楽天(★5対6☆)ロッテ =リーグ戦9回戦(2021.05.02)・楽天生命パーク宮城=
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ロッテ
00010400161112
楽天
0003101005901
勝利投手:唐川 侑己(2勝1敗0S)
(セーブ:益田 直也(0勝3敗6S))
敗戦投手:松井 裕樹(0勝1敗7S)

本塁打
【ロッテ】レアード(3号・6回表3ラン),荻野 貴司(1号・9回表ソロ)
【楽天】辰己 涼介(6号・4回裏2ラン)

  DAZN
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◆ロッテが接戦を制した。ロッテは3点ビハインドの6回表、角中の適時打とレアードの3ランで4点を挙げて逆転する。その後同点を許すも、9回に荻野のソロが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、5番手・唐川が今季2勝目。敗れた楽天は、4番手・松井が痛恨の一発を浴びた。

◆楽天早川隆久投手(22)、ロッテ鈴木昭汰投手(22)の新人同士が先発。 2人のイニング別防御率を見ると、両投手とも1~5回は1・80と同じで、6回以降は早川5・40、鈴木6・23。どちらが課題の6回以降を抑えて白星を挙げるか。

◆楽天-ロッテで珍しいプレーが起きた。 4回1死一塁、ロッテ4番の安田尚憲内野手(22)が放った左翼への飛球が、左翼フェンス最上部とネット最下部の間に挟まるハプニングが起きた。 一塁走者中村奨が一度ホームインするも、その後審判団が協議。井口監督も確認をした上で、ボールデッドとなり、1死走者二、三塁で試合が再開した。その後5番角中の二塁ゴロの間に、三塁走者中村奨が先制のホームを踏んだ。

◆フェンスに打球が挟まった。4回1死一塁、ロッテ安田尚憲内野手が楽天早川隆久投手から放った打球は左翼方向へ。左翼手島内がフェンス際でジャンプし捕球を試みるも打球はフェンスとラバーの間に直接はいり込み、はまった。 島内が挟まったボールをすぐに取り出し、内野手へ返した。一走中村奨は本塁へ、打者安田は三塁へ到達していたが、審判がプレーを止めた。ベンチからロッテ井口監督が審判団に説明を求めた。責任審判の西本が「ボールデッドとし、1アウト二塁、三塁でプレーを再開します」と話した。 得点は認められず、1死二、三塁で再開。続く角中の二ゴロの間にロッテが先制。続くレアードは凡退し、この回は1得点にとどまった。

◆18年ドラフト1位の楽天辰己涼介外野手(24)が、20年ドラフト1位の先発早川隆久投手(22)を援護した。 同点の4回2死二塁。1ボールからの2球目、ロッテ先発のドラフト1位左腕、鈴木の128キロ内角スライダーを引っ張った。右中間席へ4月10日ソフトバンク戦以来、18試合ぶりの1発となる6号2ランを放った。ダイヤモンドを足早に1周し、笑顔でチームメートの祝福に応えた。「打ったのはスライダー。早川がドラ1対決意識していると思うので、早川に勝ちをつけてあげたいですね」と笑顔でコメントした。

◆楽天ドラフト1位の早川隆久投手(22)が、6回につかまった。 3点リードの6回、1死から四球で走者を出し、安田、角中に連打を浴び、1点を返される。なおも1死一、二塁でレアードに左翼席へ逆転3ランを浴びた。打たれた瞬間に被弾を覚悟し、ぼうぜん。直後に交代を告げられた。 6回途中98球、8安打6奪三振2四球5失点。試合前時点で1~5回までの防御率は1・80も6回以降は同5・40。試合中盤の投球に課題を残した。雨で27分間の中断を挟むなど悪天候での投球も「天候や中断は特に気にしていなかったです。失投を含めて打たれてすぎてしまいましたので、次回登板までにしっかりと反省して修正したいと思います」と悔やんだ。 早大時代に東京6大学リーグでしのぎを削った法大出身のドラフト1位左腕、鈴木との投げ合いも痛み分けに終わった。

