日本ハム(★5対7☆)オリックス =リーグ戦17回戦(2020.10.11)・札幌ドーム=
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ORIX
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日本ハム
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勝利投手:増井 浩俊(2勝2敗0S)
(セーブ:ディクソン(0勝3敗13S))
敗戦投手:上原 健太(1勝3敗0S)

本塁打
【日本ハム】中田 翔(28号・6回裏2ラン)

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◆オリックスは初回、安達の適時打で先制する。その後は、3回表に佐野、吉田正、杉本の適時打で一挙4点を奪うと、5-4で迎えた7回には安達が再び適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・増井が今季2勝目。敗れた日本ハムは、先発・上原が試合をつくれなかった。

◆日本ハム西川遥輝外野手(28)はここまで29盗塁で、2年ぶり6度目の30盗塁に王手。 シーズン30盗塁の回数は福本(阪急)の15度が最多で、6度は歴代9位タイ。日本ハムでは島田誠の6度に並んで球団最多になる。

◆オリックス佐野皓大外野手(24)が、今季初打点を挙げた。 1-0の3回2死二塁で日本ハム上原の直球を捉え、左中間への適時二塁打に。「思いきって振って行こうと思って打席に入っていました。タイムリーになってくれてうれしかったですし、気持ちよかったです」と、今季70打席目での初適時打を振り返った。 2回に今季16個目の盗塁を決めるなど、チーム屈指の俊足が持ち味。昨年まで両打ちだったが、オフに右打ちに転向。今年9月に再び、両打ちに挑戦していた。

◆日本ハム上原健太投手(26)が、4回途中5失点でKOされた。 1回、安達の中前適時打で先制点を献上。 3回2死二塁から、佐野に左中間を破る適時二塁打を打たれると、一、三塁からは吉田正に中前へポトリと落とされる適時打。続く杉本には右翼手大田のグラブをはじく2点適時二塁打を打たれ、一挙4失点を喫した。 4回のマウンドに上がり2死を奪ったものの、山足を内野安打で出塁させ、続く福田に四球と、一、二塁のピンチをつくったところで無念の降板。 前回2日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)に続き2試合連続で4回途中ノックアウトとなった。「実力不足です。野手が助けてくれていたにも関わらず、粘れなかったことがものすごく悔しいです」と肩を落とした。

◆首位打者と最多安打でリーグトップを走るオリックス吉田正尚外野手(27)が、3回に中前への適時打でチームの3点目をたたき出した。2-0の3回2死一、三塁で日本ハム上原の直球を中前に運んだ。「しっかりと振り抜けたことで、いいところに落ちてくれたんだと思います」と、俊足のセンター西川も追いつけなかったこの日の初安打を振り返った。 首位打者は日本ハム近藤やソフトバンク柳田、最多安打は楽天鈴木大らと争っている。

◆日本ハム上原、オリックス増井の先発。オリックスは1回、安達の適時打で先制。3回に4点を追加。増井は3回まで1安打投球。 オリックスは4回に好機をつくるも追加点ならず。日本ハムは6回、大田の2点適時二塁打、中田の28号2ランで1点差に迫った。

◆悩める4番日本ハム中田翔内野手(31)に28号2ランが飛び出した。 3点差に迫った6回1死二塁。代わったばかりのオリックス2番手荒西の4球目、低めに落ちていくスライダーを捉え左翼席へと運んだ。一時1点差とする1発に「がむしゃらにいきました。久々にホームランを打つことができて良かったです。まだ1点差あるので、なんとか追いついて、逆転できるように頑張ります」。 不振が続き10日オリックス戦では今季初めて5番へ降格したが、26打席ぶりの打点を記録するなど2本の適時打をマーク。不振脱出への兆しを見せていた。 9月23日西武戦(メットライフドーム)以来の本塁打は、本来の調子を取り戻すきっかけになりそうだ。

