広島(12対12)DeNA =リーグ戦15回戦(2020.09.04)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
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広島
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勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【DeNA】ソト(10号・5回表ソロ)

  DAZN
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◆DeNAは5-5で迎えた5回表、ソトのソロなどで3点を挙げ、勝ち越しに成功する。対する広島は2点を追う9回、2死二三塁から菊池涼が適時打を放ち、土壇場で試合を振り出しに戻した。その後は延長戦に突入するも決着はつかず、両軍合わせて33安打が飛び交う乱打戦は引き分けに終わった。

◆DeNAネフタリ・ソト内野手(31)が、先制の3点適時二塁打を放った。 2回無死満塁、広島先発のルーキー森下の6球目、外寄りの151キロ直球を逆らわず右中間に運んだ。 9月に入ってからの初安打が走者一掃の先制打となり「フルカウントだったので、ゾーンにきたボールをしっかり捉えることを意識していました。どんな形でも得点できればと思っていましたが、結果ツーベースになって良かったです。序盤から井納を援護できうれしいです」と喜んだ。

◆2年連続本塁打王のDeNAネフタリ・ソト内野手(31)が、3年連続2桁となる10号ソロを放った。 同点の5回無死、広島3番手菊池保の3球目、甘く入ったスライダーをバックスクリーンに突き刺した。 7月は打率2割1分9厘と低迷も、8月は同3割2分9厘と復調。9月はここまで無安打だったが、3回の3点適時二塁打に続くマルチ安打をマーク。「すごくいい感触で仕留めることができました。集中して自分のポイントまで呼び込んで、自分のスイングを心掛けました」と真剣な表情で話した。

◆広島打線が4回に打者9人で5点を奪う猛攻で、3回5失点降板となった先発森下暢仁投手(23)の負けを消した。 試合前まで今季3戦3敗だったDeNA先発井納に3回まで無得点に抑えられていた打線が、5点を追う4回につながった。鈴木誠と松山、坂倉の3連打から2点を返した。さらに2死一塁で代打大盛が二塁打でチャンスを広げると、ピレラ、菊池涼の連続長短打で試合を振り出しに戻した。3試合連続安打のピレラは「打てる球を待っていたので、甘く来たところをミスショットせずに捉えることが出来たね」と振り返った。 同点とした広島だったが、5回に3番手菊池保がソトに勝ち越し弾を浴びるなど3失点して再びリードを許した。

◆DeNA「ハマの宇宙人」井納翔一投手が4回途中5失点でKOされた。 4回に一挙5点を奪われ、同点とされて降板。「先頭打者を出塁させてしまったことが大量失点の原因だと思います。1人でも多く投げて中継ぎ陣を休ませたかったのですが、短いイニングで降板となり申し訳ないです」と猛省した。

◆2年連続本塁打王のDeNAソト内野手が、3年連続2桁となる10号ソロを放った。 同点の5回無死、菊池保の3球目をバックスクリーンへ運んだ。「すごくいい感触で仕留めることができました。集中して自分のポイントまで呼び込んで、自分のスイングを心掛けました」と真剣な表情。2回無死満塁では先制の3点適時二塁打をマーク。7月は打率2割1分9厘と低迷も、8月は同3割2分9厘と復調。9月はここまで無安打だったが、マルチ安打で勢いに乗りそうだ。

◆DeNAは3回無死満塁からソトの走者一掃の適時二塁打で3点先制。さらに2点を加え、広島森下をプロ最短の3回でKOした。 広島は4回に打者9人の攻撃で5得点を奪い同点。井納をKO。DeNAは5回にソトの10号ソロなどで3点を勝ち越した。 両チームの点の取り合いとなった一戦。広島は2点を追う9回2死二、三塁、菊池涼が2点適時打。試合は延長に入った。 DeNAが17安打、広島が16安打の乱打戦は、延長10回で決着つかず、引き分けとなった。

◆DeNAは「記録に残らないミス」が響き、今季4度目の引き分けに終わった。2点リードの9回1死一、二塁、ピレラの中飛でタッチアップにより二走田中広が三塁進塁。ここで二塁がガラ空きとなり、一走曽根にも二塁進塁を許した。2死二、三塁とされ、回またぎの三嶋が菊池涼に同点の2点適時打を許した。二塁進塁がなければ1点で済んだだけに悔やまれるミスとなった。ラミレス監督は「守る側も最善の判断をしたと思うが、結果として進んでしまった。広島がいいベースランニングをした」と振り返った。

