広島(★6対8☆)中日 =リーグ戦18回戦(2020.10.16)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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中日
04000002281301
広島
10200000361222
勝利投手:ロドリゲス(3勝4敗0S)
(セーブ:R.マルティネス(2勝0敗20S))
敗戦投手:床田 寛樹(3勝7敗0S)

本塁打
【中日】木下 拓哉(4号・2回表3ラン)
【広島】鈴木 誠也(22号・3回裏2ラン),鈴木 誠也(23号・9回裏3ラン)

  DAZN
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◆中日が6連勝。中日は1点を追う2回表、木下拓の3ランなどで4点を奪い、勝ち越しに成功する。その後1点差とされるも、8回に高橋と遠藤の適時打で2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・ロドリゲスが6回途中3失点で今季3勝目。敗れた広島は、9回に鈴木誠の3ランで2点差に迫るも及ばなかった。

◆中日ソイロ・アルモンテ外野手(31)が下肢のコンディショニング不良のため出場登録を抹消された。 同外野手は15日阪神戦(ナゴヤドーム)の5回守備で下肢に違和感を覚え途中交代。同日まで21試合連続安打と好調を維持していた。7月の左脇腹痛によるリタイアに続き今季2度目の抹消。アルモンテに代わり、2年目の滝野要外野手(24)がプロ初昇格した。

◆広島鈴木誠也外野手(26)が豪快な中越え22号2ランを放った。3点を追う3回、1死一塁の第2打席。3ボールからの4球目だった。外寄りの149キロ直球を完璧に捉え、バックスクリーンまでかっ飛ばした。 「バッティングカウントだったので、割り切って打ちにいった結果、しっかり捉えることができました。援護点になってよかったです」。6試合ぶりの1発で1点差に迫った。

◆2試合ぶりにスタメンマスクを被った中日木下拓哉捕手がバットで見せた。 同点に追いついた後の2回1死一、二塁で広島先発床田の135キロツーシームを芯で捉え、左翼席上段へ勝ち越し4号3ランを放った。「積極的にいこうと思っていて、本塁打という最高の結果になりました」。正捕手候補がバットでも存在感を見せた。 ▽中日遠藤(2回1死一、三塁から同点左前適時打) 先に点を取られたので、すぐに追いつくことができて良かったです。

◆広島は初回に1点を先制。中日は2回に木下拓の4号3ランなどで勝ち越し。広島は3回に鈴木誠の22号2ランで追い上げた。 中日は3回以降、追加点を奪えない。広島は6回に1死二、三塁の得点機を逃し、4回から6回まで無得点。 中日は8、9回に2点ずつ追加。広島は9回に鈴木誠が23号3ランを放つも追い上げ届かず、中日が逃げ切り今季最長の6連勝。 中日ロドリゲスが3勝目、R・マルティネスが20セーブ目、広島床田が7敗。

◆広島鈴木誠也外野手が6月26日中日戦以来出場92試合ぶり、今季3度目の1試合2発を放つも、空砲に終わった 。3点を追う3回、1死一塁から中越えの22号2ランで1点差に。中日に終盤突き放され、5点を追う9回無死一、二塁から、またしてもバックスクリーンに飛び込む23号3ランで、2点差まで迫った。しかし主砲の5打点の奮闘も実らず、投手陣が計13被安打8失点と崩れた。佐々岡監督は2回に3ランを浴びた床田について「もったいない。あの1発だけ。(中継ぎは)ビハインドのところで、しっかり役割を果たしてほしい」と指摘した。引き分けを挟んで2連敗。借金は再び2桁に逆戻りとなった。 ▽広島鈴木誠(今季3度目の1試合2発。3回1死一塁の22号2ランについて)「バッティングカウントだったので、割り切って打ちにいった結果しっかり捉えることができました。援護点になってよかったです」 ▽広島床田(6回4失点で7敗目)「甘いところを全部打たれた。自分に勝ちがつけばチームが勝つ。どんな試合でも勝ちたい」

