1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 0 | 0 |
広島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 1 | 0 |
勝利投手:東 克樹(3勝0敗0S) (セーブ:森原 康平(0勝0敗6S)) 敗戦投手:アドゥワ 誠(2勝1敗0S) |
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◆DeNAは初回、1死二三塁から牧の内野ゴロの間に先制点を挙げる。続く2回表には、桑原の犠飛で1点を追加した。投げては、先発・東が8回途中無失点の力投で今季3勝目。敗れた広島は先発・アドゥワが好投を見せるも、打線が7安打無得点とつながりを欠いた。
◆DeNA佐野恵太外野手(29)の今季1号アーチは幻に終わった。1回1死一塁、広島アドゥワの143キロ直球を捉えて右中間へ。フェンスの最上部ではねて柵を越え、エンタイトルツーベースになった。打った直後は審判団もすぐに判断できず、一塁塁審は右腕を回して本塁打と判定。佐野は二塁打と思って二塁ベースにとどまっていたが、本塁打判定を受けて遅れてゆっくりとダイヤモンドを1周。三浦監督らナインとハイタッチしたが、審判団によるリプレー検証でエンタイトル二塁打と判定が覆り、二塁ベースに戻っていった。今季1号とはならなかったが、続く牧の遊ゴロで先制に成功した。
◆広島はDeNA先発東を打ち崩せず、今季5度目のゼロ封負けを喫した。5回まで2度先頭を出すなど走者は出すも、進めることができなかった。7回2死一、二塁は中村健が凡退。2点を追う8回無死一、二塁から秋山の犠打で1死二、三塁とし、代わった伊勢に代打松山が倒れるなど無得点に終わった。先発アドゥワは6回2失点も、序盤の失点が響いた。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。-DeNA東投手からチャンスはつくった新井監督 なかなか簡単に打てる投手じゃないけど、みんないいアプローチはしてくれたと思います。そこを得点につなげられなかったのは、私が反省したいなと思います。-2点ビハインドの8回無死一、二塁から秋山選手の犠打から代打策は相手の継投策を考えてか新井監督 もちろん。あそこはノーアウト一、二塁だったらアキ(秋山)はバントしてもらおうと決めていた。そうなったら(DeNAは投手を)代えてくるだろうなと思って。球数もあるし。勝負をかけたというかね。-開幕戦以来の対戦となったDeNA東投手について新井監督 やっぱりコーナーを丁寧に投げていたと思うし、チェンジアップにしても緩急をつけていたと思う。そういった中でも、得点できなかったのは私が反省したい。-小園選手が前回対戦に続き、好内容を見せた新井監督 ナイスバッティングだったと思う。小園もそうだし、(中村)健人も内容が良かったと思う。マティー(二俣)もナイスヒットだし、宇草もよく打ったと思います。-中村健選手に打席が回った7回2死一、二塁も代打送らなかった新井監督 もちろん。それまでの打席も内容が良かったので、あそこは健人に任せました。-アドゥワ投手は6回2失点も序盤の失点が痛かった新井監督 2週間以上、登板間隔が空いていたから。中15日かな。難しさもあったと思うんだけど、よく粘って投げてくれたと思います。
◆広島が、DeNAを上回る7安打も今季5度目のゼロ封負けを喫し、最下位に転落した。中盤まで走者を出しながら得点圏に進められず、7回2死一、二塁は中村健が凡退。2点を追う8回無死一、二塁は相手の継投策を読んで、3回に7戦連続安打を記録した秋山に走者を犠打で送らせるも、代打松山らが凡退した。新井貴浩監督は「得点につなげられなかったのは、私が反省したい」と敗戦の責任を背負った。