◆広島が両軍33安打24得点という延長戦の末、今季7度目の引き分けに持ち込んだ。DeNAに序盤から最大5点差をつけられた。それでも中盤に追いつくと、その後も3点差、4点差とされながら最後まで諦めなかった。 2点差に迫った9回は2死二、三塁から菊池涼がこの日5本目の安打となる右前打で同点に追いついた。名古屋から移動して迎えた13連戦の4試合目に4時間47分の熱戦。5日は午後2時からデーゲームを控える両軍にとって疲労困憊(こんぱい)の痛み分けも、菊池涼は「あの場面は気持ちだけで打ちました。勝ちきれなかったが、明日につながる試合になったと思います」と粘り強い戦いに胸を張った。 まずは天敵DeNA井納を攻略した。試合前まで今季3戦3敗。この日も3回までは3安打無得点に抑えられていた。5点を追う4回に鈴木誠からの3連打などで2点を返し、さらに2死二、三塁からピレラと菊池涼の連続長短打で追いついた。直後の6回に菊池保が3失点するなど、広島中継ぎ陣は踏ん張れず、終盤にも失点を重ねた。それでも攻撃陣は7回から毎回得点を奪い、土壇場に再び追いついた。佐々岡監督は「最後まで粘り強くやってくれた。諦めない姿勢を見せてくれた」と控え野手1人を残しただけの総力戦で引き分けに持ち込んだ戦いを評価した。【前原淳】

◆広島のドラフト1位森下暢仁投手(23)が3回8安打5失点(自責点3)で6勝目はお預けとなった。3回にDeNA打線の猛攻を浴び、この回だけで5失点。プロ最短&ワースト失点での無念の降板となった。森下はベンチで悔しさをかみしめながら、ただぼうぜんとグラウンドを見つめた。6勝目を目指したプロ10度目の先発マウンドは、プロ最短の3回、ワーストの5失点で降板。4回の打線の猛攻で黒星は消えたものの、無念の結果に終わった。右腕は「3回はカウントを悪くしてしまい、連打を止めることが出来ず大量点につながってしまいました」と自分を責めた。 立ち上がりから精彩を欠いた。初回、先頭梶谷に左前打を許したが、細川を三ゴロの併殺打に仕留めた。しかし3番ソトに四球を許し、佐野には初球を右前にはじき返された。いきなり2死一、二塁のピンチを招く展開も、宮崎を外角カーブで中飛に打ち取り、なんとか難を逃れた。2回は最速151キロの普段通りの切れ味鋭い直球を軸に、3者凡退。立て直したかに思われたが、次に落とし穴が待っていた。 魔の3回。先頭の倉本に中前打を浴び、梶谷、細川に3連続単打で無死満塁の大ピンチ。ソトに外角151キロの直球を右中間に運ばれ、走者一掃の3点適時二塁打で先制点を献上した。2死二塁から柴田の一、二塁間への打球を菊池涼が捕球し一塁へ送球も、松山がまさかの落球(記録は内野安打)。不運な形で4点目が入り、今度は嶺井に右越え二塁打を浴びて計5失点。DeNA打線を止めることができず、その裏に代打を送られた。 新人王争いでライバル視する巨人戸郷もこの日阪神戦に先発し、6回途中5失点で3敗目を喫した。しかし勝ち星は2つリードを許したままだ。森下は次戦に向け「先発をさせてもらっている以上はゲームを作らないといけないので、同じ失敗をしないようにしていきたいです」と切り替えた。念願のタイトル獲得へ、ここで足踏みしているわけにはいかない。【古財稜明】

◆DeNAは4日、広島15回戦(マツダ)の三回、6安打で一挙5得点を挙げて広島のドラフト1位・森下を3回でノックアウトした。  0-0の三回、先頭の倉本から梶谷、初めて2番に起用された細川が3連打。無死満塁のチャンスをつくり、巨人3連戦で無安打と大ブレーキだったソトが右中間へ走者一掃の二塁打を放った。さらに2死後、柴田と嶺井にも安打が出て、敵地のスコアボードに「5」を刻んだ。  この日は、広島入り後にそのままナイターを戦う「移動ゲーム」。道中では名古屋付近の大雨によって、広島へ向かう新幹線が静岡県近辺で約1時間足止めされた。  ただでさえ3時間半以上かかる新横浜からの移動に、約1時間の"缶詰め状態"も重なり、全体練習開始が30分以上遅れることになったが、試合ではその影響を感じさせない猛攻を見せた。

