広島(★1対3☆)DeNA =リーグ戦20回戦(2020.09.27)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
2000000013701
広島
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勝利投手:大貫 晋一(7勝4敗0S)
(セーブ:三嶋 一輝(1勝1敗11S))
敗戦投手:中村 祐太(0勝2敗0S)

本塁打
【DeNA】梶谷 隆幸(15号・1回表ソロ)
【広島】松山 竜平(5号・7回裏ソロ)

  DAZN
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◆DeNAは1回表、梶谷の今季4本目となる先頭打者本塁打などで幸先良く2点を先制した。投げては、先発・大貫が7回途中3安打1失点の好投。その後は3投手の無失点リレーで逃げ切り、大貫は今季7勝目を挙げた。敗れた広島は、打線が散発の3安打と振るわなかった。

◆今季の広島鈴木誠也外野手(26)はデーゲーム15試合で61打数21安打、打率3割4分4厘。特にマツダスタジアムのデーゲームは出場全試合で安打を記録するなど、19打数9安打、打率4割7分4厘の好成績を残している。

◆DeNAアレックス・ラミレス監督(45)が「半沢直樹」のように、あきらめずに前へ突き進むことを誓った。 試合前にオンライン取材に対応。27日に最終回を迎えるTBS系の人気ドラマ「半沢直樹」については「残念ながら知りません」としたが、劇中で半沢が不利な状況に追い込まれながら、逆転してやり返す展開が人気を得ていると聞くと「ドラマについては分かりませんが、スポーツに関しても当然、常に前向きで、ファイティングスピリットを持って、前に突き進むことは重要だと思います」とうなずいた。 シーズンも最後まであきらめず、戦い抜く決意だ。

◆DeNA梶谷隆幸外野手(31)が、15号となる先頭打者本塁打を放った。 1回無死、広島先発中村祐に対し、フルカウントからの7球目、低め130キロを完璧に捉え、右中間席最前列に運んだ。19日巨人戦(横浜)以来となる1発に「最高です! 打ったのはスライダーです。逆方向に合わせていましたが、うまく引っかかってくれました」と喜んだ。

◆DeNAが梶谷の15号先頭打者本塁打で先制。さらに内野ゴロで1点を追加。先発大貫は3回まで1安打無失点の立ち上がり。 DeNA大貫は6回1死一、二塁を切り抜け、中盤6回まで2安打無失点。広島中村祐は6回2失点で降板となった。DeNAが逃げ切り、連勝。大貫が7勝目を挙げ、2年連続で広島戦のシーズン勝ち越しを決めた。広島は連敗。広島中村祐は2敗目。

◆キャリアハイ、いただいたわよ! DeNAの2年目右腕・大貫晋一投手(26)が、昨季を上回る自己最多の7勝目を挙げた。 変化球を低めに集める持ち味の投球で6回2/3を85球、3安打1失点。TBS系人気ドラマ「半沢直樹」のファン。片岡愛之助が演じる金融庁検査官で主人公半沢の宿敵となる「黒崎検査官が好き」という右腕が、27日夜の最終回の放送を前に「球」をしっかり握って投げるチェンジアップを軸に相手の急所を攻め、顧客(ファン)のハートを黒崎並に「わしづかみ」。チームに貯金1をもたらした。 自己最多となる7つめの勝利球を握り締めた大貫が笑顔を見せた。「シーズン前から昨年以上の成績を目標にしていたので、達成できてすごくうれしいです。野手のみなさんに助けていただいて感謝の気持ちでいっぱいです!」。 「半沢直樹」に登場する黒崎ほど強くはないが「球」を握るように投じるチェンジアップが切り札となった。これまで落ちる球にスプリットを使っていたが「ピッチングに緩急がないと感じていて、投球に奥行きをつける意味でも使いました」という。チームには浜口ら使い手も多い球種で「いろんなピッチャーに聞きながら、試行錯誤して自分の形にしました。(握りは)あんまり挟みすぎないようにしています」という。奪三振2つはチェンジアップ。「三振が欲しい場面や、それでカウントをとれれば。満足しています」とうなずいた。 社会人経験もある右腕は、昨冬にオーストラリアリーグへの"出向"も経験。左打者へのカットボールを磨いて帰ってきた。開幕ローテにこそ入っていなかったが、チームトップの7勝目を挙げる活躍。ラミレス監督も「今日でキャリアハイ。このペースなら10勝も狙える。セのどこのチームにもすごくいいピッチングをしているし、完全にローテーションで機能しているね」と最大級の評価を与えた。 「半沢直樹」は放送を終えるが、シーズンはこれからも続く。黒崎好きの大貫が「球」をがっちりと握り締め、チームにさらなる利益をもたらしていく。【鈴木正章】 ◆急所づかみ ドラマ「半沢直樹」で、片岡愛之助が演じるオネエ言葉の金融庁検査局主任検査官の黒崎駿一が繰り出す"必殺技"。指示に対して難色を示したり、行動に不手際のある男性部下に対し、股間を思い切りつかみあげ、顔を近づけて念を押す。

