1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 10 | 0 | 1 |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 11 | 0 | 2 |
勝利投手:- 敗戦投手:- 本塁打 |

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◆西武は2-2で迎えた5回表、1死満塁から中村の適時打で2点を挙げ、勝ち越しに成功する。対するロッテは、そのまま迎えた9回にレアードの2ランが飛び出し、試合を振り出しに戻した。その後は2死満塁の好機をつくるもあと1本が出ず、試合は規定により引き分けに終わった。
◆ロッテ佐々木朗希投手(19)が1軍に合流した。試合前練習でグラウンドに姿を見せ、チューブトレなどを行った。16日西武戦(ZOZOマリン)での先発デビューが予定されている。 今季のイースタン・リーグでは、5試合、20イニングを投げて防御率0・45と文句なしの成績を残してきた。井口資仁監督(46)は「開幕前から決まってた日程なんで。そこに本人が仕上げてきた。全部順調です」と話していた。
◆ロッテ安田が昨季に並ぶ6号2ランを放った。4回無死一塁で西武高橋の初球を捉えて右翼ホームランラグーン席へ運んだ。「(中村)奨吾さんが出塁してくれていたので引っ張るイメージで振りにいったら、結果としてたまたまホームランになってくれました」。6本塁打はシーズン自己最多タイで、昨季は84試合348打席を要したが、今季は39試合164打席での到達となった。
◆西武は1回に源田が1号ソロを放って先制。ロッテはその裏、荻野の盗塁死とマーティンのけん制死で好機を逃した。 西武は4回、山川の適時打で2点目。その裏、ロッテ安田の6号2ランで追いつかれたが、5回に中村の2点適時打で再リード。 ロッテは9回1死二塁、レアードの3試合連続となる7号2ランで同点。なおも2死満塁としたが引き分けに終わった。
◆西武高橋光成投手が自身開幕5連勝の権利を持って降板したが、2試合ぶりの白星はこぼれ落ちた。 徐々に調子を上げた。初回、先頭から安打と3四死球を出すも、好守に助けられて無失点で切り抜けた。終わってみればロッテ安田に2ランを被弾したのみの7回2失点。6三振を奪った。「こういう粘って投げ続けられる試合を増やしていかなければいけない」と話した。
◆西武は勝ちパターンで逃げ切るはずが、9回に追いつかれた。 2点リードで登板したリード・ギャレット投手が2ランを被弾。なおも走者をため、リレーした森脇亮介投手が2死満塁としたが、辛くもサヨナラ負けを阻止した。 4試合勝ちから遠ざかり、4位オリックスとゲーム差なしの5位に転落。辻発彦監督は「勝ちきれなかった。序盤もっとね、チャンスをつくりながらなかなか点が取れなかった。まあ...、監督ヘボですわ」と、攻めきれなかったことを悔いた。 ▽西武源田(1回に1号ソロ。遊撃守備でも2度のタッチプレーに貢献。ともにセーフ判定が覆り) 第1号、うれしいです。(守備は)アウトだと思ったので良かった。
◆絶好調モードに入ったロッテの「すしボーイ」が土壇場でチームを救った。2点を追う9回1死二塁で、ブランドン・レアード内野手(33)が起死回生の同点7号2ラン。引き分けに持ち込んだ特上のアーチで握ったすしは、ハーマンに振る舞った。「いつもは和田が食べてくれるが、今日はハーマンが"くれくれアピール"していたのであげたよ」。3戦連発で計"4貫目"と大盤振る舞い中の助っ人は、粋なパフォーマンスでも盛り上げた。 若き和製大砲の1発も効果的だった。2点を追う4回無死一塁で安田が一時同点となる6号2ランを放った。「引っ張るイメージで振りにいったら、結果としてたまたまホームランになってくれました」と謙遜したが、これで昨季マークしたシーズン自己最多本数に並んだ。20年は84試合348打席かかったが、今季は39試合164打席目。着実な成長を証明する1発も、価値ある引き分けを呼び込む伏線となった。 井口監督は「みんな、よくつないでね、なんとか」と粘りをたたえた一方で「(1回は)走塁死が2つ(盗塁死とけん制死)。併殺も3つあった。そういうところも含めて、しっかりとやっていきたい」。これで首位楽天に0・5差。細かいミスが出ながら星を落とさなかったことは大きい。【木下大輔】
◆ロッテ対西武8回戦の試合前に、お笑いコンビのティモンディが始球式を務めた。 トレードマークのオレンジ色シューズを履いた高岸宏行(28)がマウンドに上がり、プレートの三塁側を踏んだ。セットポジションから投じたが、力んだかまさかのワンバウンドで前田裕太(28)のミットへ。球速は140キロだった。 済美(愛媛)野球部出身の2人は、4月3日の日本ハム対ロッテ(札幌ドーム)でも始球式を務め、高岸が芸能界最速の142キロをマークしていた。スタンドには「やればできる」と済美高の校歌一節をデザインしたシャツを着るファンの姿もあった。 高岸は球団広報を通じて「すてきな球場の浜風とすてきなファンの方たちの応援で、すごく勇気をもらえまして心の180キロは出せたと思います!」と、前田は「たくさんの方が集まって見に来てくださっている中で高岸の全力のワンバウンド投球を見せる結果にはなりましたが、ロッテの勢いはそのまま上に昇っていくよう応援していきたいなと思います」とコメントを寄せた。 今回の始球式に際しては、昨年までロッテ投手だった内竜也氏(35)に師事するなど、万全の準備で臨んでいた。背番号も内氏と同じ21番。入場の際も、内氏の現役時代と同じ入場曲「ファイナルカウントダウン」が流れていた。
