1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 |
ロッテ | 0 | 0 | 2 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | X | 5 | 7 | 1 | 3 |
勝利投手:二木 康太(4勝2敗0S) 敗戦投手:アルバース(3勝6敗0S) 本塁打 |

![]() |
![]() |
![]() |
◆ロッテは3回裏、安田の適時打で2点を先制する。その後は、4回に藤岡がソロを放つと、続く5回には中村奨と清田にも一発が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・二木が9回3安打無失点の快投。今季初完封で4勝目を挙げた。敗れたオリックスは、打線が3安打無得点と沈黙した。
◆今季のロッテ二木康太投手(25)はドーム球場で3勝0敗の防御率2・25に対し、屋外球場は0勝2敗の防御率7・20。屋外球場では昨年7月5日、ZOZOマリンの西武戦が最後の白星で、昨年から5連敗中。
◆オリックス西野真弘内野手(30)が、プロ入り初めて4番に座った。 今季はここまで11試合に出場し、打率3割2分3厘と結果を残している。 また、今季主に4番で起用されたアダム・ジョーンズ外野手(35)はベンチ入り登録を外れた。
◆ロッテは二木、オリックスはアルバースが先発。ロッテは3回、安田の適時二塁打で、苦手とするアルバースから2点を先制した。 ロッテは4回に藤岡の2号、5回に中村奨の7号、清田の3号と3本のソロ本塁打で加点した。先発二木は6回まで1安打投球。 二木はオリックスを3安打に抑え、2年ぶり2度目の完封勝利。ロッテは首位ソフトバンクとのゲーム差を0・5に縮めた。ロッテ二木が4勝目。オリックス・アルバースが6敗目。
◆パ・リーグ2位のロッテが、最下位のオリックスと対戦。 ロッテは3回に安田の2点適時二塁打で先制。4回、5回には藤岡、中村奨、清田の本塁打で追加点。二木が3安打無四球で2年ぶりの完封勝利を飾った。敗れたオリックスは二木の前に打線が沈黙し、3連敗となった。
◆オリックスのアダム・ジョーンズ外野手(35)が14日のロッテ-オリックス18回戦を欠場した。 球団は下半身のコンディション不良で、試合前には大事を取って関西に戻ったと説明。中嶋監督代行は「いつもだったら準備してきてくれる選手。今回はそこまでできなかったということ。(今後は)状態を見てから決めます」と話した。
◆オリックスは今季8度目の0封負けで3連敗。借金は今季ワーストを更新する23となった。西野をプロ初の4番で起用したが、3安打で打線は沈黙。 これで昨季からZOZOマリンでは11連敗。中嶋監督代行は「いい当たりも確かにあるんですけど...。全く無抵抗のまま終わった。こんな試合をして申し訳ない気持ちでいっぱい」と肩を落とした。
◆ロッテ二木康太投手(25)が2年ぶり、本拠地では初となる完封勝利を挙げた。オリックス打線を3安打無四球と寄せつけず、首位ソフトバンクと再び0・5ゲーム差に。「結果的に完封になって、やっぱり普通の勝利とは全然違う1勝かなと思います」と喜んだ。 武器のフォークが定まらなかったが、焦らない。「(捕手の)江村さんと話して、切り替えてスライダーでかわせたかなと思います」。方針転換にも制球は安定し、ストライク率は約73%。4登板連続、打者89人連続で無四球を続ける。「小さい頃から四球はもったいないという教えの中でやってこられたので、指導者に恵まれたなと思います」と感謝を口にする。 どん底から始まった。開幕直後、6月30日の楽天戦で打ち込まれ、防御率は12・86に。2カ月半を経て、ようやく3点台になった。「何とか早く下げたいなと思っていたので、ようやくここまで来て良かったです」。一時期は4・64まで落ちたチーム防御率も、4・12まで改善した。 西野に種市、2人の先発右腕が今季は手術後のリハビリで戻れない。開幕前は先発最後のいすを争っていた二木が「けがで出られない人の分まで」の思いで、優勝争いに向かっていく。【金子真仁】 ▽ロッテ井口監督(完封の二木について)「左打者の内角を思い切ってどんどん突いていた。江村は緩急を使える捕手。いいリードをしてくれました」
◆ロッテ打線が"天敵"のオリックス・アルバースの攻略に成功した。 初回、1番加藤が中前へ強くはじき返した。2回には内角低めへ投げきれなかった甘い球を、6番角中が右中間へ強く飛ばした。いずれも得点にはつながらなかったが、チームを勇気づける安打になり、3回以降の5得点につなげた。 アルバースには今季過去3戦で打率1割9分4厘に抑えられた。ゴロアウト17個のうち12個が左打者。フライアウト19個のうち16個が右打者。打者の左右でプレートの踏み位置を変える技巧派に、完全に手玉に取られていた。加藤と角中は低く構え、アウトでも強いライナーを打てていた打者。相性の良さで勢いづけた。 シーズンも残り50試合を切り、黒星1つの痛みが増す。天敵攻略で3連勝を挙げ、井口監督は「最近は高低で(球が)ばらけていた」と振り返った。「速いカウントでは甘い球を。それに、100球前後でいつも交代するので、追い込まれたらファウルで粘ろうと」と明かした。 どんどんストライクを入れてくる左腕ながら、各打席3球目までの打率は、試合前までは1割8分5厘にとどまっていた。それが4球目以降になると2割3分1厘に微増し、出塁率は4割超だった。 相手のペースに乗らないことに大きな意味があった。4回までの投球数は過去3戦は54球、50球、54球。この日は86球。粘って消耗させ、5回には中村奨、清田がソロ本塁打でだめ押しした。 打球は全体的に力強く、低めを強く引っ張って右翼席へ運んだ藤岡も「ヘッドが利いてうまく打つことができた」と話した。井口監督も「戦略としては非常に良かったと思います」と満足げ。見事な天敵攻略で、首位ソフトバンクに再び0・5ゲーム差に迫った。【金子真仁】
