阪神(1対1)ヤクルト =リーグ戦21回戦(2020.10.19)・阪神甲子園球場=
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ヤクルト
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阪神
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勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
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◆ヤクルトは0-0で迎えた4回表、坂口の通算1500安打となる適時打で先制する。一方の阪神は1点を追う5回、1死三塁から代打・糸原の適時打が飛び出し、試合を振り出しに戻した。その後は両軍無得点のまま延長戦に突入するも決着はつかず、試合は規定により引き分けに終わった。

◆ヤクルトのアルバート・スアレス投手(31)が今季3度目の阪神戦先発。阪神には弟のロベルト・スアレス投手(29)が在籍しているが、過去2度の先発試合では弟の登板はなかった。外国人兄弟では初めてとなる敵味方での同一試合登板はあるか。

◆ヤクルト星知弥投手(26)が、1軍の出場選手に登録された。この日の試合前練習から合流した。 今季、1軍では中継ぎとして27試合に登板し、防御率6・19。4日に出場選手登録を抹消されて以降は、イースタン・リーグ2試合に登板。14日の日本ハム戦ではセーブも挙げていた。 また、浜田太貴外野手が出場選手登録を抹消された。

◆両チームのスタメンが発表された。先発は阪神がジョー・ガンケル投手(28)、ヤクルトがアルバート・スアレス投手(31)。阪神はヤクルトのスアレスに対して過去2戦2敗。防御率も0・69と抑え込まれており、複数安打を放った選手もいない。苦手な助っ人右腕の攻略が、勝利のカギになる。なお、今季限りでの現役引退を表明している藤川球児投手(40)もはベンチ入りしている。

◆ヤクルト坂口智隆外野手(36)が、通算1500安打を達成した。プロ野球129人目。現役の野手では、最後の近鉄戦士の達成となった。 4回無死一、二塁、阪神先発ガンケルから左前へ先制の適時打を放った。女性スタッフが記念ボードを間違えて二塁走者の村上に持って行きかけるハプニングもあり、一塁上の坂口は笑顔でボードを手にした。ヘルメットを脱ぎ、スタンドへ頭を下げ、「(初回の)1打席目のチャンスでランナーを返すことができなかったので、とにかく必死に食らいついて打ちにいきました。ランナーをかえすことができてよかったです」とコメントした。 初安打は近鉄でのプロ1年目の最終戦、03年10月7日オリックス戦(ヤフーBB)でマック鈴木から打っている。 プロ18年目で、節目の数字に到達した。昨季は開幕直後の3月31日阪神戦で死球を受け、左手親指を骨折。早期復帰を目指していたが、リハビリに時間がかかり22試合の出場で8安打にとどまった。骨折したことによりバットのグリップを変え、患部にはまだテーピングを巻きながらの打撃だが、今季は開幕からチームに貢献。打順は1、2、5、6番と任され、守備も本職の外野だけでなく一塁も守る。「昨年できなかった分、1つでもチームの勝ちに、チームのためになるようなプレーだったり、打撃であったり、1つでも多くできれば、それが僕の目標」という気持ちが、原動力になっている。

◆阪神ジョー・ガンケル投手(28)は5回5安打1四球1失点で降板し、勝ち負けはつかなかった。 3回までは1安打無失点。両チーム無得点の4回に先頭打者から3連打で先制点を許したが、なおも1死満塁のピンチでは8番西浦を三ゴロ併殺打に仕留めた。 1点を追う5回裏1死三塁の場面で代打糸原を送られ、糸原が同点タイムリー。先発初勝利は逃したが、しっかり試合を作った。

◆阪神糸原健斗内野手(27)が2試合ぶりの出場で同点タイムリーを放った。 0-1の5回1死三塁で、先発ガンケルの代打で登場。2ストライクから、ヤクルト・スアレスの151キロ直球を詰まりながらも左前に運んだ。「ガンケルも頑張っていましたし、とにかく追いつきたい場面だった。追い込まれましたが、食らいつくことができて良かったです」とコメントした。 糸原は18日の同戦を欠場。矢野監督は試合後に「ちょっと無理している部分もある」と話していた。この日も2年ぶりに1軍昇格を果たした板山が二塁でスタメン出場している。

◆阪神藤浪晋太郎投手(26)が162キロを計測し、球団最速記録を塗り替えた。 日本プロ野球では日本ハム大谷が16年10月16日のCSファイナルステージ・ソフトバンク戦で記録した165キロに次ぐ、日本人では単独2位の記録となった。 同点の7回に登板。先頭の7番中村を外角159キロ直球で空振り三振に仕留めると、8番西浦は外角低めスライダーで空振り三振。そして、代打松本友の2球目、空振りを奪った直球が162キロを計測した。松本友は低め149キロスプリットで空振り三振に仕留めた。 3者連続三振でマウンドを下り、17年ドリス、20年のスアレスと自身が計測していた球団最速161キロを塗り替えた。

