オリックス(★1対6☆)西武 =リーグ戦4回戦(2022.04.15)・京セラドーム大阪=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
西武
0000400206710
ORIX
0001000001510
勝利投手:髙橋 光成(1勝2敗0S)
敗戦投手:山﨑 福也(0勝2敗0S)
  DAZN
チケットぴあ ORIX戦チケット予約 西武戦チケット予約

DAZN

◆西武は1点先制された直後の5回表、牧野とオグレディの適時打などで4点を挙げて、逆転に成功する。そのまま迎えた8回には、2死二三塁から外崎が2点適時打を放ち、勝負を決めた。投げては、先発・高橋光成が6回1失点の好投で今季初勝利。敗れたオリックスは、投打ともに振るわなかった。

◆新型コロナウイルスに感染していたオリックス伏見寅威捕手(31)が、京セラドーム大阪で行われた試合前練習に合流した。伏見は頭痛、吐き気などの体調不良を訴え、6日のソフトバンク2回戦(ペイペイドーム)のベンチ入りメンバーから外れた。その後に受けたPCR検査で陽性が判明し、隔離療養をしていた。チームの捕手陣では若月、頓宮も感染して隔離中で、1軍捕手が松井、福永のみと非常事態となっている。また、3月27日西武戦(ベルーナドーム)の8回守備でオグレディと二塁ベース上で交錯し、左足首を捻挫して離脱していた安達了一も、試合前練習に姿を見せた。

◆新緑のような鮮やかなグラブがマウンドでよく映えた。西武高橋光成投手(25)が4度目の先発で今季初勝利を挙げた。6回5安打5奪三振の1失点。「うれしいです。勝ててよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。 悩んでいた直球には息吹が芽生えていた。1回2死一、二塁では、杉本を153キロ直球で見逃し三振。これまで140キロ台中盤が多かったが、まさに好調時の剛球だった。小さくしたテークバックも少し大きく戻し、威力がよみがえった。思いは左手にも表現される。この日から、新緑の葉のように明るいグリーンのグラブを装着。今までの深緑だったカラーから一気に明るくなった。「分かりました?」と笑ってから「ちょっと流れを変えようと思って」と説明した。これまで0勝2敗。同点か負けている場面でマウンドを降り、エースとしてチームに貢献できていなかった。何か変えたい-。そんな思いのカラーチェンジ。春季キャンプでは使っていたが、試合で使うのは初。これがラッキーアイテムにもなって、白星が付いた。「よかったので当分これかな」。今年も髪を切らない験担ぎを継続。苦しんだエースが新相棒と再出発。大樹のようにたくましくチームを支えていく。【上田悠太】

◆西武ブライアン・オグレディ外野手は2安打2打点と3番の仕事を果たした。 5回2死一、三塁では右中間フェンス直撃の2点適時二塁打。「本塁打になると思ったけど、少しパワーが足りなかった」と笑うも、貴重な3、4点目を生み出した。さらに8回無死一塁でも右翼フェンス直撃の二塁打を放ち、さらなる追加点を演出した。▽西武外崎(8回の中越え2点適時二塁打を含む2安打)「3打席ともいい感じだった。いいイメージを持って打席に入れた。松井ヘッドコーチと練習した内容がいい結果につながった」

◆新型コロナウイルスの影響で5日ぶりに試合を再開したオリックスは、逆転負けで5位に転落した。今季ワーストタイの借金4となり、中嶋監督は「見に来てくれる人たちに良いゲームを見せたいですね」と懸命に前を向いた。 打線が本調子とは程遠い。開幕から16試合で2桁安打はわずか1試合。チーム打率1割9分1厘は12球団ワーストで、得点力が上がらない。ラオウこと杉本は、ここ6試合22打席連続で無安打。本来は明るい主砲から、笑顔が消えている。10日ロッテ戦(ZOZOマリン)で、佐々木朗に球団史上初の完全試合を食らった。12~14日楽天戦(楽天生命パーク)は新型コロナ感染者が続出した影響で、延期に。期間中、スクリーニングPCR検査を毎日実施。指揮官は「精神的な部分があったとは思う。それも踏まえて、僕らはプロ野球選手として頑張らないといけない」と気迫を前面に出した。14日に本拠地で全体練習を再開した際、選手会長の吉田正は「良い意味で切り替えて新しく。もう1度開幕ぐらいの気持ちで」と心機一転の"開幕"を目指していたが、結果は完敗。中嶋監督は「負けて...というよりも、ハツラツさを見せたい。明日、良いゲームを見せたいです」と巻き返しを誓った。【真柴健】

◆「8番・捕手」で先発出場の西武・牧野翔矢捕手(21)が0-1の五回、同点に追いつく右前適時打を放ち、プロ2打点目を挙げた。「トノさん(外崎)とジャンセンがチャンスを作ってくれて、ノーアウト二、三塁になったので、なんとか1点欲しいと思っていました。最低でも外野フライと思っていましたが、ヒットになってよかったです」無死二、三塁のチャンスで迎えた第2打席。先発・山崎福の初球、140キロの直球を右前へはじき返した。石川・遊学館高から入団4年目の左打者が試合を振り出しにすと、さらにオグレディの二塁打など一挙4得点で逆転に成功した。

◆西武は0―1の五回に牧野の適時打、オグレディの2点二塁打などで4点を奪い逆転し、八回に外崎の2点二塁打で加点した。高橋は6回5安打1失点で初勝利。オリックスは打線が振るわず、山崎福は八回途中6失点と粘れなかった。

◆西武が逆転で連勝。1点をリードされた直後の五回、牧野の右前打やオグレディのフェンスを直撃する右越え二塁打などでこの回一挙4点を奪い、逆転に成功した。先発した高橋は四回に先制点を許したものの、粘りの投球で6回5安打1失点。今季4登板目で初の白星となった。試合後の高橋のヒーローインタビューは下記の通り。) --今どんな気持ちですか「開幕してから勝ちがなくて。正直、すごい嬉しいです」--今季4試合目の登板。どんな思いで挑んだ「絶対勝つという強い気持ちを持ってマウンドへ上がりました」--内容を振り返って「ずっと先制点は与えてしまっていて。でも今日は粘り強く最少失点で抑えられたので良かった」--オグレディ選手、牧野選手ら野手の活躍も光った「たくさん打って、守っていただいた。野手の皆さまに感謝してます」--今シーズンの意気込みを「どんどん勝って1位になれるよう、皆さまで頑張っていきましょう。今日はありがとうございました」

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1131 0.786
(-)
-
(-)
12852
(-)
32
(-)
7
(-)
8
(-)
0.221
(-)
1.680
(-)
2
(-)
楽天
830 0.727
(-)
1.5
(-)
13242
(-)
25
(-)
3
(-)
9
(-)
0.222
(-)
2.220
(-)
3
(-)
ロッテ
870 0.533
(-)
3.5
(-)
12848
(-)
30
(-)
5
(-)
21
(-)
0.223
(-)
1.650
(-)
4
(-)
西武
791 0.438
(↑0.038)
5
(↑0.5)
12649
(+6)
64
(+1)
9
(-)
5
(+1)
0.207
(-)
2.910
(↑0.12)
5
(1↓)
ORIX
6100 0.375
(↓0.025)
6
(↓0.5)
12741
(+1)
56
(+6)
5
(-)
4
(+1)
0.191
(↓0.002)
3.370
(↓0.05)
6
(-)
日本ハム
4120 0.250
(-)
8
(-)
12736
(-)
61
(-)
11
(-)
8
(-)
0.215
(-)
3.910
(-)