西武(★1対8☆)ロッテ =リーグ戦17回戦(2020.09.17)・メットライフドーム=
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ロッテ
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西武
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勝利投手:岩下 大輝(5勝5敗0S)
敗戦投手:内海 哲也(1勝2敗0S)

本塁打
【ロッテ】マーティン(21号・3回表ソロ),角中 勝也(2号・6回表2ラン),マーティン(22号・8回表2ラン)

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◆投打のかみ合ったロッテが完勝。ロッテは2回表、柿沼のスクイズなどで2点を先制する。その後は3回にマーティンのソロで加点すると、4回には角中の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・岩下が9回途中4安打1失点の快投で今季5勝目。敗れた西武は、投打に精彩を欠いた。

◆#源田たまらん。西武源田壮亮内野手(27)の華麗なる守備に、ファンはたびたび驚かせられ、スマホ片手に「たまらん」とつぶやき発信する。 グラブさばき、送球までの早さ、アウトにした後にとなりの三塁中村(2軍調整中)へ見せる笑顔に、グッと心をつかまれる。もちろん打撃も2番「つなぎの源さん」として職人ぶりを発揮する。生観戦したらこんなにもとりこになるのに、ニュースにならないのはもったいない。今夜は#クローズアップ源田で、一挙手一投足に注目する。#一日一源#坂道の源さん。 ▼1回表 2死から四球で出塁を許すと、二遊間の相方・外崎と連係を確認。無失点で切り抜け、ベンチ前ではエア・グータッチ! ▼1回裏 登場曲「陽のあたる坂道(D-Lite)」に乗って打席へ。カウント1-1から右翼線への当たりで二塁打。塁上、笑顔はまだ、ない。 次打者栗山の投ゴロに、投手岩下と二三塁間で駆け引き。一塁送球の間に隙を突き三塁を陥れ、ニコリ。 ▼2回表 1死二、三塁で遊ゴロを捕球。三塁走者菅野をモーションでけん制しつつ、一塁アウト。たまらん判断。 ▼3回裏 第2打席は「もっと遠くへ(レミオロメン)」で打席へ。カウント2-2から、135キロのフォークをとらえるも、右飛に打ち取られる。 ▼6回表 ロッテ3番中村の二遊間へ大きく弾む打球をダッシュしながらグラブを伸ばしてキャッチ。捕球してから送球まで、一連の動作が小さく早く正確だから余裕のアウト。苦しむ投手陣をバックアップ。ちなみに、送球のときわずかにジャンプして投げているときは、ほぼノーエラー(担当記者の経験則ですが...)。 ▼7回表 先頭清田の打球をなんなくさばくと、ファンが「さりげないけどたまらんわ」と反応。続く菅野の打球を二塁外崎が1度ははじきながらも、右手で拾ってそのまま送球。外崎もたまらん。 ▼9回裏 8点を追う展開でもまだあきらめん! 無死一、二塁で2ストライクで追い込まれてから高めの148キロ直球を見逃さず、左中間へタイムリー。ロッテ岩下の完封を阻止! バットでも、たまらんハート

◆ロッテは2回、西武森の失策で先制した。さらに二、三塁で柿沼のスクイズが成功。3回マーティンの21号ソロで3点差に広げる。 ロッテは4回2死二塁で、角中が左中間適時打を放った。6回には再び角中の2号2ランで、リードを6点に広げた。 ロッテは8回にマーティンの2ランで引き離し3試合ぶりに勝利を収めた。敗れた西武は、連勝が3でストップした。 ロッテ岩下は5勝目。西武内海は2敗目。

◆38歳の西武内海哲也投手が今季4度目の先発で2敗目を喫した。初回から高めに浮き、ボール球先行の投球が続き修正できなかった。 4回5安打4失点(自責2)で降板し「せっかくチャンスをもらっているのに、このような形で交代してしまった申し訳ない気持ちでいっぱい。僕の技術のなさ。『リズムよく投げないといけない』という意識が逆に力みにつながってしまった」と反省した。

◆西武は致命的ミスから大敗を喫し、再び自力V消滅の危機に立たされた。捕手森が、2回に2球連続失策する痛恨のプレーで2点を失い、女房役として内海を支えきれなかった。 打撃でも4打席すべて凡打の森に、辻監督は「他の捕手を使うのは簡単だけど、打線に必要な打者。そういう意味で今日は(先発で)いったんだけど、なんかちょっと病んでるのかなという気はしましたよ。珍しくね」と心配を口にした。波に乗りたかったが連勝は3でストップし、最短で18日にも自力V消滅の可能性が浮上した。