◆日本ハム上原健太投手が、序盤に捕まり3敗目を喫した。 1回に先制点を許すと、3回2死二塁から4連打を浴び4失点。味方の好守もあったが、リズムに乗れなかった。前回登板の2日ソフトバンク戦同様、4回途中で降板。今季ワーストタイ5失点で屈した。「実力不足です。野手が助けてくれていたのにもかかわらず、粘れなかったことがものすごく悔しいです」と猛省した。

◆日本ハム西川遥輝外野手(28)が最終回に意地を見せ、大台に到達した。 3点を追う9回2死三塁で、この日2安打目となる中前適時打。1ストライクからの2球目には軽々と二盗を決め、2年ぶり6度目の30盗塁をマークした。日本ハムのシーズン30盗塁6度は、島田誠に並ぶ最多となった。

◆日本ハムは序盤の大量失点をはね返せなかった。 先発上原が3回までに5失点を喫し、1点差に詰め寄った直後の7回は秋吉が1失点と投打の歯車もかみ合わなかった。最下位オリックスにカード負け越しとなり、再び今季ワーストの借金8。栗山監督は「こうやって嫌な思いをする試合がすごく多い中で、それをどうやって生かしていくのか」と、悔しさを押し殺して話した。

◆日本ハム西川遥輝外野手(28)が、2年ぶり6度目のシーズン30盗塁に到達した。11日、オリックス17回戦(札幌ドーム)の9回、適時打を放って出塁すると、続く平沼の2球目、悠々と二塁を陥れた。シーズン30盗塁は球団では島田誠の6度に並んで最多となったが「何個目とか、何度目とかもあんまり興味ないです」と、敗戦に言葉は少なかった。 過去3度の盗塁王を誇るスピードスターは、ベンチから「グリーンライト」(盗塁のタイミングは選手任せ)のサインが出るほどの信頼を得ているが、仕掛ける場面を重要視する。「今日で言ったら初回の(佐野の)スチールからの安達さんのヒットで(ホームに)かえれたという野球をやりたい」。この日、相手に先制を許した場面に触れ「そういうところの方が大事」と口にした。 昨シーズンは19個と激減したが、今季は順調に数字を積み重ねてきた。「しっかりスタートも切れていますし、走れているということはコンディションは悪くないということ」。今季盗塁企画数34回に対し、成功数は30回。成功率8割8分2厘は2ケタ盗塁をマークしている10選手中、3番目の高さを誇る。 2年ぶり4度目の盗塁王獲得へ、4個差でソフトバンク周東を追う。栗山監督は「100盗塁だったら『来たね、ハルキ』っていうけど、ここからでしょ」とその足にさらなる期待をかける。西川は「やっぱり勝てるように、盗塁だけではなくて、すべてに関して試合に勝てるようにやっていきたい」。残り22試合、まだまだ走り続ける。【山崎純一】

◆オリックス増井浩俊投手(36)が古巣・日本ハムからの初勝利を挙げ、12球団勝利に王手をかけた。 5回1/3を投げて3失点にまとめ、先発に転向後4試合目で今季2勝目。一塁大下や中堅佐野の体を張った好守に支えられ、5回まで1安打無失点だった。だが6回に先頭への四球絡みでピンチを招き、大田に2点適時打を浴びて降板。「先頭を出してしまったことで苦しくなった。大事なところで粘れなかったのは、本当に悔しい」。交代後はベンチで味方の勝利を祈り続けた。 日本ハム時代の4年前、不調に苦しむ守護神を先発でよみがえらせたのは栗山監督だった。優勝争いが大詰めを迎える終盤、先発の頭数が不足することを考えたチーム戦略が転向理由の1つ。さらに「長く現役を続けてほしい」と増井の野球人生を考慮し、抑えにこだわる右腕を説得した。自己最多10勝で、増井は日本一に貢献した。かつての本拠地・札幌ドームでの先発勝利は16年9月24日楽天戦以来だった。 来季、交流戦が再開してヤクルトに勝てば12球団制覇となる。「やりたいとは思いますけれどね。チャンスがあれば」。37歳を迎える来季も高い目標を掲げる。【堀まどか】

