日本ハム(★2対6☆)西武 =リーグ戦13回戦(2020.09.04)・札幌ドーム=
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西武
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日本ハム
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勝利投手:ニール(3勝4敗0S)
敗戦投手:杉浦 稔大(5勝3敗0S)

本塁打
【西武】森 友哉(6号・2回表2ラン),山川 穂高(20号・7回表3ラン)
【日本ハム】中田 翔(23号・4回裏ソロ)

  DAZN
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◆西武は1-0で迎えた2回表、森が2ランを放ちリードを広げる。1点差とされた直後の7回には、山川の3ランが飛び出し、相手を突き放した。投げては、先発・ニールが6回途中2失点で今季3勝目。敗れた日本ハムは、打線が相手を上回る11安打を放つも、2得点とつながりを欠いた。

◆日本ハム中田翔内野手(31)が2試合ぶりの23号ソロで、史上64人目となる通算250本塁打に、あと1本とした。 先頭の3点を追う4回、西武ニールの初球だった。右打者が手を焼いてきた外角低めのチェンジアップを、軽々と一振り。左中間フェンスを越える、反撃のソロアーチとなった。前日3日には4年ぶりの盗塁を決めたばかり。「打った瞬間はスタンドまで届かないかなと思ったので、一生懸命走りました」と、感触を振り返った。

◆西武山川穂高内野手が4年連続となる20号3ランを放った。 1点リードの7回2死一、二塁で、日本ハムの3番手井口の低めへのスライダーを前のめりになりながら、左翼スタンド上部へ運んだ。「見逃せばボールでしたけど、うまく打てました」と振り返った1発で、17年から4年連続20本塁打をマーク。通算150本塁打まであと1本と迫った。

◆日本ハム杉浦、西武ニールが先発。西武は1回、スパンジェンバーグの適時内野安打で先制。2回に森の6号2ランで加点した。 日本ハムは4回、中田の左中間越え23号ソロ。6回にビヤヌエバの二塁適時内野安打で反撃。杉浦は6回4安打3失点で降板した。 西武は7回、山川の左越え20号3ランで突き放した。ニールが6回途中2失点で3勝目。日本ハムは反撃及ばず。杉浦は3敗目。

◆西武のドラフト1位宮川哲投手が、30試合目の登板を無失点で切り抜けた。6回1死一塁でニールの後を受け、2者連続凡退で相手の勢いを切った。 2日ロッテ戦では1死満塁から2人打ち取り、内海の移籍後初勝利に大きく貢献。新人らしからぬずぶとさに、辻監督からの信頼も厚い。宮川は「大事な場面、しびれる場面で登板しているので、しっかり抑えたろう、と思って投げています」と頼もしかった。

◆日本ハム杉浦稔大投手(28)が西武相手にまたしても制球面で課題を残した。1回スパンジェンバーグに先制打を許し、2回には森に2ランを浴びるなど6回4安打3失点。 対西武は前回登板まで3試合16回1/3で13四球を与えており、この日は与四球減をテーマに挙げていたが4つ献上。結果的に失点は四球絡みとなり「調子が悪いなら悪いなりに、もっと早く自分のペースに持っていかないといけなかった。申し訳ないです」と悔しがった。

◆西武山川穂高内野手が日本人最速での通算150号に王手をかけた。1点リードの7回2死一、二塁。日本ハム井口の低めのスライダーを前のめりになりながらすくい上げ、左翼席上段へ20号3ランを運んだ。 17年から4年連続20本を達成。491試合出場の山川は、あと1本で秋山幸二の持つ528試合での日本人最速通算150号を更新するが「いい場面でチームに貢献できるように意識して、明日の試合にも臨みます」と無欲で臨む。

◆日本ハム渡辺諒内野手がプロ入り最多4安打を放った。サイクル安打に残り本塁打のみで迎えた9回は、二塁内野安打。 「みんなから(サイクル王手と)言われていましたし、狙った方がいいのかなと思った」と苦笑い。惜しくも記録は逃したが、打率3割1分1厘と好調を維持している。「逆方向にも打球は飛んでいるし、感触も悪くない」と納得の打席を積み重ねている。