◆阪神藤浪晋太郎投手が代打松本友への2球目に162キロを出した。日本プロ野球で162キロ以上は6人目。 日本選手では大谷翔平(日本ハム=最速165キロ)以来2人目となった。阪神ではドリス、スアレスと藤浪自身の161キロを更新する球団最速。甲子園球場での162キロ以上は初めて。

◆阪神ドラフト2位の井上広大外野手(19)は代打で空振り三振に倒れた。 7回2死走者なしで打席へ。カウント1-2からヤクルトの2番手マクガフの157キロ直球を豪快に振りに行った。本拠地での3打席目は快音とはいかず、球場のファンからはため息が漏れた。 井上は16日のヤクルト戦で甲子園初打席初安打初打点を記録。18日の同戦にも代打で登場し、左飛に終わったが矢野監督からは「どんどん楽しみにしてもらって、成長していってくれたら」と期待を寄せられていた。

◆阪神のロベルト・スアレス投手(29)とヤクルトのアルバート・スアレス投手(31)の外国人兄弟が、球界史上初めてとなる敵味方での同一試合登板を飾った。 兄のヤクルト・アルバートは先発で6回3安打1失点(自責は0)と好投。一方、弟の阪神ロベルトは9回に5番手で登板し、1回2三振を奪うなど3者凡退に仕留めた。兄弟投手が同一試合でそれぞれ存在感を出した。

◆ヤクルトのアルバート・スアレス投手(31)は6回を被安打3の1失点、94球で降板した。 テンポよく力のある直球を投げ込み、4回まで無失点に抑えた。 しかし5回、味方の失策で先頭打者を出すと、代打糸原に左前適時打を許し、同点とされた。その後のピンチは近本を右飛、糸井を二ゴロに抑え、最少失点で切り抜けた。「今日は自分が思ったような投球が出来たと思う。いつもクオリティースタートを目標に投げているが、そこについてもシッカリできたと思う。次回の登板に向けてシッカリと調整します」とコメントした。 また弟の阪神ロベルト・スアレス投手が9回に登板した。

◆ヤクルト・スアレス、阪神ガンケルの両先発が3回まで無失点の立ち上がり。両軍とも1回に好機をつくったが、無得点だった。 ヤクルトが4回に1点を先制。無死一、二塁から坂口が左前適時打を放った。阪神は5回に代打糸原の左前適時打で同点とした。 阪神は6回から、ヤクルトは7回から継投策。両軍のリリーフ陣が追加点を与えず、1-1のまま延長に入った。 ヤクルトは延長10回2死二塁で無得点。阪神はその裏、1死一塁から近本が併殺に倒れ、1-1で引き分けた。

◆ヤクルト・スアレス、阪神ガンケルの両先発が3回まで無失点の立ち上がり。 ヤクルトは4回に坂口の左前適時打で先制。坂口は通算1500安打を達成。阪神は5回に代打糸原の左前適時打で同点。 阪神は6回から、ヤクルトは7回から継投策。両軍のリリーフ陣が追加点を与えず、1-1で引き分けた。

◆6番手の阪神桑原謙太朗投手が救援陣の0封リレーを締めた。 1-1同点の10回にマウンドへ。2死から代打の西田に中前打されたが、続く宮本を遊直に打ち取った。「しっかり0点で抑えることができましたし、チームにとって負けの付かない状況に持っていくことができたので良かったです」。これで4試合連続無失点。ベテラン右腕が安定している。

◆兄弟で熱投!! 阪神守護神のロベルト・スアレス投手(29)が、ヤクルト先発の兄アルバートと初競演した。外国人兄弟では球界初となる敵味方に分かれての同一試合登板だ。 同点の9回、弟の快投が光った。見せ場は村上との対決。159キロで空振りさせて追い込み、160キロの低め速球で空を切らせた。 この日、藤浪が162キロを計測し、11日に自身が達した球団最速タイ記録(161キロ)を更新されたが、剛速球は遜色ない。巧打者の山崎も159キロで空振り三振。ド迫力の3者凡退で、相手に流れを渡さなかった。「同点でセーブはつかない場面だったけど、裏の攻撃につながる投球を心掛けてマウンドに上がった。自分の仕事ができて良かった」と振り返った。 2歳上の兄とは、ベネズエラから異国の日本でともに奮闘する。新型コロナウイルスの感染拡大で行動が制限された4月。毎日のように電話で話し、オンラインゲームに興じる間柄だ。兄から「早く対戦できることを心から願っているよ」とメッセージを送られたこともあった。この日は兄が6回1失点で降板したため、マウンドでの表裏競演はなかったが、兄弟の存在感が際立つ一戦だった。 「お兄さんもヤクルト側からすると良い投球をしていたと思うし、自分も良い仕事ができた。我々にとっては大きな1日になったし、楽しく熱い試合になったと思う」 自身はリーグ最多タイの21セーブで、中日R・マルティネスと並んでタイトル争い真っただ中。藤浪との「阪神超特急」コンビの一角は、兄弟愛も発奮材料に変える。【酒井俊作】

