阪神(-降雨のため試合中止-)中日 =リーグ戦4回戦(2022.04.26)・阪神甲子園球場=
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◆連勝を目指す阪神の中日4回戦は天候不良のため、午後3時40分に中止が発表された。阪神戦の中止はDeNAに新型コロナウイルス感染者が出た4月7日以来、今季2度目。

◆中日は今季阪神相手に3勝負けなし。中日がこのカードで開幕から4連勝すると、06年以来になる。昨季は2勝7敗1分けと苦しんだ甲子園で勝ち、16年ぶりの4連勝を飾れるか。※天候不良のため中止になりました。

◆中日の立浪監督は「チェックしないといけない選手がいっぱいいたのでちょうどいい機会」と打撃指導に時間を割いた。特に長く教え込んだのは新人の鵜飼。22戦中18戦に出て打率2割3分5厘、2本塁打と健闘しているが、変化球への対応に苦しんでいる。「あれだけスイングが速いのに、あれだけ当たらないのは何かおかしい」と課題修正に乗り出した。指揮官が伝えたのは、バットを振り始める形を早めにつくってボールを待つこと。手を上下させる癖がある鵜飼は「無駄をなくすこと。確実性が欠けてくるのでどうにかしないと、と思っていた」とバットを振り込み、汗を拭った。

◆左足を痛めている大山は甲子園室内で行われた全体練習に参加。ノックを受け、打撃練習はティー打撃のみだった。試合は雨天中止となったが、矢野監督は「きょうは(出場させるのを)やめとこうかなと思っていた。軽傷でもないと思う」と言い、27日の出場について「わからん」と明言を避けた。井上ヘッドコーチも「長引くのが一番怖い。登録抹消という最悪な部分は避けたい。(試合に)出つつというか、いい方向にいければ」と説明。代役4番は「輝明(佐藤)を据えてという形になる」と話した。

◆阪神・矢野耀大監督(53)が26日、中日戦(甲子園)が雨天中止となった後、取材に応じた。練習中は小幡竜平内野手(21)を指導し、また左脚を痛めた大山悠輔内野手(27)や、左肘内側側副靭帯再建術を終えて退院した高橋遥人投手(26)にも言及した。一問一答は以下の通り。ーー中止は残念「いやいや、うちにとってはいいよ」ーー体のケアも必要な選手がいるなかでプラス「だから、よかったなとね」ーー大山は練習に入っていたが「うーん、まあでも、今日はやめとこうかなと思ってたから」ーー重症ではない「まあ、軽症でもないと思うけど」ーー27日は「それはわからん。(状態見ながらと聞かれ)うん」ーー西勇はスライド「うんうん」ーー28日は西純「ええやん(笑) 明後日でええやん。急がんで。あるから。慌てんで(笑)」ーー西純への期待に関しては「腕がしっかり振れるようになったりとか、角度がついたりとか、良い部分が出てきたのかな。今まではうまくたたむとか、それができないからボールが平面状になっていたのが、角度がついてきて、縦のスライダーとかもいい感じになっているのかなと見ている。だから、もちろん勝つことはみんなに求めていくし。でも、やってきたことしかできないんでね」ーー中継ぎの湯浅のように、先発で西純も出てきてほしい「誰でも出てきてほしいよね。一平もちょっと残念ながら抹消になったし。将司と晋太郎もまだ間に合う状況じゃない。誰か出てきてくれたらと思っている。純矢もその一人ではある。そういうところでは頑張ってほしいなと思っています」ーー室内で小幡に直接指導していた「この前の神宮の時とか、ちょっとこう。もちろん、リュウとかもチカとかも自分の中で気になるところは伝えていったりしているんだけど。もう伝えたんだけど、まあ自分の気付くところが、ちょっとこうじゃないかなというのがあって。バッティングコーチも藤井さん(藤井康1、2軍巡回打撃コーチ)も一生懸命、みんなやってくれているところもあるからあれやったけど。自分の気付いたことは伝えて。もちろん俺もいいと思ってしか伝えてないんでね。選手を悪くするつもりは当たり前やけど、もちろんないし、ちょっとでも良くなればと思って」(さらに続けて)「本人の感覚的にもいいっていうふうに言ってるんで。それを続けて。今日も全体練習が始まる前もやってたし。そういうのもいいっていう手応えがあるし、俺も見た目いいんじゃないかなっていうことは続けていったらいいんじゃないかなと思うし。タカヒロとか山本ヤスとかみんな頑張ってるけど、竜平もその一人なんで。打てるようになれば当たり前だけどチャンスは増えるんでね。そう思ってやってるんだけどね」ーー高橋が手術「もちろん痛いし、去年の時点では、5月くらいに、もしかしたら帰ってこれるんじゃないかってのはあったんだけど。これは仕方ないし。遥人の野球人生を考えれば、やっぱりそう(手術が必要)であれば、早くやることが遥人のためだし、球団のためでもあると思うので。それは早い方がいいと俺も思うけどね」ーー今季は厳しそうだが「それは全然間に合うわけないので。それはもちろん承知しているし、それよりもというか、遥人の野球人生があるし、仕方ないことだなと受け止めています」ーー直接言葉はかけたか「直接はないけど、LINEとか、そんなのではやっているけど」

