1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | 0 |
広島 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | X | 3 | 7 | 0 | 0 |
勝利投手:森下 暢仁(8勝3敗0S) (セーブ:フランスア(2勝3敗12S)) 敗戦投手:スアレス(4勝2敗0S) |
広島戦チケット予約 | ヤクルト戦チケット予約 |
◆広島は初回、松山の適時打で1点を先制する。そのまま迎えた5回裏には、1死満塁の好機から宇草の2点適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・森下が6回4安打無失点の好投で今季8勝目。敗れたヤクルトは、打線が5安打無得点と振るわなかった。
◆広島が1回に松山の左前打で先制。先発森下は1回無死満塁を無失点で切り抜け、3回まで2安打4三振無失点の立ち上がり。 広島は5回に1死満塁から宇草の中前打で2点を追加。先発森下は6回1死満塁を連続三振で無失点で切り抜け、降板となった。 広島が継投で逃げ切り、連敗を止めた。森下が8勝目。フランスアが12セーブ目。ヤクルトはスアレスが2敗目。
◆ヤクルトが2度の満塁のチャンスで無得点に終わり、今季7度目の完封負けを喫した。 初回は無死満塁で4番村上が空振り三振。さらに青木、中山も凡退。6回にも1死満塁から無得点で、広島森下に3敗目。村上は通算9打数無安打4奪三振と苦手にしている。 高津監督は「今日はもう初回。大きなポイントだった。1点でも2点でも取っていれば、また違った展開になった」と悔やんだ。
◆新人王をグイッと引き寄せた。広島森下暢仁投手(23)が6回無失点の力投で8勝目を手にした。最初から最後まで、丁寧かつ大胆に攻めた。1回に不運な安打も重なり、いきなり無死満塁のピンチを招いたが「ゼロで抑えたい気持ちでした。抑えたら雰囲気が良くなるなと思った」。4番村上を空振り三振、ベテラン青木は三ゴロに打ち取り、最後は中山を150キロ直球で空振り三振に切った。 新人ながら、要所を理解している。まずは立ち上がりだ。長いイニングを投げることを意識したマウンドでも、1回だけで29球。2週続けて対戦となったヤクルト相手に慎重を期した。今季15試合に登板して1回に失点した試合は2度しかなく、11試合連続で1回を無失点で滑り出す。先制点を与えぬ投球が安定感につながっている。 ピンチでは、より集中力が研ぎ澄まされる。1回に続き、3点差の6回は1死満塁を迎えた。代打宮本にはフルカウントから捕手のサインに2度首を振り、低めカットボールで空を切らせた。続く西浦には直球を3連投。見逃し三振を奪った。被打率2割3分9厘は、得点圏では被打率2割2分5厘に下がる。巨人菅野(得点圏被打率2割1分8厘)にも引けをとらない。特に今季10度迎えた満塁では1安打しか打たれておらず、7三振を奪っている。 新人王を争う巨人戸郷に並ぶ8勝目。規定投球回に到達し、奪三振率9・49は、リーグ奪三振王の中日大野雄の9・25を上回る。新人王へ大きな1歩となる勝利にも「1試合1試合結果を出してつかみ取れればいい」と冷静だ。すべてに新人離れした右腕が、チームの連敗を止めた。【前原淳】 ▽広島佐々岡監督(2度の満塁のピンチがありながら無失点の先発森下に)「本当に並大抵のことではないと思う。いい心臓を持っていると思う。初回も、6回も気持ちの入りようが素晴らしい。本当にナイスピッチングとしか言いようがない。本当に気持ちの強い子だなと思う」
◆ヤクルト・中村悠平捕手(30)が「8番・捕手」で先発出場し。約1カ月ぶりのスタメン復帰となった。 プロ12年目の今季は、開幕日の6月19日に上半身のコンディション不良を訴え、翌20日に出場選手登録を外れた。約2カ月のリハビリを経て8月20日に昇格したが、9月9日の広島戦(マツダ)の三回に、本塁に突入した走者と自身の左脚が交錯。翌10日に再び出場選手登録を抹消され、前日10月9日に出場選手登録をされていた。