◆楽天先発の早川とロッテ先発の鈴木は3回まで無失点。悪天候で2回の楽天攻撃前に一時中断したが、27分後に再開した。 ロッテは3点を追う6回、角中の中前適時打とレアードの左越え3ランで逆転。楽天先発の早川は6回途中8安打5失点で降板。 ロッテは9回に荻野の決勝ソロで連敗を2で止めた。唐川が2勝目。益田が6セーブ。楽天は4連勝でストップ。松井が1敗目。

◆楽天の"不敗神話"が崩れ、2分けを挟む連勝が4で止まった。4月21日ソフトバンク戦以来、8戦、11日ぶりの黒星。 1点を先制された直後の4回。岡島の同点適時打、辰己の6号2ランで3得点。5回にも1点を追加し、ロッテ先発のドラフト1位左腕、鈴木をマウンドから降ろした。 だが、同じくドラフト1位の楽天先発早川が粘りきれなかった。5回まで1失点と試合を作ったが、3点リードの6回。角中の適時打でなおも1死一、二塁。レアードの変化球を捉えられ、左翼ポール際へ逆転3ランを浴びた。 それでも、打線が粘りを見せる。7回に相手失策が絡み、1死一、三塁と好機をつくり、ディクソンの内野ゴロの間に追いつく。 しかし、開幕から14試合連続無失点中の守護神松井がまさかの1発を浴びた。9回、先頭荻野に初球直球を左翼席へ運ばれた。マウンドでぼうぜんとし、悔やんだ。 9回をロッテ益田に締められ、敗戦。チームは5回終了時にリードを保った場合、13勝1分けと"不敗神話"があったが、15度目でついに黒星がついた。 石井GM兼監督は「連勝、連敗はいつか止まるものなので、あんまり気にしていない。松井の最後の1球に泣くというか、防御率0・00でシーズンを終われるピッチャーはいない。そこの犯人捜しをしてもしょうがない。そんなことよりも今日起きたことの振り返りと反省をして、また明日からしっかりとやっていければいい。彼のポジションは点を取られたら負けるというチームにとってすごく大事なポジションをやってもらっているので、明日からも頑張ってほしいです」と前を向いた。

◆楽天辰己涼介外野手(24)が2日、楽天生命パークでのロッテ9回戦で、4月10日ソフトバンク戦以来、17試合ぶりの今季6号2ランを放った。 今季初めて8番に座った4月25日からバットで好調を維持し、大型連休の同30日から始まったロッテ3連戦は「8番中堅」でフル出場し、12打数4安打の3試合連続安打を記録。3日から始まるソフトバンクとの"首位攻防戦"でも安打を積み重ねる。 同点の4回2死二塁で臨んだ第2打席。「逆方向を意識して自分のスイングをしようと打席に入りました」。ロッテ先発のドラフト1位左腕・鈴木のスライダーを捉えて、打球は右中間席に着弾。一時勝ち越しとなる一撃を放った。ドラフト1位左腕対決と称された一戦で、4回まで3安打1失点と粘投した早川を援護。ベンチ前でチームメートの祝福に応えた。 ここまで全31試合中、22試合は「1番中堅」として先発出場し、今季初めて8番に座った同25日は、3安打で勝利に貢献した。この一戦を含めて5試合に8番で起用され、18打数7安打、打率は3割8分9厘と高打率を残す。「どの打順でも出塁を求められていると思うので、打順での意識の変化はありません」。与えられた役割を全うし、下位打線から好機を演出し続ける。 昨季、対ソフトバンク19試合で打率1割8分5厘、0本塁打、1打点の成績だったが、今季はここまで全5試合で打率3割6分8厘、1本塁打、3打点。出塁率は4割5分5厘をマークする。「今シーズン勝てていない相手なので、自分が打って、最低でもカード勝ち越しをしたい」。上り調子の背番号8が、巧打で勝利に導く。【相沢孔志】

