西武(★3対5☆)楽天 =リーグ戦18回戦(2023.08.15)・ベルーナドーム=
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楽天
01000001351400
西武
0100000203800
勝利投手:渡辺 翔太(4勝1敗1S)
(セーブ:松井 裕樹(1勝2敗26S))
敗戦投手:増田 達至(4勝3敗18S)
  DAZN
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◆楽天は1-1で迎えた8回表、代打・鈴木大が適時打を放ち、勝ち越しに成功する。直後に逆転を許すも、9回に小郷と浅村の適時打で3点を挙げ、土壇場で試合をひっくり返した。投げては、先発・早川が7回1失点の好投。敗れた西武は、5番手・増田が誤算だった。

◆西武中村剛也は今日8月15日に40歳の誕生日を迎える。誕生日の中村は通算10試合出場して32打数9安打、6打点、打率2割8分1厘で、15、18、19年には本塁打をマーク。バースデーアーチを4度記録した選手に若松(ヤクルト=76、79、81、86年)がいるが、パ・リーグの選手がマークした例は過去になし。中村がパ・リーグ初となる4度目の誕生日弾を打てるか。

◆東京から中央道に乗り、長野・岡谷ジャンクションで名古屋方面へ向かう。その先にある伊那盆地は、私見ながら、高速道路としては国内屈指の見晴らしのように思う。右には中央アルプスがそびえ、左には河岸段丘が。ワイルドな遠近感にあふれる伊那市と駒ケ根市の間に、長野県宮田(みやだ)村がある。西武水上由伸投手(25)の出身地だ。近年では移住先としても人気が高く"住みたい田舎"とも言われる。水上本人は「びっくりするほどの田舎じゃないっすよ~。普通の田舎です。○○○みたいっす」と首都圏の地名を出しつつ笑う。西から東に向かってなだらかに下る、河岸段丘の土地。よく走った。「ちょうど走って1キロっていうコースが家の近くにあるので。敷地もいっぱいあったので。田舎だからいっぱい練習できたのはあると思いますね」最初は県内の強豪私立へ進学しようと思っていた。「でも、その高校が当時、いろいろあって。どうしようってなって。中学の時の捕手が帝京三高に決まってたんすよ。じゃ僕も、って」。県境を越え、八ケ岳のふもとにある帝京三(山梨)で青春を過ごした。昨オフに宮田村に戻った際は「将来は村長になりたい」と野望も語った。この日は「水上由伸投手のふるさと長野県宮田村ナイター」と銘打たれた。村からの日帰りバスツアーは定員120人が約1分で完売。村としても球場前の特設ブースなどでPRを実施。ウイスキーなどの酒類や菓子類、リンゴ、米などの特産品が販売された。入場者には特製うちわも配られ、ベルーナドームに訪れた人々がパタパタと使い続けた。同じパ・リーグでは、ロッテでも佐々木朗希投手(21)の地元岩手・大船渡市や、中森俊介投手(21)の故郷の兵庫・丹波篠山市も本拠地ZOZOマリンで冠試合を行い、PRを行ってきた。プロ野球公式戦×街おこし、の機運が年々高まっている。【金子真仁】

◆西武ドラ1ルーキーの蛭間拓哉外野手(22)がお気に入りの「ラーメン二郎」を我慢し、チームプレーに徹する。Aクラス入りを狙うチームの核弾頭を担っている。6月23日に初の1軍昇格を果たし、8月8日の日本ハム戦(エスコンフィールド)からトップバッターも務める。1番打者としてスタメン出場した13日までの6試合で打率2割5分、1本塁打5打点の活躍を見せている。早大時代は主に中軸を担っていたが、「とにかく塁に出ることを意識してますかね」と自らに課せられた役割を全うする覚悟だ。そんな22歳の大好物は「ラーメン二郎」だ。大学時代には「ラーメン二郎ひばりヶ丘店」に通い詰めた。お決まりの「コール」はキャベツやもやし、にんにくなど全てのトッピングが増量となる「全マシ」だ。しかし西武入団後はある理由から我慢している。「滝沢(夏央内野手=20)と行こうって言っているんですけど、次の日試合だと、にんにく臭くてみんなに迷惑が...ちょっとまだ控えてます」とルーキーらしくチームを気遣う姿勢を見せる。チームは15日から3ゲーム差で追う4位楽天との3連戦(ベルーナドーム)を戦っている。何よりもチームを第一に考えるルーキーがクライマックスシリーズ進出を狙うチームを引っ張っていく。【黒須亮】