◆西武・源田壮亮内野手(28)が一回の第1打席で1号ソロを放ったあと、直後の裏の守備でさすがのグラブさばきを披露した。 一回無死一塁からロッテ・荻野が二盗を狙ったが、ベースカバーに入った源田は、捕手・森からのショートバウンドとなった送球をいとも簡単に捕球し、走者へタッチ。セーフの判定もリプレー検証でアウトになった。 さらに1死一、二塁の場面で、飛び出した二走のマーティンを刺そうとした森の送球は、再び二塁ベース手前で弾む難しいバウンドとなったが、源田が難なく処理し、慌てて帰塁するマーティンにタッチ。セーフ判定は再びリプレー検証でアウトになった。 西武の先発、高橋は一回に1安打3四死球と安定感を欠いたが、3年連続ゴールデングラブ賞を獲得している源田による2度の"スーパータッチ"に助けられ、この回は無失点で切り抜けた。
◆ロッテが土壇場で追い付き、引き分けに持ち込んだ。2-4の九回1死二塁でレアードの3試合連続となる7号2ランで同点とした。西武は2-2の五回に中村の2点適時打で勝ち越すなど2度リードしながら逃げ切れなかった。
◆西武は2点リードの九回にギャレットがレアードに同点2ランを浴び、引き分けに終わった。ゲーム差なしの5位に後退した。 四回に2点目を奪い、さらにたたみかけるチャンスだった無死二、三塁で無得点。2点リードの九回も1死一、三塁でホームを踏めず、好機を生かし切れなかった。辻監督は「やっぱり点を取れるときに取らないと」と振り返り、「まあ、監督がヘボですわ...」と自嘲気味にはきだした。 不振の守護神・増田が2軍で調整中。"代役抑え"のギャレットが打たれてしまったが「いるメンバーで最善を尽くした結果」と力なく語った。
◆西武の高橋は7回2失点と力投した。一回に3四死球を与えながらも好守に助けられて持ち直し、リードを守って降板。チームが九回に追い付かれて白星はならなかったが「回を重ねるごとに調子は上がってきて、粘り強く投げることができた」と振り返った。 4-2の六回にはマーティン、中村奨を連続空振り三振に仕留めた。「上位打線だったし、ストレートも走っていたのでうまく落ちるボールで三振を奪うことができた。こういう粘って投げ続けられるような試合を増やしていかなければいけない」と手応えを感じていた。
◆ロッテの石川は6回4失点でリードを許して降板したが、味方が九回に追い付き黒星を免れた。計9安打を浴び「調子は悪くなかったが打たれすぎた。もう少し粘れたら良かった」と反省した。 味方が2-2と追い付いた直後の五回に1死満塁のピンチを招き、中村に2点適時打を許した。それでも随所で切れのいい球が決まり7三振を奪った。苦しみながらも今季は登板した全5試合で6回以上を投げ、意地を見せた。 井口監督(3試合連続本塁打のレアードに) 「状態はかなり上がってきている」 安田(6号2ラン) 「結果としてたまたま本塁打になってくれた」
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
18 | 14 | 8 | 0.563 (↓0.018) | - (-) |
103 | 157 (+4) | 145 (+9) | 31 (+2) | 16 (-) |
0.231 (↓0.001) | 3.450 (↓0.13) |
2 (-) |
ロッテ |
18 | 15 | 6 | 0.545 (-) | 0.5 (↓0.5) |
104 | 184 (+4) | 154 (+4) | 37 (+2) | 29 (-) |
0.246 (↑0.002) | 3.780 (-) |
3 (-) |
ソフトバンク |
19 | 16 | 6 | 0.543 (↑0.014) | 0.5 (↓1) |
102 | 171 (+5) | 150 (+2) | 37 (+1) | 31 (+2) |
0.265 (↑0.001) | 3.480 (↑0.04) |
4 (1↑) |
ORIX |
16 | 18 | 7 | 0.471 (↑0.016) | 3 (↑1) |
102 | 157 (+9) | 157 (+4) | 39 (+1) | 12 (-) |
0.251 (↑0.003) | 3.500 (↓0.01) |
5 (1↓) |
西武 |
15 | 17 | 7 | 0.469 (-) | 3 (↑0.5) |
104 | 132 (+4) | 148 (+4) | 24 (+1) | 35 (+1) |
0.232 (↑0.002) | 3.770 (-) |
6 (-) |
日本ハム |
13 | 19 | 4 | 0.406 (↓0.013) | 5 (-) |
107 | 109 (+2) | 156 (+5) | 20 (+1) | 20 (-) |
0.220 (↓0.001) | 3.900 (↓0.03) |
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