◆東京6大学のエースとしてしのぎを削った早大出身の楽天早川隆久投手(22)と法大出身のロッテ鈴木昭汰投手(22)が2日、楽天生命パークでプロ入り後初めて投げ合った。ともにドラフト1位で入団した左腕と共通項も多い。昨年10月3日の秋季リーグ戦以来となった先発での直接対決。互いに白星はつかなかった、2人の投球に迫った。早大出身の楽天ドラフト1位早川が"魔の6回以降"に課題を残した。3点リードの6回。1死から四球、連打で1点を返され、なおも一、二塁。1発だけは避けたい。だが、レアードにカウント2-2から決め球チェンジアップを、左翼ポール際へ運ばれた。逆転3ランを浴びた瞬間「あっ」と口を開いた。6回途中8安打5失点で降板。自身に勝敗はつかなかったが「失投を含めて打たれすぎてしまった」と反省した。 修正点は明確だ。今季6試合に登板し3勝2敗、防御率3・41。イニング別に分けると、1~5回の防御率は1・80(30回、自責6)、6回以降は10・29(7回、自責8)と差が出る。この試合では3回までは40%(50球中20球)だった変化球の割合を、4回以降は56・3%(48球中27球)と幅を広げ、打者の目が慣れる2巡目以降に対応したが、1発に泣いた。 5回終了後は、グラウンド整備が挟まれるため、攻守交代に通常時よりも長く時間をとられる。早川は「イニング間が長くなった後の回を慎重に投げられるように、気持ちの面も切り替えていかなければいけないと思いました」と、メンタル面の修正も課題克服への要素に挙げた。 石井GM兼監督も近未来のエースへ、ハイレベルな成長を求める。「もう少し回を追うごとに、慎重に、また大胆に攻めていく。その部分が弱いとは思わないが、いい結果が出ているときは浅い振り返りしかできない。今日みたいなゲームをばねとして頑張ってくれれば」。世代のトップを走り続けるために、壁を打ち破る。【桑原幹久】 ◆楽天早川とロッテ鈴木の前回対戦 昨年10月3日の東京6大学秋季リーグ戦。早大エースの早川は9回無失点完封勝利。法大のエース鈴木も8回まで「0」を並べたが、9回に味方の失策が絡み2点を失った。とはいえ8回2/3を投げ、自責点は0。奪三振はともに13だった。勝った早川は「相手がどうあれ、自分ができることをやる」。一方、敗れた鈴木は「こんなゲームになることは投げる前からわかっていた。結果がすべて。悔しいです」と話していた。

◆東京6大学のエースとしてしのぎを削った早大出身の楽天早川隆久投手(22)と法大出身のロッテ鈴木昭汰投手(22)が2日、楽天生命パークでプロ入り後初めて投げ合った。 ともにドラフト1位で入団した左腕と共通項も多い。昨年10月3日の秋季リーグ戦以来となった先発での直接対決。互いに白星はつかなかった、2人の投球に迫った。ロッテのドラフト1位・鈴木は5回途中4失点で、早川より先にマウンドを降りた。先発6戦目で初のKO。「短いイニングでマウンドを降りてしまったのでリリーフの方に申し訳ないです。失投が多く自分のボールが投げれず悔しいです」。ベンチで深く息を吐いた。 大学時代以来、約7カ月ぶりの投げ合い。「特に意識はないです」と話し「軸になる浅村さんの前に走者を出さないように」と相手打線に集中した。これまで右打者に対し、ひざ元に食い込んで沈むスライダーで空振り三振を多く奪ってきた。浅村には3打席で1球も投げず、直球とツーシームのみで3打数1安打で切り抜けた。 開幕から好投が続いたが「相手もどんどん研究してくるので」と甘くないことも知っている。過去5戦とは違う配球も見せたが、4回は悔やまれる。2死二塁。7番岡島に同点適時二塁打を打たれ、直後の8番辰己に2ラン。いずれも甘いスライダーだった。井口監督は先制直後の失点に「もう少し警戒しないといけない」とし「これからいろんな経験をして、やってくれると思います」と期待した。好投しても白星が比例しなかった4月。この日は打線の援護と救援陣の奮闘で、黒星が消えた。【金子真仁】 ◆楽天早川とロッテ鈴木の前回対戦 昨年10月3日の東京6大学秋季リーグ戦。早大エースの早川は9回無失点完封勝利。法大のエース鈴木も8回まで「0」を並べたが、9回に味方の失策が絡み2点を失った。とはいえ8回2/3を投げ、自責点は0。奪三振はともに13だった。勝った早川は「相手がどうあれ、自分ができることをやる」。一方、敗れた鈴木は「こんなゲームになることは投げる前からわかっていた。結果がすべて。悔しいです」と話していた。

