西武(★1対5☆)DeNA =交流戦1回戦(2024.06.14)・ベルーナドーム=
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DeNA
00100202051100
西武
0001000001620
勝利投手:濵口 遥大(1勝2敗0S)
敗戦投手:青山 美夏人(0勝2敗0S)
  DAZN
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◆DeNAが5連勝。DeNAは3回表、2死二三塁から度会が適時打を放ち、1点を先制する。その後同点とされるも、6回に相手失策の間に得点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、先発・濱口が6回4安打1失点の好投で今季初勝利。敗れた西武は、攻守に精彩を欠いた。

◆DeNAが今季初の5連勝を飾った。3回2死二、三塁からドラフト1位ルーキー度会隆輝外野手の遊撃内野安打で先制。「打ったのはフォークです。追い込まれていましたが気合で打ちました。浜口さんを援護することができうれしいです」と振り返った。4回に内野ゴロで同点に追い付かれたが、6回に度会、佐野恵太の短長打からつくった1死二、三塁で、筒香嘉智の二塁ゴロで勝ち越し、さらに佐野恵太の投ゴロ(一塁への送球が失策)で追加点を挙げた。8回にも筒香、佐野の連続適時打で突き放した。先発の浜口遥大投手は6回4安打1失点と好投し、今季4試合目の登板で初勝利を挙げた。「ファームで取り組んできたことをそのまま1軍でも出そうと意識していました。丁寧に丁寧に投げることを心がけ、試合を作れたことはよかったです」。交流戦は通算8勝2敗とし、今年も抜群の強さを見せた。西武戦は7年目で初登板だった。

◆西武がDeNAに敗れ、12カード連続の初戦黒星となった。3回に先制をされたが、4回に同点に追いついた。しかし6回に守備の乱れなどもあり、2点の勝ち越しを許した。8回には5番筒香に適時三塁打を打たれるなどさらに2点を失い、点差をつけられた。これで交流戦4勝12敗、借金は「23」となった。

◆DeNAが今季初の5連勝を飾った。打線をけん引したのは、ドラフト1位ルーキー度会だ。3回2死二、三塁、カウント2-2から外角ボール気味のフォークに食らい付いた。打球は弱いが三遊間に転がし、遊撃内野安打をもぎ取った。「チームが勝てたので少しでも貢献できてうれしい」。打撃不振で2軍落ちしたが、11日の1軍復帰から4試合連続の適時打。DeNAの新人では03年9月6~10日の村田修一以来、21年ぶりの快挙だ。6回は低めに落ちる、見逃せば完全にボールのフォークを打った。右手1本で拾い、中前へ運んだ。「自分が打てると思った球は積極的に打ちたいというイメージなので。多分見逃していればボールだと思うけど、ヒットコースにできるのではという思いの中で振った」。親交のあるイチロー氏ばりの打撃で3試合連続の複数安打。勝ち越しのホームを踏んだ。度会が打てば勝つ流れになっている。【斎藤直樹】

◆23年育成ドラフト6位で入団し、今月支配下登録された西武奥村光一外野手(24)がプロ初安打と初盗塁をマークした。「1番中堅」で11日広島戦以来の先発出場。まずは1-1の同点で迎えた5回2死の第3打席にバットで見せた。DeNA左腕浜口に対し、カウント2-2からの6球目。143キロ直球を振り抜いてしぶとく中前に運び、記念の一打を放った。11打席目で飛び出した待望の安打に「本当に苦しい中で1本出たことは、すごいいいことだなと思います」。もう1つの見せ場はすぐにやって来た。武器は俊足。ここぞとばかりに持ち味を発揮した。浜口から数回けん制され、警戒される中で走った。2番鈴木の打席で一塁からスタートを切り、ヘッドスライディングで二塁を陥れプロ初盗塁を記録した。「悪くはないスタートだったなと思います。なんとか盗塁も記録することができたので、それはプラスかな」と振り返った。良いプレーもあった一方で、右翼の守備では課題も残った。8回1死三塁から筒香の飛球を追ったが目測を誤り、捕球できず、適時三塁打とした。「自分の守備が未熟で、1回落下地点を間違えてしまったことが全て。2度と同じミスをしないように、練習し直したい」と気を引き締めた。

