1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 4 | 7 | 17 | 13 | 0 | 3 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 2 | 1 |
勝利投手:床田 寛樹(4勝8敗0S) 敗戦投手:谷元 圭介(1勝2敗0S) 本塁打 |

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◆広島は1点を追う7回表、代打・鈴木誠と大盛の連続適時打などで4点を挙げ、逆転に成功する。その後は8回に堂林と鈴木誠の2ラン、続く9回には田中広の3ランが飛び出し、一発攻勢で試合を決めた。投げては、先発・床田が6回3失点で今季4勝目。敗れた中日は、救援陣が崩壊した。
◆中日の福田永将内野手(32)が2回の一塁守備で左肩付近を痛めて交代した。 1死三塁で松山の一、二塁間への強い打球に飛び込んだ際に痛めたとみられる。打球を止めたものの、後方に転がり、二塁阿部がカバーしたが内野安打となり2点目を失った。福田はそのままベンチに下がり、堂上が一塁守備に入った。 福田は23日に1軍復帰したばかり。28日の阪神戦(甲子園)で同じようなケースで左肩を痛め、29日に出場選手登録を抹消されたビシエドに代わって5番一塁で先発に起用されていた。
◆1軍復帰した中日A・マルティネスが代打で勝ち越し適時打を放った。 同点の5回2死三塁で広島床田から右中間を破る二塁打。「初球はストレートに振り遅れてしまったが、その打席の中でなんとかタイミングが合うようになってきた。いいところで打ててうれしいね」とコメントした。左手を痛めて8月10日に出場選手登録を抹消されていた。
◆代打の広島鈴木誠也外野手(26)が、チームに流れを呼び込む貴重な同点タイムリーを放った。 1点を追う6回、1死一、二塁から先発床田の代打で出場。1ボールからの2球目、中日谷元の低めカットボールを中前にはじき返し、二塁走者が同点の本塁を踏んだ。「チャンスでコンパクトに捉えることができました。同点に追いつくことができてよかったです」。試合前まで最近5試合で打率1割2分5厘と調子が下降気味で、休養も兼ねて先発を外れたとみられる。 なおも1死一、二塁から大盛が右中間への2点適時打三塁打で勝ち越し。続く田中広が右犠飛でさらに1点を加え、一挙4点を奪う猛攻でリードを広げた。 ▽大盛(右中間への2点適時三塁打)「バッティングカウントでしっかり自分のスイングができました。打ててよかったです」
◆広島堂林翔太内野手(29)が、12年の自己最多に並ぶ14号2ランを放った。3点リードの8回、無死二塁から中日藤嶋の真っすぐを完璧に捉え、バックスクリーンに放り込んだ。 19日ヤクルト戦以来、約1カ月半ぶりの1発に「得点圏だったので思いきっていきました。一振りで捉えることができました」と振り返った。8年ぶりの14号には「そこまで意識してないですけど、1打席1打席を大事にして集中していくだけです」と冷静だった。
◆広島は1回、安打で出塁の田中広が二盗と失策で三塁に進み、ボークで先制。2回、松山の適時内野安打で2点目を加えた。 中日は4回、阿部の13号2ランで同点。5回2死三塁から代打A・マルティネスの適時二塁打で勝ち越した。 広島は7回、鈴木誠の同点適時打の後、大盛の適時打三塁打などで4点。8回も4点を加え3連勝。床田は4勝目。中日は4連敗。谷元は2敗目。
◆中日は7回に3番手の谷元が4失点で逆転負け。6回終了時リードの連勝は37で止まった。 与田監督は「(谷元は)四球がちょっと流れを悪くしたかな」と1死一塁から菊池涼への四球を悔やんだ。17失点でナゴヤドーム連勝も8でストップ。4連敗での9年連続V逸決定を問われると「それはシーズンが終わってからにしてください」と与田監督。阪神、DeNAとのAクラス争いも混沌(こんとん)としてきた。
◆広島途中出場の広島鈴木誠也外野手が25号2ランを含む2安打3打点と奮闘した。 休養のため今季2度目のベンチスタート。1点を追う7回1死一、二塁から床田の代打で出場。谷元の低めカットボールを中前にはじき返し、同点に。5点リードの8回には藤嶋の直球を完璧に捉え、左中間スタンド中段まで放り込んだ。「とにかく集中する。それだけです」。集中力を研ぎ澄まし、チームを引き分けを挟む3連勝に導いた。
◆途中出場の広島鈴木誠也外野手(26)が25号2ランを含む2安打3打点と奮闘した。1点を追う7回1死一、二塁から床田の代打で出場。谷元の低めカットボールを中前にはじき返し、同点に。5点リードの8回には藤嶋の直球を完璧に捉え、左中間スタンド中段まで放り込んだ。「とにかく集中する。それだけです」。集中力を研ぎ澄まし、チームを引き分けを挟む3連勝に導いた。 試合前まで最近5試合は打率1割2分5厘と奮わなかった。「どうやったら集中力を高めて試合に臨めるか、最近ずっと悩んでいました。今日はまずは集中してもう1回やってみようかなと。練習では良いので、それを信じてやろうと思いました」。休養で8月7日阪神戦以来、今季2度目のベンチスタート。ベンチでは守備から帰ってくるナインを先頭で出迎え、鼓舞し続けた。 チームは終盤に打線が爆発。7回以降で15点を奪う猛攻で大勝した。佐々岡監督は主砲の奮闘ぶりに「休養の中、チャンスで回ってきて打ってくれた。そこで大量得点につながった。あれは大きかった」と絶賛した。 25本塁打はトップまで3本差のリーグ5位。タイトル争いについて鈴木誠は「全く意識してないです」ときっぱり。残り試合に向け「最後まで少しでもチームの勝利に貢献できるように」と力を込めた。【古財稜明】