◆ヤクルト坂口智隆外野手が現役野手で最後の近鉄戦士として通算1500安打を達成した。 4回無死一、二塁、阪神先発ガンケルから先制左前打を放った。女性スタッフが記念ボードを間違えて二塁走者に持って行きかけるハプニングに、思わず笑みがこぼれた。イニング間には、平日ナイターに敵地まで駆けつけたヤクルトファンに頭を下げ「チームのためになんとかこの打席をしたいという思いで立っている。すべてのヒットが、自分の財産です」と話した。 初安打を放ったのは近鉄でのプロ1年目の03年、初打席。その年に15勝を挙げたのが「偉大な尊敬できる先輩」というエース岩隈だった。残る近鉄戦士は、ヤクルト近藤と2人だけ。「1日でも長く結果を出し続けるということが、自分自身のスタートを作ってくれた近鉄への恩返しになるのかな」。まだまだ通過点だ。

◆阪神主将の糸原健斗内野手が執念の同点適時打を放った。 0-1の5回1死三塁で代打出場。2ストライクから、スアレスの151キロ直球に詰まりながらも左前に運んだ。「とにかく追いつきたい場面だった。追い込まれましたが、食らいつくことができて良かったです」。新型コロナウイルス感染から回復し、14日に復帰。「野球で返すしかないと思う。しっかり結果を出せるように、チームに貢献できるように頑張りたい」と意気込む主将が、9月15日以来の打点で存在感を見せた。矢野監督は「健斗が(代打で)いるというのも、こっちとしても思いきった作戦ができる」とたたえた。

◆先発の阪神ジョー・ガンケル投手が5回1失点と粘ったが、先発初勝利はまたお預けになった。 4回に3連打で1点を献上。なおも1死満塁とされたが西浦を三併に仕留めて踏ん張った。「5回で降板してしまい、中継ぎのみんなにも負担を掛けてしまうから、もっと長いイニングを投げないといけなかったと思う」。先発転向後4度目のマウンドも白星ならず、反省の言葉が並んだ。

◆阪神が追い付いて、引き分けた。ヤクルトは四回に、坂口が通算1500安打となる左翼線への適時打で1点を先制した。阪神は五回に、代打糸原の左前打で同点とした。その後は両チームともに、救援陣が踏ん張った。阪神矢野燿大監督の試合後コメントは以下の通り。-両チームともホームが遠かった。振り返って ピッチャーがね、頑張ってくれたので。勝ちたかったですね。 -特にブルペン陣は素晴らしいリリーフ そうですね。みんな戻って来てくれてますし、晋太郎が新しく入ったり、本当にみんな、中継ぎよく頑張ってくれています。 -藤浪は球団最速162キロを記録 もうね、持ち味なんで。どんどん速い球を投げて勝負していってもらえたらいいなと思ってます。 -3者連続三振でいい流れを 中継ぎもだいぶ慣れてきたと思いますし、中継ぎをやるのはこれからの野球人生でも大きなプラスになると思いますし、いい経験をしてると思います。 -最後も足を絡めようと それはこっちの作戦なんで、最後は仕方ないですし。まあ、島田もいいスタートを切っているんで。持ち味なんでね、どんどん仕掛けていくというのはこれからもやりたいなと思います。 -9回植田も そうですね。海(植田)はウチの中で一番のスペシャリストなんで。相手にとってはかなり脅威な選手になっていると思います。 -藤浪はメカニック的にも良くなったか マイナーチェンジというか、それは晋太郎だけじゃなくて、みんな、打者もいろんなことを試しながらやっていくし、いろんなことに挑戦していけばいいんじゃない。 -結果もついてきて成長、変化は 中継ぎの難しさというのを晋太郎も感じているし、逆にやりがいも感じていると思う。若い間に中継ぎを経験するのは、先発に戻っても、チームがどうやって先発投手を勝たせてくれているかとか、どんな思いで中継ぎの投手が臨んでいるかとか、(中継ぎは)毎日体が張っても投げないとダメな状況にいるんでね、そういうのが分かるというのはすべてにおいていいと思っているので、いろんな経験はこれからに生きてくると思います。 -ガンケルは4回のピンチを最少失点でしのいだ 粘ってくれたね。ガンケルが1点で粘ってくれたのは負けなかったところにつながっている。バッタバッタ三振を取る投手じゃないんでね、持ち味はしっかり出してくれたと思います。 -糸原は無理をして出場 まあまあ、多少の無理はしてもらわないといけないし、健斗(糸原)自身もそう思ってくれている。ああいうところで健斗がいるというのもこっちとしても思いきった作戦ができる。 -糸原のスタメンは様子見ながらか ちょっとずつよくなっているので。様子見ながらになるけど、板山も頑張っているんでね。 -打線はヤクルト・スアレスに苦しんだ。ボーアがセーフティーを試みたり崩そうとしていたが、スアレスの状態がよかったか (攻略しないといけないことと)どっちもあるよね。スアレスもいいピッチャーなので。そんなに簡単にっていうのはないけどね。打線としては、まだ状態が全体的に上がっていないんでね。やっぱり1人ずつの状態が上がってこないと。そういう意味では、そういうきっかけを明日から作っていきたいなと思っています。