◆DeNA1番梶谷隆幸外野手が、攻守で大貫の7勝目をアシストした。1回、広島中村祐から今季4本目の先頭打者弾となる15号ソロを放ち「最高です! 逆方向に合わせていましたが、うまく引っかかってくれました」。 2回無死一塁の守備では松山の中堅左へのライナー性の打球をジャンピングキャッチ。「追いかけている最中も飛んだ時も、捕れるとは思わなかった。本当にギリギリのプレーでした」と振り返った。 ▼DeNAラミレス監督(梶谷が2回に超美技)「今年1番の素晴らしいキャッチ。自分の現役時代を思い出したよ。レフトを守っている時のね(笑い)」

◆DeNA1番梶谷隆幸外野手が、攻守で大貫の7勝目をアシストした。1回、広島中村祐から今季4本目の先頭打者弾となる15号ソロを放ち「最高です! 逆方向に合わせていましたが、うまく引っかかってくれました」。 2回無死一塁の守備では松山の中堅左へのライナー性の打球をジャンピングキャッチ。「追いかけている最中も飛んだ時も、捕れるとは思わなかった。本当にギリギリのプレーでした」と振り返った。 ▼DeNAラミレス監督(梶谷が2回に超美技)「今年1番の素晴らしいキャッチ。自分の現役時代を思い出したよ。レフトを守っている時のね(笑い)」

◆広島が2連敗で、DeNA戦の2年連続負け越しが決まった。先発中村祐が自身2戦連続となる先頭打者本塁打を被弾。新打線も機能せず、守備面にもほころびが出た。今季の低迷を象徴する敗戦で、借金は今季ワーストの「13」に膨らんだ。1万5268人が大きく沸くこともなく、試合は2時間54分で幕を下ろした。プレーボール直後に先制点を許し、終盤に追い上げても中継ぎ陣が踏ん張れない。入場制限が緩和されたマツダスタジアムでも、これまでの焼き増しのような戦いで週末のデーゲームを連敗。観客のため息とともに、2年連続でのDeNA戦負け越しが決まった。 出だしからつまずいた。先発中村祐が前回20日ヤクルト戦に続く、先頭打者本塁打を被弾。さらに長打から2点目を失った。2回以降は踏ん張って6回まで追加点を許さなかったが、前回と同じ失敗で2敗目を喫した。佐々岡監督は「前回もそうだった。2回以降は立ち直ってくれた。それを初回から出して欲しい」と課題克服を求めた。 前回プロ初完投を許した大貫に、打線は3選手を入れ替え、打順を並べ替えた。相性や調子から判断した打線は機能せず、劣勢では策も打てないままイニングを重ねた。6回1死一、二塁から上位に並べた野間、田中広がともに凡退。7回に松山がソロで大貫をマウンドから引きずり下ろすも、反撃ムードは上がらない。9回には3番手の塹江が2四球などで2死満塁として坂倉の捕逸で失点。打線は17イニング連続適時打なしで静かに試合を終えた。 借金は今季ワーストの13にまで膨らんだ。シーズンは終盤も、広島はまだ37試合を残している。入場制限は緩和されたばかりで、カープの野球を楽しみにするファンは多くいる。倍返しは無理でも、見る者の胸をスカッとさせる試合やプレーを1つでも多く見せる義務はある。【前原淳】

◆広島会沢翼捕手が1軍に復帰した。10日のヤクルト戦の守備でファウルをマスク越しに受け、翌11日に出場選手登録を抹消された。 17日ぶりに戦線復帰を果たした。この日、出場機会はなかったものの、佐々岡監督は「まったく問題ない。上に上がってきたので、試合に使いたい」とチームの柱に期待した。

