ロッテ(☆5対1★)日本ハム =リーグ戦22回戦(2020.10.16)・ZOZOマリンスタジアム=
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日本ハム
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ロッテ
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勝利投手:二木 康太(7勝2敗0S)
敗戦投手:杉浦 稔大(6勝5敗0S)

本塁打
【ロッテ】藤原 恭大(2号・1回裏ソロ),マーティン(25号・3回裏2ラン),田村 龍弘(4号・6回裏ソロ)

  DAZN
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◆ロッテは初回、藤原の先頭打者本塁打で先制する。その後同点とされるも、3回裏にマーティンの2ランで勝ち越すと、6回には田村のソロなどで2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・二木が6回1失点の好投で今季7勝目。敗れた日本ハムは、先発・杉浦が試合をつくれず、打線も1得点と振るわなかった。

◆日本ハム中田翔内野手(31)が100打点まであと1。中田のシーズン100打点以上は14~16、18年の過去4度あるが、このうち100打点到達が最も早かったのは18年のチーム125試合目。今日102試合目で100打点となれば自身最速での到達となる。

◆ロッテ藤原恭大外野手(20)が、またも先頭打者本塁打を放った。日本ハム先発杉浦から、2ボールからの3球目、真ん中高めの139キロ直球を右中間の中段まで運んだ。「打ったのはストレートです。カウントが良かったので思い切っていきました。しっかり自分のスイングができました」とコメントした。 藤原は14日の楽天戦(ZOZOマリン)で先頭打者として、涌井からプロ初本塁打を放ったばかりだった。 プロ1号、2号を先頭打者アーチで飾った打者は、08年赤松真人外野手(広島)以来12年ぶり3人目。パ・リーグでは1953年(昭28)の栗木孝幸外野手(毎日)以来67年ぶり2人目の記録となる。毎日はロッテの前身にあたり、藤原は同じ球団の先輩以来の快挙を成し遂げた。

◆日本ハム杉浦稔大投手(28)が4回途中3失点でマウンドを降りた。 1回先頭の藤原に139キロの球を右中間席への1発を浴び先制点を献上。 2回は3者凡退に抑えたものの、同点に追いついた直後の3回につかまった。2死から藤原を右前打で出塁させると、続くマーティンにフルカウントからの変化球を右翼席へ2ランを運ばれた。 4回2死から角中に四球、田村に左前打で一、三塁とされ、さらに続く西巻に四球を与えたところで降板となった。 4回途中、2本塁打を含む4安打3失点に「ホームラン2本で失点する形になってしまい悔しい気持ちです。1本目は、2ボールからの真っすぐを思い切り振られ、2本目は勝負球も含めて、ちょっとした考え方で防げるホームランだったと思います。抑えるべきところで抑えることができず、いいところがない登板になってしまいました。4回も2アウトからランナーをためてしまい、降板する形になってしまい申し訳ない気持ちです」とコメントした。

◆ロッテ藤原恭大外野手が14日楽天戦以来の先頭打者本塁打。前回はプロ1号で、この日が2号。プロ1、2号が先頭打者本塁打は08年赤松(広島)が4月29、30日巨人戦で記録して以来3人目。パ・リーグでは53年栗木(毎日)が3月26日大映戦、4月9日西鉄戦で記録して以来67年ぶりとなった。 また、20歳シーズンに2本の先頭打者本塁打を打ったのは、55年高野(大映)64年柴田(巨人=4本)67年藤田(阪神)に次いで4人目。

◆ロッテが1回藤原の先頭打者弾で先制。日本ハムが3回、相手のミスで同点。その裏、ロッテがマーティン25号2ランで勝ち越し。 ロッテが6回捕逸と田村の4号ソロで2点追加。先発二木は6回3安打1失点(自責0)で降板。日本ハムは4点差を追いかけた。 3本塁打のロッテが快勝。連敗を2で止めて貯金11。二木が自身6連勝となる7勝目。日本ハムは連勝が2でストップして借金8。杉浦が5敗目。

◆ロッテ二木康太投手が自身6連勝となる7勝目を挙げた。3回に味方の適時失策で1点を献上したが、自責ゼロの6回3安打投球。今年に入って直球が力強さを増し、100球を超えても6回を任せられた。 7勝は自己最多タイだが、昨季に続いて4度目。「7勝がキャリアハイっていうのはやっぱり寂しい数字。残り(先発機会は)3つだと思うので、もちろん全部勝ちたい」と2ケタ勝利へのこだわりを強くした。この日は4失策と守備に乱れがあり、井口監督は「野手が足を引っ張ったけど、投手陣が頑張ってくれた」と感謝した。