◆日本ハム中田翔内野手が、本塁打&打点トップを快走する23号ソロ。 3点を追う先頭の4回、西武ニールの初球、外角低めのチェンジアップを軽々と左中間席へ運んだ。「打った瞬間はスタンドまで届かないかなと思ったので、一生懸命走りました」という一打。一塁をまわって打球の行方を確認すると、4季ぶりの盗塁を決めるなど前夜から酷使気味だった歩を緩めた。 史上64人目となる通算250本塁打まで、あと1本としたが、7回2死一塁で迎えた第4打席では西武平良の剛速球に3球三振。チームは1点差に迫って迎えた7回に救援陣が"山賊打線"のパワーに屈して、一夜で借金生活に逆戻りとなった。「素晴らしいホームランだった」と中田をたたえた栗山監督は「ニールのボールを見て(攻略は)難しいなと思っていた。途中で降ろせたのは意味があったけど...」と、悔しがった。

◆西武森友哉捕手(25)が、鬼門の札幌ドームで初アーチを放ち、勝利をたぐり寄せた。 1点リードの2回2死一塁で迎えた第2打席。日本ハム杉浦の低めのチェンジアップを右翼スタンドへ6号2ランを運んだ。「今日は初めて札幌ドームでホームランが打てたのでうれしいです。札幌ドームには苦手意識がありましたので」とパ・リーグ本拠地の6球場を制覇。今季2敗喫していた杉浦への先制パンチで主導権を握った。 初アーチの森だけでなく、チームにも北の大地には逆風が吹いていた。8月の札幌ドーム6連戦の3戦目からの4連敗で、15年以来5年ぶりの7連敗が始まった。日本ハムには試合前時点で3勝9敗と大きく負け越していたが、この日の快勝に辻監督も「今日の1勝は大きい」。8月6日から約1カ月間、5位に沈んでいるが、これで4位日本ハムとは1・5ゲーム差。背中が見えてきた。 涙にくれた森の顔にも、笑顔が戻ってきた。先発マスクを1年目柘植に譲った8月27日の日本ハム戦。必勝リレーと同時に試合途中からマスクをかぶると、一時逆転を許した。兄貴分の山川のサヨナラ打で勝利を引き寄せたが、試合後はベンチで号泣。ふがいない自分を責めるように涙を流していた森は「バッティングの調子自体は、今年はずっとこんな感じが続くのかなと思うので、とにかく1日1日、何とかいい結果を残せるように向き合っていきます」。しっかりと前を見つめていた。【栗田成芳】 ▽西武辻監督(今季4連敗中だった敵地での日本ハム戦で勝利)「今日はみんな移動ゲームでしんどいと思うけど、栗山も休ませないといけないというところで今日の1勝は大きい」

◆1週間ぶりの貯金生活は、お預けとなった。 日本ハムは0-3の4回、現在、打撃部門2冠の4番中田翔内野手(31)が、2試合ぶりの23号ソロアーチを左中間席へ。「打った瞬間はスタンドまで届かないかなと思ったので、一生懸命走りました」という一打は、通算249本目。一塁をまわって打球の行方を確認すると、4季ぶりの盗塁を決めるなど前夜から酷使気味だった歩を緩めた。 空砲が続いている。中田がアーチを架けた試合は、3試合連続で黒星。せっかくスタンドまでボールを運んでも、勝利につながっていない。1-3の5回2死二、三塁では遊ゴロに倒れ、7回には一塁に走者を置いて、速球自慢のセットアッパー西武平良と対戦。150キロ台中盤の直球で3球三振を喫し、小さく首を横に振りながらベンチへ引き揚げた。 チームは1点差に迫って迎えた7回、救援陣が"山賊打線"のパワーに屈し、たった一夜で借金生活に逆戻り。栗山監督は「素晴らしいホームランだった」と中田の1発をたたえたが、それだけに、届かなかった勝利を悔やんだ。 今季"レベチ"な活躍を見せる背番号6の打撃について、小笠原ヘッド兼打撃コーチは「しっかり自分のタイミングが取れて、自分のポイントで捉えられている打席が多い。持っているものの精度が、さらに上がってきた」と評価する。史上64人目となる通算250本塁打へ、あと1本。記念の一撃で、今度こそ白星をつかんでみせる。【中島宙恵】