◆甲子園のカラスは無口だ。いつも黙って、相手を油断させ、獲物を狙っている。どこかの会社の、威張り散らす上司のようにカーカーカーカー叫ばない。中日戦は天候不良で中止。試合があれば4万人近くが来るはずだった球場を、カラスはグルっと旋回。そして、獲物はバックネット裏の記者席にだけあることを、瞬時に見抜く。ちょっと賢すぎる。お客さんは来ないけれど、新聞記者は残って仕事をしている。働くトラ番たちは、おにぎりなどの食料の入ったレジ袋を机の左右に置いて、夢中で記事を書く。すると、カラスが狙う〝隙〟が生じるのだ。ふと気付くと、この記事を書いているほんの3メートルぐらい前に、アイツはいた。いつの間にか着地していて、冷たい目で、ジッとこちらを眺めている。ヒッチコックの映画にあった。鳥の恐怖の話が。全く人を怖がらないのだ。あの甲子園が、不気味な世界に早変わり。ちょっと信じられないでしょうが。「新里、大丈夫か? 狙われているぞ。食いものはしっかり隠しているか?」隣の席で、夢中で作業していたトラ番サブキャップ・新里公章に警戒警報を発令した。お人よしの新里は、過去に2度、カラスの被害にあっている(普通、2度はやられない)。おにぎりを持ち去られ、ヨーグルトをくちばしでこじ開けられて飲み干された。カラスとの対決0勝2敗-。 「大丈夫です。もう、やられませんよ」落ち着いていたが、二度あることは三度あると思ってしまう。そういえば、キャップ長友孝輔が言っていた。「新里が記者席にいると〝食事〟ができるから、甲子園のカラスの間ではたぶん人気者です。もう新里を友だちだと思っているのでは」いやいや、新里は過去の屈辱を胸に秘め、同じ過ちは犯さないと誓っていたので、大丈夫だと信じよう。そもそも、油断さえしなければ、カラスだって諦める。中止になったタイガース。こんな順位にいる戦力ではない。開幕から悪夢の26試合をとやかく言っても始まらないが、やっぱり悔しいのが、あの開幕戦だ。7点リードが悪夢の逆転負け。決して油断したとは思わない。隙を見せたとも思わない。ただ、あれこれ思い、いろいろ感じるのは対戦相手。ヤクルトから見たら、タイガースにわずかな隙があったのかもしれない。膨大な「借金」という大きな代償は払ったが、もう、これ以上の底はないはず。2軍戦でドラフト1位・森木が好投。原口がいよいよ1軍合流。いろいろ話題はあったが、やはり気になるのは高橋遥人のトミー・ジョン手術で今季絶望の悲しい知らせ。遥人と同い年の投手担当・織原祥平は、懸命に前向きにとらえようとしていた。「残念です。大変な決断ですが、いま才木がトミー・ジョンから復活ロードを順調に歩んでいます。遥人も戻ってくるでしょう。ここは同い年の馬場に踏ん張ってもらいましょうか」巻き返しへ、遥人がいれば...。誰もがそう思うが、逆境で張りつめる危機感が、隙をなくすはず。隙さえ見せなければ...。甲子園のカラスのように、おっと訂正! 甲子園の主役はトラです。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
1890 0.667
(↓0.025)
-
(-)
116116
(+4)
96
(+6)
29
(+1)
9
(-)
0.254
(-)
3.130
(↓0.13)
2
(-)
広島
1591 0.625
(-)
1.5
(↑0.5)
118111
(-)
75
(-)
8
(-)
7
(-)
0.260
(-)
2.800
(-)
3
(-)
中日
12100 0.545
(-)
3.5
(↑0.5)
12183
(-)
82
(-)
16
(-)
8
(-)
0.254
(-)
3.570
(-)
4
(-)
ヤクルト
12120 0.500
(-)
4.5
(↑0.5)
11982
(-)
98
(-)
23
(-)
9
(-)
0.225
(-)
3.430
(-)
5
(-)
DeNA
10120 0.455
(↑0.026)
5.5
(↑1)
12183
(+6)
95
(+4)
18
(+2)
10
(+1)
0.255
(-)
3.880
(-)
6
(-)
阪神
5201 0.200
(-)
12
(↑0.5)
11773
(-)
102
(-)
20
(-)
14
(-)
0.227
(-)
3.850
(-)