◆祐大のおかげ、再び。DeNA東克樹投手(28)が、ヒーローインタビューで言った。「祐大のおかげです」。敵地・広島の太陽の下で応援を続けたDeNAファンも沸く。山本祐大捕手(25)とのおなじみバッテリーで波長を合わせた。持ち味の打たせて取る投球で8回途中7安打無失点。開幕から無傷の3連勝で「俺を信じて投げてこい、みたいなジェスチャーもあった。2人で息を合わせてできた。祐大のおかげです」と相棒に感謝した。昨季からヒーローインタビューでおなじみとなり、グッズ化もされた「祐大のおかげ」というセリフ。2勝目を4月12日ヤクルト戦(横浜)でお立ち台に上がった時には言葉にしなかった。「祐大の方から『今日は祐大のおかげ禁止』っていうこと言われた。いろいろあってね。大人の事情です」と明かさなかったが、それ以来の3勝目で定番フレーズを解禁した。山本も気になっていた。試合後にロッカー室で東に聞いた。「(祐大のおかげと)言いました? と聞いたら『言った』と言っていたんで。また5月始まるので」と心機一転。東にとっては7日に誕生日を迎える妻へ白星のプレゼントとなり「いい誕生日プレゼントになったなと思います」と家庭の相棒にも感謝した。エース左腕の貫禄の投球で借金1まで返済し、チームに今季初の完封勝利を呼び込んだ。「僕の役割は試合を作ること。その責任を全うできたかなと思います」。"東のおかげ"でチームに今季最長タイの3連勝をもたらした。【小早川宗一郎】
◆広島・森下暢仁投手(26)が試合前練習に参加し、今季自身3連勝をかけ先発する4日の7回戦に向けてキャッチボールなどで調整した。「率を残しているバッターだったり、ホームランを打てるバッターもいる。気を付けたい。打たれても次のバッターを抑えられたらいい」前回登板の4月27日の中日戦(バンテリンドーム)は7回5安打1失点で2勝目を挙げた。右肘の張りで開幕ローテ入りを回避したものの、1軍初登板の4月13日の巨人戦(東京ドーム)から3試合連続で6回以上自責2以内の安定した投球を続けている。
◆DeNAは3日、広島に2-0で快勝した。先発の東克樹は八回途中まで7安打無失点で3勝目。チームは3連勝=マツダスタジアム(撮影・渋井君夫)
◆DeNAが無失点リレーで逃げ切って3連勝。東は八回途中まで7安打を浴びても粘り、伊勢の好救援もあって無傷の3勝目を挙げた。打線は一回に牧の遊ゴロで先制し、二回は桑原の犠飛で加点。広島はあと一本が出ず8度目の無得点。
◆広島のアドゥワは6回を4安打2失点にまとめたが、打線の援護を得られずに今季初黒星を喫した。一、二回は浮いた球を捉えられ、1点ずつ失い「先に点を与えてしまい、東さんを楽に投げさせてしまったのかなと思う」と悔やんだ。三回以降は立て直し、六回まで一人の走者も出さなかった。「極端に低めを狙った結果。あれが本来の自分の投球なのかなと思う」と次回登板へ収穫を得た。
◆DeNA・東克樹投手(28)が先発し、7回1/3を7安打無失点で無傷の3勝目を挙げた。開幕戦から6登板連続のクオリティースタート(6回以上投げて自責点3以下)。「丁寧に低めを攻めた。球種を混ぜながらストライク先行で進めることができてよかった」と明るい表情を浮かべた。三浦監督は「立ち上がりから終始変わらず丁寧に、ランナーが出てもいなくても、リズムを変えずに投げていた」と振り返った。
◆昨年9月に右肘の手術を受けた広島・ケムナ誠投手(28)が268日ぶりに1軍登板を果たした。「緊張はしたが、坂倉のリードのおかげで気持ちよく投げることができた」。0―2の八回に3番手でマウンドに上がると、最速153キロの直球を武器に1回無失点。2020年から3年連続で40試合以上登板の右腕は「友達やコーチ、一番は家族のサポートに感謝したい」と喜んだ。
◆広島は相手を上回る7安打を放つも今季5度目の零封負けで最下位に転落した。DeNA・東に対してはこれで8戦勝ちなしの5連敗となり、新井貴浩監督(47)は「得点につなげることができず、私が反省したい」とがっくり。2点を追う八回1死二、三塁では2番手・伊勢の前に代打の切り札の松山、得点圏に強い野間が凡退。コイの季節を迎えたが、チームは1分けを挟み2連敗で借金は2となった。