◆練習前にストレッチを行うDeNA・牧秀悟内野手(26)のもとへ、中大の1学年後輩、西武・古賀悠斗捕手(24)が訪れた。打撃談議も交わしたという牧は「自分が3年、彼が2年の春。2人で首位打者争いをしていて、最後は自分がもらった思い出があります。そのときはバチバチでしたよ」と冗談まじりに学生時代を述懐。仲の良い後輩について「彼は1年のときからリーグ戦に出ていたので、スーパースターですよ」と紹介した。

◆DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=が「2番・右翼」で出場。三回に先制の遊撃への適時内野安打を放った。2軍調整を経て、11日に1軍に復帰。これで4試合連続となる適時打をマークした。三回2死二、三塁で迎えた第2打席。西武青山に対し、追い込まれてから粘って6球目、外角への変化球に食らいつき、しぶとく三遊間へ転がした。遊撃源田は送球できず、三走が生還した。

◆帰ってきた黄金ルーキーの勢いが止まらない!! DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=が「2番・右翼」で出場。三回に先制の適時内野安打を放ち「追い込まれていたが、気合で打った。(先発の)浜口さんを援護することができてうれしい」と拳を握った。0―0の三回2死二、三塁で迎えた第2打席。西武青山に対し、追い込まれてから粘って6球目、外角への変化球に食らいつき、しぶとく三遊間へ転がした。捕球した遊撃源田は送球できず、三走の戸柱が先制のホームを踏んだ。度会は開幕から1番に座り、セ・リーグ新人初の開幕2戦連発を記録するなど華々しいデビューを飾った。攻守で課題が浮き彫りとなってきた5月に出場選手登録を抹消され、2軍で研鑽(けんさん)を積んだ。11日に1軍に復帰。いきなり適時三塁打を放つと、13日には1カ月ぶりの猛打賞を記録するなど持ち味の打撃技術を発揮。これで1軍復帰後4試合連続となる適時打をマークした。試合前には、三浦監督も「またいいところで回ってきますからね。いいところで回ってきた中で、しっかりと結果を出してくれている」と評価した度会の勝負強さが、この日も光を放った。

◆西武・青山美夏人(みなと)投手(23)が今季2度目、プロ3度目の先発マウンドに立った。プロ初勝利を目指す2年目右腕は「小さいときから見てきたチームで、情が入ってしまうかもしれないけど、自分のチャンスなのでそこは忘れて頑張りたい」と言い切った。神奈川・横須賀市出身で横浜隼人高OB。幼少期から生粋のDeNAファンで、横浜スタジアムや横須賀スタジアムに足しげく通った。推しは高校までは三浦監督、亜大時代は同大の先輩・山崎だったという。今季初登板、初先発となった5月10日の楽天戦では4回2/3を8安打3失点で敗戦投手。打者25人に対して三振0で終わったことで、「何とか三振を取れなくても、空振りを取れる投球を意識してファームでやってきた」と話した。2軍調整中に新たな刺激も受けた。横浜隼人高の1年後輩で育成選手出身であるオリックス・佐藤が9日の巨人戦でプロ初先発初勝利を挙げ、「先を越されちゃったので、早く追いつきたい」と先輩の意地をのぞかせた。その中で筒香から2打席連続三振を奪うなど、〝課題〟をクリアし、五回まで1失点と好投を続けた。しかし、六回に落とし穴が...。連続長短打など1死二、三塁のピンチを招くと、二ゴロエラー、自身のエラーと悪送球で2点を勝ち越された。ここで降板。5回1/3を7安打3失点(自責点2)。プロ初勝利は次回登板に持ち越された。

◆DeNAは14日、西武に5-1で快勝して5連勝を飾った。度会隆輝は三回に遊撃への先制適時内野安打。4試合連続タイムリーをマークした=ベルーナドーム(撮影・中井誠)

◆DeNAが今季最長の連勝を5に伸ばした。三回に度会の適時内野安打で先制。1―1の六回は筒香の二ゴロなどで2点勝ち越し、八回は筒香の適時三塁打などで2点を加えた。浜口は6回1失点で今季初勝利。西武は拙守が目立った。

◆DeNAが今季初の5連勝。先発の浜口遥大投手(29)が6回1失点の好投で今季初勝利を挙げた。打線もドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=の4試合連続適時打などで得点を重ねた。浜口のヒーローインタビューは以下の通り。--今季初勝利「チームが勝ってよかったです」--久しぶりの一軍での登板「チームが連勝で、いい流れで来ていたので。僕自身は自分のボールを信じて、ストライクゾーンにどんどん投げていこうという気持ちでした」--投球を振り返って「まずまずだったかなと。ランナーを出すことも多かったですけど、丁寧にというピッチングを心がけてしっかり投げられたかなと思います」--チームは5連勝「流れを止めなくてよかったなと思います」--ファンに向けて「交流戦残りわずかですけど、一戦一戦チームで戦っていくので、今後も応援お願いします」

