がしっかり打った」と相手をたたえた一方、「ボール(になる球)があそこまで外れたら打者は絞りやすい」と精彩を欠いた河野への指摘も忘れなかった。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
69 | 34 | 3 | 0.670 (↑0.003) | M26 (↑2) |
37 | 465 (+4) | 285 (-) | 84 (+2) | 75 (+1) |
0.261 (-) | 2.510 (↑0.02) |
2 (-) |
日本ハム |
55 | 44 | 7 | 0.556 (↓0.005) | 12 (↓1) |
37 | 400 (+1) | 360 (+5) | 78 (-) | 70 (-) |
0.249 (-) | 2.890 (↓0.01) |
3 (-) |
ロッテ |
55 | 46 | 6 | 0.545 (↓0.005) | 13 (↓1) |
36 | 391 (-) | 381 (+4) | 59 (-) | 49 (-) |
0.253 (↓0.001) | 3.250 (↓0.01) |
4 (-) |
楽天 |
50 | 52 | 2 | 0.490 (-) | 18.5 (↓0.5) |
39 | 370 (-) | 432 (-) | 53 (-) | 68 (-) |
0.243 (-) | 3.850 (-) |
5 (-) |
ORIX |
47 | 56 | 3 | 0.456 (↑0.005) | 22 (-) |
37 | 304 (+5) | 334 (+1) | 47 (-) | 44 (+1) |
0.236 (-) | 2.840 (↑0.02) |
6 (-) |
西武 |
30 | 73 | 2 | 0.291 (-) | 39 (↓0.5) |
38 | 242 (-) | 386 (-) | 42 (-) | 56 (-) |
0.204 (-) | 3.340 (-) |
コメント