ソフトバンク(★5対8☆)ロッテ =リーグ戦13回戦(2024.07.15)・みずほPayPayドーム福岡=
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ロッテ
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ソフトバンク
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勝利投手:西野 勇士(7勝5敗0S)
(セーブ:益田 直也(1勝2敗15S))
敗戦投手:大関 友久(5勝2敗0S)

本塁打
【ロッテ】ソト(11号・7回表3ラン)

  DAZN
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◆ロッテが逆転勝利。ロッテは2点を追う6回表、石川慎の適時二塁打で1点差に迫る。続く7回には、ソトの3ランなどで一挙7点を加え、逆転に成功した。投げては、先発・西野が7回5安打3失点の力投で今季7勝目。敗れたソフトバンクは、7回の大量失点が響いた。

◆ソフトバンク牧原大成内野手(31)が1軍に昇格した。4月下旬に右わき腹痛を発症し離脱。約2カ月ぶりの戦列復帰だ。試合前練習を終え「体は問題ないし不安もない。今日からしっかり頑張ります」と引き締めた。牧原大は6月22日のウエスタン・リーグ、くふうハヤテ戦で実戦復帰。2軍では6試合に出場し、打率4割1分2厘の成績を残していた。「限られた試合の中でやりました。技術というより不安なくやれるかどうか。それは問題なかったです」。直近では7月13日の2軍オリックス戦で右翼へ二塁打を放つなど3打数1安打。出場5試合連続安打を放っていた。1軍では開幕から主に「9番二塁」で出場。1軍では22試合で打率2割8分、0本塁打、4打点。代わってドラフト3位、広瀬隆太内野手(23)が2軍降格となった。

◆女子プロゴルファーの渡辺彩香(30)、佐久間朱莉(21)、後藤未有(23)がセレモニアルピッチを行った。3選手とも昨年に続くセレモニアルピッチ登場で、入念なキャッチボール等の練習を行ってきた。昨年は大暴投で、今年はノーバウンド投球だった渡辺は「去年は情けない投球だったので、リベンジする機会を与えていただいてありがたく思いました。去年はあまりにもみんなから『ひどかったね...』と言われたので」と照れくさそうに話した。 佐久間は「ゴルフとはまた違う緊張感でしたが、ノーバウンドでいけたので良かったです」と笑顔。後藤は「福岡で診てもらっているトレーナーさんが、野球選手も診ているトレーナーさんで、ちょっとコーチ付けてもらってレクチャーしてもらいました」と振り返った。3選手はチームスポンサーの大東建託所属で、18日から福岡県糸島市の「ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ」で開催される「大東建託・いい部屋ネットレディス」に出場する。

◆/まさに"畳み掛ける"\なんとこの回7得点#ソト の3ランホームラン?プロ野球(2024/7/15)??ソフトバンク×ロッテ??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #chibalotte pic.twitter.com/UupB2TKUIh

◆ソフトバンクが今季ワーストの1イニング7失点で逆転を許した。2-1の7回だった。先発大関が無死満塁のピンチを招いて降板。2番手の杉山が田村に押し出し四球を与え、1死後に岡、小川にも押し出し四球を献上した。なお1死満塁で小久保裕紀監督(52)は3番手に又吉を起用。藤原に右犠飛、2死二、三塁となって4番ソトに左中間への3ランを浴びた。2-1から一転、打者一巡の猛攻を受けて2-8の劣勢に変わった。試合前時点で、首位ソフトバンクと2位ロッテのゲーム差は「7」。前半戦最後の直接対決3連戦で、急転苦しい展開となった。

◆ソフトバンクが3試合連続の逆転負けを喫した。1点リードの7回に今季ワーストとなる1イニング7失点。試合後の小久保裕紀監督(52)の一問一答は以下の通り。-最終回に追い上げただけに、7回の7失点が響いた小久保監督 追い上げただけにというか、あの展開なら(ロッテが)益田を出した時点でよくやったでしょう。その展開じゃなかったらこんな風にはならないので。野球っていうのは。-大関は7回に無死満塁のピンチを背負って降板小久保監督 球数的には全然まだいけるかなと思ったんですけど、ちょっと急に落ちましたよね。-2番手の杉山は3つの押し出し四球小久保監督 今日はあの回は杉山っていう中で。今日のポイントは(2-1の7回無死二塁での)中村奨へのフォアボールだと思うんですよ。送りバントで同点狙いではなく逆転狙いできてるなかで、フォアボールを完全に狙っている時に見逃し三振を狙いにいこうとしすぎてコースを突きにいき過ぎたっていうところが今日のポイントかなと思ってて。そのあと、田村から(杉山で)いこうとは決めていたんですけど、ちょっとノーアウト満塁は想定外だったです。でも杉山の今後のステップアップのためにはイニング途中とかね。今オスナがいない中で7、8、9回をどうしていくかっていう中でチャレンジしているのでね。(杉山は)これにへこたれずにやってほしいですけどね。

