楽天(★3対7☆)ソフトバンク =リーグ戦7回戦(2024.05.15)・楽天モバイルパーク宮城=
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ソフトバンク
00023200071101
楽天
20010000031200
勝利投手:長谷川 威展(2勝0敗0S)
敗戦投手:荘司 康誠(1勝3敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】周東 佑京(1号・6回表2ラン)

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◆ソフトバンクは1点ビハインドで迎えた5回表、柳田と山川の連続適時打で3点を挙げ、逆転に成功する。続く6回には、周東の2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、救援の6投手が無失点リレーを展開し、2番手・長谷川が今季2勝目。敗れた楽天は、先発・荘司が試合をつくれなかった。

◆ソフトバンク石川柊太投手(32)が3回1/3を8安打3失点で降板した。初回2死から四球を与え、4番島内の右前打で一、二塁と得点圏に走者を背負う。続く5番鈴木大に2点適時三塁打を献上。1ストライクからど真ん中147キロ直球を右翼へ運ばれた。同点に追いついた直後の4回には1失点。無死三塁から石原に勝ち越しの中前適時打を許した。次打者の9番小深田に投犠打を決められたところで降板。前回登板の5月8日日本ハム戦(みずほペイペイドーム)では6回1失点と好投も、この日は4回途中で無念の降板となった。代わって2番手で長谷川威展投手(24)が登板。1番小郷を空振り三振、村林には四球も、最後は浅村を三ゴロに封じる好リリーフをみせた。

◆楽天荘司康誠投手(23)が3敗目(1勝)を喫した。序盤は強力ソフトバンク打線を無失点に抑える上々の滑り出しを見せた。しかし、2点リードの4回1死二、三塁から中村晃に中前適時打を浴びると、続く栗原に左犠飛を許して同点。その裏に味方が1点を勝ち越したが、5回無死二、三塁から柳田に2点適時二塁打、なおも無死二塁で山川に適時二塁打を浴びてKOされた。4回1/3を8安打5失点と苦しんだ荘司は「中盤から真っすぐが思うように投げられなくなってから苦しくなってしまいました」。5回は3本の長打を浴びて逆転され「真っすぐの強さもなかったですし、コースも甘く入ってますし、やっちゃいけない投球でしたね」と反省を口にした。試合後、今江敏晃監督(40)は荘司について「ここ数回の登板で、やっぱり1イニングでの複数得点が多いので、急におかしくなって、状態もまだ本来の姿じゃないなっていう風に思うので、次回以降、ちょっと登板のことをいろいろしっかり話し合って考えていかないといけない」。その上で登録抹消の可能性を問われると「可能性はあると思います」と話した。

◆ソフトバンク周東佑京内野手(28)が1号2ランを含む、今季3度目の1試合3安打をマークした。2点リードの6回2死一塁、楽天松田からダメ押しアーチ。ど真ん中に甘く入った140キロツーシームを右翼席へ運んだ。「完璧。ほんとにいい感じに打てた」。5回の第3打席では右越え二塁打。9回は左前打を放ち、三塁打が出ればサイクル安打達成だった。鷹のリードオフマンが好調だ。

◆救援陣がこの日も盤石の投球を見せた。長谷川-杉山-ヘルナンデス-藤井-松本裕-津森の無失点リレーで、逆転勝ちに大きく貢献。これで中継ぎ陣は25回2/3イニング連続無失点を継続。開幕からの救援防御率は1・70と抜群の安定感が際立つ。4回に1点の勝ち越しを許し、なおも1死二塁から2番手で長谷川を投入した。小久保監督は「今日のポイントやった気はしますけどね」と振り返った局面で、小郷を空振り三振。村林に四球を与えるも、最後は浅村を三ゴロに封じた。変則左腕は「点差を開かないでいけた。抑えられてよかった」と笑顔。直後の逆転を呼び込んだ。指揮官も「長谷川がよう踏ん張ったんじゃないですか」と目を細めた。5回と6回は杉山、ヘルナンデスが無安打投球。4点リードで、7回を藤井、8回は松本裕と勝ちパターンも起用した。最終回は津森が締め、カード負け越しを阻止した。▽ソフトバンク中村晃(4回1死二、三塁で中前適時打)「とにかくバットに当ててランナーをかえすことを考えました」▽ソフトバンク石川(3回1/3を8安打3失点で降板)「粘り強く投げなければという気持ちでした。リズムの悪い投球になってしまい、申し訳ないです」

