1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 | 0 |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | X | 2 | 9 | 0 | 0 |
勝利投手:小島 和哉(5勝5敗0S) (セーブ:益田 直也(1勝2敗22S)) 敗戦投手:金子 弌大(1勝3敗0S) |
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◆接戦を制したロッテが6連勝。ロッテは両軍無得点で迎えた5回裏、藤岡の適時打で2点を先制する。投げては、先発・小島が7回5安打1失点の好投。その後はハーマン、益田の継投で逃げ切り、小島は今季5勝目を挙げた。敗れた日本ハムは、打線が好機を生かしきれなかった。
◆ロッテ小島和哉投手(24)は今季4勝5敗だが、本拠地では1勝4敗で、6月24日に勝ってから4連敗中。ZOZOマリンでシーズン5連敗を喫すると17年石川以来だが、左腕では93、96年の2度記録した園川に次ぎ2人目。
◆先発した日本ハム金子弌大投手が緊急降板した。 5回1死一塁の場面で田村に死球を与えた投球の際に、下半身にアクシデントが発生したもよう。2番手の加藤がマウンドに上がったが、藤岡に先制の2点適時二塁打を浴びた。 木田投手コーチが「本当の意味での先発は今日が初めて。しっかりと調整し、集中した立ち上がりを見せてくれた」と評価していただけに、悔しい降板となった。
◆先発はロッテ小島と日本ハム金子。互いに走者を出したが併殺に仕留め、3回まで小島は被安打1、金子は被安打2で無失点。 ロッテは5回1死一、二塁から藤岡の右中間二塁打で2点先制。先発小島が日本ハム打線を6回まで3安打0点に封じ終盤も続投。 ロッテが逃げ切って今季2度目の6連勝。40勝目で貯金を最多12に伸ばした。先発小島が5勝目、益田が22セーブ目。日本ハムは3連敗。先発金子は3敗目を喫した。
◆日本ハムが今季3度目の3連敗で8月5日以来の5位に転落した。 先発金子は4回まで好投も5回に右ふくらはぎをつって降板。直後に2点を先行されたが、6回以降はリリーフ陣も奮闘。接戦に持ち込んだが、逆転できなかった。これで2カード連続の負け越しで借金3となった栗山監督は「みんな、ピッチャーは頑張っていたんでね、点を取ってあげたかった」と振り返った。
◆ロッテ田村龍弘捕手(26)が、日本ハム14回戦(ZOZOマリン)5回の打席で犠打を試みた際、投球が右手人さし指付近に直撃。死球判定となり、代走を送られた。
◆好投を続けていた日本ハム金子弌大投手が、アクシデントに見舞われ、緊急降板した。 5回1死一塁で田村への死球後、右ふくらはぎをつって交代。急きょマウンドに上がった2番手加藤が、ロッテ藤岡に2点適時二塁打を許した。金子は「最後のところは、しっかり投げ切りたかったです」。5回途中4安打2失点で3敗目。病院には行かず、10日以降は患部の状態を見る。
◆日本ハムが2位ロッテに連敗し、8月5日以来の5位に転落した。2日続けて1点差の接戦を落とした栗山英樹監督(59)は「1点もクソも、勝つか負けるかしかない。やられたら、頑張ってやり返さないといけない。そのことはオレが選手に求める以上に、選手たちが悔しいだろうし、分かっているだろうし...」と悔しさをにじませた。 今季3度目の3連敗。主砲中田も3試合連続で打点なしと苦しんでいる。同監督は「いい時も悪い時も、もちろんある」と話したが、この3試合で中田が得点圏で打席に立ったのは、8日ロッテ戦の2打席目だけ。攻撃につながりができていない。 この日も中田は3打数無安打に終わった。四球で唯一出塁した4回も、続く渡辺が併殺打。打率3割を超える西川、近藤、渡辺が並ぶ5番までの上位打線に安打がなかった。 金子の緊急降板がありながらも投手陣は2失点で踏ん張ったが、打線は7回に清水の適時二塁打による1点のみ。指揮官は「ピッチャーはみんな、頑張っていたんでね。点を取ってあげたかった」。上位3チームとの3連戦が4カード続く正念場。最初のカードの負け越しが決まった。 首位ソフトバンクとは今季最大の8ゲーム差となったが、シーズンは残り50試合。巻き返しのチャンスは残る。まずはロッテに一矢報いて、11日からの3位楽天との3連戦に乗り込みたい。【木下大輔】
◆表情は淡々と、心は熱く内角を攻めた。ロッテ小島和哉投手は5回2死満塁、日本ハム松本を内角直球2球で追い込む。「田村さんにも柿(沼)さんにも強気でいこうと言われていた。低く投げることと、気持ちを込めて投げることを意識しました」。3球目、この日最大のピンチを外角チェンジアップで遊ゴロに打ち取った。 自身約2カ月半ぶりの本拠地勝利で、チームを今季2度目の6連勝に導いた。ZOZOマリンでは6月24日の白星を最後に4連敗していた。「朝グラウンドに来て記事を見て、ああこんなに負けてるんだと思って。勝てるように頑張りました」。今季13失点している鬼門の初回を3人で切り、直近3試合はいずれも7回を2失点以下。抜群の安定感で"連敗"を止めた。 涌井に投げ勝った8月26日の楽天戦から、心技体がかみ合う。「気持ちと体の動きがマッチして試合に入れている。早くグラウンドに出て動いたり、遠投したり、球数は増やしてないんですけど」。自分を知って、強くなる。【鎌田良美】 ▽ロッテ井口監督(今季16度目の1点差勝ち。6連勝でソフトバンクとともにリーグ最速40勝。貯金最多12)「よく言えば接戦に強い。点が取れてないと言えば取れてない。犠飛(が打てなかった)の場面も2回あった。そういうところをものにしていかないと、強いチームに勝てない」 ▽ロッテ藤岡(5回の先制2点二塁打が決勝打に)「小島とロッカーがすぐ隣というか、横なんですけど、朝来たら『ホームでは勝ててないんですよ』と言っていた。小島に勝ちが付いてよかったです」