◆ヤクルト坂口智隆外野手が現役野手で最後の近鉄戦士として通算1500安打を達成した。 ▼ヤクルト高津監督(坂口について)「気持ちの強さと技術の高さをしっかり証明している。内外野を守らせたり、いろんな打順を打たせたり、ぜいたくに便利に使わせてもらっている。簡単にこなしているわけではないだろうが、そう見せないすばらしい姿勢を貫いている」

◆阪神藤浪晋太郎投手(26)が球団最速、NPB日本人2位の162キロをたたき出した。 同点で迎えたヤクルト戦の7回2死。代打松本友から高めの真っすぐで空振りを奪ってマークした。中継ぎ転向後、160キロ台連発の爆発力と安定感を発揮し、7戦連続0封の完全復活モード。日本人最速、大谷翔平の165キロにあと3キロだ。延長10回ドローで最大の見せ場を作り、甲子園をどよめかせた背番号19に更新の期待が膨らむ。スピンの効いた直球が高めに伸びる。松本友のバットが間に合わない。162キロ。球団最速記録が表示されると、甲子園が「オーッ」と沸いた。藤浪はどよめきを耳にすると、電光掲示板を振り返った。 「出た瞬間は気付かなかったですけど...。真っすぐを1、2、3で来ると思って、腕を振って差し込みにいかないと合わされるかなと思った。いいボールだったと思います」 同点の7回表に登板。3者連続で空振り三振を奪った。7番中村は外角159キロ、8番西浦は外角低めスライダー、代打松本友は低め149キロスプリットで仕留めた。松本友への2球目には球団最速記録を更新。日本プロ野球では日本ハム大谷の165キロ、巨人ビエイラの163キロに次ぐ数字に「出たこと自体はいいこと」と納得した。 2連投。前夜の反省を生かし、フォームに微修正を加えた。左足を上げる際、ピンと真っすぐだった右足をこの日、少し曲げた。「自分は腰高になると、どうしてもタイミングが合わなかったりする。重心を低くというイメージで。重心を落としてプレートを蹴るぐらいのイメージで投げるとタイミングも良かったので」。球速だけでなく、確かな手応えも手にしたようだ。 今季限りで現役を引退する藤川からも及第点をもらっている。2月の沖縄キャンプ、2軍の鳴尾浜でアドバイスをくれていた大先輩は15日から1軍に合流。「右足が動かなくなったな」「右足をしっかり固定できて左足や両手が自由に使える状態で、いいバランスで投げられている」。レジェンドからの言葉の数々も自信につながっている。 これで7戦連続無失点。ブルペン待機にも慣れ、本来の躍動感を完全に取り戻しつつある。 「なんとなく『この辺で行くだろうな』とタイミングが分かってきた。あたふたしなくなりました。いまだにリリーフは緊張しますけど、多少は勝手が分かってきたというか。そういう意味では、落ち着きもあるかもしれません」 新天地。1球1球が未来につながっている。【佐井陽介】 ○...矢野監督も藤浪の成長や変化を感じ取った。「だいぶ慣れてきたと思いますし、中継ぎをやるのはこれからの野球人生でも大きなプラスになる。いい経験をしてると思います」。162キロをたたき出したことにも「持ち味なので。どんどん速い球を投げて勝負していってもらえたらいいなと思ってます」と話していた。

◆ヤクルト坂口智隆外野手(36)が、通算1500安打を達成した。プロ野球129人目。現役野手では最後の近鉄戦士の達成となった。 近鉄にドラフト1位で入団してから、プロ18年目。試合後、まず「僕みたいな選手が長くこうやって続けてきて、1本1本積み重ねていくにはいろんな方の支えがないと、ここまで自分自身、できていなかったと思うので、まずは支えてもらった方に感謝したいですね」と口にした。 生まれ変わった坂口が、節目に到達した。昨年の開幕カード阪神戦で死球を受け、左手親指を骨折。ベンチ裏で打撃グローブをとると、血で真っ赤に染まっていた。「2週間で戻る」とリハビリを開始したが、痛みはなくならなかった。結局、ヤクルト加入後最少の22試合出場8安打にとどまり、悔しいシーズンとなった。 プロ18年間で最もバットを握り、振ったのが昨オフだった。バットのグリップの形も変え、新しい打撃の感覚を得た。「ケガをする前よりもよくなっている。確実にステップアップしている」と手応えをつかんで臨んだ今季だった。ここまでの本塁打数は、キャリアハイを更新する9本。「これまでの感覚と全く一緒に戻るわけではない。昨年、リハビリから取り組んできた『こうやってやったら』というのが、けがをして、新しくなった自分というのが、少しずつ形になってきているのかなと思う」と言う。 1500安打を先制適時打で達成すると、ベンチは大盛り上がりだった。後輩やチームメートに慕われる兄貴分。昨季、リハビリが続いていた時期も、みんなが復帰を待っていた。大引啓次内野手(当時)は、坂口のバットを「借りているから」と試合で使用。広岡大志内野手は、坂口がクラブハウスのロッカーに置いていた打撃グローブを、遠征に持っていっていた。坂口のTシャツを着る裏方スタッフもいた。 今でも、痛め止めを飲まない日はない。現役の野手では、最後の猛牛戦士。「僕みたいな選手が1500安打を打って、『坂口そんなに打ってたんや』と思われる方もたくさんいると思うので。地味にコツコツと、積み重ねてきた結果。僕は数字というのはあまり意識したことないので、(プロに)入ってからも何本打ちたいとかそういうことじゃなくて、試合に出たいという思いで常にやってきた」と謙遜するが、しっかり主軸を担う。今はもう、ヤクルトに欠かせない燕戦士だ。【保坂恭子】