◆#源田たまらん 西武源田壮亮内野手(27)の華麗なる守備に、ファンはたびたび驚かせられ、スマホ片手に「たまらん」とつぶやき発信する。グラブさばき、送球までの早さ、アウトにした後にとなりの三塁中村(2軍調整中)へ見せる笑顔に、グッと心をつかまれる。もちろん打撃も2番「つなぎの源さん」として職人ぶりを発揮する。生観戦したらこんなにもとりこになるのに、ニュースにならないのはもったいない。今夜は#クローズアップ源田で、一挙手一投足に注目する。#一日一源 #坂道の源さん

◆ロッテ岩下大輝投手(23)が力で押し、今季5勝目を勝ち取った。9回のマウンドはアウトを取れず、初完封はお預け。それでも「(勝負球を)決める時に1発で決められたのが良かった」と好投を喜んだ。 山賊打線の中心、4番山川から3打席連続三振を奪った。投じた15球のうち、14球が150キロに迫る直球と、140キロ近いフォークボール。クローザーのようなスタイルで圧倒した。「自分はそれが肝になってくる投手」と自覚もある。制球力の向上が、持ち味を生かした。 制球は悪い方だった。「何かを変えないと」ともがく中で、プレート位置が気になった。「自分、ずっと三塁側を踏んでいたんです。いつだったかも忘れたんですけど、特に理由もないんですけど、一塁側を踏んでみようと思って、なんか、それがはまって」。糸を引くような外角低めが、今は存分に生きる。 力だけでは勝てないと学んできた。工夫は怠らない。少しだけ、左足を上げてから投げるまでの時間を短くした。「前回からクイックを少し入れています」と明かす。「年間を投げるにつれて、打者の慣れもできてくるので」。先発投手の自覚も高まっている。 半年前、先発陣最後のイスを二木と争っていた。種市と西野が故障で離脱したが、大きな穴を2人で頼もしく埋めている。「こういう投球ができれば、もっともっと勝てる」と井口監督の期待値も一気に高め、3連敗の危機だったロッテを再び勢いづけた。【金子真仁】

◆やられたらやり返す-。左腕を苦手とするロッテが、今季2度目の対決となる西武内海を攻略しリベンジに成功、3連敗を阻止した。9月2日の対戦では5回2安打無得点だったが、再戦は4回5安打4得点。ライバル球団主力投手への華麗な"倍返し"は、実は今季6度目だ。2億円以上を投資して昨年創設したチーム戦略部の分析のもと、今季はいまだ4連敗がない。2度はやられないロッテが、首位ソフトバンクに食らいつく。倍返しのキーマンは緊張していた。角中勝也、33歳。「連敗していて1番の1打席目なので、ベンチにとっても重要だし、緊張しました」。内海のカーブをためて、レフト前へ。緊張を打ち消す熟練の技術で、ベンチを勇気づけた。 今日は打てる。2回に2点、3回に1点。浮いた変化球を逃さず捉える。4回2死二塁、3打席目が回った。今度は直球を左中間へ。「(投手の)右左で打ち方を変えているんです。左の方が今はよりいい、って感覚ですね」。若いカウントでは鋭く振り、追い込まれれば粘りに粘る。「右でも左でも(球威に)差されなければ何とかなると思っているので」。首位打者に2度輝いたバットマンの真骨頂を発揮した。 今季77試合目で、63通り目の打順だった。1番角中は8試合目。井口監督は「今日は出塁率(重視)で。塁に出て、かき回そうとしていたので。カクがちょうど合う投手だったので1番にしました」。角中の感性と見事にマッチした。 やり返す準備は、着々と進められた。内海対策の刷新について「ありますよ」と認め「言わないけど」と笑った。19年創設のチーム戦略部が水面下で動く。経験豊富な統計アナリストたちが、各試合を分析。その日の打順や戦略決定にも深く携わっている。 井口監督は、戦略のほんの一端を明かした。「低めで打たせて取る投手。そこを我慢しながら、甘く来たのを積極的に」。放った5安打は、すべて狙い通り。内海への2敗目は、チームの3連敗も意味する。大事な試合で、うってつけの1番打者だった。 シーズン初対決での攻略は、そう容易ではない。開幕戦のソフトバンク東浜に始まり、日本ハム河野、楽天涌井、オリックス山崎福にアルバース。抑えられた相手でも、2度目には勝つ。「チームとしてこうやろうという方針は出し、個々にもミーティングしています。それがいい方向にいっている」。チーム打率が2割4分1厘でも、長く2位にいる理由の1つだ。 残り43試合。西武今井に高橋光、楽天松井、オリックス山岡...と白星でやり返すべき相手はまだいる。「2度同じ投手にやられるのは良くないので」と井口監督。倍返しを続けることが、陰から導いてくれる戦略部への恩返し。一丸となり、ホークスとのしのぎ合いを制す。【金子真仁】