◆ソフトバンクが誇る「YY砲」が、勝負を決めた。15日の敵地・仙台での楽天戦は、主砲2人のバットで逆転勝ち。1点を追う5回に3番柳田悠岐外野手(35)の右翼線への2点適時打で逆転し、4番山川穂高内野手(32)が左翼線へ適時二塁打を放って追加点を奪った。山川が打点を挙げた試合はこれで無傷の15勝1分け、柳田とのYYコンビでも9勝1分けの不敗。チームは貯金も今季最多の14に戻し、首位を快走する。劣勢だった試合の流れを、自慢の「YYコンビ」のバットで変えた。1点を追う5回1死二、三塁。主軸に打席がまわってきた。まずは柳田だ。初球の147キロ直球。打球は右翼フェンス直撃の逆転2点適時二塁打となった。「ストライクやったんで、いきました。シンプルにストライクは振ってボールは見逃す。それだけ考えていました」。柳田は6試合ぶりとなる打点をそっけなく振り返ったが、チームは勢いに乗った。続く山川も呼応する。カウント2-1からの高めに入ったカーブを強振し、左翼線を破る適時二塁打に。二塁から柳田を迎え入れた。「(荘司には)前回やられていたので。いい対策を取りたいと思っていた。2連続でやられるのは...。対応しようとしました」。4月6日の今季初対決で荘司に3打数無安打。2年目右腕にやられっぱなしで終われなかった。柳田&山川がそろって打点を挙げた試合は9勝1分け。3試合ぶりの打点で計36打点。リーグトップを快走する山川が打点を挙げれば、チームは無傷の15勝1分け。不動の4番打者は、圧倒的な存在感で勝利に貢献している。13日の仙台への移動日。山川は福岡からの搭乗前に本拠地に足を運び、打撃練習に汗を流した。休日返上の練習はルーティン。「いい感じで自分の求める打撃を積み重ねていけていると思う。でも、それはちょっとしたことで崩れてしまう」。追究する「打撃」に妥協はない。だから、バットを握らない日はない。2位日本ハムがこの日も勝利。仙台での連敗は避けたかった。「(5回は)晃(川瀬)が凡退した後に柳田が1球で仕留めてくれた。あれでチームの雰囲気ががらっと変わった。連敗しないことが大事なんでね」。小久保監督は今季12度目となる逆転勝ちに目を細めた。交流戦まで残り8試合。小久保ホークスが首位を走り続ける。【佐竹英治】

◆ソフトバンクが誇る「YY砲」が、勝負を決めた。15日の敵地・仙台での楽天戦は、主砲2人のバットで逆転勝ち。1点を追う5回に3番柳田悠岐外野手(35)の右翼線への2点適時打で逆転し、4番山川穂高内野手(32)が左翼線へ適時二塁打を放って追加点を奪った。山川が打点を挙げた試合はこれで無傷の15勝1分け、柳田とのYYコンビでも9勝1分けの不敗。チームは貯金も今季最多の14に戻し、首位を快走する。小久保裕紀監督の一問一答は以下の通り。--4回から早めの継投に入った小久保監督 3回でもいいかなと思って。ちょっと遅れたかなと思ったんですけど。長谷川が右左関係なく抑えてくれたんで。--勝ちパターンも投入でリリーフ陣が無失点小久保監督 4点差であれば9回、オスナはいかないので。今日は津森が残ってたんでね。継投に入った時点では予定通りでしたね。--打撃陣では周東が今季1号2ラン小久保監督 ホームランよりも、次の打席(9回)のレフト前の方がいいですね。次の打席でしっかり大振りにならずに、反対方向に持っていくっていうのを続けていると率も下がらないと思う。--2連戦のカードを1勝1敗で終えた小久保監督 連敗しないことが大事なんでね。明日は空いてますんで。明後日からは西武戦。ええピッチャーが来ますので、頑張ります。

◆楽天・荘司康誠投手(23)が先発し、4回1/3を8安打5失点、2奪三振で降板した。打者22人に対しての67球を振り返り「申し訳ない展開にしてしまいました...」と反省した。一回2死走者なしから、柳田に四球を与えたが、山川を遊ゴロ。二回は先頭・近藤に右翼線二塁打を許すも、後続を寸断。三回は三者凡退に斬った。四回は3安打などで2失点し、同点に。2点を失った五回なお1死二塁から、山川に左翼線適時二塁打を許したところで交代を告げられた。右腕は4月13日に体調不良で出場選手登録を抹消されて以降、3度目の登板となったが、2勝目はならなかった。青山投手コーチは「立ち上がりから球も走っている。病み上がりから3試合目で、だいぶ(状態が)戻ってきた」とコメントした。

◆ソフトバンクが逆転勝ち。2―3の五回に柳田、山川の連続二塁打で3点を奪い、六回に周東の2ランで加点した。四回途中から救援6投手が無失点でつなぎ、2番手長谷川が2勝目。楽天は荘司が4回1/3を5失点で3敗目。

◆楽天・荘司康誠投手(23)が4回1/3を8安打5失点で3敗目を喫した。四回は3安打などで2失点して同点とされ、味方が勝ち越した直後の五回にも3失点。山川に適時二塁打を許しとところで降板した。2度のリードを守れず「中盤から直球が思うように投げられなかった」と反省。体調不良から再登録後、3度の登板でいずれも本来の力を発揮できず。青山投手コーチは休養について「少し考える」と明かした。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
24102 0.706
(↑0.009)
-
(-)
107151
(+7)
85
(+3)
23
(+1)
30
(-)
0.259
(↑0.001
2.050
(↓0.02)
2
(-)
日本ハム
21141 0.600
(↑0.012)
3.5
(-)
107120
(+12)
106
(+3)
17
(+3)
31
(+3)
0.239
(↑0.008)
2.590
(↓0.01)
3
(-)
ロッテ
17182 0.486
(-)
7.5
(↓0.5)
106109
(+1)
123
(+1)
18
(+1)
13
(-)
0.238
(↓0.005)
3.040
(↑0.11)
4
(-)
楽天
16201 0.444
(↓0.013)
9
(↓1)
106125
(+3)
139
(+7)
13
(-)
28
(+1)
0.243
(↑0.003
3.420
(↓0.1)
5
(-)
ORIX
15202 0.429
(-)
9.5
(↓0.5)
10697
(+1)
108
(+1)
14
(-)
14
(+1)
0.233
(↑0.001)
2.500
(↑0.07)
6
(-)
西武
13240 0.351
(↓0.01)
12.5
(↓1)
10692
(+3)
133
(+12)
19
(-)
21
(-)
0.212
(↓0.001)
3.140
(↓0.25)