◆西武は五回までに3盗塁を決めるなど機動力を駆使したが、四回1死一、三塁で陽川の三ゴロの間に1点を挙げるのがやっと。2連敗で、借金は今季ワーストの23に膨らんだ。渡辺久信ゼネラルマネジャー(GM)兼監督代行(58)は「打てないなりの攻撃をというところだったが、最後の1本が出なかった」と渋面を作った。今季これで先制された試合は4勝34敗となり、「ずっとこういう試合展開」。理想とする〝先行逃げ切り〟の形に持ち込めない。打線でわずかな光明を探すとするならば、9日に支配下選手登録されたばかりの奥村光一外野手(24=BC・群馬)か。「1番・右翼」で先発出場し、五回に通算11打席目でプロ初安打を放ち、二盗を決めてプロ初盗塁も記録。「(安打が出ずに)苦しかったので、少し重圧から解放されました」と大きく息を付いた。これまではユニホームが間に合わず、育成選手時の背番号「132」のままでプレーしていたが、この日の朝に待望の背番号「75」の新ユニホームが届いた。「2桁番号の重みと誇りを持ちながら、将来はライオンズの1番打者を任せられるようなプレーヤーになりたい」と言葉にも自然と熱がこもった。(東山貴実)

◆セ・リーグ4位のDeNAは14日、西武1回戦(ベルーナ)に5―1で勝ち、今季最長の5連勝。2位阪神に1ゲーム差に迫った。ドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=が三回に先制の適時内野安打を放ち、11日の1軍復帰後、4試合連続で適時打をマーク。波に乗る黄金ルーキーが、上位を追うチームを勢いづけた。勢いに乗るチームの先陣を切って輝く、まさに一番星だ。度会が三回に先制のタイムリー内野安打。2軍調整を経て11日に1軍復帰後、驚異の4試合連続適時打をマークし「粘って、粘って打てた。まずはチームが勝てたので、少しでもそこに貢献できたのでよかったです」と胸を張った。0―0の三回2死二、三塁。直前の梶原が遊飛で得点できず、嫌な流れを度会が振り払った。青山に追い込まれてから粘って6球目。外角のフォークに食らいつき、しぶとく三遊間へ転がした。遊撃手は送球できず三走が生還。大きな1点をスコアボードに刻んだ。同点の六回先頭では、またも追い込まれてから低めのフォークボールに巧みにバットを合わせて中前打。2点の勝ち越し劇の起点となった。「落ち球がいい投手だったので、その落ち球を打てたことはうれしかった」。前日の3安打に続き、この日の2安打も全て2ストライクからと対応力の高さが光り、1軍復帰後は打率・471(17打数8安打)と好調をキープしている。

◆セ・リーグ4位のDeNAは14日、西武1回戦(ベルーナ)に5―1で勝ち、今季最長の5連勝。2位阪神に1ゲーム差に迫った。ドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=が三回に先制の適時内野安打を放ち、11日の1軍復帰後、4試合連続で適時打をマーク。波に乗る黄金ルーキーが、上位を追うチームを勢いづけた。前日13日は度会の兄、基輝(もとき)さんの25歳の誕生日だった。ZOZOマリンへ観戦に訪れた兄へ、自身1カ月ぶりとなる猛打賞の活躍で白星を贈り「見に来てくれた前で3本打てたのでよかった」と笑みを浮かべた。現在も社会人野球のJPアセット証券で奮闘する兄は、特別な存在。「本当に自分のことを心の底から応援してくれて、今でも野球に関して自分は兄にはかなわないと思っている。見習うことがたくさんあるので、兄貴みたいな何事も完璧な人間になれるように僕も頑張りたい」と誓った。(浜)