◆オリックス安達了一内野手が、今季2度目の猛打賞で先制、中押しの2打点を挙げた。 潰瘍性大腸炎を抱えながら攻守に貢献する正遊撃手は、首脳陣の配慮でナイター明けのデーゲーム休養などを挟みながらプレー。打率を2割9分5厘とし、初の年間3割も見えてきた。安達が「自分の出られる試合は全部勝ちたい」と言えば、中嶋聡監督代行も「出たときにああやって活躍してくれるというのはね、心強いです」と目を細めた。

◆日本ハム・中田翔内野手(31)が2試合ぶりに"定位置"の4番へ復帰した。10日のオリックス戦で今季初めて5番に入り、8試合ぶりの打点を挙げるなど4打数2安打2打点。六、八回に2打席連続適時打を放って打点を92に伸ばし、リーグトップの楽天・浅村に1差と迫った。  栗山英樹監督(59)は試合前、再び4番に置いたチームの主砲について「きょうがどういう状態になっているか。そこで自分の感じをつかんでくれれば、元に戻るかなと思っている」と不振からの脱出を願った。  今季残り23試合。指揮官は「大丈夫だよ。23連勝すればいいんだから」と意気軒高。まずはオリックスに連勝し、9月下旬の西武3連戦(メットライフ)以来、5カードぶりの同一カード3連戦勝ち越しを目指す。

◆日本ハム・中田翔内野手(28)が2-5で迎えた六回1死二塁から左越え28号2ラン。打点を94として、打点リーグトップの楽天・浅村に再び1差と迫った。本塁打は同じくリーグトップの浅村に2差で、打点と本塁打ともにリーグ2位。  中田は9月23日の西武17回戦(メットライフ)以来16試合ぶりの一発。楽天・浅村が11日の西武19回戦(楽天生命パーク)で30号ソロを放つなど、1本塁打2打点で95打点に伸ばした。

◆日本ハム・西川遥輝外野手(28)が九回2死で二盗を成功させ、2年ぶり6度目のシーズン30盗塁を決めた。  入団4年目の2014年から18年まで5年連続30盗塁以上。14、17、18年と盗塁王のタイトルを3度獲得している。昨季は19盗塁に甘んじたが、今季は開幕からコンスタントに盗塁数を増やしている。

◆オリックスが逃げ切った。一回に安達の適時打で先制。三回に佐野の適時二塁打などで4点を加え、1点差とされた直後の七回に安達の適時打で突き放した。増井が六回途中まで3失点で2勝目。日本ハムは上原が序盤で崩れた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
54395 0.581
(↑0.005)
-
(-)
22413
(+3)
343
(-)
108
(+1)
75
(+2)
0.243
(-)
3.170
(↑0.04)
2
(-)
ロッテ
53422 0.558
(↓0.006)
2
(↓1)
23392
(-)
400
(+3)
75
(-)
74
(-)
0.239
(↓0.001)
3.940
(↑0.01)
3
(-)
楽天
47464 0.505
(↑0.005)
7
(-)
23452
(+8)
423
(+2)
99
(+3)
55
(+1)
0.258
(↑0.001)
4.190
(↑0.02)
4
(-)
西武
45473 0.489
(↓0.006)
8.5
(↓1)
25391
(+2)
433
(+8)
93
(-)
62
(-)
0.240
(↓0.001)
4.370
(↓0.03)
5
(-)
日本ハム
43514 0.457
(↓0.005)
11.5
(↓1)
22412
(+5)
426
(+7)
78
(+1)
58
(+2)
0.252
(↓0.001)
3.960
(↓0.03)
6
(-)
ORIX
37546 0.407
(↑0.007)
16
(-)
23375
(+7)
410
(+5)
73
(-)
78
(+3)
0.251
(↑0.002
4.030
(↓0.01)