◆4位楽天を追う立場の5位西武が、痛い1敗を喫した。9回2死で「あと1球」まで進んだものの、逆転負けとなった。40歳の誕生日を迎えた中村剛也内野手(40)の適時打で、8回に勝ち越しに成功。1点リードの9回はクローザーの増田達至投手(35)に託された。しかし増田は1死後、代打岡島に右前打を打たれる。代打島内は大きな右飛に抑えるも、2番小深田はまた右前打。盗塁もあり、2死二、三塁に。3番小郷を追い込むも、センターの頭を越される2点適時二塁打で逆転された。さらに浅村、阿部と連打を浴びたところでKOとなった。増田は試合後、長い沈黙を経て「いつも通り先頭からしっかりと抑えていこうと思いましたけど...自分の実力不足です」とガックリ。被安安打5本はいずれも、2ストライクと追い込んでのものだった。「最後の球も甘かったと思うし。そういうところを」と声を落とした。今季は18セーブを挙げているものの、ここ数試合は被安打が増え、これで12日のロッテ戦(ZOZOマリン)に続いて2登板連続で1点リードのセーブシチュエーションを成功できなかった。松井稼頭央監督(47)は試合後に「前回もありましたけど、でも9回に行くところが1番難しいと思うし、そのためにマス(増田)もしっかりと準備をしてくれてますから。球数ちょっと行きましたけど、またマスが行くときにはしっかり準備していってほしい」とコメントした。さらに「今の段階ではそういうこと思ってないし、それだけの準備をしてくれてますから。もちろん連投したら投げないとかいろいろありますけどね」と配置転換については否定。「状態はそんなに悪いとは思えないですし、ボール自体は行ってると思います」と話した。【金子真仁】

◆/おかわりくんはいつまでも輝き続ける\今日40歳を迎える中村剛也が勝ち越しタイムリー打!自身の誕生日に祝砲を放った???プロ野球 (2023/08/15)??西武×楽天??Live on DAZN#DAZNプロ野球#seibulions pic.twitter.com/KuGSuueyUZ

◆西武中村剛也内野手(40)が8回、バースデー適時打を放った。1点を追う8回、外崎の適時二塁打で同点に追いつくと、暴投を経て、なおも1死三塁。中村が楽天渡辺の138キロカットボールをジャストミート。打球は左中間を割り、二塁上でガッツポーズした。プロ22年目の中村はこの日が40歳の誕生日。第1打席ではハッピーバースデーも流れた。9回表に再逆転され白星では飾れなかったが「本当にたくさんの応援をいただいて、何とかもうちょっといいバッティングしたかったんですけど。最後の最後でやっといいバッティングできたかなって感じですね」とファンに感謝した。

◆高卒3年目右腕、西武豆田泰志投手(20)がプロ初ホールドを挙げた。同点の7回に登板すると、炭谷、村林、小深田を3者凡退に抑える好リリーフを見せた。「あんまり気にしてなくて。いろんな人に初ホールドだねって言われて気づいた」と平常心のマウンドだった。7月21日に育成から支配下登録され、同28日にプロ初マウンドを踏んだ。1軍では5試合5イニングに登板し被安打0で無失点。この結果に「自分のピッチングっていうのをテーマにしてやってきた」と持ち味の直球を磨いてきた成果を実感している。将来的には守護神を任されることが目標だ。「増田さんみたいに9回で投げられるピッチャーになりたい」と身近にいる理想像の背中を追う。今日のプロ初ホールドを機に、20歳の若武者が次世代の守護神となる日がいつかやってくる。

