西武(★2対12☆)日本ハム =リーグ戦18回戦(2020.09.24)・メットライフドーム=
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日本ハム
012112410122011
西武
0011000002601
勝利投手:上原 健太(1勝1敗0S)
敗戦投手:伊藤 翔(0勝2敗0S)

本塁打
【日本ハム】西川 遥輝(4号・4回表ソロ)
【西武】中村 剛也(7号・4回裏ソロ)

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◆日本ハムは1点を先制して迎えた3回表、大田の2点適時打でリードを広げる。その後も4回に西川がソロを放つなど攻撃の手を緩めず、終わってみれば20安打で12得点を挙げた。投げては、先発・上原が7回2失点の好投で今季初勝利。敗れた西武は、投打ともに振るわなかった。

◆日本ハム西川遥輝外野手(28)が先制の犠飛を放った。 2回1死満塁から、先発伊藤の143キロ速球を中堅フェンス手前まで運んだ。「ユウシ(清水)が粘って出てくれたおかげです。先制点に満足せず追加点を取れるよう頑張ります」とコメントした。

◆日本ハム大田泰示外野手(30)が、貴重な2点適時打で追加点をもたらした。 3回1死二、三塁のチャンスで、先発伊藤から外角の変化球を左前適時打。「先制して、さらにみんながチャンスをつくってくれたので、何としても追加点を取りたいと思っていました。粘りながら最後は甘い球をはじき返してランナーをかえせて良かったです」。 2回の第1打席では右前打を放ち打率を3割に乗せるなど、17試合連続安打と好調を維持している。

◆西武中村剛也内野手が、球団初の「本拠地200号本塁打」を放った。 3点を追う4回先頭の打席で、左翼席へ7号ソロを運んだ。今季本拠地4本目、通算200本目を記録。「打ったのはストレート。この球場で200本のホームランを積み重ねてこれたことを誇りに思います。また1本1本打っていけるように頑張ります。本拠地200号、打ててよかったです」とコメント。同一球場での200本塁打は史上8人目となった。 メットライフドームは、98年に西武球場から西武ドームに名称を変更。翌99年に屋根が完成し、グラウンドを両翼5メートル、中堅2メートル拡張した。その後05年インボイスドーム、07年グッドウィルドーム、08年西武ドーム、15年西武プリンスドームと名称変更を経て、17年に現在のメットライフドームに改称。中村が入団した02年には、すでにドーム球場になっていた。

◆日本ハム西川遥輝外野手(28)が4号ソロを放った。 4回1死で、先発伊藤の142キロを振り抜いて右中間席へと運んだ。「1打席目(左飛)、2打席目(中犠飛)とアウトになってはいましたが、いい内容だったのでこの打席は何も考えず無心でいきました。1点かえされた直後に、追加点が取れて良かったです」とコメントした。

◆日本ハムが今季最多の20安打で12点を奪って大勝した。 2回に西川の犠飛で先行すると3回に大田の2点適時打、4回に西川のソロで加点。その後も手を緩めず得点を重ねた。上原が7回2失点で今季初勝利。西武は投手陣が崩れた。

◆日本ハムは2回、西川の犠飛で先制した。3回には大田が2点適時打を放った。西武は3回、相手の失策絡みで1点を返した。 3点を追う西武は4回、中村が7号ソロ本塁打を放った。日本ハムは6回に近藤と中田の適時打で、リードを5点に広げた。 日本ハムは7回にも4点を追加し、今季最多安打で圧勝。今カードを勝ち越した。上原初白星。西武は今季ワースト被安打で借金5。伊藤2敗目。

◆日本ハムのクリスチャン・ビヤヌエバ内野手が来日2年目で初となる4安打の固め打ちをみせた。 2回は先制点へとつなげる左前打。先頭の7回も中前打で出塁し、この回一挙4得点の火付け役となった。4安打のうち2本は初球打ち。積極的な姿勢で、20安打を放った打線の中で存在感を示した。

