ソフトバンク(★0対1☆)オリックス =リーグ戦19回戦(2020.09.22)・福岡PayPayドーム=
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ORIX
0100000001601
ソフトバンク
0000000000400
勝利投手:山本 由伸(6勝3敗0S)
(セーブ:ディクソン(0勝3敗10S))
敗戦投手:千賀 滉大(6勝5敗0S)

本塁打
【オリックス】吉田 正尚(12号・2回表ソロ)

  DAZN
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◆オリックスが投手戦を制した。オリックスは2回表、吉田正のソロで先制する。投げては、先発・山本が7回3安打無失点。その後はヒギンス、ディクソンの継投で1点を守り抜き、山本は今季6勝目を挙げた。敗れたソフトバンクは、好投した先発・千賀を打線が援護できなかった。

◆オリックス吉田正尚外野手(27)が先制12号ソロを放った。 「少し詰まっていたので、なんとか届いてくれてよかったですし、先制点を取ることができてよかったです」 0-0の2回無死で打席に向かった。ソフトバンク千賀から2球を見送り、カウント1-1からの3球目156キロ直球を振り切った。打球が右翼テラス席に突き刺さると、ゆっくりダイヤモンドをまわった。 吉田正は、この本塁打で今季100安打に到達した。

◆オリックスは2回に先頭吉田正が12号ソロを放ち1点を先制。ソフトバンクは1、3回と得点圏に走者を進めたが無得点。 ソフトバンクは山本を攻略できない。4回1死二塁としたがホームが遠い。オリックスも3回以降は千賀の前に1安打無得点。 オリックスが1点を守りきった。先発山本が6勝目。ディクソンが10セーブ目。ソフトバンクは3連敗で千賀は5敗目を喫した。

◆オリックス山本由伸投手が今季4度目の千賀との投げ合いを制し、7回3安打無失点で今季6勝目をマークした。「粘り強くリードを守って、最後までいけたのが一番よかった」。 これで千賀とは2勝2敗となり「いい投手と投げ合うと、リズムもよくなる。負けないぞという気持ちにもなる」と競争心を明かした。自身最多は昨年の8勝で「2桁勝利は今年の目標なので、何としても達成したい」と意欲を見せた。

◆ソフトバンク千賀滉大投手(27)の意地の熱投は実らなかった。 オリックス先発山本との「エース対決」で手に汗握る投手戦を演じたが、8回1失点で今季5敗目。「負けるということは、失点をしてしまっているということ。その事実はしっかりと受け止めないといけない」。エースらしく潔い言葉で悔しがった。 初回は3人斬りの立ち上がり。2回無死で吉田正に先制のソロを浴びたが、3回以降は無失点と立ち直った。17年以来、3年ぶりに3戦連続で上がった8回のマウンドは3者三振で抑える圧巻の投球を見せ、今季初の無四球でまとめた。 千賀の姿に乗せられたかのように、工藤監督も勝利への執念を見せた。9回無死から登板した2番手松本が2死から安打されると、吉田正を迎えたところで左キラーの嘉弥真を投入。追加点を許さず、最終回の反撃へ望みをつなぐ継投だった。指揮官は「(千賀は)本当に良かった。(松本、嘉弥真は)勝ちパターンで投げる投手。なんとか勝ちたい思いでいかせてもらいました」と唇をかんだ。 この日のペイペイドームは入場者数の上限をこれまでの収容人数の約30%から約50%に引き上げ、1万9909人がスタンドを埋めた。19日の動員緩和後からチームは3連敗。次こそは鷹党に勝利を届ける。【山本大地】

◆ソフトバンク打線には最後まで1点が重くのしかかった。山本に7回まで無得点。それでも好機はつくった。初回と3回、4回、そして2番手ヒギンスに交代した8回と得点圏に4度走者を出しながら、終わってみれば今季5度目の0封負け。工藤監督も苦渋の表情を浮かべるしかなかった。 8回。先頭川瀬の左翼二塁打と甲斐の犠打で1死三塁。絶好の同点機をつくった。1番周東に代打川島を送って一振りにかけたが、何ともアンラッキーな結末で好機はついえた。「あそこはギャンブル(スタート)のサイン。僕が出しました。三塁走者も(川瀬の代走の)牧原くんだったのでね。ちょっと(打球が)正面を外れれば。勝負と思って出したんですが...」。結果は川島の一直に飛び出した牧原も三塁転送されアウト。スタンドからは悲鳴のようなため息がもれた。 打線はここ3試合で1、2、0点と湿ったまま。試合後の20発の花火だけがむなしく響いた。