◆中日・平田良介外野手(32)が「6番・右翼」で、9月25日の巨人戦(東京ドーム)以来となるスタメン出場する。 同戦で右太もも裏を痛めて2軍降格となったが、主砲・ビシエドの離脱に伴い、前日29日に再昇格。同日の阪神戦(甲子園)では七回の守備から出場した。 広島戦に向けては外野でノックを受けると、大島と並んで打撃練習も行い、快音を響かせた。打線が3試合連続で1得点と貧打に泣くなか、「1勝でも多くチームの勝ちに貢献したい」と話す背番号6には、救世主となってほしいところだ。
◆中日・福田永将内野手(32)が二回の守備で負傷し、交代した。 1死三塁の場面で一、二塁間の当たりに頭からダイブ。打球はグラブからこぼれて適時内野安打となり、福田は左肩を押さえて倒れ込んだ。その後、トレーナーに左腕を支えられながらベンチに退き、堂上と交代した。 打点王争いを繰り広げるビシエドが28日の阪神戦(甲子園)での守備で、同じように一、二塁間の打球に飛び込んで左肩を負傷。「上肢のコンディショニング不良」で29日に登録抹消となったばかりだった。
◆広島が終盤の大量点で1分けを挟み3連勝。2-3の七回に代打鈴木誠の適時打や大盛の2点三塁打などで4点を奪い、逆転した。八回は堂林と鈴木誠の2ランで4点、九回も7点を加えた。中日は救援陣が崩れて4連敗となった。
◆中日は大敗を喫し、2011年以来9年ぶりの優勝が完全消滅した。与田剛監督(54)の主な一問一答は下記の通り。 --谷元はどこが悪かった? 「四球が流れを悪くした印象だった。横で見ていても際どいボールはあったと思いますけど、ストライクorボールというのは難しいので」 --福田が負傷交代。箇所は左肩? 「そうですね。まだ詳細は聞いていないのでわかり次第、報告はしますけど、かなり痛そうにしていたので、数日で戻れるようなケガではないような気はしますけど」 --A・マルティネスはベンチスタートだった 「ファームで実戦を多く積んでいる感じでもないし、守備は初回から守ることに関しては福田や直倫の方が安定していますから」 --打撃では期待に応えた 「打撃の方はいい形で打ってくれました。守備はまだまだ。今年から急きょ、初めていることなので」 --守りでは大島の好捕など、いい流れができた部分もあった 「甲子園からの4連敗はちょっとしたミスが続いてしまっている。逆にいうと集中していいプレーが出ると今日のようなプラスの要素も出てくる。選手もミスに関してはやろうと思ってやっているわけではないですが、そのあたりは何とか防げるように。どうやったら防げるのか、しっかりと考えてやりたいと思います」 --優勝が完全消滅。足りなかったことは 「それはシーズンが終わってからにしてください。最後までやることをやったうえで、いろんなことは総括したいので」
◆中日は7月28日の広島戦(マツダ)から続いていた、6回終了時点でリードしている場合の連勝が「37」でストップした。 六回終了時は3-2とリードしていたが、七回は3番手で谷元が登板。1死から安打と四球で一、二塁とされると、代打・鈴木誠に同点の中前打を浴び、1番・大盛には右中間を破る勝ち越しの2点三塁打を許した。 代わった藤嶋はこの場面を右犠飛の1点のみにしのいだが、続投した八回は堂林&鈴木誠に、いずれも2ランを浴びた。九回を任された佐藤も7失点を喫してしまった。 逆転を許し、敗戦投手となった谷元に与田監督は「四球が流れを悪くした印象だった。横で見ていても際どいボールはあったと思いますけど、ストライクorボールというのは難しいので」と話した。 今季は福、祖父江、R・マルティネスが「勝利の方程式」として機能していたが、守護神のR・マルティネスが今月21日に「体幹のコンディショニング不良」で登録抹消。崩れた必勝パターンの穴埋めに期待される投手が炎上する、厳しい終盤3イニングでの計15失点だった。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
63 | 41 | 7 | 0.606 (-) | 優勝 (-) |
9 | 500 (+3) | 393 (+3) | 127 (+1) | 74 (+2) |
0.255 (-) | 3.390 (↑0.01) |
2 (-) |
阪神 |
55 | 50 | 7 | 0.524 (-) | 8.5 (-) |
8 | 461 (+3) | 432 (+3) | 104 (-) | 76 (+4) |
0.247 (-) | 3.420 (↑0.01) |
3 (-) |
中日 |
56 | 52 | 5 | 0.519 (↓0.004) | 9 (↓0.5) |
7 | 405 (+3) | 461 (+17) | 66 (+1) | 30 (-) |
0.250 (↓0.001) | 3.840 (↓0.1) |
4 (-) |
DeNA |
54 | 53 | 6 | 0.505 (-) | 10.5 (-) |
7 | 491 (+3) | 437 (+3) | 127 (+2) | 29 (-) |
0.266 (↓0.001) | 3.680 (↑0.01) |
5 (-) |
広島 |
47 | 54 | 11 | 0.465 (↑0.005) | 14.5 (↑0.5) |
8 | 490 (+17) | 511 (+3) | 105 (+3) | 61 (+1) |
0.261 (↑0.001) | 4.220 (↑0.01) |
6 (-) |
ヤクルト |
38 | 63 | 10 | 0.376 (-) | 23.5 (-) |
9 | 436 (+3) | 549 (+3) | 104 (+1) | 66 (+4) |
0.245 (-) | 4.620 (↑0.02) |
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