◆日本ハム・中田翔内野手(31)が4日、西武13回戦(札幌)で0-3で迎えた四回無死から中越え23号ソロ。通算本塁打を249本としてプロ野球64人目の250本塁打に王手をかけた。  中田は西武先発・ニールの初球を捉え、2試合ぶりの一発。打点を76に伸ばし、本塁打と打点でリーグトップを快走している。

◆西武の森が8月12日以来となる6号2ランを放った。1-0の二回2死一塁で杉浦の低めのチェンジアップをうまくすくい上げて右翼席へたたき込んだ。打点も8月20日以来で「手応えばっちりでした」とうなずいた。  チームは今季、杉浦に過去3度対戦して防御率1・65と抑え込まれ、2勝を献上していた。苦手意識を拭い去りたい天敵に、序盤でダメージを与えることに成功した。  新型コロナウイルス感染防止のためにパ・リーグは8月まで同一カード6連戦が続く変則日程が組まれていた。経験のない戦いに、捕手としてこれまで以上にリードに神経を使い、打撃で精彩を欠いていた。復調に向け「1日1安打がテーマ」と目標を掲げて取り組み、本来の思い切りのいい打撃が戻ってきた。

◆西武・山川穂高内野手(28)が4日、日本ハム13回戦(札幌)に「4番・DH」で先発出場。1点リードの七回2死一、二塁で、日本ハム3番手の井口から左越え20号3ランを放ち、4年連続の20本塁打を達成した。通算本塁打を149本として、プロ野球史上175人目の150本塁打に王手をかけた。

◆西武が快勝した。一回にスパンジェンバーグの適時内野安打で1点を先制。二回に森の6号2ラン、七回には山川の20号3ランでリードを広げた。ニールが六回途中まで2失点で7月17日以来の3勝目。日本ハムは勝率5割を切った。

◆日本ハム・中田が3点を追う四回、ニールから左中間席へ23号ソロを放ち、プロ野球64人目となる通算250本塁打に王手をかけた。  「打った瞬間はスタンドまで届かないかなと思ったので、一生懸命走りました」  続く五回は2死二、三塁でこの日3度目の打席が回ってきた。一打同点のチャンス。観衆の手拍子が一球ごとに大きさを増したが、フルカウントから遊ゴロに倒れ、悔しそうな表情を浮かべた。  大阪桐蔭高から高校生ドラフト1巡目で入団し、日本ハムひと筋13年目。初本塁打は3年目の2010年7月20日、ロッテ14回戦(札幌ドーム)で大嶺から放った。11年で初の2桁となる18本塁打を記録し、主砲としてチームを引っ張ってきた。昨季の24本塁打まで、あと1本。15年に記録したシーズン自己最多の30本塁打の更新も見えてきた。  主砲の一発で勢いづいた打線は六回にビヤヌエバの適時内野安打で1点差としたが、直後に七回に救援陣が3失点。逆転を信じ、6回4安打3失点で降板した先発の杉浦は、思わずベンチで天を仰いだ。(山口泰弘)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
38253 0.603
(↓0.01)
-
(-)
54285
(+3)
238
(+4)
81
(+2)
44
(+2)
0.240
(↓0.001)
3.280
(↓0.01)
2
(-)
ロッテ
36282 0.563
(↑0.007)
2.5
(↑1)
54283
(+4)
303
(+3)
58
(-)
55
(+3)
0.243
(-)
4.400
(↑0.02)
3
(-)
楽天
33303 0.524
(↑0.008)
5
(↑1)
54333
(+4)
292
(+3)
68
(+3)
42
(-)
0.265
(-)
4.220
(↑0.02)
4
(-)
日本ハム
31323 0.492
(↓0.008)
7
(-)
54287
(+2)
292
(+6)
55
(+1)
34
(-)
0.253
(-)
4.030
(↓0.03)
5
(-)
西武
29332 0.468
(↑0.009)
8.5
(↑1)
56286
(+6)
291
(+2)
66
(+2)
40
(-)
0.250
(-)
4.430
(↑0.04)
6
(-)
ORIX
21405 0.344
(↓0.006)
16
(-)
54230
(+3)
288
(+4)
43
(-)
52
(+3)
0.239
(-)
4.170
(-)