オリックス(6対6)ロッテ =オープン戦1回戦(2021.03.02)・京セラドーム大阪=
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ロッテ
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ORIX
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勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【オリックス】頓宮 裕真(1号・2回裏2ラン)

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◆オリックスは、先発・田嶋が4回3安打1失点。オープン戦の初戦で、順調な仕上がりを見せた。対するロッテは、4番・山口が2本の二塁打を記録。開幕一軍入りを狙う3年目外野手が、バットで首脳陣にアピールした。

◆先発したロッテ中村稔弥投手は4回を4安打5奪三振で3失点だった。 2回先頭のオリックス・モヤに右中間を割る二塁打とされると、続くジョーンズに外角低めを中前へ転がされて1失点。ここからT-岡田と紅林を変化球で2者連続空振り三振に仕留めたが、8番頓宮に高めへのツーシームを左中間スタンドへ運ばれた。 「四球を出さなかったところはよかったですが、変化球は低めに集めていかないとホームランになってしまうので、そこは次の課題として低めに制球できるようにやっていきたいです」と反省。先発ローテ入りをかけて2回、3回、4回と投球回をのばしてきている。

◆ロッテ開幕ローテに当確していた石川歩投手が1軍本隊を外れた。順当ならばこの日のオリックス戦に登板予定だったが、試合前練習に姿はなかった。 吉井投手コーチは「トレーナーの報告によると足が、下半身がちょっと具合悪いみたいなんで、ちょっと様子を見てます」と説明。開幕に影響するかも含めて、登板を飛ばして状態を確認する。

◆「4番山口」がマルチ長打でオープン戦のスタートを切った。ロッテ山口航輝外野手が4番一塁でフル出場。4回にはオリックス田嶋から、左中間へ豪快なフェンス直撃二塁打。7回無死一塁でも、山田から今度は右中間を割る適時二塁打を放った。「調子がいい時は右に大きい当たりが飛ぶ。そこはよかった」とうなずいた。 2月の練習試合10試合で打率3割をクリア。これで3試合連続の4番起用。すべてで安打したが、いずれも単打だった。「長打を狙わずに、やるべきことを考えて打席に立てば自然と打球も上がってくる」とコツコツ打ち続け、確実に打球の角度を増してきた。 京セラドーム大阪は地元。「友だちとか親とか、高校の先輩も見に来てくれてたんで、いいとこ見せたいなと思って頑張りました」。幼少期にはロッテ戦も頻繁に観戦に来た。当時スタンドから見ていた荻野や角中は、憧れから同僚になった。 井口監督は「どんどんレベルが上がってきている」と右の大砲候補の成長に目を細める。本職でない一塁守備もきっちり務めた。6日から1軍に合流するレアードや、井上が上がってきてからが本当の競争。山口は「いい場面で回ってくるのが4番。いかに1本でも多くチームに貢献する打撃をするか。負けずに、ファーストのレギュラーをとりにいく気持ちを持ってやりたい」。真っ向から挑む。 ▽ロッテ藤原(6回に一時勝ち越しとなる2点二塁打を放ち、開幕スタメンへアピール)「真っすぐを逆方向にしっかり打てたのでよかったです。同い年の山口も頑張っているので、一緒に最後まで1軍に残れるよう頑張ります」

◆外野の一角を狙うオリックスの佐野皓が課題の打撃で光った。守備から途中出場し、最初の打席だった六回2死一、二塁で東條から右中間へ2点二塁打。キャンプから強いスイングを繰り返してきた成果を発揮し「しっかり振れてきている」と胸を張った。  2死無走者で迎えた八回は一ゴロに倒れた。チームでトップクラスの俊足を誇り、チャンスをつくる役割が期待されるだけに「自分の仕事は塁に出ること」と反省も忘れなかった。

◆プロ野球は2日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で当初の予定より1週間遅れて、有観客開催でオープン戦がスタートした。オリックスのアダム・ジョーンズ外野手(35)はロッテ戦(京セラ)に「5番・DH」で今季初出場。二回の第1打席で中前へ先制打を放ち、来日2年目に向けて、すでに準備万端を口にした。オープン戦は21日まで行われ、セ、パ両リーグの公式戦は26日に開幕する。  ■今季初!ファンが球場に!!  一球一球に、スタンドから拍手が沸く。野球ファンが球場に帰ってきた。無観客でのキャンプと練習試合を経て、今季初の有観客での一戦。3495人のファンの前で、来日2年目のジョーンズが、去年とは違う姿を見せた。今季の実戦初打席で先制打だ。  「去年は少し自分のなかで、はやる気持ちがあって、積極的に行き過ぎるところがあった。今年はオープン戦は打席のなかで出来るだけボールを見る、ボール球は見ようと意識して初実戦に臨んだよ。きょうが開幕でも別に(大丈夫)...というぐらいの状態」  ■二回無死二塁、鮮やかに中前へ  準備は万端だ。0-0の二回無死二塁。まずは4球、見送り。その後、フルカウントからロッテ・中村稔が投じた外角低め、130キロのツーシームをとらえ、中前へ弾き返した。初実戦で結果を出し、中嶋監督は「ファーストコンタクトとしてはよかったんじゃないですかね。これから打席を重ねて状態を上げていくところ」とうなずいた。  2年総額約8億7200万円プラス2億1800万円の出来高という超大型契約に加え、現役バリバリのメジャーリーガーの看板をひっさげ、来日した昨季。下半身のコンディション不良もあり、87試合の出場で打率・258、12本塁打、43打点と期待に応えられず。不本意な結果に終わったが、それはもう過去のことだ。  ■「(日本の野球に)慣れてきた」  「(日本の野球に)慣れてきたと思う。去年はなかなか(コロナ禍で)練習もできない状況で、自分のなかで焦りがあった」と振り返りつつ「今年はスケジュール通りすることが出来ている」と手応え十分だ。  「打席に立って、チームの助けになる打撃をしていきたい。自分はどういう打者なのかを考え、投球に合った打撃、自分のタイプに合った打撃を心がけたい」  意識の面でも昨年とは違う。メジャー通算282本塁打の男は伊達じゃない。(西垣戸理大)

