1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 11 | 0 | 1 |
広島 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | X | 5 | 10 | 1 | 1 |
勝利投手:床田 寛樹(2勝6敗0S) 敗戦投手:井納 翔一(6勝5敗0S) 本塁打 |

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◆広島が連敗を4で止めた。広島は2回裏、ピレラの適時打で先制する。その後は、3回に田中広が2ランを放つと、6回には松山と大盛の適時打で2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・床田が7回1失点の好投で今季2勝目。敗れたDeNAは、打線が9残塁とつながりを欠いた。
◆阪神と23日まで甲子園で対戦していたDeNAは濃厚接触者に当たる選手・関係者がいないため、現在のところPCR検査を行う予定はないという。 広島戦前に取材に応じたラミレス監督は「誰が感染しているか目で見えるわけではないので、気を付けるにも限界はある。状況に合わせてやっていくだけだと思います」と話した。
◆DeNA佐野恵太内野手(25)が、13号ソロを放った。 3点を追う4回1死、広島先発床田の5球目、内角低め145キロを右中間席最前列に運んだ。19日巨人戦(横浜)以来となる1発に「打ったのはストレートです。自分のスイングで力強く捉えることができました。風にもうまく乗ってくれました」と笑顔で話した。
◆広島が2回にピレラの適時二塁打で先制。3回は田中広の6号2ランで加点。先発床田は3回2安打5三振で無失点の立ち上がり。 DeNAが4回に佐野のソロで1点を返すも、広島は6回に松山の適時二塁打などで2点を追加。DeNA井納は5回0/3で降板。 広島が逃げ切り、連敗を4で止めた。先発床田は7回1失点自己最多9奪三振で約2カ月ぶり2勝目。DeNA先発井納は5敗目。
◆広島ホセ・ピレラ外野手(30)が2回に先制打を放った。 2回1死二塁からDeNA先発井納の初球、外角スライダーに食らいつき右中間にはじき返した。二塁から先制の走者を返す適時二塁打で、チームに3試合ぶりの先制点をもたらした。「チャンスだったので初球から積極的に打ちにいきました。チームにとっていい先制点になったね」。15日中日戦から記録した6安打はすべて打点付きと勝負強さが光る。
◆広島鈴木誠也外野手(26)が7月19日ヤクルト戦以来、出場56試合ぶりの猛打賞を達成した。 2回先頭から左前打で出塁し、ピレラの先制打につなぐと、6回にも左前打を放ち、松山の適時二塁打で生還。7回にはこの日3本目の左前打で、4試合ぶりに打率を3割に乗せた。佐々岡監督は「4番としての責任感が強い男。いろいろ悩んでいる中で、これで吹っ切れてやっていってほしい」と期待した。
◆広島床田寛樹投手が7回1失点、自己最多9奪三振の力投で、今季2勝目を挙げた。最速149キロの直球を軸に、ストライク先行の投球でDeNA打線をねじ伏せた。7月11日中日戦以来、2カ月半ぶりの勝ち星に「正直ホッとしています」。チームの連敗を4で止め「僕が負けていつも誰かが止めてくれていた。今度は自分が止められるようにと思っていた」と振り返った。 圧巻の「見逃し」奪三振ショーを展開した。5回、先頭の梶谷を手始めに、ソト、オースティン、そして4回先頭の佐野といずれも低めの真っすぐで、4者連続の見逃し三振を奪った。1死満塁と最大のピンチを迎えた7回は、ソトを低めの変化球で併殺に仕留め、先発の役割を果たした。 昨季は7勝を挙げた左腕も、今季は試合前まで1勝6敗。不振から2軍落ちも経験した。これまでブルペンではイニングを指定して投げていたものを、初回から「通し」で球数を投げ込んだ。出力増を目的に、遠投を取り入れるなど、試行錯誤を繰り返してきた。 本拠地では入場制限が緩和された初日。今季最多1万5035人が駆けつけた試合で久々の快投だった。佐々岡監督は「春先は期待している中で、ふがいない投球をしていた。今日みたいな投球ができることを自信にして頑張っていってほしい」とたたえた。苦しみを味わった分、ここから巻き返す。【古財稜明】
◆3戦連続の1番で出場した広島田中広輔内野手が値千金の6号2ランで連敗ストップに貢献した。 1点リードの3回。投手床田を一塁に置いて、DeNA井納の外角直球をたたいて右翼席に放り込んだ。「走者を進める気持ちでしっかり捉えることができました」。22日からは1番に復帰。9月は月間打率3割5分4厘と好調を維持する。
