西武(★1対5☆)日本ハム =リーグ戦16回戦(2020.09.22)・メットライフドーム=
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日本ハム
2201000005902
西武
0000010001710
勝利投手:上沢 直之(7勝3敗0S)
敗戦投手:髙橋 光成(5勝7敗0S)

本塁打
【日本ハム】中田 翔(26号・1回表2ラン),清水 優心(2号・2回表2ラン)

  DAZN
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◆日本ハムは初回、中田の2ランで先制する。続く2回表に清水の2ランが飛び出すと、4回には西川の適時打でリードを広げた。投げては、先発・上沢が7回1失点の好投で今季7勝目。敗れた西武は、先発・高橋光が試合をつくれず、打線も1得点と振るわなかった。

◆日本ハム中田翔内野手(31)が先制の26号2ランを放った。 1回2死二塁で、先発高橋光の141キロ変化球を左翼席へ運んだ。「打ったのはカットボール。コンちゃん(近藤)が2死からチャンスをつくってくれ、先制点が欲しい場面だったので、1発で仕留められて良かったです」とコメントした。 この日、楽天浅村がロッテ戦(楽天生命パーク)でリーグ単独トップに躍り出る27号を放つなど、3本塁打7打点と大爆発。 本塁打と打点でリーグトップを独走していた中田にとって、試合前に一時2冠でトップを譲る形になったが、これで本塁打は1本差、打点は84としリーグトップタイに並んだ。

◆日本ハム清水優心捕手(24)のバットから2号2ランが飛び出した。 2回1死二塁で、西武先発高橋光の146キロ速球を左中間席へと突き刺す1発を放った。開幕カードだった6月21日西武戦(メットライフドーム)以来の本塁打に「このところチームに迷惑をかけていてなんとかしたいという気持ちが強かったので、ピッチャーを援護する追加点になって良かったです。今日から新しいカードで相手も変わるので、気持ちを切り替えていこうと思っていました。チームの勝利のために全力で頑張ります」と話した。

◆9番中堅でスタメン出場した西武金子侑司外野手が、史上78人目の200盗塁を達成した。3回に遊撃への内野安打で出塁。1死後、2番源田の2球目に盗塁を決めた。 塁上で同僚水口から記念ボードを手渡され「素直にうれしいです。盗塁は1人でできるものではないので、チームメートをはじめ、チーム関係者、これまで携わってくださったすべての方々に感謝したいです。水口さんとは同期入団で、辛いこと、苦しいことも共にしてきました。うれしかったです!」と喜んだ。

◆日本ハム西川遥輝外野手(28)がチャンスで適時打を放った。 4回1死満塁で、1ボールから高橋光の2球目を右前へはじき返す適時打。5点目となるタイムリーに「ユウシ(清水)が頑張ってフォアボールをとってくれたので、その流れに乗って打つことができました。上沢も頑張っているので、追加点が取れて良かったです」と話した。

◆日本ハムは1回に中田の左翼への26号2ランで先制。2回に清水の左中間への2号2ランでリードを広げた。 日本ハムは4回に1点を追加。西武は6回無死一、三塁から栗山の適時打で1点を返したが、続く山川が三振、森が併殺に倒れた。 日本ハムは先発上沢が7回6安打1失点の好投で7勝目。西武先発の高橋光は今季最短3回1/3を5失点で7敗目を喫した。

◆日本ハム上沢直之投手が7回6安打1失点でチーム最多7勝目を挙げた。 序盤は「テンポが悪かった」と制球に苦しんだが、間の取り方を工夫するなどして修正。6回無死一、三塁のピンチも「最少失点で切り抜けようと思って投げた」と中軸相手も冷静に1失点に抑えた。昨季から西武戦は6連勝中。9月は4試合に先発し防御率1・16と安定感抜群だ。

◆女房役の日本ハム清水優心捕手が開幕3戦目以来の1発で先発上沢を援護した。 2回1死二塁で、先発高橋光の146キロ速球を左中間席へ2号2ラン。6月21日西武戦以来の本塁打に「今日から新しいカードで相手も変わるので、気持ちを切り替えていこうと思っていた」。20日ロッテ戦は自身の送球エラーが絡むなどチームは逆転負けしたが、この日は巧みなリードと打撃で存在感を示した。

◆不安定な投球が続き2軍調整を行っていた日本ハム秋吉亮投手が、1軍復帰戦で無失点投球を披露した。4点リードの8回に登板。 2死から栗山に二塁打を打たれたが、続く山川を変化球で左飛に抑え、9回の宮西につないだ。「目の前のバッター1人1人抑えることをイメージしていた。ヒットは打たれたが、戻ってきてすぐに上位打線を抑えられたことは次につながる」と振り返った。

◆西武コーリー・スパンジェンバーグ外野手(29)が日本ハム16回戦(メットライフドーム)を欠場。 20日オリックス戦で肩に受けた死球の影響で、バットを振れないため。