◆西武が「2連覇の日」に屈辱的大敗を喫した。 初回から毎回被安打を重ね、今季ワーストとなる20被安打。2-12と完敗した。打線も、4回に中村剛也内野手の本拠地200号本塁打を放つも空砲。わずか2点にとどまった。 昨季2連覇を達成した日からちょうど1年。辻発彦監督は「こんな試合なって本当に申し訳ないと思います。こんな簡単に出るのかって思うくらい打たれた。(観客が)たくさん足を運んでもらえるようになって、こういう試合をしちゃいけない。今日の敗戦をしっかり反省して、気持ち入れ替えて、明日から気を引き締めてやりたい」と切り替えた。

◆西武中村剛也内野手が史上8人目となる同一球場200本塁打を達成した。4回先頭で、左翼席へ運んだ7号ソロがメモリアル弾となった。「打ったのはストレート。この球場で200本のホームランを積み重ねてこれたことを誇りに思います。本拠地200号、打ててよかったです」と、記念の1発を振り返った。 ドーム球場に改修される前、秋山幸二、清原和博ら名だたる大打者もたどり着かなかった大台。グラウンドも両翼5メートル、中堅2メートル拡張されながら達成した。中村が外野席へアーチを運ぶ瞬間は、いつもファンと一緒。「ホームランを打った時にはいつでもファンの皆さんの声援や歓声がありました。感謝したいです」。人数制限を5000人から1万人に緩和して3試合目。喜びを分かち合った。「また次の1本を打てるよう頑張ります」と、201本目に目を向けた。 ▼中村が4回に7号ソロ。中村の本塁打は通算422本目となったが、メットライフドームではこの1発が通算200本目。同一球場の最多本塁打記録は王(巨人)が後楽園球場で記録した413本で、同一球場で200本以上は、後楽園球場の王と長嶋(巨人)大阪球場の野村(西武)と門田(ダイエー)広島市民球場の山本浩(広島)と衣笠(広島)東京ドームの阿部(巨人)に次いで8人目になる。

◆日本ハム上原健太投手(26)の快投が、ようやく報われた。24日、西武18回戦(メットライフドーム)で7回5安打2失点(自責1)の好投。防御率1・11と安定しながら白星に恵まれなかったが、4試合目の登板で今季初勝利。19年6月2日オリックス戦以来の勝利を手にした。勝利のハイタッチの最後尾、上原が控えめに並んだ。今季4試合目での初勝利。ヒーローインタビューでは「1つ勝つことの大変さを知りました」と、ほおを緩めた。 7回5安打2失点。ギアを上げたのは、味方の適時失策で点差を詰められた3回だ。「失策で崩れると、野手も責任をすごい感じる。どうしても抑えなきゃいけない場面。今日の僕の1番大事な場面だった」。なお、1死満塁と走者を背負ったが、栗山、メヒアを連続三振に切った。「(この回を)1点でしのげたというのが、今日の試合で1番良かった」。今季最多9奪三振と力がこもった。 不運を断ち切った。2日楽天戦は5回無失点ながら、チームは逆転負け。前回17日ソフトバンク戦も、8回まで0-0の投手戦を展開。9回に味方の守備の乱れが絡み、失点2(自責1)で黒星を喫した。初勝利が遠くても「打ち取るところ、抑えにいくところは、自分の中でハッキリと明確に投げていきたい」と、打者との駆け引きの大切さを胸に刻んできた。 執念は守備にも表れた。勝利投手の権利がかかった5回2死。栗山のマウンド付近への飛球に、味方守備陣を制して、自ら捕りに出た。捕球後に倒れ込んだが、チームメートに声を掛けられ笑顔で引き揚げた。栗山監督は「絶好調じゃない時に、どうやって(得点を)守れるかという成長を待っていた」と評価した。 明大からドラフト1位入団。初登板の紅白戦で1死も奪えず8失点したプロ野球人生のスタート。上原は「しっかり1人1人、僕は全力で投げていくだけ。しっかり勝ち続けて、最後まで戦い抜きたいと思います」と宣言した。不遇の時を経て、頼もしくなったピースが加わった。【田中彩友美】