◆ロッテのブランドン・レアード内野手(33)がひと振りで、楽天先発の早川をマウンドから下ろした。 先発鈴木がKOされ、1-4で迎えた6回。角中の適時打で2点差に迫り、さらに1死一、二塁。第1打席は直球で空振り三振を奪われ、第2打席には豪快にバットを折られた早川に対し、カウントは2-2。5球目のチェンジアップをついに完璧に捉えた。左翼ポール際への逆転3ランで、やり返した。 なかなか打率が上がらず、スタメン落ちする試合もあった。4月8日以来の本塁打は勝利に貢献する一撃。「変化球を狙っていた。うれしいね。久しぶりの感触で忘れそうになってたよ」と笑った。 ベンチへ戻ると、3週間半ぶりに"幕張ずし"が開店。魚を釣り上げて、握るパフォーマンスを見せると、新外国人選手のエチェバリア内野手(32)に、はいどうぞ。エチェバリアがひと口で食べると、レアードの笑顔もますます弾けた。 なお、この楽天3連戦でデビューしたエチェバリアは、この日は出場がなく、藤岡が遊撃でフル出場した。井口監督は「早川が、左打者と右打者で打率が全然違うので。左の方がみんな打っていたので」と、左打者の藤岡を遊撃で起用した理由を説明した。【金子真仁】

◆ロッテ荻野貴司外野手(35)が3連敗を阻止する、価値ある1発を放った。 8回裏の守備を終え、ベンチへ戻りながら考えた。「真っすぐが来たら、甘いのが来たら、いこうかなという風には思っていました」。同点の9回、楽天のマウンドには守護神松井が上がってきた。 過去の対戦成績は12打数1安打。今季も松井はいまだ無失点。決して分は良くない。初球の直球に絞り、予想通りの145キロに体を回した。左翼席へ飛び込む1号ソロ。「本塁打は考えてなかったので、本当によかったと思います」。細マッチョの秘めたるパワーを示し、軽やかにホームまで駆け抜けた。 過去の1安打も本塁打だった。15年5月16日。その時も、松井の15年初失点の1発だった。バットを短めに持ち、丹念に出塁を続けながらも、時には大仕事も。「いい時もあれば悪い時もあるので。今日はたまたま最後に出たのでよかったですけど、日によって変わるので、大きな波がないように微調整をしっかりやりたいなと思います」と職人肌を見せる。 延長戦のない今季、パ・リーグでは何かと9回に試合が動いている。ここまで失敗があったのはロッテの守護神益田だけでなく、不調や登録抹消で、どの球団も勝利直前の万全さに一抹の不安が残る。唯一ここまで無失点だった首位楽天のクローザーをひと振りで崩した。そんな意味でも価値ある決勝弾だ。 左腕からの直球は力強く、スライダーやフォークも攻略は至難だ。ロッテも昨季は対松井のチーム打率が1割1分5厘。井口監督も「ああいう形じゃないと、なかなか連打が難しい投手ですので」と勝負に出た荻野をたたえた。次の試合まで4日間空く。勝利でひと息つけたのは大きい。【金子真仁】

◆楽天・辰己涼介外野手(24)が「8番・中堅」で先発出場し、6号2ランを放った。同点に追いついた四回、なおも2死二塁でドラフト1位・鈴木(法大)の2球目を捉え、右中間席に運んだ。球団広報を通じて「打ったのはスライダー。(味方先発のD1位)早川が"ドラ1対決"を意識していると思うので、早川に勝ちをつけてあげたいです」とコメントした。