◆DeNA・山崎康晃投手が4日、広島15回戦(マツダ)で9-5の七回に4番手で登板。3安打2四球と乱れ3失点を喫し、プロ6年目、マツダスタジアムでは28試合目の登板で初失点となった。  先頭の菊池涼に二塁打を浴びると、1死一、二塁から松山に右中間への適時打、さらに満塁から長野に右越え2点打を浴びた。一走・坂倉が走塁死となり同点は免れたが、プロ入りから続けてきた"マツダ神話"に終止符が打たれた。

◆広島のドラフト1位・森下暢仁投手(22)=明大=が4日、DeNA15回戦(マツダ)に先発登板。8安打5失点(自責点3)でプロ入り最短の3回で降板した。  「三回はカウントを悪くしてしまい連打を止めることができず大量点につながってしまった」  三回に先頭の倉本、梶谷、細川の3連打で満塁を招き、ソトに右中間へ3点二塁打を許した。2死後、柴田の二塁内野安打に一塁・松山の捕球ミスが絡み、その間に二走・ソトが生還。なお2死二塁で嶺井に右越え適時二塁打を浴び、この回一挙5点を失った。  チームは13連戦中で、次回は11日の阪神戦(甲子園)での先発が見込まれる右腕は「先発をさせてもらっている以上はゲームを作らないといけない。同じ失敗をしないようにしていきたい」と雪辱を期した。

◆DeNAは初めて2番で起用された高卒4年目の細川が0-0の三回、無死一、二塁から右前打を放ち、満塁へとチャンスを拡大。続くソトの走者一掃の二塁打を呼び込んだ。  試合前、ラミレス監督は若き大砲候補の2番抜擢(ばってき)について「相手(広島先発・森下)はストレートがいい投手。ここ数試合は2番が機能していなかったので。バントとかよりも、直球系に強く、足も速い細川を入れた」と明かした。  一回無死一塁で迎えた第1打席は、チェンジアップを引っかけ、三ゴロ併殺打に倒れた。それでも、三回無死一、二塁で迎えた第2打席は、110キロ台の緩いカーブに連続で空振りし、追い込まれたが、続くワンバウンドのカーブはしっかり見極め、カウント2-2からの149キロの直球を鋭いゴロで右前にはじき返した。まさに指揮官の期待通りの一打だった。  22歳の思い切りのいい一振りを皮切りに、3連敗を喫した東京ドームでは眠っていた打線が目を覚ました。3戦で無安打だったソトが右中間を破る先制打を放つと、この回6安打を集中し、一挙5得点。広島のルーキー右腕を3回でノックアウトした。自慢の打線が広島で活気を取り戻した。(浜浦日向)

◆広島のドラフト1位・森下(明大)が8安打5失点(自責3)でプロ入り最短の3回で降板。ベンチに座るとぼう然とした表情でグラウンドを見つめた。  「カード頭をしっかり取れるようにしたい」  常々そう語る新人だが三回につかまった。  先頭の倉本から、梶谷、細川の連続打で満塁のピンチを招き、ソトに151キロを右中間へ走者一掃の二塁打を浴び、3点を失った。2死後には柴田の二塁内野安打に一塁・松山の捕球ミスが絡み、二走のソトが生還。なお2死二塁で嶺井に右越え適時二塁打を浴び、この回、5点を失った。  前回8月28日の阪神戦(マツダ)では勝敗は付かなかったものの、7回6安打2失点と好投。試合前時点で今季9試合に先発し、5勝2敗、防御率2・19と安定していたが、この日は一回から球が高く浮き、リーグトップのチーム打率を誇る相手打線にのみ込まれた。  打線は5点を追う四回に今季3戦3敗の井納を攻略した。先頭の鈴木誠が右前打、松山が右中間適時二塁打で1点を返すと、1死一、三塁から田中広の内野ゴロの間に三走が生還。さらにピレラの中越え2点二塁打、菊池涼の左前適時打で同点に追いついた。  だが、五回に登板した菊池保がソトの勝ち越しソロと倉本の2点打で突き放された。自力優勝が消滅する可能性のある試合でまたも投打がかみ合わなかった。(柏村翔)