◆日本ハムが誇る「ビッグ5」が躍動した。5人合わせて10安打11打点。チームを大勝に導いた。 2回は大田の安打を起点に西川が先制犠飛。続く3回は、近藤の四球と渡辺の右前打でつくった好機に、大田が左前2点適時打を放った。6回には、近藤が右翼線へ適時二塁打を放った直後、中田がリーグトップの87打点目となる中前適時打。主砲は「上原が頑張って粘り強く投げているので、なんとしても追加点を取りたかった」。長身左腕に白星をプレゼントした。 チームの攻撃の核を成す「ビッグ5」が仕事を果たせば、おのずと破壊力は増す。近藤、西川、大田、渡辺はパ・リーグ打率部門で10傑入り。4人がランクインしているのは、もちろん日本ハムだけ。中田は打点に加え、リーグ2位の27本塁打。12球団を見渡しても、屈指の爆発力がある。 17試合連続安打の大田は「先制して、さらにみんながチャンスをつくってくれたので、何としても追加点を取りたいと思っていました」と言った。「ビッグ5」が連動すれば、周囲の野手も自然と流れに乗る。 5年ぶりの20安打で今季最多タイの12得点。2カード連続の勝ち越しを決めた。「ビッグ5」を中心とした猛攻に、栗山監督も「全部大きかった」。CS圏の2位ロッテまで5・5差。ラストスパートへ、主役たちにスイッチが入った。 ▽日本ハム近藤(6回に右翼線への適時二塁打)「追い込まれていたけど、うまく対応できました。ヌマ(平沼)が一生懸命走ってくれて追加点になって良かった」

◆日本ハム大田泰示外野手が先輩の意地を見せて、連続試合安打を「18」に伸ばした。 3打席連続凡退で迎えた第4打席は8回1死無走者の場面。三塁へボテボテの打球が幸いして内野安打となり、記録継続となった。対戦した投手は母校・東海大相模の7学年後輩、吉田凌。17年の初対戦から通算4打席目での初安打となった。

◆23日にプロ初出場初スタメンでプロ初安打を放った日本ハムの育成ドラフト2位・樋口龍之介内野手(26)=BCL新潟=は、ベンチスタートとなった。  元日本ハム投手のBCL新潟・清水章夫監督(45)が、23日のデビュー戦をスタンドで観戦。樋口は「監督の前でプレーできてよかったです」と4打席で3度出塁(1安打2四死球)して期待に応えた。  近藤健介外野手(27)は横浜高(神奈川)の1年先輩。樋口は23日の試合前に「『初めてなんで思い切りいけ』と声をかけられました」と温かい心遣いを受け、バットで返礼した。  栗山英樹監督(59)は「ああいう必死な姿ってすごくいいよね。ああいう姿で野球やるべきっていうふうに、みんなが感じてくれると思うので」とチーム内への波及効果に期待した。

◆日本ハム・大田泰示外野手(30)が二回無死で西武先発・伊藤から右前打を放ち、自己最長を更新する17試合連続安打を記録した。9月5日の西武14回戦(札幌)から続けている。  大田は8月25日の西武10回戦(メットライフ)から9月3日の楽天15回戦(札幌)まで9試合連続安打。4日の西武13回戦(札幌)は無安打だったが、翌5日から再び安打を続け、16日のソフトバンク17回戦(札幌)で自己最多タイの10試合連続安打をマークした。17日以降も打ち続け、直近の27試合中、26試合で安打を記録した。

◆西武・中村剛也内野手(37)が球団史上初となる本拠地通算200号本塁打に到達した。  3点を追う四回の第2打席。日本ハム先発・上原から左翼席に着弾する7号ソロで達成した。  西武一筋19年目の主砲は「この球場で200本のホームランを積み重ねてこれたことを誇りに思います。また1本1本打っていけるように頑張ります。本拠地200号、打ててよかったです」と振り返った。