◆杜の都で前日1日に続き、またも珍事が起こった。四回1死一塁、ロッテ・安田が、楽天D1位・早川(早大)から放った打球は左翼フェンス際への大飛球。左翼手・島内がジャンプして捕球を試みたものの、ボールには届かず、打球は左翼フェンスとラバーの間に挟まった。島内がボールを見失う間に一走・中村奨は本塁へ生還し、安田も三塁へ到達したが、審判からタイムがかけられた。  審判団は競技の上、西本審判員がロッテ・井口監督へ説明。その後、球場のアナウンスで「フェンストップに挟まったと三塁塁審が判断し、ボールデッドとして、1アウト二塁、三塁で試合を再開します」と説明し、得点は認められなかった。  前日1日には同戦で観客が"守備妨害"をする珍事が発生。四回1死二塁で楽天・小深田が三塁フェンス際に放った飛球をロッテの左翼手・角中が捕球態勢に入ったが、身を乗り出した観客に遮られ、キャッチできなかった。リプレー検証を行った木内球審は「観衆の妨害がなければ捕球できていたと判断し、打者をアウトとします」と説明。小深田は左邪飛となった。

◆ロッテのブランドン・レアード内野手(33)が「6番・一塁」で先発出場し、逆転3号3ランを放った。2点差に追いついた六回、なおも1死一、二塁。ドラフト1位・早川(早大)の5球目を捉え、左翼ポール際に運んだ。球団広報を通じて、「打ったのはチェンジアップだよ。変化球を狙っていた。うれしいね」とコメント。4月8日のオリックス戦(ZOZOマリン)以来の一発に、「久しぶりの感触で忘れそうになってたよ。幕張スシ! サイGO!」と声を弾ませた。

◆ロッテがシーソーゲームを制した。5-5の九回に先頭打者の荻野の1号ソロで勝ち越した。八回を抑えた唐川が2勝目、九回は益田が締めて6セーブ目を挙げた。楽天は九回に松井が今季15試合目で初失点し、連勝が4で止まった。

◆楽天の早川、ロッテの鈴木のドラフト1位ルーキー左腕同士が初めて先発で投げ合った。早川が早大、鈴木が法大のエースとして東京六大学リーグでしのぎを削ってきたが、プロ初対戦はともにワースト失点で最短降板と痛み分けに終わった。  早川は5回1/3を投げ5失点で「打たれすぎてしまった」と反省し、鈴木は4回2/3を投げ4失点で「短いイニングでマウンドを降りてしまったのでリリーフの方に申し訳ない」と悔しがった。

◆楽天の連勝が4で止まった。ドラフト1位・早川隆久投手(22)=早大=が先発し、5回1/3を98球、8安打6三振5失点。同点の九回から松井裕樹投手(25)が登板したが、一発を被弾して初黒星を喫した。試合後の石井一久監督(47)の一問一答は以下の通り。  --抑えの松井が15試合目で初失点。1球に泣いた  「連勝、連敗はいつか止まるので、あまり気にしていないです。松井の1球に泣くというか、防御率0・00で終われる投手はいない。犯人探しをしてもしようがない。また、あしたから頑張ってほしいです」  --松井に関しては責められない  「ああいうこともある。彼は打たれたら負けに直結する大事な役割を担っている。いままでチームのために、しっかりと頑張ってくれている。1回(の失点)だけで、ごちゃごちゃいわれる筋合いはないと思います」  --打線は粘りをみせた  「失点した後に、攻撃陣に得点を重ねてもらいました」  --好調の岡島が、またも3安打1打点  「元気がある選手。元気だけではなくて、結果でもチームを引っ張ってくれている。頼もしいです」  --辰己にも久しぶりに一発が出た  「ところどころで、ヒットを打っていた。ホームランがでたというのは最高の結果だと思います」  --両軍の先発は"ドラ1対決"だった。早川の投球について  「序盤はしっかりといい球を投げられていた。スライダーも左打者に有効でした。ところどころ甘く入った球を痛打されたので、そこをケアできればもっと質の高い投球ができたと思います」