◆守っては一発攻勢に沈み、打っては決定打不足に泣いた。日本ハムは16日、ロッテ22回戦(ZOZOマリンスタジアム)に臨み、1-5で完敗。7勝目を狙った先発の杉浦稔大投手(28)が、4回もたずにノックアウトで5敗目。攻撃ではロッテ投手陣の前に散発5安打に抑えられ、4失策の相手守備に付け込むことができなかった。 試合後、栗山英樹監督は「申し訳ない」と、言葉を振り絞った。2連勝中の上昇ムードを一瞬で吹き飛ばしたのは、敵陣の若武者だ。0-0の1回、先発の杉浦は先頭打者の高卒2年目、ロッテ藤原に、139キロを右中間席中段まで運ばれた。「2ボールからの真っすぐを思い切り振られた」と、杉浦はがっくり。味方が追いついた直後の3回には、2死走者なしから右前打で出塁した藤原を一塁に置き、マーティンに勝ち越し2ランを浴びた。 いずれも、高めに浮いた失投だっただけに「勝負球も含めて、ちょっとした考え方で防げるホームランだったと思います」と、悔いた。4回2死から、2四球と1安打で満塁となったところで降板。今季13度目の先発で初の2連敗となり「抑えるべきところで抑えることができず、いいところがない登板になってしまいました」と自分を責めた。 走攻守で活躍した20歳の勢いにのまれた形となり、ロッテ戦は2年連続の負け越しが決定。栗山監督は「調子が良くても悪くても、頑張っていかなきゃ。チームとして勝たなきゃいけないゲームだった」。首位とは、ついに今季最大の13・5ゲーム差に広がった。【中島宙恵】

◆ロッテ・マーティン外野手が復活を予感させる決勝の25号2ランを放った。同点に追いつかれた直後の3回2死二塁、フルカウントからど真ん中のチェンジアップを右へ。 直近1週間は6試合で21打数3安打と低迷し、本塁打は14試合ぶりだった。「僕自身も待っていた。家族に電話したら妻にも打ってと言われ、祈ってくれていた」と笑顔を見せた。

◆ロッテ藤原恭大外野手(20)が、プロ1号に続く先頭打者本塁打を放った。 本拠地での日本ハム戦1回、日本ハム杉浦の直球をフルスイングし右中間席中段まで運んだ。14日の楽天戦で涌井の初球を仕留めたばかり。プロ1号、2号を先頭打者アーチで飾ったのは3人目の快挙だ。3回にはプロ2個目の盗塁を決め、左翼守備でも美技。昨季ドラフト1位、ロマンの塊が強烈な輝きを放った。スター性が隠せない。ロッテ藤原が歴史に残るアーチをかけた。8戦連続の1番左翼で先発。初回、2ボールから日本ハム杉浦の真ん中高めストレートをたたき、高々と右中間席中段まで運んだ。「バッティングカウントだったので直球に絞って待ちました。しっかり自分のスイングができました」。楽天涌井から放った14日のプロ1号も1回先頭。1号、2号をともに先頭打者弾で決めたのは史上3人目の快挙。3本塁打快勝の口火を切った。 初のヒーローインタビューとは思えない。1万人の前で堂々と口に出す。「いつも1打席目の1球目からホームランを打つ準備をして打席に入ってます」。体は1打席目が一番フラット。直球の割合も多く本塁打しやすい。一方で、特にプロに入って感じたことがある。「プロの真っすぐはたれずに伸びる。超一流なら追い込まれてもチャンスがあるけど、自分のレベルでは絶望的。ファウルにしたら負けだと思っている」。2ストライクまでが勝負。ファーストストライクの重要性を身に刻み、振った。 打つだけじゃ終わらない。3回には右前打の後、今季2度目の盗塁成功。守備でも快足をかっ飛ばし、4回2死二塁ではフェンス際への大飛球に背走で落下地点へ入り、難なくキャッチしてみせた。走、攻、守。全てでわかせた。 高卒2年目の若武者は、新型コロナウイルスのチーム内感染拡大でチャンスをつかんだ。一挙13人が1軍登録を抹消されたがこの日、同じ外野の角中、清田、和田らが1軍に復帰。4人戻れば、4人落ちる。藤原は残った。井口監督は「彼が打つとチームも盛り上がる。今はもう主力以上の働きをしてくれている。代役とは全然思ってない」。 プレッシャーも緊張感もガソリンにする。「まだまだレギュラーじゃないので圧もある。1番で使ってもらえて、もっともっとできるってところを見せたい」。3号本塁打も先頭かと問われても「常にそういう意識でやっています」。20歳、大物だ。【鎌田良美】