◆西武高橋光成投手が今季最短の3回1/3を5失点でKOされた。 1回に中田に甘く入ったカットボールを左翼席へ運ばれ先制点を献上。2回には清水に初球を左中間へ放り込まれた。辻監督は「追い込んでから逆球を投げたホームランと初球からくるバッターに対しての不用意な1球」と苦言。3戦ぶりに組んだ捕手森のリードについて聞かれると「キャッチャーで抑えたり、打たれたりとかそういう問題じゃない。あれだけ逆球投げてたら光成がやっぱり悪い」と厳しかった。 ▽西武高橋光(3回1/3を5失点で7敗目)「(2本塁打は)完全に失投で自分が悪いので(次回は)投げミスをしないように(良い球を投げる)再現性を高めたいです」

◆日本ハム上沢直之投手(26)が、またまた"山賊狩り"に成功した。立ち上がりから制球に苦しみ「ランナーを出して、テンポの悪い投球になってしまいました」と反省したが、ここからが背番号15の、すごいところだ。投球の間合いを長く取ったり、短く取ったりと工夫。次第に荒れていた球が狙ったところへ決まるようになり、3回無死一塁からは強打の「山賊打線」を9者連続で退けた。 6回無死一、三塁のピンチも「最少失点で切り抜けようと思って投げた」と、中軸を抑えて反撃を断った。終わってみれば、7回6安打1失点で、チーム最多の7勝目。高い修正力と、ピンチに動じない冷静な投げっぷりに、栗山監督は「今日も途中からバランスが良くなった。普通はなかなかできない。すごいよね」と、感嘆した これで、西武戦は昨季から6連勝。相性抜群だが、本人は「投げていて神経を使う打線なのは間違いないので、あまりそういうイメージはない」と照れ笑い。9月は4試合に先発し、3勝1敗で防御率1・16。今季の防御率2・23は、規定投球回数に8回1/3足りないが、トップのオリックス山本(2・63)を上回る。昨季途中、大ケガでシーズンを棒に振ったことを思えば「去年の僕が、この時期に思っていたよりは、投げられている」。勝ち星は、リーグ2位タイに浮上した。

◆日本ハム西川遥輝外野手(28)が2試合連続の適時打で貴重な追加点をもたらした。 4点リードの4回1死満塁で、高橋光から右前適時打を放った。「ユウシ(清水)が頑張って四球をとってくれたので、その流れに乗って打つことができました」。得点圏打率3割7分7厘は同僚の近藤を抜いてリーグトップに立ち、9月は中田と並ぶチーム最多16打点。8回の二盗で盗塁数を22とし、ソフトバンク周東と1つ差をキープした。

◆日本ハム中田翔内野手(31)が決勝アーチで、タイトル争いを激化させた。22日西武戦(メットライフドーム)の1回2死二塁、決勝の左越え26号2ランを放った。この日3本塁打7打点で打撃2部門のトップに躍り出た大阪桐蔭の後輩・楽天浅村に本塁打は1本差に迫り、84打点で並んだ。チームは序盤のリードを守り切り、ビジター6連戦の初戦を白星でスタートした。先輩の意地が、アーチになって表れた。1回2死二塁。中田が打った瞬間、本塁打と確信させる弾道を描いた。「来た球を、しっかり自分のスイングをしよう」。カウント1-2と追い込まれながらも、甘く入った141キロのカットボールをフルスイング。「しっかり積極的に打ちにいけた」と、手応え十分の左越え26号2ランとなった。脳裏には、後輩の大活躍が焼きついていた。 この日のデーゲームで、大阪桐蔭の後輩の楽天浅村が3発7打点。中田は本塁打、打点で2冠を走っていたが、キングの座を譲る形になった。「すごいね。アイツは本当に、すごいバッター」。たたえながらも、ナイトゲームで1本差に迫り、84打点で並んだ。「自分も負けずにやっていくだけ。西武山川も絶対に最後(調子を)上げてくるはず」と刺激を受けながら、タイトル争いを盛り上げていく。 指揮官の配慮に、最高の形で応えた。前週の6連戦ラストの20日はスタメンを外れ、積極的休養が取られた。21日は札幌から東京への移動日で、世の中の動き同様に"連休"をもらった。「選手に気を使ってDHに入ったり、休みをくれたりという形でやってくれている。しっかりリラックスして試合に入れた」と、心身リフレッシュした姿で奮起した。 栗山監督は「体が疲れながら本当によくやってくれていたので、何とか疲労を取ってあげたいと思ったんだよ。こういうところで1発いきなり打ってくれると、こちらもうれしい」と目尻を細めた。ビジター6連戦の初戦を白星スタート。中田は「しっかり集中して1打席1打席、無駄のないゲームをやっていきたい」と息巻いた。逆襲の秋、主砲が象徴になる。【田中彩友美】

◆日本ハム・中田翔内野手(31)が一回2死二塁で西武先発・高橋光から4試合ぶりのアーチとなる先制の左越え26号2ランを放った。  デーゲームの楽天-ロッテ(楽天生命パーク)で、浅村が3本塁打7打点をマーク。この時点で中田は本塁打が1差、打点は84で並んだ。