◆両軍合わせて33安打が乱れ飛んだ熱戦は、延長戦でも決着がつかなかった。  DeNAは三回、広島の先発・森下に3連打を浴びせ無死満塁とすると、ソトが右中間を破る走者一掃の二塁打を放ち先制。柴田、嶺井の適時打も飛び出し、この回計5点を奪った。  広島も四回、無死一塁から松山がセンターの右を破る適時二塁打を放ち、さらにピレラの2点二塁打、菊池涼の左前適時打などで5点差を追いつき、DeNAの先発・井納はこの回途中で降板した。  DeNAは直後の五回、先頭のソトがバックスクリーンへ10号ソロを放ち再度勝ち越し。その後2死満塁から倉本の中前2点二塁打で差を広げ、七回にも梶谷の犠飛で1点を加え、9-5とした。  広島はその裏に反撃。この回から登板した山崎を攻め、1死一、二塁で松山が中前適時打を放ち3点差とする。さらに1死満塁とし、長野のフェンスを直撃する左越え二塁打で2者が生還。一走の坂倉は三塁を回った際に足を滑らせながらもホームを狙い、DeNAの捕手・嶺井の塁間でのタッチをかわしてホームプレートを踏んだが、走路を3フィート以上外れたとしてアウトとなった。  1点差に迫られたDeNAは八回、倉本の押し出し四球と梶谷の中前2点打で12-8と突き放すが、広島はその裏、堂林の適時打と松山の犠飛で2点を返す。九回も2死二、三塁とすると、菊池涼が右前2点打を放ち土壇場で試合を振り出しに戻した。十回は両チームとも安打が出なかった。

◆4連敗中のDeNAは4日、広島15回戦(マツダ)に、12-12で今季4度目の引き分け。今季最多17安打12得点をマークしながら7人をつぎ込んだ投手陣がリードを守れず、チーム今季最長の4時間47分に及んだ一戦をものにすることはできなかった。  ラミレス監督の一問一答は以下のとおり。  --最後は追いつかれた  「間違いなく言えることはすごく長い試合だったということ。移動ゲームでアウェーという中で、最善の努力を尽くしたが、残念ながらそう(勝利)はならなかった」  --打線は今季最多17安打12得点  「攻撃の方はよくなっている。前の試合も12安打で、きょうは17安打ということで上向きになっている」  --リリーフ陣の登板数が増えている  「それぞれ選手がそれぞれの場面で投げてくれているが、こういうシチュエーションになればいかざるをえない。もちろん毎日ゼロというわけにはいかない。しっかり抑える日もあるので、仕方のないこと」  --九回1死一、二塁から中飛で一走にも二進を許したことが響いた  「守っている側もベストの判断をしたと思う。広島がすごくいいベースランニングをした」

◆広島は2度のビハインドに追いつき、DeNAに12-12の引き分けに持ち込んだ。自力優勝消滅の危機をしのいだ佐々岡真司監督(53)の主な一問一答は以下のとおり。  --打線は16安打12得点と奮起した  「5点のビハインドに追いつき、最後まで粘り強くやってくれた」  --菊池涼が10-12の九回2死二、三塁で同点の2点打を放った  「良い集中力を持ってやってくれた」  --5-5に追いついた直後の五回には菊池保が2/3を4安打3失点で突き放された  「あそこを抑えれば流れがいくところ。リリーフは気落ちが強くないといけない」  --D1位・森下(明大)が8安打5失点でプロ入り最短の3回で降板した  「球数が多くなり、球があまりいっていなかった」  --K・ジョンソンが登録抹消となった  「今の球ではね。このまま投げさせてもプラスにならない」

◆ソトが打撃不振から目覚めた。三回に広島先発の森下から右中間に先制の3点二塁打。17打席ぶりの快音で迷いが晴れたように、五回は菊池保から10号ソロをバックスクリーンへ打ち込んだ。本塁打は13試合ぶりで、来日から3年連続の2桁に到達。2018、19年の本塁打王は「しっかり捉えることを意識した。どんな形でも得点できればと思っていた」と必死さを強調した。

◆今季7度目の引き分けに持ち込み、首の皮一枚つながった。10-12の九回2死二、三塁。菊池涼が守護神・三嶋からこの日5安打目となる右前へ2点打を放って、試合を振り出しに戻した。  「あの場面は気持ちだけで打ちました」  "投壊"を全員でカバーした。先発したドラフト1位・森下(明大)が8安打5失点(自責3)でプロ入り最短の3回で降板。その後、菊池保、ケムナ、島内が失点を重ねたが、打線が16安打と奮起した。  「勝ち切れなかったが、あしたにつながる試合になったと思います」 菊池涼が汗をぬぐった。借金7の5位に沈み、首位巨人とのゲーム差は11・5。5日にも自力優勝の可能性が消滅する危機だが、最後まで諦めない姿勢を貫く。(柏村翔)