◆【プロ野球交流戦 西武対DeNA】 レジェンド対決で投球する野村弘樹氏 =ベルーナドーム(撮影・福島範和)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1240 0.750
(↓0.05)
-
(-)
259
(-)
40
(+1)
9
(-)
10
(-)
0.254
(↓0.001)
2.140
(↑0.11)
2
(-)
ソフトバンク
1150 0.688
(↑0.021)
1
(↑1)
259
(+2)
43
(-)
8
(+1)
10
(+1)
0.261
(↓0.002)
2.560
(↑0.17)
3
(1↑)
ヤクルト
862 0.571
(↑0.033)
3
(↑1)
262
(+5)
54
(+3)
15
(+1)
8
(-)
0.232
(↑0.001)
3.120
(↑0.01)
4
(1↑)
DeNA
970 0.563
(↑0.03)
3
(↑1)
263
(+5)
57
(+1)
14
(-)
6
(-)
0.260
(↑0.002
3.180
(↑0.14)
4
(1↓)
ORIX
970 0.563
(↓0.037)
3
(-)
241
(+3)
39
(+5)
3
(+1)
6
(-)
0.233
(↑0.008)
2.250
(↓0.12)
4
(1↑)
広島
970 0.563
(↑0.03)
3
(↑1)
248
(+1)
34
(-)
6
(-)
11
(+1)
0.229
(↓0.006)
1.690
(↑0.14)
7
(-)
日本ハム
780 0.467
(↓0.033)
4.5
(-)
361
(+2)
47
(+7)
13
(+2)
5
(-)
0.283
(↓0.009)
2.820
(↓0.16)
8
(-)
巨人
790 0.438
(↑0.038)
5
(↑1)
267
(+7)
51
(+2)
9
(+2)
10
(+2)
0.242
(↑0.002)
2.990
(↑0.07)
8
(-)
中日
790 0.438
(↑0.038)
5
(↑1)
231
(+4)
45
(+3)
8
(-)
9
(+2)
0.222
(↑0.001)
2.040
(↑0.02)
10
(-)
ロッテ
592 0.357
(↓0.028)
6
(-)
240
(+3)
77
(+4)
4
(-)
6
(-)
0.230
(↑0.003)
4.500
(↑0.13)
11
(-)
阪神
5100 0.333
(↓0.024)
6.5
(-)
330
(-)
44
(+2)
3
(-)
4
(+2)
0.218
(-)
2.460
(↑0.01)
12
(-)
西武
4120 0.250
(↓0.017)
8
(-)
225
(+1)
55
(+5)
5
(-)
7
(+3)
0.170
(↑0.001
3.130
(↓0.06)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
31244 0.564
(↑0.008)
-
(-)
84178
(+1)
140
(-)
26
(-)
35
(+1)
0.238
(↓0.002)
2.150
(↑0.05)
2
(-)
阪神
30294 0.508
(↓0.009)
3
(↓1)
80179
(-)
172
(+2)
26
(-)
19
(+2)
0.222
(-)
2.240
(-)
3
(-)
巨人
30304 0.500
(↑0.008)
3.5
(-)
79180
(+7)
169
(+2)
30
(+2)
35
(+2)
0.232
(-)
2.480
(-)
4
(-)
DeNA
30311 0.492
(↑0.009)
4
(-)
81211
(+5)
227
(+1)
35
(-)
36
(-)
0.248
(-)
3.280
(↑0.04)
5
(-)
中日
27315 0.466
(↑0.01)
5.5
(-)
80157
(+4)
193
(+3)
28
(-)
22
(+2)
0.236
(-)
2.630
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
26324 0.448
(↑0.009)
6.5
(-)
81223
(+5)
211
(+3)
47
(+1)
28
(-)
0.236
(-)
3.220
(-)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
40182 0.690
(↑0.006)
-
(-)
83256
(+2)
145
(-)
39
(+1)
44
(+1)
0.261
(↓0.001)
2.190
(↑0.04)
2
(-)
日本ハム
32262 0.552
(↓0.009)
8
(↓1)
83213
(+2)
187
(+7)
34
(+2)
49
(-)
0.251
(↓0.002)
2.780
(↓0.04)
3
(-)
ロッテ
29275 0.518
(↓0.009)
10
(↓1)
82179
(+3)
214
(+4)
25
(-)
22
(-)
0.239
(↑0.001)
3.230
(↑0.01)
4
(-)
楽天
30301 0.500
(↓0.008)
11
(↓1)
82200
(-)
237
(+1)
23
(-)
41
(-)
0.241
(-)
3.570
(↑0.06)
5
(-)
ORIX
28322 0.467
(↓0.008)
13
(↓1)
81185
(+3)
187
(+5)
20
(+1)
25
(-)
0.241
(↑0.002)
2.680
(↓0.02)
6
(-)
西武
19420 0.311
(↓0.006)
22.5
(↓1)
82143
(+1)
222
(+5)
28
(-)
30
(+3)
0.203
(-)
3.250
(↓0.01)