◆ロッテのドラフト3位・小川龍成内野手(22)=国学院大=が、3-3で迎えた六回2死二塁の場面で代打で出場し、オープン戦初打席初安打となる右前打で出塁した。  2月の沖縄・石垣島キャンプからショートのレギュラー争い。同じ遊撃手で前打者の藤岡裕大内野手(27)が右中間二塁打で出塁したことに刺激を受けたのか、オリックス2番手・荒西祐大投手(28)の投じた外角高め145キロ直球を弾き返した。  小川は直後に二盗。続く藤原恭大外野手(20)の左翼線2点適時二塁打で生還した。

◆ロッテは3年目の山口が思い切りのいい打撃で二塁打2本と4番起用に応え、新人の小川が2安打2盗塁。オリックスは田嶋が4回1失点と順調な調整ぶりを披露し、頓宮が2ラン、佐野皓が2点二塁打と定位置獲得へ存在感を示した。

◆3年目で初の開幕ローテーション入りを狙うロッテの中村稔は、オープン戦初戦から主力打者が並んだ相手に4回を4安打3失点だった。二回に頓宮に一発を浴び「変化球は低めに集めていかないと」と反省したが、ツーシームを操り、5奪三振。無四球と持ち味も見せた。  先発の一角と見込んだ石川の離脱もあり、期待のサウスポーには一層の奮起が求められる。井口監督が「追い込んでから高めに浮く。その辺がずっと彼の課題」と手厳しかったのも、先発構想に含んでいるからのようだ。

◆プロ野球は2日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で当初の予定より1週間遅れて、有観客開催でオープン戦がスタートした。ロッテはオリックス戦(京セラ)に「4番・一塁」で出場した山口航輝外野手(20)が二塁打2本で長打力をアピール。明桜高(秋田)から入団3年目を迎えた右の大砲が、4番定着に意欲をみせた。オープン戦は21日まで行われ、セ、パ両リーグの公式戦は26日に開幕する。  ■高卒3年目・右の大砲  有観客でスタートしたオープン戦。敵地がロッテの"新4番"の一振りにどよめいた。5-5の同点で迎えた七回無死一塁。高卒3年目の山口がフルスイングした打球は右中間を真っぷたつに破った。一走が生還したのを確認すると、二塁ベース上で胸を張った。  「(4番は)やっていて楽しいです。いかに1本でも多く、チームに貢献するバッティングができるかが大事です」  ■「(4番は)やっていて楽しい」  3点を追う四回1死では左中間フェンス直撃の二塁打でチャンスを演出した。左へ追撃打、右へ勝ち越し打。秋田・明桜高(現ノースアジア大明桜高)出身で「落合さん(秋田工高出)のようになりたい」という右の大砲が、大先輩のような広角打法を披露した。  ■2月の練習試合は3割マーク  2月の練習試合では、29打数9安打(・310)、4打点。27、28日の西武との練習試合(春野)から4番に座り、1安打ずつを放った。昨季4番の安田は7番起用。井口監督の期待は大きい。高校通算25本塁打のスラッガーは「単打を打っておけば、自然と打球が上がってくると思っていた」とほほえんだ。 その他の写真(2/2枚)  1、2年目は1軍出場なし。ファームでじっくりと鍛え上げられ、昨季は主にDHで2軍戦の全70試合に出場した。いずれもチーム1位の7本塁打、30打点をマーク。今春は初の1軍キャンプで、松中臨時コーチ(元ソフトバンク)にマンツーマン指導を受けた。連日の厳しい振り込みで、手のひらは皮がむけ、膝はがくがく。歯を食いしばり、元三冠王の熱血指導に耐え抜いた。  ■出身地・大阪で家族、友人に雄姿  大阪市出身で、スタンドに観客を入れたこの日は、家族と友人が観戦に訪れていた。今後は6日に合流するレアードや、2軍調整中の井上らと4番争いを繰り広げる。  「ファーストのレギュラーを取りにいくつもりでやりたい」と山口。堂々と「4番・一塁」の座を奪いにいく。(山口泰弘)

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