◆西武ディートリック・エンス投手(32)が約4カ月ぶりの白星とはならなかったが、楽天打線を5回1失点に封じる好投を見せた。何度もピンチを背負った。立ち上がりから楽天打線に連打を許し、5イニング中4イニングで、走者を二塁に置いての投球だった。しかしホームを踏ませたのは2回1死三塁、楽天フランコを詰まらせるも右前にポトリと落とされた適時打の1点のみ。3回2死では4番浅村に対して150キロ直球で3球三振に仕留める気迫を見せた。7安打を浴びながらも1失点の粘投に「古賀の良いリードとバックの守備に助けてもらったね」と野手陣への感謝を口にした。5月20日に生まれた第1子となる長女に白星をプレゼントできる日を待ちわびている。米国に一時帰国したが飛行機の関係で出産の瞬間には立ち会えなかった。出産から約10時間後に駆け込んだ病室では、妻に抱っこされた愛娘を見て「言葉に表せないくらいの感情でした」と忘れられない瞬間を振り返る。今日は長女の名前「POPPY」をピンク色で親指部分に刺しゅうしたグラブを1軍で初使用。投げるたびに右手のグラブを握りこんだ。昨季は10勝を挙げるも、今季は1勝8敗と振るわず。白星は4月16日日本ハム戦(エスコンフィールド)から遠ざかっている。しかし愛娘にささげる勝利に向けて光が見えた。「何よりも2人が来日してくれることをすごく楽しみに待っています」と妻子の来日予定に声を弾ませる左腕がチームのため、そして愛娘のために全力で腕を振る。【黒須亮】

◆楽天が誇るスピードスターの足が勝利を呼んだ。2-3の9回2死一、三塁。土壇場でGOサインを出された一走の小深田は「しっかりタイミングを取って、切れたら行こう」。小郷の初球ファウルで西武増田のタイミングをつかむと、2球目で果敢にスタート。捕手は強肩の古賀。絶対にアウトになってはいけない場面で、二塁送球の上をいった。ソフトバンク周東を抜いてリーグトップ23盗塁目を決めた。勝負の分かれ目だった。二、三塁となり、逆転阻止へ外野は前進。小郷が7球目、中堅手の頭上を越える走者一掃の三塁打を放ち、小深田が決勝ホームを踏んだ。石井監督は「コブちゃんの勇気いる盗塁だったと思う。前進守備してなくても抜けてた可能性はありますけど、さらに前にしたことで後ろのヒットゾーンが広がった」とたたえた。小深田は「走って欲しい場面で走れる選手になって点につながる盗塁をしたいと思っていたので、今日の盗塁はうれしかった。小郷が打ってくれたので良かった」と喜びに浸った。夏場も交代浴などで体調管理を怠らない。打のヒーローを生んだ過程に、走のヒーローあり。CS圏3位のソフトバンクまで2・5ゲーム差とした。【古川真弥】○...小郷が逆転の決勝打を放った。1点を追う9回2死二、三塁で西武増田から2点適時三塁打。塁上で万歳して喜びを表した。小深田の二盗で外野が前進した。「めちゃくちゃ集中して、いい打席だったと思います。それ(外野の前進)は確認してました。一、三塁だったら多分、捕られていたので、本当、面白いなと思いました」と勝負の分かれ目を振り返った。▽楽天早川(7回5安打1失点)「真っすぐの質は良かったけど、精度自体はまだダメ。(投手コーチの)永井さんにイニング間にアドバイスを受けて修正できたのが良かった」

◆小郷が決めた!楽天は9回2死二、三塁で小郷裕哉外野手(27)が西武増田から走者一掃の2点適時三塁打を放ち逆転勝ち。CS圏の3位ソフトバンクまで2・5ゲーム差とした。三塁に達した小郷は喜びを振り上げた両手で表した。「ナベ(渡辺翔)も毎日頑張ってくれている。なんとか同点という気持ちだったんですけど、外野の頭を越えてくれて逆転打になってくれて良かったです」と笑顔で振り返った。8回表に一時勝ち越すも、その裏、2番手の渡辺翔が二塁打3本で2点を失い逆転されていた。あと1死の土俵際から一振りで押し戻した。プロ5年目で既に自己最多の83試合に出場。レギュラーに定着したが、来季からに向けても大事な日々を過ごしている。「こういう場面であまり打ったことがなかったので、ちょっとは成長できたかなと思う。毎回毎回打てることはないと思うんですけど、なんとかチームを助けられる打席を増やしていけたら」。強い決意で締めた。

◆西武の2年目、古賀悠斗捕手(23)が0-1の二回に同点適時二塁打を放った。2死二塁から迎えた第1打席で楽天左腕・早川の初球・真っすぐを捉えて二塁打とし、二走・外崎が同点のホームインだ。古賀は「外崎さんが二塁まで行ってくれていたので、何としてもホームにかえそうと思って打席に入りました。打った瞬間、手応えの余韻など感じることなく夢中で二塁まで走りました」と笑顔で振り返った。

