西武(☆7対2★)ロッテ =リーグ戦11回戦(2021.06.19)・メットライフドーム=
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ロッテ
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西武
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勝利投手:今井 達也(5勝2敗0S)
敗戦投手:中村 稔弥(0勝2敗0S)

本塁打
【西武】森 友哉(9号・1回裏2ラン)

  DAZN
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◆西武は初回、森の2ランとスパンジェンバーグの適時打などで一挙6点を先制する。その後6-2となって迎えた8回裏には、2死二塁から源田の適時打で追加点を挙げた。投げては、先発・今井が7回4安打2失点の力投で今季5勝目。敗れたロッテは、初回の6失点が響いた。

◆西武辻発彦監督(62)が、3試合連続失点中の宮川哲投手(25)に闘魂を注入した。ロッテ戦の試合前練習後、ベンチに引き揚げる宮川を近くに呼び寄せ、肩を抱きながら、声を掛けた。 前夜のロッテ戦では3点差の8回に投入したが、先頭のマーティンに四球。代走の和田をけん制死で1アウトを奪ったが、中村奨にソロを浴び、四球と内野ゴロで2死二塁とされ、代わった佐野が安田に5点目の適時打を浴びた。 前夜の試合後には「自分で乗り越えるしかないからね。そういうピッチングをしていると、試合の中で使われるポジションが変わってくるんだから。それは、考えます」と奮起を期待。この日は直接自らの言葉で背中を押した。

◆西武が、初回から6点の猛攻で主導権を握った。2番源田が三塁打で口火を切ると、3番森が先制の9号2ラン。4番山川が四球、5番栗山が中前打でチャンスを広げ、レアードの適時失策で3点目を挙げた。 さらに、1死一、三塁からスパンジェンバーグの適時二塁打で4点目。1死二、三塁から、捕手の柿沼の悪送球の間に6点目を奪った。

◆西武今井達也投手(24)が、6回無死から初安打を浴びた。 5回まで3四球を与えながら、ノーヒット投球。期待が高まりかけた6回に先頭打者のロッテ高部に二塁打を浴びた。荻野の一ゴロの間に三塁に進塁され、マーティンに対し、カウント2-2からこの日最速の156キロの直球が大きく抜け、暴投の間に1点を奪われた。

◆西武源田壮亮内野手(28)が、「たまらん」好守で先発の今井を救った。 5点リードの7回、先頭のロッテ安田が放った中前に抜けるかに見えたゴロを飛び込みながらキャッチし、正確な送球でアウトにし、スタンドを沸かせた。

◆西武が1回、森の先制の9号2ラン、スパンジェンバーグの適時二塁打など4安打と失策を絡め、6点を奪った。 ロッテは6回、高部がチーム初安打を放ち、今井の暴投で1点を返した。先発の中村稔は、4回7安打6失点でKOされた。 西武が逃げ切り、連敗を2で止めた。先発の今井は7回2失点で5勝目。ロッテは7回に1点を返したが、初回の6点が重かった。中村稔は0勝2敗。

◆ロッテは初回の大量失点が響いた。 左腕中村稔が今季3度目の先発マウンドに上がったが、被安打4(うち長打3)に味方の2失策も絡んで打者一巡の6失点。配球ごと変えるべく、捕手を柿沼から佐藤都に交代した2回以降は持ち直した。井口監督は「初回にああいう失点をしてしまうと追いつけなくなる。2回からはしっかりまたやってくれたんでね、次に期待したいと思います」とトシヤ同士のバッテリーにチャンスを与えた。

◆西武・森友哉捕手(25)が先制の9号2ランを放った。一回1死三塁でロッテ先発・中村稔が投じた初球の141キロをバックスクリーン右の中堅席に運んだ。 「打ったのは真っすぐ。ゲンさん(源田)が三塁までいってくれていたので、気楽な気持ちで打席に入ることができた。会心の当たりでした」 開幕から67試合で昨季に並ぶ9号。この回、2つの敵失も重なり、一挙6点を先制した。

◆ロッテ・藤岡裕大内野手(27)が1-6で迎えた七回1死からの3打席目で、西武先発・今井から右中間二塁打を放ち、10試合連続安打をマークした。交流戦6月5日のDeNA戦(横浜)から安打を続けている。4日終了時で打率・245だったが、現在は・264に上昇した。

