ロッテ(★3対5☆)西武 =オープン戦3回戦(2022.03.13)・ZOZOマリンスタジアム=
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西武
20200000151012
ロッテ
1001010003700
勝利投手:渡邉 勇太朗(1勝0敗0S)
(セーブ:大曲 錬(0勝1敗1S))
敗戦投手:ロメロ(0勝1敗0S)

本塁打
【西武】中村 剛也(1号・1回表2ラン),外崎 修汰(4号・3回表2ラン)

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◆西武は中村がオープン戦1号2ランを含む2安打を記録。ベテランのスラッガーが開幕へ向け、状態を上げてきた。対するロッテは、マーティンが2安打2打点の活躍。3試合連続で長打を記録するなど、状態の良さを示した。

◆西武の主砲にオープン戦1号が出た。通算本塁打で現役最多を誇る中村剛也内野手(38)が1回1死一塁、ロッテ・ロメロの直球を左翼席へ運んだ。初球を捉える先制2ランで3試合連続安打とし「だいぶ投手への対応がよくなってきた。しっかりとタイミングを取って振るようにしている。いい感じできてますね」と開幕に照準を合わせる。3回には中前打を放ち、2打数2安打でベンチに下がった。

◆西武外崎修汰内野手(29)が2戦連発となるオープン戦4号2ランを放った。 1点リードの3回1死三塁、フルカウントからロッテ・ロメロの直球を左中間へ。体を揺らしてタイミングを取る新しい打撃フォームに「タイミングが取りやすい。めちゃくちゃいいですね」と手応えを感じている。2日連続アーチとあって、幸運にあやかろうと近寄ってきた森に「ちょっとだけね」と言ってバットを触らせた。

◆愛息2歳の誕生日を2ずくめで祝った。ロッテのレオネス・マーティン外野手(33)は「4番右翼」で先発すると2点を追う1回2死一塁、西武渡辺から左翼への二塁打で1点かえした。さらに3点を追う4回無死一塁、今度は右中間を破る二塁打でもう1点を加えた。 2打席連続の二塁打2本で2打点。「今ロト(宝くじ)をやったら2・2・2で当たりますね」と冗舌だ。ご機嫌なのはこの日が、息子ジェイデンくんが生まれた記念すべき日だから。まだ野球を理解できる年齢ではないが、試合前には「今日は息子のために頑張るよ!」と宣言していた。もちろん家族愛だけで打てるわけではない。2年続けて足首を痛めた経験から、オフに体重を7キロ減量。脂肪を落とし、筋肉量を増やす"細マッチョ化"でスイングスピードはむしろ上がったという。「165、167(キロ)はファームで出ていた。体重は91、92キロくらい」と明かす。1軍に合流してから3日連続で長打をマークし、オープン戦打率7割1分4厘とハイペースで打ちまくっている。「シーズンはまだ始まっていませんが、常に自信を持ってやっています」。今年も、頼もしさは変わらない。【鎌田良美】▽ロッテ・ロメロ(オープン戦初登板は先発で3回を2被弾含む5安打4失点) オープン戦ということで結果よりも内容を意識して臨みました。開幕までには完璧な状態に持っていきます。

◆西武・中村剛也内野手(38)が「3番・DH」で出場し、オープン戦1号となる先制2ランを放った。一回1死一塁から左腕・ロメロの初球、147キロの真っすぐを左翼スタンドへ運び、「打ったのは真っすぐ! 打ててよかったです」と納得の表情を浮かべた。

◆西武の渡辺は6回を5安打3失点にまとめ、4年目で初の開幕ローテーション入りを決めた。普段より変化球の割合を増やし、ストライクゾーンを広く使って的を絞らせなかった。「全体的に良かった。球の強さも出てきたし、腕もしっかり振れた」と満足そうに話した。前回6日の広島戦の5回2失点に続いてアピールに成功した。辻監督は「登板を重ねるごとに良くなっている。(開幕ローテ入りは)そうするつもりでいる」と期待した。