◆楽天は2―3の九回2死二、三塁から小郷の2点三塁打で逆転し、浅村の内野安打でさらに1点を加えた。最後は松井裕が締めて26セーブ目。西武は1―2の八回に外崎、中村の連続適時二塁打でリードしたが、増田がつかまり3連敗。

◆楽天・小郷裕哉外野手が2―3の九回2死二、三塁で増田から逆転の2点三塁打を放った。1球目と4球目にバットを折られたが、徐々にタイミングを合わせて7球目の速球を中越えへ。「こういう場面であまり打ったことがなかった。ちょっとは成長できたかな。いいバットが(3本目に)回ってきた」と笑った。2死一塁から小深田が安打でつなぎ、二盗も成功させた。これで相手に前進守備をとらせたことが大きく、石井監督は「勇気ある盗塁でヒットゾーンが広がった。全員での勝利」と褒めた。

◆西武・中村剛也内野手が40歳の誕生日に適時二塁打を放った。八回1死から2―2と追い付いて迎えた好機で、甘く入った変化球を逃さず左中間を真っ二つに破った。試合終盤での働きを「最後の最後でやっといい打撃ができた」と振り返った。リードをもたらす一打だったが、直後の九回に抑えの増田が12日のロッテ戦に続いて打ち込まれ逆転負け。中村はそれまでの3打席で凡退しており「何とかもうちょっといい打撃をしたかった」と、満足した様子はなかった。

◆西武は1点リードの九回に登板した増田が2死一、三塁から小郷に逆転2点三塁打を浴び、チームは3連敗。12日のロッテ戦(ZOZOマリン)に続き2試合連続で救援に失敗した守護神は「自分の実力不足です」と肩を落とした。それでも松井監督は「状態は悪くない。九回に行くのは一番難しいし、またしっかり準備してほしい」と信頼を口にした。

◆1点リードの九回に登板した守護神・増田達至投手(35)が2死一、三塁から小郷に逆転2点三塁打を浴び、チームは3連敗。3位・楽天とのゲーム差は「4」に広がった。以下、試合後の松井稼頭央監督(47)の主な一問一答。--40歳の誕生日を迎えた中村が八回に一時勝ち越しの二塁打「さすがですよね。あそこの勝負どころ、見事だったと思います」--守護神・増田が12日のロッテ戦(ZOZOマリン)に続いて2試合連続救援失敗...「九回に行くところっていうのが一番難しいと思うし、そのためにマス(増田)もしっかりと準備をしてくれてますから。また行くときにはしっかり準備していってほしい」--増田に九回を任せることは今後も変わらない「今の段階ではそういうこと(配置転換)を思ってないし、それだけの準備をしてくれてますから」--七回に登板した豆田が一回無失点の好投「思いっきりもいいし、球の力もある。ああいう緊迫した場面で投げていってもらいたいなと思う」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
60392 0.606
(-)
-
(-)
42381
(-)
319
(-)
86
(-)
31
(-)
0.256
(-)
2.960
(-)
2
(-)
ロッテ
52434 0.547
(↓0.006)
6
(↓0.5)
44359
(+5)
359
(+6)
70
(+2)
55
(-)
0.237
(↑0.001)
3.370
(↓0.03)
3
(-)
ソフトバンク
50482 0.510
(-)
9.5
(-)
43373
(-)
360
(-)
71
(-)
48
(-)
0.247
(-)
3.340
(-)
4
(-)
楽天
49521 0.485
(↑0.005)
12
(↑0.5)
41362
(+5)
398
(+3)
86
(-)
74
(+2)
0.241
(↑0.001
3.510
(↑0.01)
5
(-)
西武
45561 0.446
(↓0.004)
16
(↓0.5)
41298
(+3)
334
(+5)
68
(-)
62
(+1)
0.234
(-)
2.920
(↓0.02)
6
(-)
日本ハム
45610 0.425
(↑0.006)
18.5
(↑0.5)
37357
(+6)
375
(+5)
80
(-)
59
(-)
0.235
(↑0.002)
3.130
(-)