ロッテ(★1対2☆)楽天 =リーグ戦22回戦(2020.10.30)・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
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ロッテ
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勝利投手:岸 孝之(6勝0敗0S)
(セーブ:松井 裕樹(4勝5敗1S))
敗戦投手:澤村 拓一(0勝2敗1S)
  DAZN
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◆楽天が投手戦を制した。楽天は両軍無得点で迎えた7回表、下妻の犠飛で試合の均衡を破る。同点を許した直後の8回には、相手の暴投の間に1点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、先発・岸が8回1失点の快投で今季6勝目。敗れたロッテは、打線が4安打で1得点と振るわなかった。

◆ロッテ清田育宏外野手がすぐさま同点に戻した。 1点を先制された直後の7回1死一塁、3ボール1ストライクから楽天岸の外角140キロを中堅手後方にはじき返した。適時二塁打に「打ったのはストレートです。芯で捉えることができました。先制された後だったので、すぐに取り返すことができて良かったです。もう負けられないので今日は何としても勝ちたいです」とコメント。 しかし8回、3番手で登板した沢村の暴投で勝ち越しを許した。

◆ロッテ小島和哉投手が6回無失点と好投した。 今季楽天戦6度目の先発。3回1死満塁のピンチを二ゴロ併殺で切り抜けるなど、打たせて取る投球で単打3本に抑えた。勝敗は付かなかったが「低めにボールを集めることができたので、内容としても良かったかなと思います」。一方で102球を要したことには「もっと長い回を投げられるようにならないといけませんね」と反省も忘れなかった。

◆先発はロッテ小島と楽天岸。ロッテは1回1死三塁、楽天は3回1死満塁とチャンスをつくるも、ともに序盤は無得点。 両先発が好投。ロッテ小島は打たせて取る投球で6回3安打無失点で降板。楽天岸は6回まで2安打無四球8奪三振で無失点。 1-1の8回にロッテ沢村の暴投で楽天が勝ち越し、2連勝。ロッテは4連敗。2位から4位までが1・5ゲーム差の大混戦に。楽天岸が6勝目。ロッテ沢村2敗目。

◆ロッテ沢村拓一投手が勝ち越しを許した。 清田の適時二塁打で同点に追いついた直後の8回に、3番手で登板。四球と安打で1死一、三塁とピンチを広げた。打者は5番鈴木大。3球連続スプリットを続けた3球目がワンバウンドし、捕手田村の股下を転がり抜ける間に三塁走者浅村が生還した。 ロッテは前夜のソフトバンク戦でも9回に益田の暴投でサヨナラ負け。ぼうぜんと座り込んだ田村に、真っ先に声を掛けにいって励ましたのが沢村だった。

◆楽天岸孝之投手が8回1失点で無傷の6勝目を挙げ、チームの自力CS進出の可能性を復活させた。 6戦連続でバッテリーを組む下妻と息ぴったりの120球で4安打10奪三振。今月5戦4勝の右腕は「下妻がよくリードしてくれている。もう負けれないので残り試合も一丸となって戦いたい」と力を込めた。チームは残り7試合で2位ロッテに1・5、3位西武に0・5ゲーム差とした。

◆ロッテがこの10日間で2度目の4連敗を喫し、2位死守がますます苦しくなった。 初回、2者連続の見逃し三振で好機を逸し、最後は2夜連続でバッテリーミスでの決勝点を奪われた。前日に本塁打の井上も、コンディション不良でベンチを外れた。「なかなか1年間、ベストオーダーを組めていないので。なんとか、いるメンバーでやるしかない」と井口監督。背水の総力戦で残り8試合に臨む。

◆4位楽天が自力CS進出の可能性を復活させた。 中7日で先発した岸が8回120球1失点の力投で無傷の6勝目。今月5戦4勝と絶好調右腕が力を発揮した。 打線は7回に女房役の下妻が中犠飛を放ち先制。直後に追いつかれたが、8回に相手の暴投で勝ち越した。9回は松井が締め402日ぶりのセーブを挙げた。 2位ロッテとの3連戦初戦を制し1・5ゲーム差。3位西武にも0・5ゲーム差とし、逆転CS進出への光が差してきた。 三木監督は好投した岸を「1戦1戦負けられない状況でさすがですね。岸らしく力を出せて素晴らしいですね」と絶賛。9回を松井が締めたことに「残り試合どうやって勝つかを判断して、あそこでいってもらうという判断。気持ちのこもった投球で締めくくってくれた。非常にいい試合だったと思います」と振り返った。 残り7試合。「僕たちも1戦1戦必死に、目の前の試合を全力で戦っていくことはどの試合も変わらない。選手たちは本当に頑張ってくれている。チームで束になって目いっぱい戦いたい」と力を込めた。

◆楽天松井裕樹投手が25歳の誕生日に402日ぶりのセーブを挙げた。 1点リードの9回にリリーフカーへ乗り、登場。ロッテ荻野を中飛、中村奨を空振り三振に仕留めると、最後は鳥谷を149キロ直球で空振り三振に抑え、雄たけびを上げた。 昨季セーブ王に輝いた左腕は今季から先発に再転向。先発で3勝を挙げ、10月1日から救援に回った。8ホールドを記録し、この試合が9月24日ソフトバンク戦以来のセーブシチュエーションでの登板となった。 通算140セーブ目を挙げ「今までの待機もそうだったので、今日驚くということはなかったです。その日その日、1試合1試合が大事になってくるので、その時できることに集中しているだけです」と頼もしく振り返った。 この日が25歳の誕生日。「初日にいいスタートが切れたので、いい1年にします」と抱負を示した。

◆楽天は1-1に追い付かれた直後の八回に暴投で1点を勝ち越した。岸が8回4安打1失点で10三振を奪い、無傷の6連勝を飾った。九回は松井が締めて今季初セーブ。ロッテは打線が好機を生かせず1点止まりで4連敗を喫した。

◆ロッテの井上がコンディション不良で欠場した。井口監督は「試合前はオーダーに入っていたが、その後に外れた」と説明した。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
69405 0.633
(↑0.003)
優勝
(-)
6506
(+4)
373
(+3)
122
(+1)
97
(+2)
0.250
(-)
2.930
(-)
2
(-)
ロッテ
56542 0.509
(↓0.005)
13.5
(↓1)
8427
(+1)
454
(+2)
84
(-)
80
(-)
0.236
(↓0.001)
3.870
(↑0.02)
3
(-)
西武
54543 0.500
(↓0.005)
14.5
(↓1)
9443
(+3)
500
(+4)
101
(+1)
80
(+1)
0.237
(↓0.001)
4.280
(-)
4
(-)
楽天
53546 0.495
(↑0.004)
15
(-)
7527
(+2)
489
(+1)
110
(-)
63
(-)
0.259
(↓0.001)
4.170
(↑0.03)
5
(-)
日本ハム
50585 0.463
(↓0.004)
18.5
(↓1)
7463
(+2)
499
(+3)
86
(-)
72
(-)
0.248
(↓0.001)
4.010
(↑0.02)
6
(-)
ORIX
42647 0.396
(↑0.006)
25.5
(-)
7417
(+3)
468
(+2)
84
(-)
87
(+1)
0.248
(↑0.001)
3.960
(↑0.01)