◆ヤクルトの先発、アルバート・スアレス投手(31)は、5回86球を投げ6安打3失点。一回2死二塁から松山の左前適時打で先制を許した後は、相手に流れを渡さず好投していたが、五回だった。 1死から堂林に左前打とされると、続く菊池涼に四球を与える。一、二塁から森下の投前の犠打を三塁へ送球するも、判定はセーフに(記録は犠打野選)。1番・宇草に中前2点打を浴び、リードを広げられた。 「状態は良く、全体的に良いピッチングはできたと思う。五回に宇草にタイムリーを許したところが反省点であり、とても悔しいです」と助っ人右腕。9月26日の阪神戦(神宮)以来となる5勝目は、お預けとなった。
◆レギュラーシーズンも残り約1カ月。2度の長期離脱をした男が、帰ってきた。選手会長で正捕手の中村が「8番・捕手」で約1カ月ぶりにスタメン復帰。扇の要に座った。 「故障した箇所の回復と、とにかく早く1軍に復帰できるように心掛けました。最善の努力をしました」 プロ12年目は、山あり谷ありのシーズンだ。開幕日の6月19日に上半身のコンディション不良を訴え、翌20日に出場選手登録を外れた。約2カ月間のリハビリを経て8月20日に昇格したが、9月9日の広島戦(マツダ)の三回の守備で、本塁に突入してきた走者と左脚が交錯。翌10日に登録を外れ、再びリハビリ生活に入った。 「1軍の試合をテレビ観戦することでいろいろな気持ちが出てきて、『いつまでもリハビリをしていては駄目だ。本来の活躍する場所ではない』と考えていました」 悔しさを抱えながらも前を向き、前日9日に昇格を果たした。そして、この日は三回の守備で二盗を試みた宇草を自慢の強肩で刺すと、五回の攻撃では復帰後初安打となる左前打を放った。(赤尾裕希)
◆ヤクルトはまたもルーキー森下に封じられた。一回はエスコバーの安打から無死満塁と攻めたが、村上が速球に空振り三振を喫するなど後続にあと1本が出なかった。高津監督は「4、5、6番で返せなかったのは大きなポイント。1点でも取れていたら違う展開だった」と悔しがった。 森下には4戦勝ちなしの3敗目で、前週の3日に続いて無得点。高津監督は「対策をしていないわけではないが、うまくいっていない」とため息をついた。
◆2度の絶好機を逃し、今季7度目の零敗を喫した。一回無死満塁で村上が空振り三振に倒れるなど、無得点に終わると、六回1死満塁でも無得点。広島先発・森下には4試合27イニングで3得点と封じられており、高津監督は「対策をしていないわけではないけど、うまくいってない。先に点がほしかったのは間違いない」と渋い表情だった。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
60 | 30 | 4 | 0.667 (↑0.004) | M12 (↑2) |
26 | 448 (+7) | 321 (+1) | 115 (+1) | 61 (+2) |
0.261 (↑0.001) | 3.280 (↑0.03) |
2 (-) |
阪神 |
46 | 44 | 5 | 0.511 (↓0.006) | 14 (↓1) |
25 | 403 (+3) | 383 (+5) | 95 (-) | 65 (-) |
0.247 (↓0.001) | 3.590 (↓0.01) |
3 (1↑) |
DeNA |
45 | 47 | 5 | 0.489 (↑0.005) | 16 (-) |
23 | 420 (+5) | 389 (+3) | 109 (+3) | 23 (+1) |
0.268 (-) | 3.830 (↑0.02) |
4 (1↓) |
中日 |
44 | 46 | 5 | 0.489 (↓0.005) | 16 (↓1) |
25 | 339 (+1) | 392 (+7) | 56 (-) | 23 (+1) |
0.247 (-) | 3.880 (↓0.03) |
5 (-) |
広島 |
38 | 48 | 9 | 0.442 (↑0.007) | 20 (-) |
25 | 419 (+3) | 458 (-) | 93 (-) | 47 (+1) |
0.265 (↓0.001) | 4.450 (↑0.04) |
6 (-) |
ヤクルト |
35 | 53 | 6 | 0.398 (↓0.004) | 24 (↓1) |
26 | 391 (-) | 477 (+3) | 93 (-) | 54 (-) |
0.249 (↓0.001) | 4.720 (↑0.02) |
コメント