◆ソフトバンクが痛恨の3戦連続逆転負けを喫した。1点リードの7回に今季ワーストとなる1イニング7失点。先発の大関友久投手(26)が無死満塁のピンチを招き、2番手の杉山一樹投手(26)が3つの押し出し四球を献上する大乱調。最後は3番手の又吉克樹投手(33)がソトに11号3ランを浴びて万事休した。6月は1度もなかった連敗が、7月はすでに2度目の3連敗。2位ロッテに6ゲーム差に迫られた。試合の流れは7回に急転した。2-1のスコアが2-8に変わった。1イニング7失点は今季ワースト。ロッテから打者一巡の猛攻を受けて、あっという間に劣勢に回った。そのまま痛恨の3試合連続逆転負け。2位ロッテとの本拠地3連戦の初戦を落とし、6ゲーム差に迫られた。小久保裕紀監督(52)が「今日のポイント」と話したのは中村奨への四球だった。大関は先頭の5番佐藤に右中間二塁打を浴び、6番中村奨を歩かせてしまった。指揮官は「送りバントで同点狙いではなく逆転狙いだった。完全にフォアボールを狙っている時に見逃し三振を狙いにいこうとしすぎてコースを突きにいき過ぎていた」と言及。追い込んでから3球連続で内角を狙ったが、審判の手は上がらなかった。大関は無死満塁のピンチを残して降板。小久保監督は三振が狙える最速160キロ右腕の杉山にマウンドを託したが、杉山は制球が定まらずに3つの押し出し四球を献上した。指揮官は「杉山の今後のステップアップのためのイニング途中(投入)」と起用の意図を説明したが「ノーアウト満塁は想定外だった」ともいう。離脱中の守護神オスナは前半戦での戦列復帰が微妙な中で「7、8、9回をどうしていくかっていう中でチャレンジしている。(杉山は)これにへこたれずにやってほしい」と奮起を促した。杉山の後を受けた又吉もソトに3ランを浴び、試合の行方が決まった。6月は1度もなかった連敗が、7月はすでに2度目の3連敗。「我慢の月」という指揮官の言葉通り、7月は3勝8敗と急ブレーキがかかっている。9回は意地の追い上げで2点を奪い、守護神益田を引きずりだした。最終回の攻撃を2戦目以降につなげたい。【只松憲】▽ソフトバンク大関(6回0/3を5安打4失点で今季2敗目)「自分のせいで苦しい試合展開にしてしまい、申し訳ないし、悔しい」▽ソフトバンク杉山(7回無死満塁で登板し、3つの押し出し四球を献上)「自分的には大量失点をしないように、高めに浮かないようにやったつもりでしたがストライクが入らなかった。申し訳ないです」▽ソフトバンク柳町(4回1死二塁から中前適時打)「チャンスで1本と集中しました。しっかりと一振りで仕留めることができました。(二塁走者の)山川さんの激走に感謝します」

◆ソフトバンク今宮健太内野手(33)の2戦連続の先制打も勝利にはつながらなかった。3回2死一、二塁から左前タイムリー。「積極的にスイングを仕掛けた結果がタイムリーになったと思います」。14日の日本ハム戦(エスコンフィールド)でも2回に先制の右前タイムリーを放っていた。しかし、チームは3戦連続の逆転負け。33歳の誕生日を自らの一打で飾ることはできなかった。

◆ロッテは首位ソフトバンクに勝利し、最大12・5あったゲーム差を6に縮めた。今季2連敗と苦戦していたソフトバンク先発の大関に5回まで内野安打1本とこの日も苦しめられた。だが1-2で迎えた7回にビッグイニングが訪れた。先頭の佐藤都志也内野手(26)が二塁打で出塁すると、相手投手の制球が乱れ始め、4四球を含む打者10人で7得点。吉井理人監督(59)は「(指示は)出してないです。みんなもあの子がうまくいかないときはストライクが入らないっていうのわかっていた。そこはきっちり、がっつかないでそれぞれいってくれました」と好判断をたたえた。大事な3連戦の初戦を制した。「こういう移動ゲームのとき、ちょっと疲れ気味の時の方が集中力が上がったりする。みなさんも経験あると思うんですけど、徹夜明けの方がちょっと集中力上がったり、そういうことあるじゃないですか。だから明日(16日)が大事になるかなと思うので、明日もしっかりみんなでやっていきたい」と気を引き締めた。

◆右わき腹痛から復帰したソフトバンク牧原大成内野手(31)が好守備を連発した。約2カ月ぶりに1軍に戻り「9番二塁」で先発。5回の中村奨、9回の藤岡のセンター前に抜けそうな打球をダイビングキャッチし、正確な送球でアウトをもぎとった。本拠地は牧原大の復帰に拍手喝采。無安打に終わったが「疲れました。(体は)全然大丈夫です」。頼れる男が戦列復帰した。

◆ロッテ岡大海外野手が33歳の誕生日を自らのバットで祝った。0-2の6回の第3打席で、流れを引き寄せる左前打。7回にも決勝点となる押し出し四球を選んだ。第1打席ではファンからバースデーソングで祝福を受け「試合が重なる時もなかなかないので、そういうタイミングで試合できて、なおかつ勝てたのはうれしい」と目を細めた。「常に進化していきたい」と力を込めた。▽ロッテ吉井監督(首位ソフトバンクとの3連戦初戦を制し)「移動ゲームのとき、ちょっと疲れ気味の時の方が集中力上がったりする。だから明日(16日)が大事になるかなと思うので、明日もしっかりみんなでやっていきたい」