◆土壇場にヒヤリとしたが中日が今季最多の6連勝を飾った。5点差のリードで9回に5番手藤嶋が鈴木誠に23号3ランを被弾。しかし守護神R・マルティネスが4番松山から無失点で切り抜け、勝利を引き留めた。 6回途中で3失点の先発ロドリゲスから継投策へ。1点リードの6回1死一、三塁でバトンを受けた谷元がホームを踏ませず危機を脱出すると、3番手福も無失点で26HPをゲット。4番手祖父江も8回を4人無失点でリーグトップの27HPを挙げた。守護神へのリレーで、6回終了時にリードした展開では33連勝。祖父江は「こういう記録が続くのはいいこと。1試合でも伸ばせるようにチーム全員で戦っていきたい」と、喜んだ。 連勝街道をひた走り、中日の貯金は16年5月10日以来の「4」に。与田竜では最多貯金となり、3位阪神とのゲーム差1・5を守った。与田監督は「(数字が並ぶのは)いいこと。でもそこ(数字)と戦っているわけじゃない」。8年ぶりのAクラスへ、残り19試合へさらに気を引き締めた。【伊東大介】

◆中日が今季初の6連勝。0-1の二回に遠藤の適時打と木下拓の3ランで4点を奪い、逆転した。4-3の八回は高橋と遠藤の適時打で加点した。ロドリゲスが3勝目。広島は終盤に投手陣が崩れ、鈴木誠の2本塁打も実らなかった。

◆戦いの場を敵地・マツダに変えても、主導権を握られても、劣勢をはね返す力がある。中日・木下拓のひと振りが流れを一変させた。  「ツーシームかな。チャンスだったので積極的にいこうと思っていました」  先制の1点を許しながら、二回は遠藤の今季初タイムリーまでの3連打で、すぐさま同点に追いつく。なおも1死一、二塁で木下拓の出番だ。カウント1-1の3球目、広島・床田の内角低めに入り込んでくるツーシームを振り抜いた。左翼手は打球をフラフラと後退しながら見送るだけ。大飛球はそのまま左翼席へと消えていった。自身も「ホームランという最高の結果になりましたね」と納得顔だ。  だが、喜ぶのは一瞬だ。「気持ちを切り替えて守りをしっかりしていきたいと思います」と、女房役としての言葉を残してグラウンドへと飛び出した。  先発は初の広島戦登板で、約3週間の2軍降格を挟んで、8月29日の巨人戦(東京ドーム)から4連敗中というロドリゲス。三回に鈴木誠にバックスクリーンへの2ランを浴びて1点差に迫られるなど、再三、ピンチを招いたが、多彩な変化球を駆使してかわし、要所を断った。  勝って今季初の6連勝。さらに与田政権下初で、4年ぶりの貯金4。上り詰めてつかんだ2位のポジションを明け渡さぬよう、負けられない戦いは続いていく。(須藤佳裕)

◆中日は広島に8-6で勝利し、2016年5月10日以来の貯金4。連勝を今季最多、昨年9月3-8日以来となる「6」に伸ばした。与田剛監督(54)の主な一問一答は下記の通り。  --遠藤が先制打とダメ押し打  「名古屋でも2打席凡退のあとで二塁打を打っていたり。そういった意味では彼の状態が上がってくると(いい)。レギュラー取りの気持ちを持って精いっぱい戦ってほしいと思う」  --二回は木下拓の3ラン  「素晴らしかった。打った瞬間に行ったというホームランだったので。アイツも打撃の状態が上がってきたので、リードもそうですけど、かなり力をつけて、たくましいと思う」  --高橋が追い込まれてからしぶとく打った  「きのうに引き続き、彼の勝負強さがこの連勝の原動力になっている。みんなそういう状態になってきているので本当に欲しいところで点が取れたと思います」  --ロドリゲスの投球は  「まだ制球面では不安定なところがありますが、普段の練習からいろんなフォームに取り組んでいるので、きょうは初めての球場だったし、難しさはあったと思うんですけど、何とか勝ち投手になれたのでよかったと思う」  --アルモンテの状態  「これは分からない。日々、状態を見ていきながらになると思う。早い回復を願う。それだけですけどね」  10日では厳しい?  「それもはっきりと言えないけれども、だいたい一回、抹消すると10日で戻れるケガというのはそうそうない。早い回復を願うしか」