◆ロッテ藤原恭大外野手(20)が、プロ1号に続く先頭打者本塁打を放った。本拠地での日本ハム戦1回、日本ハム杉浦の直球をフルスイングし右中間席中段まで運んだ。藤原の強靱(きょうじん)な下半身は、小学生時代に作り上げられた。原点は、父史成さんが監督を務める園和北フレンズ時代。当時は投手を務めていたが、制球が定まらずよく怒られた。決まって行ったのが、往復14キロほどのランニング。コーチに自転車で伴走されながら、河川敷のコースを往復した。強豪の枚方ボーイズから大阪桐蔭に進み、血のにじむような練習をこなした藤原が「小学校の頃が一番走ったと思います」と振り返るほどだ。 大阪・豊中市で居酒屋を営む父は7日、息子の今季初出場をテレビの前で見守った。「チームはコロナで大変ですが、何とかチームのためになれば」と願いを込めていた。藤原は期待に応え、いきなり安打を放つと1番に定着。チームの救世主となるべく、その足跡を刻んでいる。【久永壮真】

◆ロッテの藤原が14日のプロ初本塁打に続き、プロ2本目も初回先頭打者本塁打でマークした。2ボールで杉浦の速球を豪快に振り抜き、右中間席中段に運び「カウントが良かったので、思い切っていった。しっかり自分のスイングができた」とうなずいた。  プロ1、2号を初回先頭打者本塁打で記録するのは、パ・リーグでは1953年の栗木(毎日)以来、67年ぶりとなった。1-1の三回2死無走者では2ボール2ストライクでスライダーを捉えて右前打。すかさず二盗を決め、マーティンの2ランにつなげた。  主力に新型コロナウイルスの感染者が続出し、6日に今季初めて1軍に昇格した。7日から8試合連続で先発出場し、早くも3度目の複数安打をマーク。逆転優勝を狙うチームで欠かせない1番打者になりつつある。(ZOZOマリン)

◆ロッテは同点に追い付かれた直後の三回にマーティンの25号2ランで勝ち越した。二木は6回を3安打1失点でまとめ、6連勝でシーズン自己最多に並ぶ7勝目を挙げた。日本ハムは2年連続のロッテ戦負け越しが決まった。

◆日本ハムの杉浦は3回2/3を4安打3失点で5敗目を喫した。球威、制球ともに本来の出来ではなく、高めに浮いた球を藤原とマーティンに本塁打にされた。「結果的にホームラン2本で失点する形になり、悔しい」と唇をかんだ。  自身の連敗は今季初で、シーズン中盤からは思うように白星を積み重ねられなくなっている。「抑えるべきところで抑えることができず、いいところがない登板になった」と肩を落とした。(ZOZOマリン)

◆大阪桐蔭高からドラフト1位で入団して2年目のロッテ・藤原が、14日の楽天戦(ZOZOマリン)に続く初回先頭打者本塁打。鮮やかにチームに流れを呼び込んだ。  「打ったのはストレート。カウントが良かったので思い切っていった。しっかり自分のスイングができた」  一回、先頭で入った打席で、2ボールから杉浦の3球目の真っすぐを完璧に捉えた。プロ1、2号を初回先頭打者として記録したのは、パ・リーグでは1953年の栗木(毎日=現ロッテ)以来、67年ぶりとなった。  1-1の同点に追いつかれた直後の三回、2死無走者で迎えた第2打席でも、2ボール2ストライクからスライダーを捉えて右前打。すかさず二盗を決めて、マーティンの25号2ランにつなげ、チームに勝ち越しをもたらした。  主力に新型コロナウイルスの感染者が続出し、6日に今季初めて1軍に昇格。7日から8試合連続で先発出場し、早くも3度目の複数安打をマークした。守備でも四回2死二塁の場面で、左翼方向への宇佐美の飛球を走りながら好捕。逆転優勝を狙うチームで、20歳の若武者が攻守で存在感を発揮している。(石井孝尚)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
58395 0.598
(↑0.004)
-
(-)
18435
(+7)
350
(+3)
111
(+2)
78
(+1)
0.246
(↑0.002)
3.100
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
55442 0.556
(↑0.005)
4
(-)
19402
(+5)
414
(+1)
80
(+3)
77
(+2)
0.237
(-)
3.900
(↑0.04)
3
(-)
楽天
49484 0.505
(↓0.005)
9
(↓1)
19468
(+3)
435
(+7)
102
(+1)
59
(-)
0.258
(↓0.001)
4.150
(↓0.04)
4
(-)
西武
47493 0.490
(↑0.006)
10.5
(-)
21405
(+2)
449
(+1)
95
(-)
66
(+1)
0.239
(-)
4.350
(↑0.05)
5
(-)
日本ハム
45534 0.459
(↓0.005)
13.5
(↓1)
18428
(+1)
443
(+5)
79
(-)
64
(-)
0.252
(↓0.001)
3.960
(-)
6
(-)
ORIX
37586 0.389
(↓0.005)
20
(↓1)
19380
(+1)
427
(+2)
73
(-)
81
(+3)
0.248
(↓0.001)
4.040
(↑0.02)