◆この試合はヤクルトのアルバート・スアレス投手が先発し、9回に阪神の5番手で弟のロベルト・スアレス投手が登板。 兄弟が同じ試合で敵味方に分かれて登板したのは、98年7月16日の山田勉(広島)洋(中日)以来22年ぶりで、外国人兄弟では史上初のケースとなった。 他には46年野口二郎(阪急)渉(グレートリング)47年浜崎真二(阪急)忠治(中日)56、57年に計4度あった武智文雄(近鉄)田中照雄(高橋→大映)があり、スアレス兄弟で5組目(8度目)。

◆阪神藤浪晋太郎投手(26)が球団最速、NPB日本人2位の162キロをたたき出した。同点で迎えたヤクルト戦の7回2死。代打松本友から高めの真っすぐで空振りを奪ってマークした。数年前の夏、藤浪は3歳上の広島大瀬良に心底驚かれたことがある。広島・流川の和食屋で久々に旧交を温めていた時、「スピード談議」に花が咲いた。 「もしかして...それだけボールが速かったら、キャッチャーがボールを捕る瞬間を見られないんじゃない?」 先輩が冗談交じりに問うと、後輩は申し訳なさそうに首を縦に振った。 「そうですね。確かに投げ終わって顔を上げたら、もう捕球が終わっている時はありますね...」 大瀬良は「マジか!」とのけ反り「すごい...」と苦笑いするしかなかった。 藤浪は何年も前から常々「球速にあまりこだわりはない」と言い続けてきた。球速より質。ただ、ライバルたちからすれば、その球界屈指のスピードは羨望(せんぼう)の的でもある。 この日の162キロは速さだけでなく、強さも伸びもあった。26歳。まだまだ記録は伸びそうだ。【遊軍=佐井陽介】

◆ヤクルト・坂口智隆外野手(36)が、史上129人目となる通算1500安打を達成した。  節目の記録まで残り「1」本と迫って迎えた一戦は「5番・右翼」で先発出場。一回2死一、二塁の第1打席では二ゴロに倒れて好機を生かせなかったが、四回無死一、二塁の第2打席だった。  先発右腕・ガンケルの147キロの直球を左翼線に弾き飛ばし、先制の適時打。鮮やかな一打で、節目の記録にたどり着いた。初安打は近鉄時代の2003年10月7日のオリックス戦で、マック鈴木から。  球場内で通算1500安打達成を記念するアナウンスがなされ、記念のボードを持った女性スタッフが走った先は、まさかの村上がいる二塁ベース方向。審判に促され、慌てて一塁方向へ駆け寄るスタッフを見て、坂口は笑みを浮かべた。その後、ボードを持ち拍手に包まれながら頭を下げた。

◆主将が意地を見せた。阪神・糸原健斗内野手(27)が、0-1で迎えた五回1死三塁の場面に代打で出場。左前適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。  「ガンケルも頑張っていましたし、とにかく追いつきたい場面だったので、追い込まれましたが食らいつくことができてよかったです」  糸原は、2試合連続でベンチスタート。前日の試合後、矢野監督は「ちょっと無理している部分もあるんでね。きょう(18日)は休ませました」と説明していた。  打線はヤクルトの先発・スアレスの前に五回まで散発の2安打。劣勢を強いられていたチームをキャプテンが救った。

◆甲子園がどよめた。3番手として七回に登板した阪神・藤浪晋太郎投手(26)が、球団最速&自己最速を更新する162キロをマークした。  1-1の七回からマウンドへ。先頭の中村、続く西浦を空振り三振に斬ると、代打・松本友に対しての2球目だった。うなりをあげて白球がミットにおさまると、バックスクリーンには162キロの表示が。月曜日の予備日に設定されたこの日、有観客となってから最少の3593人の観衆にとどまったが、歴史的瞬間の証人となった虎党からどよめきと大きな歓声が沸き起こった。藤浪は松本友も空振り三振に斬り、圧巻の投球でマウンドを後にした。  これまでの球団最速は161キロ。2017年のドリス、今月11日にスアレス、同月13日に藤浪が計測していた。