◆ロッテが逆転勝ちした。これで2日に今季最大の12・5あったゲーム差が6に。遠かった背中が見えてきた。1点を追う七回に打線が力をみせた。先頭の佐藤が右中間二塁打、中村奨は四球、高部は右前打で無死満塁のチャンスを作ると、田村が押し出し四球でまずは同点に追いついた。代打・藤岡は空振り三振に終わったが、1死から岡も押し出し四球で勝ち越しに成功。小川も押し出し四球、藤原は右犠飛で得点を重ね、最後は2死二、三塁からソトが11号3ランを放った。猛攻をみせてこの回一挙7得点をあげた。先発の西野は7回5安打3失点と力投でチームトップタイの7勝目をマーク。中10日で迎えたマウンドで低めに上手く制球して「首位・ソフトバンクとの大事な試合なので気合を入れて臨みました。序盤は気合が空回りしてあまり良くなかったですが、七回までゲームを作ることができたのは良かった。逆転してくれた野手に感謝です」とホッと息をついた。

◆ロッテの西野が15日、出場選手登録日数が8年に達し、国内フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。同日のソフトバンク戦後に「育成選手で入って、ここまでやれるとは全く思っていなかった。いろんな人に支えられてここまでこられたのは感謝しかない」と話した。富山・新湊高から2009年に育成ドラフト5位で入団。12年のシーズン後に支配下選手契約を結んだ。

◆ロッテ・西野が7回5安打3失点で、チームトップタイの7勝目をあげた。序盤は制球を崩して失点する場面もあったが、スライダーやフォークボールなど変化球中心の配球にシフトして立ち直った。中10日で首位・ソフトバンクとの初戦を勝利に導き「この試合にかける思いはすごいあった。大事な初戦で気合も入っていたので、しっかりゲームを作れて本当によかった」と安堵の表情だった。

◆ソフトバンクは2―1の七回に継投に失敗し、3試合連続の逆転負けを喫した。先発の大関が無死満塁のピンチを招き降板。2番手の杉山は三つの押し出し四球を与える乱調で、3番手の又吉もソトに3ランを浴びるなど踏ん張れなかった。杉山は「先発投手も助けられず、チームの流れとしても一番良くない。切り替えてやっていくしかない」と話した。好調が続く2位ロッテとの直接対決3連戦の初戦を落とし、最大で12・5あったゲーム差は6に。守護神オスナの故障離脱の影響が隠せない中、失速から抜け出す契機を見つけたい。

◆遠かった背中が見えてきた。ロッテのネフタリ・ソト内野手(35)が、七回に11号3ラン。この回だけで7点目となる一発で勝利に導き、2日時点で最大12・5あった首位ソフトバンクとのゲーム差を6に縮めた。「相手も打つチームなので、点差が開けばうちの投手も楽に投げられる。いい攻撃だった」7月のチーム打率・288でリーグトップの打線がつながった。1点差を追う七回。先頭の佐藤が二塁打で出塁すると、後続もつながり3つの押し出し四球と犠飛で逆転に成功。最後は今季DeNAから加入した助っ人が、リーグトップを独走する57打点目となるトドメの一撃を左翼席へほうり込んだ。この日福岡に移動して迎えた首位との直接対決で初戦を先取。吉井監督は「移動ゲームのちょっと疲れ気味の方が集中力は上がったりする。皆さんも徹夜明けの方が、集中力が上がったりすることがあるじゃないですか」と独特な言い回しで選手らの奮起をたたえた。そして「だから明日が大事になる。しっかりとみんなでやっていきたい」と勝ってかぶとの緒を締めた。(森祥太郎)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
51283 0.646
(↓0.008)
-
(-)
61341
(+5)
216
(+8)
54
(-)
60
(-)
0.256
(-)
2.410
(↓0.06)
2
(-)
ロッテ
44336 0.571
(↑0.005)
6
(↑1)
60305
(+8)
287
(+5)
42
(+1)
36
(-)
0.254
(↓0.001)
3.110
(↓0.02)
3
(-)
楽天
40392 0.506
(↑0.006)
11
(↑1)
62282
(+16)
320
(+3)
37
(+2)
58
(+1)
0.246
(↑0.001)
3.650
(↑0.01)
4
(1↓)
日本ハム
38395 0.494
(↓0.006)
12
(-)
61282
(+3)
287
(+16)
50
(+1)
59
(-)
0.243
(-)
2.990
(↓0.11)
5
(-)
ORIX
39412 0.488
(↓0.006)
12.5
(-)
61246
(-)
246
(+3)
31
(-)
35
(-)
0.241
(↓0.002)
2.680
(↓0.01)
6
(-)
西武
25561 0.309
(↑0.009)
27
(↑1)
61183
(+3)
289
(-)
32
(-)
46
(+1)
0.206
(↑0.002)
3.160
(↑0.04)