◆オリックス山本由伸投手(22)が、今季4度目となったソフトバンク千賀との投げ合いを制し、7回3安打無失点で今季6勝目をマークした。 「粘り強くリードを守って、最後までいけたのが一番よかった。相手が千賀さんで、素晴らしい投手だし、モチベーションも高く、野球が楽しく感じる。絶対に点をやらない気持ちで一生懸命投げました」 この日の最速は156キロ。思い切って腕を振った。3回には先頭打者の9番甲斐に四球を許すなど、1死一、三塁のピンチを迎えるも3番中村晃を二併に打ち取った。 これで千賀との対決は4試合2勝2敗(チーム勝敗)となり「いい投手と投げ合うと、リズムもよくなる。負けないぞという気持ちにもなる」と競争心を明かした。 中嶋監督代行は「(山本は)今日も安定していましたし(ソフトバンクは)なかなか完封できる相手ではないと思います。よく研究して、よくやってくれたなと。バッテリーですごく考えていたなと思いましたね」と、女房役の伏見との呼吸を褒めた。 昨季最優秀防御率のタイトルを獲得した右腕は、この日の快投で防御率を2・63と下げ、リーグトップを走る。自身最多勝利は昨年の8勝で「2桁勝利は今年の目標なので、何としても達成したい」と意欲を見せた。【真柴健】

◆オリックス山本由伸投手(22)が、今季4度目となったソフトバンク千賀との投げ合いを制し、7回3安打無失点で今季6勝目をマークした。 「粘り強くリードを守って、最後までいけたのが一番よかった。相手が千賀さんで、素晴らしい投手だし、モチベーションも高く、野球が楽しく感じる。絶対に点をやらない気持ちで一生懸命投げました」 この日の最速は156キロ。思い切って腕を振った。3回には先頭打者の9番甲斐に四球を許すなど、1死一、三塁のピンチを迎えるも3番中村晃を二併に打ち取った。 これで千賀との対決は4試合2勝2敗(チーム勝敗)となり「いい投手と投げ合うと、リズムもよくなる。負けないぞという気持ちにもなる」と競争心を明かした。 中嶋監督代行は「(山本は)今日も安定していましたし(ソフトバンクは)なかなか完封できる相手ではないと思います。よく研究して、よくやってくれたなと。バッテリーですごく考えていたなと思いましたね」と、女房役の伏見との呼吸を褒めた。 昨季最優秀防御率のタイトルを獲得した右腕は、この日の快投で防御率を2・63と下げ、リーグトップを走る。自身最多勝利は昨年の8勝で「2桁勝利は今年の目標なので、何としても達成したい」と意欲を見せた。【真柴健】

◆ソフトバンク・工藤公康監督(57)が試合前に取材に対応。前日21日に出場選手登録を抹消した石川柊太投手(28)について「彼の場合は肩とかに既往歴があるので。ある程度投げたら1度休ませると考えてやっています。外れてもらっては困る投手なので」と説明した。  20日の楽天戦(ペイペイドーム)に先発登板し8回を102球で2失点。打線の援護に恵まれず3敗目を喫した。登板4試合連続で白星から遠ざかっているが、指揮官は「投手コーチの見立てとかも考えながらやっています」。コンディションに配慮しつつ、不変の信頼を強調していた。  今季は12試合に登板して6勝3敗、防御率2・44。開幕からローテーションの中心としてチームに貢献してきた。最短で10月1日から登録可能。谷間となった27日のロッテ戦(ZOZOマリン)は現在登録を外れている二保らが候補となる。

◆ソフトバンク・武田翔太投手(27)が、あす23日のオリックス戦に向けてキャッチボールなどで調整。中10日での先発登板に向けて「相手がどうこうよりも自分のイメージを出していけるように。そこが一番大事だと思うので」と意気込んだ。  前回12日の西武戦(ペイペイドーム)は6回2/3を投げソロ3発の3失点を喫したが、2勝目を挙げた。昨年11月に右肘手術をしたことを考慮されて登録抹消。患部についても「肘の状態も波はあるんですけど、ほどいい張りがあります」と強調した。ブルペンでの投球は1回のみ。最短の10日で1軍マウンドに戻ってきた。  昨年のオリックス戦は7試合に登板して2勝0敗、防御率1・80。「ああしよう、こうしようというよりも自分の投球ができれば」。相手はもちろん、己の投球に集中して3勝目をつかむ。

◆オリックスが投手戦を制した。二回、吉田正の12号ソロによる1点を無失点で守った。7回3安打の山本が6勝目を挙げ、ディクソンが10セーブ目。ソフトバンクは千賀が好投したが、好機であと一本が出ずに3連敗を喫した。