◆日本ハム・栗山英樹監督(59)が試合前、プロ野球64人目の250本塁打に王手をかけている中田翔内野手(31)へ「早く打てよ。(米大リーグの)トラウト300号打っただろ。250号なんて気にしてる場合じゃない。早く打てって。たくさん。毎日5本ずつくらい」と冗談をまじえながら、主砲の記録到達を後押しした。 中田は4日の西武13回戦(札幌)で、西武先発のニールから23号ソロを放って250号に王手。以降の3試合は本塁打を打っていない。だが、今季ロッテ戦で5本塁打をマークしており、8月中旬から本塁打と打点の2冠をキープしている。
◆ロッテの藤岡が試合の均衡を破る2点二塁打を放った。五回1死一、二塁で、代わったばかりの加藤が投じたスライダーを右中間へ運んだ。2ボール2ストライクと追い込まれながら、不得手な左投手を攻略し「チャンスで打てて良かった」と安堵した。 打率は2割台前半だが、得点圏打率は3割を超える。勝負強さを発揮し5試合ぶりの打点をマークした。(共同)
◆ロッテが競り勝ち今季2度目の6連勝を飾った。五回に藤岡の2点二塁打で試合の均衡を破った。小島は7回5安打1失点で5勝目を挙げ、九回は益田が締めて22セーブ目。日本ハムは打線がつながらず、3連敗で5位に転落した。
◆ロッテの2年目左腕・小島和哉投手(24)が7回5安打1失点の好投で今季5勝目(5敗)。チームに今季2度目の6連勝をもたらした。 「初回をちゃんと0点でいけたのは良かった。いつも点を取られてたので意識して入った」。今季は先発した12試合のうち、6試合で初回に失点。自ら課題に挙げる立ち上がりを三者凡退に抑え、波に乗った。 本拠地ZOZOマリンでの自身の連敗を4で止め、6月24日のオリックス戦以来の勝利。この日、球場入りした小島は"本拠地連敗中"と書かれた新聞記事を目にした。「記事をみて、これだけ負けてるんだと知った。見なきゃよかったと思ったが、逆に意識して頑張った」と悔しさをバネに白星につなげた。 埼玉・浦和学院高から早大を経て、昨年のドラフト3位で入団。井口監督が「走者は出すが、要所要所しっかりと低めに集めてゲームを毎回作ってくれる」と信頼を寄せる小島は規定投球回数に達し、防御率3・52はリーグ4位にランクインした。 チームは6連勝。首位のソフトバンクが勝利したためゲーム差は0・5のままだが、2010年以来の日本一を目指すチームにとって、24歳の左腕は欠かせない存在だ。(石井孝尚)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
40 | 27 | 3 | 0.597 (↑0.006) | - (-) |
50 | 301 (+8) | 248 (+1) | 85 (+2) | 45 (-) |
0.239 (-) | 3.220 (↑0.04) |
2 (-) |
ロッテ |
40 | 28 | 2 | 0.588 (↑0.006) | 0.5 (-) |
50 | 297 (+2) | 312 (+1) | 62 (-) | 57 (+1) |
0.244 (↑0.001) | 4.260 (↑0.05) |
3 (-) |
楽天 |
34 | 33 | 3 | 0.507 (↓0.008) | 6 (↓1) |
50 | 346 (+1) | 316 (+8) | 72 (-) | 42 (-) |
0.263 (↓0.001) | 4.320 (↓0.05) |
4 (1↑) |
西武 |
32 | 34 | 2 | 0.485 (↑0.008) | 7.5 (-) |
52 | 307 (+13) | 304 (+5) | 69 (+2) | 46 (+1) |
0.249 (↑0.002) | 4.360 (↓0.01) |
5 (1↓) |
日本ハム |
32 | 35 | 3 | 0.478 (↓0.007) | 8 (↓1) |
50 | 298 (+1) | 303 (+2) | 55 (-) | 36 (-) |
0.253 (↓0.001) | 3.960 (↑0.02) |
6 (-) |
ORIX |
22 | 43 | 5 | 0.338 (↓0.006) | 17 (↓1) |
50 | 249 (+5) | 315 (+13) | 46 (+1) | 53 (-) |
0.241 (↑0.002) | 4.300 (↓0.12) |
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