◆やられたらやり返す-。左腕を苦手とするロッテが、今季2度目の対決となる西武内海を攻略しリベンジに成功、3連敗を阻止した。9月2日の対戦では5回2安打無得点だったが、再戦は4回5安打4得点。ライバル球団主力投手への華麗な"倍返し"は、実は今季6度目だ。2億円以上を投資して昨年創設したチーム戦略部の分析のもと、今季はいまだ4連敗がない。2度はやられないロッテが、首位ソフトバンクに食らいつく。 ◆ロッテの華麗な"倍返し"ソフトバンク東浜  6月19日=開幕戦で5回2安打で無得点。試合も延長で敗れた。 8月21日=5回までに132球を投げさせ、3点を奪取。試合も逆転勝ち。日本ハム河野 7月19日=7回まで無得点。8回に2点を奪うもルーキーにプロ初勝利を献上。 8月13日=2度目の対戦は5回までに4得点でマウンドから引きずり下ろした。オリックス山崎福 8月6日=初回の好機を逃すとその後は打線が沈黙。6回3安打で無得点。 8月28日=初回に中村奨のソロで先制。6回8安打5得点でリベンジ成功。オリックス・アルバース 8月30日=7回までに6安打を浴びせるも決定打欠く。無得点で3勝目を献上。 9月14日=粘りの攻めが3回以降に結実。5回までに5点を奪いKO。西武内海 9月2日=巧みな攻めに5回2安打に封じられ、ベテランに久々の勝利を献上。 9月17日=相手失策を逃さず、序盤から得点を重ねた。長打攻勢で4回KO。楽天涌井 7月29日=1回に先制もその後は無得点。7回1失点の右腕に今季5勝目献上。 8月26日=初回の好機を逃すも、2回ソロ2発。ベテランに今季初黒星つけた。

◆パ・リーグ2位のロッテが8-1で大勝。岩下大輝投手(23)が8回4安打1失点と好投し、5勝目を挙げた。  石川・星稜高から2015年ドラフト3位で入団して6年目の右腕。完封を狙った九回は1死も取れずに降板したが、118球を投げて4安打、1四球、5三振を奪った。

◆ロッテ・マーティンが8日の日本ハム戦(ZOZOマリン)以来9試合ぶりの一発となる21号ソロ本塁打を放った。  「打ったのはチェンジアップ。久しぶりにホームランが打ててよかったよ。いい追加点になった」  2点を先制した直後の三回先頭の第2打席。相手先発左腕・内海の高めのチェンジアップを捉え高く上がった飛球は、右翼スタンドに吸い込まれる待望の一発となった。  野球王国、キューバ出身で昨季7月に途中加入。来日2年目の32歳はロッテの左打者としては、2008年大松尚逸(24本)以来のシーズン20本塁打以上をマーク。チームはマーティンが本塁打を打った試合は8月2日の楽天戦から11連勝している。  パワフルな打撃が持ち味だが、クリッとした大きな目を持ち、最近は会員制交流サイト(SNS)上で、女優の広瀬すずの姉、広瀬アリスに似ていると話題に。  アリス本人も7日、CMキャラクターを務める「ジョージア 運だめしキャンペーン」のオンライン記者発表会の際「似ていますね。口角の上がり方とか」と指摘。「とても大活躍されているので、運気が上がった気がします。いつかお会いしたい」と対面を願った。  打線は四回にも角中の適時打で1点を追加。前回対戦となった2日の西武戦(ZOZOマリン)で白星を献上したベテラン左腕を早々とKOし、波に乗った。(石井孝尚)

◆西武・内海が先発のマウンドに上がったが、4回4失点(自責2)。本拠地初勝利はまたもお預けとなった。  「せっかくチャンスをもらっているのに、このような形で交代してしまって、申し訳ない気持ちでいっぱい」  本拠地で2度目の登板。一回はランナーを背負いながらも、無失点。二回に森の失策と、柿沼のスクイズで2点を奪われた。三回には2死二塁から角中に適時二塁打、四回にはマーティンに右越えソロを浴びた。直球の最速は141キロを計測したが、甘く入った変化球を狙われ、序盤からロッテ打線につかまった。  前日16日には「本拠地で勝ってナンボだと思うので、早く本拠地で1勝できるように頑張りたい」と意気込んでいた左腕。じくじたる思いで上がったマウンドだったが、前回9日のオリックス戦と同じ4回降板。「イニングの先頭打者を切ると言っていたのに、4イニング中3回も先頭打者を出してしまい、チームの流れを悪くしてしまった」と肩を落とした。  打線もロッテ・岩下の前に沈黙した。一回は源田の二塁打などで2死三塁の好機を作ったが、無得点。二回以降は三回の外崎の中前打のみと七回まで2安打に封じ込まれ、本拠地初勝利を狙うベテラン左腕を援護できなかった。(樋口航)