◆DeNA・東克樹投手(28)が先発し、7回1/3を7安打無失点で無傷の3勝目を挙げた。?開幕投手を務めたDeNA・東が無傷の3勝目。DeNAの開幕投手が開幕3連勝したのは、2013年の藤井秀悟以来11年ぶり。?チームは開幕から28試合目で初となる無失点勝利。12球団では最も遅かった。DeNAが5月にチーム初の無失点勝利をマークしたのは、21年以来3年ぶり。この年はチーム36試合目だった。
◆大黒柱は簡単に崩れない。無傷の3勝目を挙げたDeNA・東克樹投手(28)は「丁寧に低めを攻めた。球種を混ぜながらストライク先行で進めることができてよかった」と胸を張った。7回10安打3失点だった3月29日の開幕戦以来となる広島との対戦。的を絞らせず打たせて取り、七回途中まで二塁を踏ませなかった。球数が100球を超えた八回にピンチを背負って降板したが、7回1/3を7安打無失点の力投でチームを3連勝と3位タイ浮上に導いた。昨季は最多勝と勝率第1位の2冠に輝いた。今季はメジャーに移籍した今永に代わるエースとして期待され「手本となるような投球を見せていかないと」と自覚をにじませる。調子の善しあしに左右されず試合を組み立てており、三浦監督は「引き出しの多さ」を好投の要因に挙げる。これで開幕戦から6戦連続のクオリティースタート(6回以上投げて自責点3以下)。一家の主でもある左腕の原動力は3歳の娘の存在だ。「引退セレモニーを開いてもらえるような選手になりたい。よく(子供が)花束を渡してくれるじゃないですか。憧れます」とパパの顔をのぞかせる。7日は夫人の誕生日。「いいプレゼントになった」と笑みを浮かべた。(鈴木智紘)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
15 | 10 | 4 | 0.600 (↓0.025) | - (-) |
114 | 97 (+5) | 80 (+8) | 18 (+3) | 8 (-) |
0.232 (↓0.001) | 2.140 (↓0.11) |
2 (-) |
巨人 |
14 | 13 | 3 | 0.519 (↑0.019) | 2 (↑1) |
113 | 78 (+8) | 78 (+5) | 12 (+1) | 14 (-) |
0.228 (↑0.001) | 2.480 (↓0.09) |
3 (2↑) |
DeNA |
13 | 14 | 1 | 0.481 (↑0.019) | 3 (↑1) |
115 | 88 (+2) | 107 (-) | 9 (-) | 17 (-) |
0.244 (↓0.003) | 3.290 (↑0.12) |
3 (2↑) |
ヤクルト |
13 | 14 | 1 | 0.481 (↑0.019) | 3 (↑1) |
115 | 115 (+5) | 95 (+3) | 21 (+2) | 13 (-) |
0.255 (↓0.001) | 3.300 (↑0.04) |
5 (2↓) |
中日 |
12 | 14 | 3 | 0.462 (↓0.018) | 3.5 (-) |
114 | 76 (+3) | 99 (+5) | 14 (+1) | 3 (-) |
0.241 (↑0.005) | 3.170 (↓0.05) |
6 (2↓) |
広島 |
10 | 12 | 4 | 0.455 (↓0.021) | 3.5 (-) |
117 | 72 (-) | 67 (+2) | 10 (-) | 12 (-) |
0.231 (-) | 2.520 (↑0.02) |
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