◆ロッテのレアードが4月8日以来の3号3ランを放った。2-4の六回に早川の内角への変化球をうまくさばき、左翼ポール際へ運んだ。  試合の流れを引き戻して早川をKOしたアーチを「変化球を狙っていた。久しぶりの感触で忘れそうになってたよ」とうれしそうに振り返った。

◆敵地を沈黙させた。ロッテ・荻野貴司外野手(35)が、土壇場で今季初本塁打となる勝ち越しのソロを放った。  「追い込まれると厳しくなるので、早いカウントから打とうと思いました。とにかく初球の直球を強く振ろうという意識で挑みました」 ■5-5の九回、初球を一閃  5-5の九回、先頭で打席に立つと開幕から無失点を貫いていた松井の初球、145キロの直球を捉えた。打球は冷たい雨を切り裂き左翼席へ。同一カード3連戦3連敗を阻止し一矢報いた。  借りを返す一発だった。三回2死二塁で遊飛、五回1死一、二塁では三ゴロ併殺打に倒れ「なんとか取り返したかった」。左翼の守備でも九回に好捕を披露し「3連敗しては(ホームに)帰れないので勝ちたかった」とヒーローインタビューで声を張った。 ■打線引っ張る不動の切り込み隊長  ロッテ一筋、12年目。昨季終了後には国内FA権を行使せず残留した。今季は1番打者として全33試合に先発。愛着あるチームでの優勝へ、不動の切り込み隊長が打線を引っ張る。  連休中最後となった試合を勝利で飾った。日本ハムで新型コロナウイルスの集団感染が判明し、3日からの本拠地での3試合が中止になった。  「楽しみにしてくださっていた方々には申し訳ないです」というベテランから優しさがにじみ出た。松井から今季初得点を挙げ、チームは首位・楽天と再び2ゲーム差。井口監督は「ああいう形でないと、なかなか連打が難しい投手ですので」と目を細めた。(広岡浩二) ★ハプニング...2度ホームイン!?  珍しいハプニングが起こった。四回1死一塁で、ロッテの4番・安田が放った左翼への飛球が、左翼フェンス最上部とネットの間に挟まり、その間に一塁走者・中村奨がホームインした。審判団が協議した結果ボールデッド(安田の記録は二塁打)となり、1死二、三塁で試合が再開。5番・角中の二塁ゴロの間に中村奨が三塁から"再び"生還し先制した。

◆珍しいハプニングが起こった。四回1死一塁で、ロッテの4番・安田が放った左翼への飛球が、左翼フェンス最上部とネットの間に挟まり、その間に一塁走者・中村奨がホームインした。審判団が協議した結果ボールデッド(安田の記録は二塁打)となり、1死二、三塁で試合が再開。5番・角中の二塁ゴロの間に中村奨が三塁から"再び"生還し先制した。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
15106 0.600
(↓0.025)
-
(-)
112122
(+5)
102
(+6)
23
(+1)
11
(-)
0.233
(-)
3.140
(↓0.09)
2
(-)
ソフトバンク
16133 0.552
(↓0.019)
1
(-)
111137
(+4)
115
(+5)
29
(+1)
13
(+1)
0.266
(↑0.001)
3.460
(↓0.07)
3
(-)
ロッテ
15144 0.517
(↑0.017)
2
(↑1)
110152
(+6)
127
(+5)
30
(+2)
25
(+1)
0.243
(↑0.003
3.680
(↓0.01)
4
(-)
西武
13143 0.481
(-)
3
(↑0.5)
113102
(-)
118
(-)
18
(-)
30
(-)
0.227
(-)
3.920
(-)
5
(-)
ORIX
12146 0.462
(↑0.022)
3.5
(↑1)
111110
(+5)
119
(+4)
24
(+3)
7
(-)
0.243
(↑0.002)
3.340
(↓0.02)
6
(-)
日本ハム
10164 0.385
(-)
5.5
(↑0.5)
11391
(-)
133
(-)
15
(-)
17
(-)
0.218
(-)
3.940
(-)