◆DeNAが終盤の反撃も及ばず、またも接戦に敗れて借金1とした。これで今季2点差以内の試合は13勝24敗の勝率3割5分1厘。昨季は35勝31敗の勝率5割3分だっただけに、今季は粘り強さを欠く。 象徴的な場面は、2点を追う5回だった。先頭の9番井納が中前打で出塁も、1番梶谷、2番ソト、3番オースティンが見逃し三振。6回先頭の4番佐野まで4者連続の見逃し三振に倒れた。広島先発床田の内容も良かったが、ラミレス監督が常に積極的なスイングを求めているだけに、もったいない結果となった。広島が3回、同じく9番床田が左前打で出塁し、1番田中広の2点本塁打につなげただけに、対照的な結果となってしまった。 相手を上回る11安打も、あと1歩及ばず。ラミレス監督は「(7回)1死満塁から(ソトの)ダブルプレーだったり、得点圏で得点できればよかったが、これは仕方のないこと」と淡々。それでも9回2死から敵失に乗じてソトが2点適時打をマーク。1発が出れば同点の場面でオースティンは空振り三振に終わったが、指揮官は「ああいう攻撃ができたのは、明日以降にいい流れがくる」と前を向いた。 84試合終了時で逆転勝ち12に対し、逆転負けは18。昨季の同時期は逆転勝ち14で逆転負け17とほぼ同じだが、最後は逆転勝ち27、逆転負け27まで数字を伸ばした。あと36試合。「逆転のDeNA」らしい粘り強さを見せたい。【鈴木正章】
◆広島の本拠地、マツダスタジアムで25日、規制緩和後初めて公式戦が行われた。球団は入場者数の上限を5000人から収容人数の50%の1万6500人に設定。これまで使われていなかった三塁側パフォーマンス席を開放した。 選手会長の田中広は「ファンの声援は力になるし、見られている方が緊張感がある。応援は力になるのですごく頼もしい」と感謝した。
◆大きく弧を描く、美しいフォロースルーが決まった。DeNAの4番・佐野が13号ソロを放った。 「自分のスイングで力強く捉えることができた。風にもうまく乗ってくれました」 3点を追う四回、1死走者なし。三回まで5奪三振を記録するなど勢いのあった広島先発・床田に対して、カウント3-1からの5球目、低めの直球を狙いすましたように迷いなく振り抜いた。鮮やかな放物線は右翼席に着弾。この日から観客数の上限が緩和されたマツダスタジアムが、静まり返った。 "4番の哲学"を実践した。現役時代に4番の経験豊富なラミレス監督は今季、新4番に任命した佐野に対して求めてきた打撃があった。「3-0とか、打者有利のカウントでストライクを取りに来た球を積極的に狙っていい。それが4番の打撃だ」。まさに教え通りの一発。若き4番は着実に成長を遂げている。 21-23日の前カード(甲子園)で対戦した阪神がこの日、1軍選手ら複数人の新型コロナウイルス感染を発表。球界で感染が広がり始めているが、ラミレス監督は「これに関しては、どれだけ気をつけても限界がある。感染者が目に見えるわけではないので。その時の状況に合わせてやっていくしかない」と最善の対策を講じ、最後まで戦い抜く考えを示した。(浜浦日向)
◆DeNAは、広島戦今季3勝負けなしだった先発の井納翔一投手(34)が六回途中7安打5失点で黒星。打線も床田、塹江、フランスアの前に12三振を喫した。これで、2点差以内の試合は引き分けを挟んで9連敗。接戦に弱く、再び借金生活に転落となった。ラミレス監督の主な一問一答は以下のとおり。 --安打は出ていたが 「1アウト満塁で併殺、走者を置いた場面でも、そこで得点していたら違ったと思うが、それも仕方ないかなと」 --先発の井納は 「そんなに悪くはなかった。直球も走っていたし、それぞれの球種の精度もよかった。ただ、(三回に6号2ランを浴びた)田中には3ボールでストライクを取りにいって打たれてしまった」 --今季5度目の広島戦登板だったが 「対戦が多くなっていることよりも、やはり相手が待っているところに投げてしまい、要所で打たれてしまったことかな」 --佐野がマツダスタジアムでは好相性 「誰にでもそういう球場はあって、彼はそれがマツダなのかな。マツダで本塁打は初めてですが、左投手からも何本も打っていて、すごくいい」 --接戦をものにできない 「これは野球では起こりうること。きょうは最後に(相手の)エラーが出て、その隙をついて2点を取れた。最後にああいう攻撃を見せられて、明日に向けていい流れができたと思う」
◆広島が連敗を4で止めた。規制緩和後初の本拠地ゲームで勝利。試合後の佐々岡真司監督(53)の一問一答は以下の通り。 --床田が7回8安打1失点で今季2勝目(6敗) 「初回を見て、真っすぐが走っていたので違うものを見せてくれるんじゃないかと思った。真っすぐに強さがあって、しっかり投げ切れていた。春先から期待しているが、きょうのようなピッチングをしてほしい。次のピッチングが大事。自信にして頑張ってほしい」 --1-0の三回には田中広が6号2ラン 「調子が上向いている。1番(打者)で良い働きをしてくれている」 --鈴木誠も3安打 「4番として責任感が強いと思う。いろいろ悩んでいる中、これで吹っ切れてほしい」 --規制緩和後初めての本拠地ゲーム 「改めて、ファンの声援が選手の力になっている。ファンの皆さんにいい試合を見せられるようにまたあすから頑張ります」
◆5敗目となったDeNAの井納は、今季このカード5度目で初黒星を喫した。二回にピレラ、六回に松山に浴びた適時二塁打はともに初球。対戦の多さから駆け引きの難しさを語っていた中で攻略を許し、5回0/3を5失点で降板し「10連戦の頭。一人でも多く投げたかった。申し訳ない」と唇をかんだ。 2点差以内の接戦は9連敗(2分け挟む)。ラミレス監督は、九回2死から失策に乗じて2点を返したことに「最後の攻撃はあす以降にいい流れをもたらすはずだ」と収穫と捉えた。