◆中日・木下拓太捕手(28)が「8番・捕手」で出場。同点の二回に左翼へ決勝の3ランを放った。  「狙いとかではなく、先制点を取られたあとだったので、何とか逆転をしてチームにいい流れを、と思って打席に立ちました」  二回に同点に追いつき、なおも1死一、二塁だ。カウント1-1の3球目、内角低めに入り込んでくるツーシームを振り抜き、左翼席にたたき込んだ。  10試合ぶりの、流れを呼び込む貴重な一発。数日前にラッキーアイテムを手に入れていた。散歩に出かけると、まな娘が道端に咲く四葉のクローバーを発見。プレゼントしてくれたという。「遠征に持ってきました。ホテルにあります。(活躍の原動力は)それしかないです!!」。家族の応援を受け、今季初の6連勝&4年ぶり貯金4に力を貸した。  「この9連戦はシーズン終盤で疲れがくるときなので、こうやって6連勝しているのはチームとしても大きい。あした、あさって、何とか勝てるように。あしたは柳が投げるので、何とか柳に勝ちがつくようにとは思っています」  ロドリゲスにも約2カ月ぶりの勝利をプレゼントした。女房役は先を見すえ、攻守で頼もしい活躍を続けていく。

◆広島は攻守がかみ合わなかった。床田は先制点をもらった直後の二回、3連打に失策が絡んで追い付かれ、木下拓には落ちる球を左越えに運ばれる3ランで勝ち越しを許した。1点を追う八回は小刻みな継投も実らず、2失点。九回も失点を重ね、その裏に鈴木誠のこの日2本目のアーチとなる3ランも及ばなかった。  佐々岡監督は「ビハインドの継投で役割をしっかりやってもらいたかった」と嘆いた。17日にも優勝の可能性が消滅する危機に直面した。(マツダ)

◆15日に負傷したアルモンテに代わって「7番・右翼」で先発出場した遠藤が二回に同点打、八回も右前適時打と2安打2打点で存在感を示した。途中出場が多く、数少ない先発の機会で好結果を残し「連勝中のいい流れに乗って自分も試合に入れた。積極的に打っていくことができた」と話した。  31歳で社会人の東京ガスから中日入りした6年目。与田監督は「レギュラーを取るという気持ちを持って精いっぱい戦ってほしい」と今後の活躍に期待した。(マツダ)

◆広島は引き分けを挟み2連敗を喫した。投手陣が13被安打8失点。佐々岡真司監督(53)の一問一答は以下の通り。  --先発の床田が6回4失点で今季7敗目  「もったいない。良い感じで入っていたが、二回の一発。そのあと立ち直った」  --菊池保、藤井黎がそれぞれ2失点と救援陣が崩れた  「(八回2死一、二塁で投入した中村恭は)3連投になるが粘ってくれたらと思った。ビハインドの継投で役割をしっかりやってもらいたかった」  --この日、野村が出場選手登録抹消  「コンディション不良」

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
61345 0.642
(↓0.007)
M8
(-)
20465
(+1)
343
(+2)
117
(-)
65
(-)
0.259
(↓0.001)
3.300
(↑0.01)
2
(-)
中日
50465 0.521
(↑0.005)
11.5
(↑1)
19369
(+8)
405
(+6)
59
(+1)
25
(+2)
0.249
(↑0.001
3.780
(↓0.02)
3
(-)
阪神
48475 0.505
(↑0.005)
13
(↑1)
20417
(+5)
398
(-)
98
(+1)
66
(+1)
0.247
(↑0.001)
3.570
(↑0.04)
4
(-)
DeNA
48495 0.495
(↑0.005)
14
(↑1)
18445
(+2)
405
(+1)
119
(+1)
25
(+1)
0.268
(-)
3.780
(↑0.02)
5
(-)
広島
405010 0.444
(↓0.005)
18.5
(-)
20442
(+6)
484
(+8)
97
(+2)
50
(+1)
0.265
(↑0.001
4.460
(↓0.02)
6
(-)
ヤクルト
36576 0.387
(↓0.004)
24
(-)
21406
(-)
509
(+5)
98
(-)
54
(-)
0.249
(↓0.001)
4.810
(-)