◆ロッテのロメロはオープン戦に初登板したが制球が乱れ、2本の2ランを浴びて3回5安打4失点と崩れた。「オープン戦ということで結果よりも内容を意識して臨んだ。開幕までには完璧な状態にしたい」と淡々と振り返った。一回1死一塁で中村に甘い速球を左翼席へ運ばれ、三回1死三塁では外崎に高めの速球を左中間へ放り込まれた。井口監督は「球自体は悪くなかった。あとはもう少し精度を上げていけたら」と語った。

◆ロッテのマーティンは2安打2打点と存在感を示した。オープン戦3試合で7打数5安打と好調で「ちゃんと打席に立つ前にプランを持って入っている。そのプラン通りにできている」と手応えを口にした。13日は2歳になる息子の誕生日だったという。記念日にしっかりと結果を残し「自分の練習の成果が出てうれしい」と機嫌がよかった。

◆お待たせしました! 現役最多の通算442本塁打を誇る西武・中村剛也内野手(38)が13日、ロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)で今季初アーチとなる先制2ランを放った。「いいバッティングができた。だいぶピッチャーへの対応が良くなってきた」一回。左腕ロメロの初球、147キロの直球を捉え、左翼スタンド中段に運んだ。三回の2打席目では外角のスライダーにくらいついて中前打。21年目のベテランが開幕へ向けて状態を上げてきた。昨季は春季キャンプ2日目に左ふくらはぎの違和感で離脱。それでもシーズンに入れば打率・284、18本塁打、74打点と活躍した。今季は初の対外試合となった2月22日のソフトバンク戦から実戦に出場。元気な姿を見せており、辻監督を「中村と栗山に関しては心配していない」と安心させた。過去6度、本塁打王に輝いたスラッガーは「いい感じできている。投手とのタイミングが合うようにやっていきたい」と意欲的に語った。(石井孝尚)

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
楽天
721 0.778
(↑0.028)
-
(↓0.5)
41
(+6)
24
(-)
2
(-)
6
(-)
0.253
(↑0.019)
2.450
(↑0.28)
2
(1↓)
ORIX
730 0.700
(↓0.078)
0.5
(↑0.5)
46
(+1)
21
(+4)
2
(+1)
11
(-)
0.268
(↓0.008)
1.720
(↓0.14)
3
(1↓)
日本ハム
632 0.667
(↓0.083)
1
(↓0.5)
33
(-)
25
(+3)
11
(-)
4
(-)
0.221
(↓0.006)
1.660
(↓0.14)
3
(1↓)
DeNA
632 0.667
(↓0.083)
1
(↓0.5)
38
(-)
32
(+6)
7
(-)
10
(-)
0.282
(↓0.012)
2.690
(↓0.06)
5
(-)
阪神
532 0.625
(-)
1.5
(-)
39
(+2)
25
(+2)
3
(-)
10
(+1)
0.245
(↓0.005)
2.220
(↑0.03)
6
(-)
ソフトバンク
641 0.600
(↑0.044)
1.5
(↑0.5)
43
(+7)
39
(+5)
8
(+1)
7
(-)
0.237
(↑0.004)
3.340
(↓0.07)
7
(-)
中日
560 0.455
(↑0.055)
3
(↑0.5)
28
(+4)
33
(+1)
6
(+1)
4
(+1)
0.225
(-)
2.630
(↑0.16)
8
(-)
広島
461 0.400
(↑0.067)
3.5
(↑0.5)
27
(+3)
46
(-)
5
(+1)
2
(+1)
0.237
(↑0.005)
4.170
(↑0.43)
9
(2↑)
西武
360 0.333
(↑0.083)
4
(↑0.5)
20
(+5)
26
(+3)
7
(+2)
8
(+2)
0.232
(↑0.009
2.760
(↑0.1)
10
(2↓)
ヤクルト
371 0.300
(↓0.033)
4.5
(↓0.5)
32
(+5)
41
(+7)
2
(-)
10
(-)
0.235
(↑0.004)
3.260
(↑0.02)
11
(1↓)
ロッテ
262 0.250
(↓0.036)
4.5
(↓0.5)
20
(+3)
31
(+5)
3
(-)
6
(-)
0.210
(↑0.002
2.930
(↓0.24)
12
(-)
巨人
272 0.222
(-)
5
(-)
19
(+2)
43
(+2)
11
(-)
2
(-)
0.197
(-)
3.580
(↑0.17)