◆日本ハムが2015年5月2日のロッテ7回戦(QVCマリン)以来、5年ぶりの1試合20安打を記録した。  12-2で迎えた九回1死で途中出場の谷内亮太内野手(29)が、西武6番手・中塚から右前打を放って達成した。チームは谷内の安打で毎回安打もマークした。

◆日本ハムが今季最多の20安打で12点を奪って大勝した。二回に西川の犠飛で先行すると三回に大田の2点適時打、四回に西川のソロで加点。その後も手を緩めず得点を重ねた。上原が7回2失点で今季初勝利。西武は投手陣が崩れた。

◆日本ハムが西武に12-2で大勝し、打線が今季リーグ最多でチームにとって5年ぶりとなる毎回の20安打を放った。  中田翔内野手(31)が10-2で迎えた七回1死一、三塁で、チーム今季最多の16本目の安打となる左前適時打。さらに12-2の九回1死から、途中出場の谷内亮太内野手(29)が右前打を放って20安打を記録した。  日本ハムの1試合20安打は、2015年5月2日のロッテ7回戦(QVCマリン)以来。先発の上原健太投手(26)が、7回を5安打2失点で今季初勝利を挙げた。  1本塁打を含む2安打3打点の西川遥輝内野手(28)は「打線が線になって、ビヤ(ヌエバ)にも4安打出て。(ホームランは)入ってくれればという感じで。取られた後の回やったんで、塁に出ようと思った」とクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(29)の来日初となる1試合4安打を喜び、快勝を振り返った。

◆美しい放物線を描いた打球が、レオ党が陣取るメットライフドームの左翼席へ飛び込んだ。西武・中村剛也内野手(37)が四回に左越え7号ソロを放ち、本拠地では球団初の通算200本塁打をマークした。  「この球場で200本のホームランを積み重ねられたことを誇りに思います」  プロ19年で積み上げた本塁打数は422。同一球場で200発以上を放った、史上8人目の打者となった。  今季は通算300二塁打、通算1500安打と節目の記録に到達。過去に本塁打王を6度獲得したスラッガーは「また次の1本を打てるように頑張ります」と、チームは大敗した中、短い言葉に決意をにじませた。(樋口航)

◆5年ぶりの20安打、今季最多タイの12得点で大勝した。4番・中田が六回に中前適時打、七回に左前適時打で2安打2打点。今季87打点で楽天・浅村を抜いて、再びリーグトップに立った。主砲は「上原が頑張って粘り強く投げているので、何としても追加点を取りたかった」と頼もしかった。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
46334 0.582
(-)
-
(-)
37351
(+3)
288
(+3)
96
(+2)
59
(+2)
0.241
(-)
3.150
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
45362 0.556
(↓0.007)
2
(↓0.5)
37344
(-)
360
(+3)
69
(-)
62
(+1)
0.240
(↓0.001)
4.180
(↑0.01)
3
(-)
楽天
42383 0.525
(↑0.006)
4.5
(↑0.5)
37403
(+3)
367
(-)
89
(+1)
48
(-)
0.261
(-)
4.250
(↑0.05)
4
(-)
日本ハム
39413 0.488
(↑0.007)
7.5
(↑0.5)
37358
(+12)
353
(+2)
64
(+1)
45
(-)
0.256
(↑0.003
3.830
(↑0.04)
5
(-)
西武
37422 0.468
(↓0.006)
9
(↓0.5)
39345
(+2)
380
(+12)
83
(+1)
54
(+2)
0.244
(↓0.001)
4.520
(↓0.1)
6
(-)
ORIX
29486 0.377
(-)
16
(-)
37306
(+3)
359
(+3)
59
(+1)
63
(-)
0.242
(↓0.001)
4.100
(↑0.02)