◆セ・リーグ3位のDeNAは4日、広島15回戦(マツダ)に延長十回、12-12で引き分けた。今季最多の17安打12得点をマークしたが、投手陣がリードを守り切れず。チーム今季最長となる4時間47分の総力戦は、悔しい結果となった。両軍計24得点のドローは、セ・リーグでは1968年の中日-大洋以来52年ぶり。首位・巨人とのゲーム差は8に縮まったが、過酷な13連戦のまっただ中で厳しい"消耗戦"を強いられた。  両軍合わせて33安打24得点。今季のセ・リーグで2番目に長い4時間47分に及んだ壮絶な打ち合いは、ドローという結果に終わった。新型コロナウイルスの影響で「25」から「26」にベンチ入りの枠が拡大された中で、両軍計45選手(DeNAが21人、広島が24人)が出場した総力戦。DeNAは、相手に一度もリードを許さなかったものの、勝ちきれなかった。  「間違いなく言えることは、すごく長い試合だった。移動でのアウェーゲームで最善の努力を尽くしたが、結果はそう(勝利)ならなかった」  序盤から二転三転した試合を、ラミレス監督は疲れ切った表情で振り返った。  三回に一挙5点を挙げながら、今季広島戦3戦3勝の井納が四回につかまり5失点でKO。再び勝ち越したが、山崎が通算28試合目のマツダスタジアムでの登板で初失点となる3失点を喫した。石田、三嶋と盤石だった2人の救援投手も各2失点。リードを守れなかった。  前日までの首位・巨人との3連戦で3連敗。前夜は救援投手のパットンを来日初先発させる奇策を選んだが裏目に出て、4-13の大敗を喫した。53球を投げたパットンと連投のピープルズはこの日、ベンチを外れた。  さらに、この日は広島行きの新幹線が名古屋付近の豪雨で約1時間の足止めを食らうアクシデントにも見舞われた。移動に計4時間半もの時間を費やし、全体練習開始時刻は予定より約30分後ろ倒しに。バタバタした中で迎えた試合も、最後まで落ち着かない展開となった。  13連戦の4試合を消化して3敗1分け。今永、平良と左右の先発両輪を欠く中で救援陣をフル稼働させたが、4連敗を止められなかった。首位・巨人とのゲーム差は「8」に縮まったが、総力戦の負担はのしかかる。  「こういうシチュエーションになれば、(救援陣を投入する選択に)いかざるをえない」とラミレス監督。これも全力で勝利を目指した結果だ。試合終了約15時間後、DeNAは次なるデーゲームに臨む。(浜浦日向) 四回途中まで9安打5失点で交代したDeNA・井納 「連戦の中、一人でも多く投げて中継ぎ陣を休ませたかったが、短い回で降板となり申し訳ない」 三回に適時二塁打を放ったDeNA・嶺井 「追い込まれていたが、うまく前で拾うことができた」

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
38223 0.633
(↓0.011)
-
(-)
57306
(+4)
213
(+5)
83
(-)
38
(+1)
0.260
(↓0.001)
3.330
(↓0.03)
2
(-)
阪神
32293 0.525
(↑0.008)
6.5
(↑1)
56271
(+5)
249
(+4)
61
(+2)
44
(+2)
0.243
(↑0.001)
3.440
(↑0.01)
3
(-)
DeNA
31314 0.500
(-)
8
(↑0.5)
54273
(+12)
262
(+12)
63
(+1)
13
(-)
0.269
(↑0.002
3.830
(↓0.13)
4
(-)
中日
30334 0.476
(↑0.008)
9.5
(↑1)
53229
(+4)
274
(+2)
36
(+1)
17
(-)
0.240
(-)
3.790
(↑0.03)
5
(-)
広島
25327 0.439
(-)
11.5
(↑0.5)
56280
(+12)
301
(+12)
66
(-)
25
(-)
0.266
(↑0.002
4.300
(↓0.08)
6
(-)
ヤクルト
25345 0.424
(↓0.007)
12.5
(-)
56269
(+2)
329
(+4)
56
(+1)
39
(-)
0.249
(↓0.001)
4.710
(↑0.01)