◆阪神はヤクルトと1-1で引き分けた。甲子園がどよめいたのは七回。3番手としてマウンドに上がった藤浪が球団史を塗り替えた。2死とし代打・松本友に投じた2球目が、球団最速を更新する162キロをマーク。この回、3者連続三振と圧巻の投球で虎党を沸かせた。  先発のガンケルは5回5安打1失点で試合を作った。バトンをつないだ藤浪ら中継ぎ陣は、六回以降はヤクルト打線にわずか1安打しか許さなかった。  投手陣の力投に奮起したい打線だったが、得点は0-1で迎えた五回に代打・糸原の左前適時打で挙げた1点のみ。散発の5安打と抑え込まれた。

◆阪神はヤクルトと1-1で引き分けた。以下、矢野燿大監督の試合後の一問一答。  --両チームともホームが遠かった。振り返って  「ピッチャーがね、頑張ってくれたので。勝ちたかったですね」  --特にブルペン陣は素晴らしいリリーフ  「そうですね。みんな戻って来てくれてますし、晋太郎(藤浪)が新しく入ったり、本当にみんな中継ぎがよく頑張ってくれてます」  --その藤浪は球団最速162キロを記録  「もうね、持ち味なんで。どんどん速い球を投げて勝負していってもらえたらいいなと思ってます」  --3者連続三振でいい流れを  「中継ぎもだいぶ慣れてきたと思いますし、晋太郎は中継ぎをやるっていうのはこれからの野球人生でも大きなプラスになると思いますし、いい経験していると思います」  --最後(延長十回1死一塁で一走島田がスタートを切って、近本の二直併殺で試合終了)も足を絡める意識で  「それはこっちの作戦なんで、最後は仕方ないですし。まあ、島田もいいスタートを切っているんで。持ち味なんでね、どんどん仕掛けていくというのはこれからもやりたいなと思います」  --藤浪は本人的にはフォームを変えているところもあったし、メカニック的にも良くなったか  「マイナーチェンジというか、それは晋太郎だけじゃなくて、みんな、打者もいろんなことを試しながらやっていくし、いろんなことに挑戦していけばいいんじゃない」  --結果もついてきて成長、変化は  「中継ぎの難しさというのを晋太郎も感じているし、逆にやりがいも感じていると思う。俺は捕手やっているときに、若い間に中継ぎを経験するのは、先発に戻っても、チームがどうやって先発投手を勝たせてくれているかとか、どんな思いで中継ぎの投手が臨んでいるのかとか。毎日ね、体が張っても投げないとだめな状況にいるんでね、そういうのがわかるというのはすべてにおいていいと思っているんで、いろんな経験はこれからに生きてくると思います」

◆1-1の延長十回に登板した桑原は、2死から代打・西田に中前へ安打を許したが、宮本を遊直に打ち取った。「しっかり0点で抑えることができましたし、チームにとって負けのつかない状況に持っていくことができてよかった」。9月11日に今季初昇格し、これで4試合連続無失点。2017年に最優秀中継ぎのタイトルを取った右腕が、再び輝きを取り戻しつつある。

◆ボーアが奇策を試みた。二回先頭、ヤクルトは内野が右に寄るボーア・シフトを形成。すると1ストライクからの2球目、がら空きになった三塁線へセーフティーバント。ファウルとなったが、続く3球目を中前に運んだ。相手先発スアレスの攻略に苦しむ中、助っ人も試行錯誤。矢野監督も「打線としては、まだ状態が全体的に上がっていないんでね。やっぱり一人ずつの状態が上がってこないと」と頭を悩ませていた。

◆スアレスが1-1の九回に登板して三者凡退。ヤクルトの先発は2歳年上の兄・アルバートで、外国人兄弟投手が史上初めて、敵味方に分かれて同一試合に登板した。「お兄さんもヤクルト側からするといい投球(6回1失点、自責0)をしていたと思うし、自分もいい仕事ができた。われわれにとっては大きな一日になった。楽しく熱い試合になったと思う」と声を弾ませていた。

◆阪神はヤクルトと延長十回の末、1-1で引き分けた。糸原健斗内野手(27)は五回に代打で出場し、1軍復帰後初タイムリーを放った。  主将の意地がバットに乗り移った。糸原がこの日、唯一の得点を挙げる左前適時打。敗戦を食い止めた。  「ガンケルも頑張っていましたし、とにかく追いつきたい場面だったので、追い込まれましたが、食らいつくことができてよかったです」  0-1の五回1死三塁。代打で打席に向かった。2球で追い込まれてからの3球目。スアレスの151キロを逆方向へはじき返した。9月15日の巨人戦(東京ドーム)以来となるタイムリーは、1軍復帰後初打点。ここぞの1打席で仕事を果たし、一塁ベース上で力強く手をたたいた。  前日18日のヤクルト戦(甲子園)に続いて、この日もベンチスタートだった。新型コロナウイルスに感染して9月25日に登録抹消。2週間の療養を経て、練習を再開したのは今月9日だった。しかし、北條が腰の張りで離脱したことから、14日の中日戦(ナゴヤドーム)で急きょ昇格した。  その間、2軍戦に出場したのはたった一度。病み上がりにムチを打ち、急ピッチで仕上げた体の状態は万全ではない。それでも正二塁手として、虎の主将として、ベンチを温め続けるわけにはいかない。矢野監督も「多少の無理はしてもらわないといけないし、健斗(糸原)自身もそう思ってくれている。ああいうところで健斗がいると、こっちとしても思いきった作戦ができる」と存在の大きさをかみしめた。  自らの脇の甘さで生じた離脱期間。復帰時、糸原は「野球で返すしかない」と誓った。弱音を吐いてはいられない。先頭に立って、必死のプレーを届けていく。(原田遼太郎)