◆トレードで中日から移籍したロッテ・加藤匠馬捕手(29)が、途中出場で移籍後初出場を果たした。2-6で迎えた八回裏の守備から「8番・捕手」に入ってマスクをかぶり、同じく八回から登板した4番手の横山をリード。2死二塁から西武・源田が中前適時打を放ち、1点を失った。 加藤は16日に入団会見を行い、17日にZOZOマリンでの練習でチームに初合流。18日に出場選手登録されていた。

◆西武が快勝した。一回に森の2ランやスパンジェンバーグの適時二塁打などで一気に6点を先制。八回には源田の適時打で加点した。今井は伸びのある直球を軸に7回2失点で5勝目。ロッテは守備の乱れもあり勝率5割に逆戻りした。

◆西武の源田が新型コロナウイルス感染から復帰して2戦目で3安打をマークし、打線をけん引した。一回1死無走者で右中間へ三塁打を放ち、一挙6得点の起点となった。「思い切り振ろうと思った。1球で仕留められた。いい形をつくれて良かった」と喜んだ。 守備では七回に先頭打者の安田の打球を横っ跳びで好捕し、素早い動きで一塁に送球。「今井がしっかり投げてくれていたので何とか守ってあげようと思って頑張った。アウトが取れて良かった」と胸を張った。

◆ロッテの中村稔は4月30日以来の先発で、4回6失点と崩れて2敗目を喫した。一回、森に先制2ランを浴びると味方の拙守もあって踏ん張れず、スパンジェンバーグに適時二塁打を許すなどこの回だけで6点を失った。 前回登板の12日の巨人戦で救援ながら5回1失点と好投してつかんだ先発のチャンスだった。「試合をつくることができず申し訳ない」と悔しさをにじませた。

◆やはり、たまらん!! これが侍の底力だ。東京五輪日本代表に選出された西武・源田壮亮内野手(28)が19日、ロッテ11回戦(メットライフ)で3安打1打点をマークし打線を牽引(けんいん)した。無症状ながらも新型コロナウイルスに感染してから復帰2戦目。主将が改めて大きな存在感を示し、チームを7-2での快勝に導いた。 ■コロナ感染から復帰2戦目 六回終了時、辻監督は源田に「どうだ」と問い掛けた。新型コロナウイルス感染から1軍復帰して2戦目。病み上がりの疲労を考慮して指揮官は交代を打診したが、源田は首を横に振った。 「こうやって、ファンの前で野球ができることは『本当に幸せだな』と改めて感じている。チームに迷惑を掛けた分、取り戻したい」 七回、先頭・安田のセンターへ抜けようかという当たりをダイビングキャッチし、素早い動きで一塁に送球。新人の2017年シーズンから卓越した守備力を発揮し、SNSで「♯源田たまらん」のハッシュタグを流行させた。まさに〝たまらん〟好守。6-2の八回には駄目押しの中前適時打も放ち、辻監督は「代えなくて良かった」と息をついた。 一回の右中間三塁打、四回の右前打と合わせて3安打。自身はまだ完調の手応えを得ていないが、今季のテーマは「空振りすること」。狙い球でなかったときでも従来は当てにいって凡打するケースがあったが、今季は故意に空振りすることで次の一球に懸ける。 東京五輪の初戦まで1カ月余り。本番では守備固め、代走、代打とユーティリティーな役割を担う。療養中は最前線で働く医療従事者の姿を目の当たりにし「そういう方に少しでも明るい話題というか、力を届けられるようなプレーができれば」。世界相手に源田の〝たまらん〟プレーが悲願の金メダルをもたらす。(東山貴実)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
32269 0.552
(-)
-
(-)
76268
(-)
250
(-)
53
(-)
28
(-)
0.243
(-)
3.570
(-)
2
(-)
ORIX
31278 0.534
(-)
1
(-)
77276
(-)
258
(-)
62
(-)
20
(-)
0.255
(-)
3.610
(-)
3
(-)
ソフトバンク
292712 0.518
(-)
2
(-)
75284
(+5)
236
(+5)
63
(+2)
47
(-)
0.253
(↓0.001)
3.300
(↓0.02)
4
(-)
ロッテ
29298 0.500
(↓0.009)
3
(↓0.5)
77307
(+2)
283
(+7)
65
(-)
53
(-)
0.251
(↓0.001)
4.010
(↑0.02)
5
(-)
西武
272812 0.491
(↑0.01)
3.5
(↑0.5)
76267
(+7)
279
(+2)
57
(+1)
54
(-)
0.249
(-)
4.030
(↑0.03)
6
(-)
日本ハム
23356 0.397
(-)
9
(-)
79202
(+5)
266
(+5)
36
(+2)
34
(-)
0.225
(-)
3.770
(↓0.02)