◆DeNAは、2点差以内での試合の連敗を9でストップ。アレックス・ラミレス監督は、僅差での勝利に「初回に2点を取ったときは今日はかなり点が取れると思ったが、なぜか相手がそこから立ち直りいい投球をされた。大貫の素晴らしい投球のおかげで勝てた」と目を細めた。  終始笑顔の指揮官は、「忘れてはいけない、ここで必ず言いたかった」と二回に左中間への飛球を横っ飛びで好捕した梶谷の美技を自ら話題に出して絶賛。「僕の現役時代のことを思い出したよ。レフトで捕れないなと思った打球を全部(中堅手に)捕ってもらっていたよ」とジョークまで飛び出し、最後までご機嫌でオンライン会見を終えた。

◆DeNAが接戦を制し、2年連続の広島戦勝ち越しを決めた。一回に梶谷が先頭打者本塁打を放ち、ソトの二塁打を足場に加点。低めの制球がさえた大貫は七回途中1失点で、新人だった昨季を上回る7勝目。広島は借金13に膨らんだ。 ラミレス監督(梶谷の好捕に) 「現役時代の自分を思い出す。守れない分、中堅手がよく飛び込んでくれていた」

◆梶谷が一回に右中間席へ今季4本目の先頭打者弾。1977年の山下大輔、2007年の仁志敏久の球団記録まで1本に迫り「最高です。うまく引っかかってくれた」と15号ソロを振り返った。二回の中堅守備では左中間への飛球を横っ飛びで好捕。ラミレス監督は「今年一番のプレー」と絶賛し「現役時代の自分を思い出す。左翼で(自分が広く)守れない分、中堅手がよく飛び込んでくれていた」と笑った。

◆細身の体格から「ハマの豆苗」の愛称を持つDeNA・大貫晋一投手(26)が、七回途中まで投げて3安打1失点。ひょうひょうと85球で最少失点に切り抜け、チーム単独トップ、新人だった昨季を上回る自己最多、リーグ4位タイの7勝目を挙げた。  「シーズン前に、昨年以上の成績を残すことを目標に掲げていたので達成できてうれしい。野手の皆さんに感謝でいっぱいです」。細かくボールを動かし打たせて取る、持ち前の投球で20アウト中9個が内野ゴロ。5日にプロ初完投勝利を飾った敵地で、またも広島打線を手玉に取った。  進化している。威力を発揮してきたツーシーム、カットボールではなく、右腕がこの日「一番良かった」と決め球にしたのはチェンジアップ。今春の2軍調整時から温めていた新球だ。  社会人の新日鉄住金鹿島時代にはうまく使いこなせなかったが、今永、浜口ら同僚の使い手にも助言を仰ぎ、投げ方や握りを工夫した。「最後はオリジナルですね」と納得の一球をつくり上げ、今季13試合目で"解禁"。六回1死一、二塁のピンチでは野間、田中広をこれで仕留めた。  開幕ローテーションを外れた2年目右腕が、今やチームの勝ち頭。規定投球回には達していないが、防御率2・36はリーグ3位相当の数字だ。2桁勝利も視界に入る"豆苗右腕"が、その芽をグングン伸ばしている。(浜浦日向) 7勝目の大貫にDeNA・ラミレス監督 「大貫の素晴らしい投球のおかげで勝てた。このペースならば、10勝できないこともない」 大貫に2連敗を喫した広島・朝山打撃コーチ 「ある程度ゾーンを上げて、ポイントを前でと言ったが、(バットの)芯で捉え切れなかった。ゴロアウトが多かった」

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
53264 0.671
(↑0.004)
M24
(↑1)
37395
(+5)
280
(+1)
103
(-)
51
(+1)
0.260
(↑0.001)
3.260
(↑0.02)
2
(-)
阪神
41394 0.513
(↑0.007)
12.5
(-)
36360
(+9)
336
(+3)
86
(+1)
53
(+1)
0.246
(↑0.002)
3.550
(-)
3
(-)
DeNA
41405 0.506
(↑0.006)
13
(-)
34366
(+3)
333
(+1)
88
(+1)
21
(-)
0.268
(↓0.001)
3.700
(↑0.03)
4
(-)
中日
39425 0.481
(↓0.007)
15
(↓1)
34298
(+1)
354
(+5)
51
(-)
20
(-)
0.245
(-)
3.850
(↓0.02)
5
(-)
広島
31448 0.413
(↓0.006)
20
(↓1)
37357
(+1)
407
(+3)
83
(+1)
34
(-)
0.263
(↓0.002)
4.530
(↑0.03)
6
(-)
ヤクルト
32466 0.410
(↓0.006)
20.5
(↓1)
36356
(+3)
422
(+9)
83
(-)
48
(+1)
0.252
(-)
4.630
(↓0.05)