◆ヤクルト・坂口智隆外野手(36)が19日の阪神戦(甲子園)で通算1500安打を達成。恩師の神戸国際大付高・青木尚龍(よしろう)監督(56)が本紙に祝福のメッセージを寄せた。(取材構成・赤尾裕希)  この日、うち(神戸国際大付高)は近畿大会初戦で勝利できた(対近江、5-2)のですが、同じ日に坂口も節目の記録を達成できてよかったです。  2年時にエースとして、僕を最初に甲子園(選抜大会)に連れて行ってくれましたし、印象に残る子ですね。本当に野球が好きで、バットとグラブとボールがあったら、一日中ずっと野球をやっている野球少年のような選手でした。  打席に立ったら打ってくれるものだと思っていました。打てる子は何人かいたんですけど、その中でも坂口はすごかったですね。  当時から「プロになりたい。いや、なるんだ」という意志は強かった。自分なりに家庭のことなどを考えて「プロしかない」と考えていたのだと思います。プロのスカウトが来ているのが見えたら、その前でしっかり打っていました。感じるんでしょうね。「ここでやらないと、結果を出さないと駄目だ」と。プロに行く子はそういう子なんだなと思いました。  肩もあるし、足もある。プロに行く際は「華のある選手になってほしい」と伝えました。野球に対しての気持ちが本当に強い子だったので、プロの世界で長く活躍すると思っていましたね。  難しいかもしれないですけど、2000安打までいってほしいですね。ここまで長く、ずっと厳しい世界でやってくれることが一番うれしい。コンディションを整えて、出場の機会があったら、必ず2000安打できると思っています。

◆ヤクルト・坂口智隆外野手(36)が19日の阪神戦(甲子園)で通算1500安打を達成。  痛烈な打球が、左翼線に放たれた。坂口が四回無死一、二塁で先制打。プロ18年目で通算1500安打に達し、謙虚に言葉を紡いだ。  「僕みたいな選手が長く野球を続けてきて、一本一本、積み重ねていくにはいろいろな方の支えがないとできなかった。支えてもらった方に感謝したいです」  敵地・甲子園で燕党が沸く中、ハプニングもあった。女性スタッフが記念のボードを持ってフィールドに現れたが、向かった先は村上がいる二塁ベース方向。審判に促され、慌てて一塁方向に駆け寄ってきたスタッフに笑みを浮かべながらボードを受け取った。  2003年に神戸国際大付高からドラフト1巡目で近鉄に入団。同年の10月にプロ初安打を放ってから地道に安打を重ねてきたが、決して平坦(へいたん)な道のりではなかった。昨季は開幕早々に死球を受けて左手親指を骨折。22試合の出場に終わった。  「復帰しても結果を残せなかった。その程度の実力だとしっかり受け入れた年だった。だから、今年はこのままで終わりたくないと思ったし、やってやろうという思いも強かった」  シーズンオフは原点に立ち返った。「昔はそうやって鍛えていた。そこに何かあると思った」とベンチプレスにスクワット、背筋を鍛えるデッドリフトをメニューに加えた。今季はシーズン自己最多の9本塁打をマーク。今年7月に36歳となった男が進化を遂げた。  この日、近鉄時代の3学年先輩、巨人・岩隈が今季限りでの現役引退を発表。チームメートの近藤とともに残り2人となった元近鉄戦士は「一日でも長く結果を出し続けることが近鉄、自分のスタートを作ってくれたところへの恩返しだと思う」と誓った。  「これからもチームのために一本一本、積み重ねていければ」。個人記録よりも白星のために-。これが坂口の決意だ。(赤尾裕希) 坂口の通算1500安打についてヤクルト・高津監督 「ここまでの道のりは、僕らはほんの一部しか知らないけれど、昨年の苦労がある中で達成できたことは本当に素晴らしい。気持ちの強さと技術の高さをしっかり証明している」