◆パ・リーグ2位のロッテは17日、西武17回戦(メットライフ)に8-1で快勝。6年目右腕の岩下大輝投手(23)がプロ入り後最長の8回0/3を投げ、4安打1失点で昨季に並ぶ5勝目を挙げた。首位・ソフトバンクとは1・5ゲーム差のままだが、2005年以来15年ぶりの優勝を狙うチームに頼もしい戦力が台頭した。  プロ6年目での初完封を目前に、明らかな変化が表れた。岩下は8-0の九回、安打と四球で無死一、二塁とされると、源田に左中間へ適時二塁打を浴びた。プロ入り後最長の8回0/3を投げて4安打1失点で昨季に並ぶ自己最多の5勝目。文句なしの結果ではあったが「先頭打者を初めて出して、めちゃくちゃ動揺した」と反省が口をついた。  ただ、四回からの5イニングは一人の走者も許さず、課題の制球が抜群だった。山川に対しては四回に150キロの直球で見逃し三振を奪うなど3打席連続K斬り。「回の先頭で四球を出すことなく、しっかりと(アウトが)取れたことがよかった」と胸を張った。  石川・星稜高から2015年にドラフト3位で入団。1年目のオフには右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術を経験した。  今月14日、同じ手術を受けて今季絶望となった種市に「(LINEで)僕のときはどうだったかを伝えている」という。ともに先発ローテーションを支えてきた2学年下の後輩を気遣えるのも、成長の証し。昨年11月には小学校時代の同級生と結婚し、責任感も増している。  チームは首位・ソフトバンクを1・5ゲーム差で追う。高校3年時に臨んだ14年夏の石川大会決勝(対小松大谷)では九回に8点差を逆転し、甲子園出場を決めた経験もある岩下。高校野球史上に残るドラマチックな逆転劇を演じた「ミラクル星稜」の一員は、プロでも逆転Vへの大きな牽引(けんいん)力になろうとしている。  井口監督は殊勲の右腕を「四球も与えず、攻めた投球でよかった」と評価した。"幕張のミラクルボーイ"が、今度はロッテに05年以来15年ぶりの優勝をもたらす。 (石井孝尚) ★星稜高のミラクル優勝・VTR  2014年7月27日の石川大会決勝で、星稜高が0-8で迎えた九回に打者13人で一挙9得点。小松大谷高を相手に劇的なサヨナラ勝ちを演じ、2年連続17度目の甲子園出場を決めた。当時3年生だった岩下は先発して3回6失点も、九回に再び登板。1回を3者連続三振に仕留め、直後の攻撃では自ら2ランを放ち「とにかく気持ちで打ちました。自分が失点したので、勝てて良かった」と安堵した。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
45293 0.608
(↑0.005)
-
(-)
43331
(+2)
265
(+1)
91
(-)
48
(-)
0.240
(-)
3.120
(↑0.03)
2
(-)
ロッテ
44312 0.587
(↑0.006)
1.5
(-)
43328
(+8)
327
(+1)
68
(+3)
60
(-)
0.241
(↑0.001
4.080
(↑0.04)
3
(-)
楽天
37373 0.500
(↑0.007)
8
(-)
43374
(+5)
348
(+4)
79
(+2)
45
(-)
0.259
(-)
4.330
(↑0.01)
4
(-)
西武
35382 0.479
(↓0.007)
9.5
(↓1)
45326
(+1)
340
(+8)
78
(-)
48
(-)
0.245
(↓0.001)
4.360
(↓0.03)
5
(-)
日本ハム
35393 0.473
(↓0.006)
10
(↓1)
43323
(+1)
335
(+2)
59
(+1)
39
(-)
0.253
(↓0.001)
3.960
(↑0.04)
6
(-)
ORIX
25475 0.347
(↓0.005)
19
(↓1)
43274
(+4)
341
(+5)
51
(+1)
56
(+1)
0.239
(↑0.001)
4.200
(↓0.01)