◆今季最多1万5035人が入った規制緩和後初の本拠地ゲームでハマ打線をねじ伏せた。広島が連敗を4でストップ。床田がお立ち台で胸をなでおろした。 「正直、ホッとしている。自分の力以上のものを出せた」 150キロに迫る直球を軸に自己最多9三振を奪うなど、今季最長の7回を114球8安打1失点の力投。自身の連敗を5で止め、7月11日の中日戦(ナゴヤドーム)以来6試合ぶりの今季2勝目をつかんだ。 8月に約1カ月間、2軍再調整を命じた佐々岡監督は「きょうみたいな投球をしてほしい」と復調を期待。左腕も「序盤はふがいない投球が続いていた。少しずつ返していきたい」と誓った。大瀬良が今月16日に右肘の手術を受けて今季絶望の状況。深刻な先発陣の駒不足の中、昨季7勝の左腕が復活ののろしを上げた。 (柏村翔)
◆再び借金生活に転落した。広島戦今季3勝負けなしだった先発の井納が、六回途中7安打5失点で5敗目。「序盤から流れを相手に与えてしまい、回の途中で降板することになり申し訳ない」と肩を落とした。今季5度目の広島戦登板だったが、ラミレス監督は「それよりも、相手の待っているところに投げて本塁打を打たれてしまった」と課題を口にした。
◆広島がDeNAに逆転負けを喫した。試合後の佐々岡真司監督(53)の一問一答は以下の通り。 --先発のD1位・森下(明大)が7回11安打4失点で今季3敗目(6勝) 「制球ができていない。真っすぐ、チェンジアップにしても苦しい。ランナーを出しながらも七回まで投げさせた。勝ちが付くという感じはあったが、打線がね...」 --七回は続投 「(勝利投手の)チャンスがある以上は、球数ももう少しいけるという判断をした。勝ち投手の権利を取らせてあげたかった」 --新人王の有力候補である 「サポートするのは当然のこと。無理はできないけど、チャンスがあるというところ。勝てるチャンスを与えないといけない。もちろん、チームが勝つことが大前提になる」 --浜口に対し、一回に2点を先制したが、その後は1安打に封じられた 「立ち上がりがよくない中で、もう少し点が取れると思ったが、尻上がりにね、術中にはまってしまった」 --野間、田中広を1、2番で起用 「対浜口の中でいろいろ策をね。足を使えるというところ。考えながらやった。一回は良い感じで入ったが、もうひと押し、ふた押しできなかった」 --藤井黎が支配下契約を結んだ 「戦力としての選手になったということ。ここからがスタート。チャンスをものにしてやってほしい。まずはファームで推薦してもらえるようなピッチングを続けてもらいたい。十分チャンスはある。真っすぐが走ってきているという情報もある。まずはファームでしっかりやってもらう」 --コンディション不良で離脱中の会沢が3軍から2軍に合流 「ある程度、実戦、シート(打撃)をやっている。その情報を得た中で(1軍昇格の時期を)考えます」
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
52 | 25 | 4 | 0.675 (↑0.004) | M26 (↑2) |
39 | 388 (+8) | 276 (+4) | 103 (+1) | 50 (+1) |
0.260 (↑0.001) | 3.290 (↓0.01) |
2 (-) |
阪神 |
40 | 38 | 4 | 0.513 (↓0.006) | 12.5 (↓1) |
38 | 350 (+3) | 331 (+6) | 85 (+1) | 50 (+1) |
0.245 (-) | 3.570 (↓0.04) |
3 (-) |
DeNA |
39 | 40 | 5 | 0.494 (↓0.006) | 14 (↓1) |
36 | 358 (+3) | 330 (+5) | 85 (+1) | 21 (-) |
0.267 (-) | 3.750 (↓0.02) |
4 (-) |
中日 |
38 | 41 | 5 | 0.481 (↓0.006) | 15 (↓1) |
36 | 294 (+4) | 347 (+8) | 49 (+1) | 20 (-) |
0.245 (↑0.001) | 3.850 (↓0.05) |
5 (-) |
広島 |
31 | 42 | 8 | 0.425 (↑0.008) | 19 (-) |
39 | 354 (+5) | 399 (+3) | 82 (+1) | 34 (-) |
0.266 (-) | 4.560 (↑0.04) |
6 (-) |
ヤクルト |
31 | 45 | 6 | 0.408 (↑0.008) | 20.5 (-) |
38 | 351 (+6) | 412 (+3) | 82 (+2) | 46 (+1) |
0.253 (↑0.001) | 4.620 (↑0.02) |
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