◆ソフトバンクは今季5度目の0封負けで5度目の3連敗を喫した。工藤公康監督(57)の試合後の主な一問一答は以下の通り。  --千賀の出来は  「前回と比べればストレートの走りが悪かったこともあって甲斐が変化球を多めに使ったところはありましたけど。甲斐がうまくリードして、千賀もそれに応えて。しっかり8回を投げてくれた。ナイスピッチングだったと思います」  --オリックス・山本も気持ちがこもった投球だった  「フォークというよりカーブをうまく使われたように見えました。真っすぐの走りもよかったので、そのぶんカーブの効力もあったと思います」  --よくなっていた部分は  「躍動感ですね。力で押す投手にああいう躍動感が出てきたときは自分のバランスとかタイミングがばっちり合ってきたときだと思うので」  --チャンスはつくった  「(八回1死三塁で)慶三はうまくミートしたんですけど。絶対1点ほしかったので、ギャンブル(スタート)というサインを出したので。正面をついてしまったのは仕方ないと思いますし。ギャンブルを僕が出したので、僕の責任です」  --千賀は中6日が続いているが抹消は  「彼が気にしているところが張ってくればそういう考えもあります。そこが張ってくれば危険かなと思うので。考えていかないといけないですけど、そこがなければ、今のところは空けるということは考えていないです。絶対に火曜日で、何とかチームに勢いをつけるような勝ちを彼にしてもらいたい思いは強いので」  --ファンがまた増えた  「いっぱいかなと思うくらい。結果としてはこういう結果になってしまいましたけど、またしっかり切り替えて、日々新たにしっかりやっていきたいと思います」

◆ファンの熱い視線を受け、エース同士が福岡で4度目のマッチアップだ。一歩も譲らない、譲れない。ソフトバンク・千賀が先発して8回121球、5安打1失点の力投。しかし打線の援護なく、5敗目(6勝)を喫した。  オリックス・山本との投げ合いに「無事にけがなくいければという感じです。とにかく自分の仕事をしっかりしたいと思います。自分ではなくて、打者と戦えるように」と話していた。  前回15日の日本ハム戦(札幌ドーム)では8回を3失点。自己最多の148球を投げ切り、最後までマウンドを守った。試合前、工藤監督も「前腕、肘回りも大丈夫という話は聞いている。問題なくいってくれると思います」と期待していた。この日から本拠地の入場制限も緩和され、50%動員(2万人)に。拍手に思いを込めて応援してくれるファンのためにも、マウンドに立った。  二回に吉田正に156キロの速球を捉えられ、12号ソロを被弾。だが二回以降は得点圏に走者を許さない。この日最速160キロの直球を軸に、オリックス打線を圧倒した。  山本との投げ合いは今季4度目。過去3度の対戦でチームは2勝1敗と勝ち越しているが、前回マッチアップの1日(京セラ)は7回途中4失点で投げ負けた。  千賀は互角の熱投。しかし打線は好機こそ作るが、ホームが遠かった。一回1死一、二塁で柳田が空振り三振。デスパイネも三ゴロに倒れた。三回1死一、三塁では中村晃が二ゴロ併殺打。山本に7回3安打無失点の好投を許し、零封負け。3連敗となった。(竹村岳)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
46323 0.590
(↓0.007)
-
(-)
39343
(-)
275
(+1)
93
(-)
57
(+1)
0.241
(↓0.001)
3.090
(↑0.02)
2
(-)
ロッテ
45342 0.570
(↓0.007)
1.5
(-)
39341
(+4)
352
(+12)
69
(-)
61
(-)
0.242
(↑0.001)
4.170
(↓0.1)
3
(-)
楽天
40383 0.513
(↑0.007)
6
(↑1)
39395
(+12)
364
(+4)
87
(+4)
47
(+1)
0.261
(↑0.002)
4.310
(↑0.01)
4
(-)
日本ハム
38403 0.487
(↑0.006)
8
(↑1)
39341
(+5)
345
(+1)
62
(+2)
45
(+1)
0.253
(-)
3.850
(↑0.03)
5
(-)
西武
36412 0.468
(↓0.006)
9.5
(-)
41337
(+1)
363
(+5)
81
(-)
49
(+1)
0.245
(-)
4.420
(↓0.01)
6
(-)
ORIX
28485 0.368
(↑0.008)
17
(↑1)
39293
(+1)
351
(-)
56
(+1)
61
(-)
0.241
(-)
4.110
(↑0.05)