◆日本ハム・大田泰示外野手(30)が4-0の四回無死で西武先発・高橋光から左前打を放ち、自己最長を更新する15試合連続安打を記録した。9月5日の西武14回戦(札幌ドーム)から続けている。  大田は8月25日の西武10回戦(メットライフ)から9月3日の楽天15回戦(札幌ドーム)まで9試合連続安打。4日の西武13回戦(札幌ドーム)は無安打だったが、翌5日から15試合連続安打をマークし、直近の25試合中じつに24試合で安打を記録した。

◆西武・金子侑司外野手(30)が三回に二盗を決め、通算200盗塁を達成した。史上78人目となった。金子は球団を通じて「素直にうれしいです。盗塁は一人でできるものでないので、チームメートをはじめ、チーム関係者、これまで携わってくださった全ての方々に感謝したい」とコメントした。

◆日本ハムが快勝した。一回に中田の26号2ランで先制。二回は清水の2ラン、四回は西川の適時打で加点した。上沢が7回1失点の好投で7勝目を飾った。西武は高橋光が今季最短の3回1/3を5失点で7敗目。打線も精彩を欠いた。

◆チーム名に「西武」と冠してから、通算3000勝目に王手をかけた一戦。先発マウンドに高橋光が上がったが、四回途中5失点でKO。今季最短で降板した。  「与えてはいけない先制点を初回に与えてしまった。そのまま序盤で大量失点となってしまい、チームに大変申し訳ないです」  5試合連続クオリティースタート中と好調の右腕だったが、序盤につかまった。一回に2死から近藤に左翼線を破る二塁打で2死二塁とされ、続く中田に甘く入ったカットボールを完璧に捉えられ、左翼席に突き刺さる先制2ランを浴びた。  二回にも1死二塁から清水に左越え2ランを浴びるなど、二回までに2発を被弾して4失点。四回に1死満塁から西川に右前適時打を打たれたところで降板した。前日21日には「しっかり9回くらいまで投げきり、中継ぎ陣を休ませたい」と意気込んでいたが、試合を作れなかった。  打撃陣は、急性腰痛のため出場選手登録を抹消されていた木村が復帰し、9月4日の日本ハム戦(札幌ドーム)以来の先発出場。六回に栗山の右前適時打で1点を返したが、日本ハム先発の上沢に七回までこの1点だけと封じ込まれた。(樋口航)

◆メットライフドームに悲鳴と歓声が交錯した。一回2死二塁、日本ハム・中田翔内野手(31)が左越えの26号2ランを放った。  「あいつはすごいバッターですし、自分も負けずにやっていくだけ。でも、すごいですね」  "あいつ"とは、この日のデーゲームで1試合3本塁打、7打点の楽天・浅村。大阪桐蔭高の1学年後輩とは自身の3年時に一、二塁間を組んだ。3年夏は大阪大会決勝(対金光大阪)で敗れ、ともに涙をのんだが、今は最高のライバル関係だ。  8月15日から前日21日まで、本塁打と打点の2冠をキープしていた31歳だが、デーゲームで後輩に本塁打と打点が一気に抜かれてしまった。それでも先輩の意地を示し、ナイターで本塁打は1本差(リーグ2位)、84打点で再びリーグトップに並んだ。  20日のロッテ戦(札幌ドーム)は、疲労を考慮され、今季初めてスタメンを外れた。前日の移動日を挟んで、「リラックスして(試合に)入れた」と休養十分で再びタイトル争いに打って出る。  「ホームランを打つ選手はたくさんいる。しっかり集中して、一打席一打席やっていきたい」と中田。チームは2ゲーム差で3位・楽天を追いかけている。順位もタイトルも、最後は後輩を上回るつもりだ。(山口泰弘)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
46323 0.590
(↓0.007)
-
(-)
39343
(-)
275
(+1)
93
(-)
57
(+1)
0.241
(↓0.001)
3.090
(↑0.02)
2
(-)
ロッテ
45342 0.570
(↓0.007)
1.5
(-)
39341
(+4)
352
(+12)
69
(-)
61
(-)
0.242
(↑0.001)
4.170
(↓0.1)
3
(-)
楽天
40383 0.513
(↑0.007)
6
(↑1)
39395
(+12)
364
(+4)
87
(+4)
47
(+1)
0.261
(↑0.002)
4.310
(↑0.01)
4
(-)
日本ハム
38403 0.487
(↑0.006)
8
(↑1)
39341
(+5)
345
(+1)
62
(+2)
45
(+1)
0.253
(-)
3.850
(↑0.03)
5
(-)
西武
36412 0.468
(↓0.006)
9.5
(-)
41337
(+1)
363
(+5)
81
(-)
49
(+1)
0.245
(-)
4.420
(↓0.01)
6
(-)
ORIX
28485 0.368
(↑0.008)
17
(↑1)
39293
(+1)
351
(-)
56
(+1)
61
(-)
0.241
(-)
4.110
(↑0.05)