◆ロッテ二木康太投手が18年8月17日楽天戦(楽天生命パーク=与四死球3)以来2度目の完封勝利。無四死球完投は17年5月27日オリックス戦(1失点)以来2度目となり、無四死球での完封は初めて。 ▼ロッテはZOZOマリンでのオリックス戦で、昨年9月1日から1分けを挟み11連勝(今季は9連勝)。92年の千葉移転後、ロッテが本拠地で同一カード11連勝したのは(連続シーズンを含む)、千葉マリン時代の03年4月19日~9月28日に対オリックス11連勝を記録して以来の最長タイ。
◆ロッテの安田が2試合連続の先制打を放った。三回1死二、三塁で、アルバースの初球のスライダーを捉え、右翼線へ2点二塁打。4番打者の仕事を果たし「先制のチャンスで打つことができて良かった」とうなずいた。 21歳で7月21日の西武戦から2カ月近く4番に座り続け、重圧の中「毎日、毎日が必死」と戦ってきた。前日13日のオリックス戦では3本の適時打で4打点を挙げて浮上のきっかけをつかみ、8月21日以来の2試合連続打点につなげた。(共同)
◆ロッテが快勝で3連勝を飾った。三回に安田の2点二塁打で先制。四回に藤岡のソロ、五回には中村奨と清田の一発で加点した。二木は打たせて取り3安打無四球で2年ぶりの完封で4勝目を挙げた。オリックスは3連敗を喫した。
◆主砲の勢いが止まらない。前日13日の試合で3本の適時打を放ったロッテの4番・安田が、2試合連続の先制打だ。両軍無得点で迎えた三回1死一、二塁で2点二塁打を放った。 「先制のチャンスで打つことができてよかったです」 オリックス先発左腕・アルバースが投じた初球スライダーを左翼線にはじき返した。 前日13日は、一回に5試合ぶりのタイムリーとなる先制の左中間二塁打を放つとさらに2本の適時打を放って3安打4打点と大暴れ。いずれも逆方向に打球を運んだ。重責から苦しむ時期もあったが、7月21日から4番に起用し続ける井口監督も「4番の仕事をしてくれた」と21歳の活躍に目を細めていた。 ロッテ打線はその後も攻撃の手を緩めず、四回に藤岡が2号ソロ、五回は中村奨が7号ソロ、清田が3号ソロを放つなど、先発・二木を援護。今季は14勝2敗1分け(13日現在)と大きく勝ち越しているオリックス戦で優位に試合を運んだ。 2010年以来の日本一へ-。先発の種市が右肘手術を受けるなど、故障者が続出しているが、チーム一丸となって前に進み続ける。(石井孝尚)
◆ゲームセットの瞬間、薩摩隼人に笑みがこぼれた。ロッテ・二木(ふたき)康太投手(25)が3安打無失点で今季初完封を飾った。 「疲れました。今日はそんなに良くなかったが、ストライク先行でコントロールよく投げることができた」 楽天に移籍した涌井から背番号「18」を受け継いだエース候補が4勝目。2018年8月17日の楽天戦以来、2度目の完封勝利をつかんだ。 チームは3連勝で本拠地でのオリックス戦は開幕から9連勝。首位・ソフトバンクには再び0・5ゲーム差まで迫った。 生命線は制球力。4試合連続の無四球投球をマークした。原点は鹿児島・霧島市で育った少年時代。「小さいころからフォアボールはもったいないと指導者に教えられた」という。 この日、先発の種市が右肘手術を受けた。昨オフは一緒に米シアトルのトレーニング施設「ドライブラインベースボール」で一緒に自主トレに励んだ3歳下の後輩が今季絶望となった。 「今(チームが)、この位置にいるのは種市の力というのもある。けがで出れない人の分まで頑張りたい」 チームは故障者が続出しているが、2005年以来のリーグVへ、結束は強くなっている。二木が悲願達成への原動力となる。(石井孝尚)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
43 | 28 | 3 | 0.606 (-) | - (-) |
46 | 322 (-) | 257 (-) | 89 (-) | 47 (-) |
0.241 (-) | 3.160 (-) |
2 (-) |
ロッテ |
43 | 29 | 2 | 0.597 (↑0.005) | 0.5 (↓0.5) |
46 | 316 (+5) | 319 (-) | 65 (+3) | 60 (-) |
0.242 (-) | 4.120 (↑0.06) |
3 (-) |
楽天 |
36 | 35 | 3 | 0.507 (↓0.007) | 7 (↓0.5) |
46 | 368 (+1) | 337 (+2) | 76 (+1) | 45 (+2) |
0.263 (↓0.002) | 4.350 (↑0.04) |
4 (-) |
日本ハム |
34 | 37 | 3 | 0.479 (↑0.008) | 9 (↑0.5) |
46 | 315 (+2) | 326 (+1) | 58 (+1) | 37 (-) |
0.253 (-) | 4.030 (↑0.04) |
5 (1↓) |
西武 |
33 | 37 | 2 | 0.471 (-) | 9.5 (-) |
48 | 318 (-) | 328 (-) | 75 (-) | 48 (-) |
0.246 (-) | 4.410 (-) |
6 (-) |
ORIX |
23 | 46 | 5 | 0.333 (↓0.005) | 19 (↓0.5) |
46 | 263 (-) | 335 (+5) | 46 (-) | 54 (-) |
0.239 (↓0.002) | 4.290 (↓0.02) |
コメント