◆阪神はヤクルトと延長十回の末、1-1で引き分けた。七回に登板した藤浪晋太郎投手(26)が、球団最速を更新する162キロをマークして三者凡退。この日は有観客となって以降、最少の入場者数3593人だったが、秋風の中、足を運んだ虎党を熱くした。  162キロ。球速がスコアボードに表示されると、どよめきと大きな拍手が湧き起こった。冷え込む甲子園で、藤浪が球団最速を更新だ。  「いいボールだったと思います。相手が真っすぐに『イチ、ニ、サン』で合わせてくると思ったので、腕を振って差し込みにいかないと合わされるかなと」  七回2死、代打・松本友への2球目。空振りを奪った高めの直球が162キロだった。次も159キロの直球でファウルとすると、最後は149キロフォークで空振り三振。この回は中村、西浦からも空振り三振を奪った。  「出た瞬間は気づかなかったですけど、ワーッとなったので、(スピード)ガンを見たら162。そうか、と」  淡々と振り返ったが、日本球界では3位タイ。球団では2017年のドリス、今季のスアレスと自身の記録を1キロ更新した。もう日本人投手で上にいるのは1位で同い年の大谷(現エンゼルス)だけ。この日の入場者数は3593人と実数発表となった2005年以降では最少だったが、月曜のナイターに足を運んでくれたファンに、最高の奪三振ショーを届けた。  これで10月6日の広島戦(マツダ)から7戦連続無失点。リリーフとしての活躍の裏には、今季限りでの引退を表明した藤川の存在があった。  「両手が自由に使える状態で、いいバランスで投げている」。「リリーフに入ってどうや?」。大先輩は15日に1軍昇格し、ブルペンで顔を合わせる機会が増えた。技術的なことだけではなく、何気ない言葉に背中を押される。エキスを吸収できる時間は残りわずか。藤浪も限られた時間で"球児イズム"を取り入れようとしている。  フォームも試行錯誤して、左足の膝を気持ち深めに曲げるなどマイナーチェンジしてきた。日々進化しつつ最速を更新する藤浪について、矢野監督も「どんどん速い球を投げて、勝負していってもらえたら」と納得の表情。藤浪も力強い言葉で呼応した。  「(中継ぎに)ちょっと慣れてきた。いまだに緊張しますけど、勝手がわかってきた。そういう意味では、落ち着きはあるかもしれないです」  頼もしさを増した背番号19。まだまだ進化を続けていく。(菊地峻太朗)

◆2位を目指すためには勝ちたかったが、勝率5割を保てている状況での引き分けは価値がある。救援陣の好投に尽きる。  藤浪は中継ぎに配置転換され、捕手のミットだけを目標に直球主体で腕が振れている。今の投球を続けていれば来季の守護神候補に入るだろう。  今季、スアレスが抑えを務めているが、過去に右肘手術を受けていることを考えれば来季も絶対的な戦力とはいえない。今季限りで現役を引退する藤川が中継ぎから首脳陣の評価を高めたように、矢野監督は藤浪にも同じ道をたどらせてほしい。  藤浪がさらにレベルアップするためのアドバイスは2つ。配球の原点である外角周辺に徹底して投げること。藤浪ほどの球威があれば高めでも構わない。そしてフォークを特訓すること。直球、カットボールだけでも十分に抑えられるが、高低の幅をより広げれば奪三振率も増えてくる。  監督からすればエース、4番、抑えは日本選手で固めたいもの。セットアッパーと抑えとは重圧がまったく異なる。藤浪で打たれたら仕方がないと思わせるためにも、ここからが大事だ。(本紙専属評論家)

◆出たー!! 藤浪晋太郎阪神球団史上最速の162キロ!!  『一日一善』じゃないけどさ~。大山のホームラン王争いの打席であったりとか、中継ぎにまわり1回を全力投球する藤浪の『一日一喜』(?)があるから、たとえ消化試合といわれようが、秋の猛虎からは目が離せない。来季は七回から『F・I・S』(藤浪、岩崎、スアレス)の勝利の方程式が見えてきたのも大きいのだ!!  本日も七回に藤浪が3者三振、八回は岩崎が2三振、そして九回はスアレスも2三振!! 3回で7奪三振となりゃ~、もう向かうところ敵なしなのだ。そんな中、気になるのは、何でここにきてまで先発にガンケルを起用するのか?  本日は5回5安打1失点の投球を見せたものの、ルーキーの小川や斎藤ら若虎投手陣を思い切って先発マウンドに送り出し、打たれても勉強やー!! の方が、俺はいいと思うんだけど...。どーなんでしょう!?

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
61355 0.635
(-)
M7
(-)
19471
(-)
353
(-)
118
(-)
65
(-)
0.260
(-)
3.360
(-)
2
(-)
中日
51475 0.520
(-)
11
(-)
17374
(-)
412
(-)
59
(-)
26
(-)
0.250
(-)
3.780
(-)
3
(-)
阪神
49476 0.510
(-)
12
(-)
18424
(+1)
404
(+1)
99
(-)
68
(+1)
0.247
(↓0.001)
3.540
(↑0.03)
4
(-)
DeNA
49495 0.500
(-)
13
(-)
17455
(-)
411
(-)
121
(-)
25
(-)
0.268
(-)
3.790
(-)
5
(-)
広島
415110 0.446
(-)
18
(-)
18449
(-)
489
(-)
100
(-)
50
(-)
0.264
(-)
4.430
(-)
6
(-)
ヤクルト
36587 0.383
(-)
24
(-)
19412
(+1)
516
(+1)
99
(-)
54
(-)
0.249
(↓0.001)
4.770
(↑0.06)