1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 2 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 9 | 14 | 0 | 3 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 5 | 7 | 1 | 0 |
勝利投手:野村 祐輔(4勝1敗0S) 敗戦投手:小笠原 慎之介(1勝3敗0S) 本塁打 |
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◆広島が一発攻勢で連敗を3で止めた。広島は初回、ピレラの先頭打者本塁打と菊池涼のソロで2点を先制する。そのまま迎えた4回表には、會澤のグランドスラムが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・野村が今季4勝目。敗れた中日は、先発・小笠原が試合をつくれなかった。
◆中日小笠原慎之介投手(22)が今季初の本拠地登板。小笠原はナゴヤドームで通算26試合に登板して2勝12敗、防御率4・32。同球場では17年9月19日巨人戦を最後に白星がなく、18年から4連敗中。 今日は広島打線を抑えて3年ぶりの本拠地勝利なるか。
◆広島がホセ・ピレラ外野手(30)の来日2度目となる初回先頭打者本塁打と2番菊池涼介内野手(30)のアベック弾で2点を先制した。 今季初の0封負けから一夜明け、広島打線が一転、プレーボール直後に中日先発小笠原を捕まえた。ピレラは外角球を捉え、右翼席へ。「塁に出ようという気持ちでいきました。しっかりと強いスイングが出来ました」。8号先制弾がチームのムードを高める1発となった。 菊池涼は高め直球を引っ張って左翼席に2試合ぶり7号ソロを運んだ。「JP(ピレラ)がいい流れをつくってくれたので。入ったのはたまたまですけど、結果的に良かったです」。2試合続けて1、2番コンビを組んだ2人の先制パンチで試合の主導権を握った。
◆広島会沢翼捕手(32)が今季2本目の満塁弾で中日先発小笠原をKOした。 2点リードの4回。無死満塁から低め141キロをたたいて、ライナーで左翼席最前列に突き刺した。「みんながつないでくれたので、何とかかえすことができて良かったです」。7月26日DeNA戦以来のグランドスラムでリードを一気に6点に広げた。
◆中日小笠原慎之介投手がナゴヤドームで勝てない。4回無死満塁。広島会沢に左中間スタンドに運ばれた。与田監督はたまらず又吉をマウンドへ送る。初回はいきなりピレラ、菊池涼に連続アーチを浴びる苦しい立ち上がり。3回0/3を6安打6失点KO。4連敗中の本拠地でまたも沈んだ。 「頑張ります!」。登板前日には険しい表情でたった一言だけ残した。その1日はエース大野雄が2安打完封で球団記録に並ぶ5試合連続完投勝利。今季の小笠原は開幕2軍スタートで初登板は8月10日の広島戦だった。黒星から始まり、ここまで3試合に先発して1勝2敗。刺激も危機感も十分だったはずだが、ナゴヤドームでは17年9月を最後に勝ち星がない。通算でも26試合で2勝12敗。苦手なマウンドを克服することができなかった左腕は「チームに迷惑をかけて申し訳ありありません」と声を絞り出した。
◆広島は1回、中日先発小笠原から1番ピレラ、2番菊池涼の連続本塁打で2点先制。先発野村は3回まで無安打無失点。 広島は4回、会沢の5号満塁弾で6-0。中日は6回、ビシエドの2点適時打と押し出し死球、代打井領の2点打で1点差とした。 広島は8回、会沢、田中広の連続適時打などで3点を奪い連敗を3で止めた。野村は4勝目。中日小笠原は3敗目。
◆ナゴヤドームで自身4連敗中の中日小笠原慎之介投手がチームの本拠地連勝を8で止めた。 1回、1、2番に連続アーチを浴びると4回無死から会沢に満塁弾を許し6失点KO。打線は6回に1点差まで詰め寄ったが序盤の失点が響いた。「チームに迷惑をかけて申し訳ありません」と小笠原。与田監督は3敗目を喫した左腕の今後について「それは当然考えていかないといけないところです」と2軍降格を示唆した。
◆広島会沢翼捕手(32)が、苦心のリードと2安打5打点で勝利に貢献した。会沢の今季2度目の満塁5号などで6点リードも、中盤に投手陣が失点を重ね、中日に1点差に迫られた。今季の打高投低を示すような試合展開も、再び打線が奮起。会沢の適時打から3点を奪って中日を引き離し、連敗を3で止めた。会沢の勝利のハイタッチに、安堵(あんど)感がにじんだ。今季2度目の満塁弾で6回表まで大量リードを奪いながら、その裏に1点差に迫られた。苦心のリードが続く中、8回に中日を引き離す攻撃の口火を切ったのも会沢だった。 「みんながつくってくれたチャンスで、何とか(走者を)かえせて良かった。次に投げる投手が少しでも楽に投げられればと思った」。会沢を中心に、全員でつかんだ勝利。まずは1、2番コンビがプレーボール直後、前夜の0封負けの重い空気を振り払った。1番ピレラが中日先発小笠原の外角球を捉え、右翼席へ来日2度目の初回先頭打者本塁打。2番菊池涼も、左翼席への7号ソロで続いた。4回には、会沢が7月26日DeNA戦以来の満塁弾でリードを6点に広げた。 だが、すんなり終わらないのが今年の広島。5回無失点の野村が6回に変調。代わったケムナも止められず、リードは1点に。3767人を動員した敵地ナゴヤドームの空気は、明らかに中日側に流れた。ただ、投手陣をカバーするのは攻撃陣。6-5の8回。左腕岡田から無死一、二塁とし、会沢の適時二塁打から再びリードを広げた。田中広も28打席ぶり安打となる適時打でつないだ。 苦しいチーム状況で、補い合うしかない。野村が招いたピンチで、3年目ケムナが初めてリードした展開で登板した。新たなポストを託すにはリスクはつきもの。1点リードの7回1死一塁でビシエドの打球を処理し、併殺を狙った島内の二塁送球がそれた。それも二塁・菊池涼がカバーした。4点リードの8回以降も勝ちパターンを投入できたのも、前日の先発九里の踏ん張りがあればこそだ。 攻守に奮闘した会沢は「みんなが同じ方向を向いて戦っていくしかない。1つでも上に上がっていくためにもみんなの力で戦っていきたい」と前を向く。流れを変えるのに、勝利以上の良薬はない。【前原淳】 ▽広島島内(1点リードの7回に登板し無安打無失点)「ボール先行の投球になってしまった。内容的に良くなかったが、結果ゼロで終えられて良かった」
◆広島が連敗を3で止めた。中盤に投手陣が失点を重ね、中日に1点差に迫られた。今季の打高投低を示すような試合展開も、再び打線が奮起。中日を引き離した。▼広島は1回に1番ピレラ、2番菊池涼が連続本塁打。初回先頭から2者以上続けて本塁打を打ったのは19年7月31日の広島(1番西川→2番菊池涼)以来、プロ野球41度目で、広島では5度目。菊池涼は昨年も先頭の西川に続いて本塁打を打っているが、先頭打者からの連続アーチを2度マークした2番打者は、80、82年に記録した簑田(阪急)以来2人目。
◆3本塁打の広島が連敗を3で止めた。一回にピレラ、菊池涼の連続ソロで2点。四回も会沢が満塁アーチを放った。会沢は八回も適時二塁打を打った。野村が4勝目。中日は小笠原が6失点し、六回に5点を返す反撃も及ばなかった。
◆広島の野村は六回途中まで5失点だったものの、打線の援護にも助けられて4勝目を手にした。イニングの途中で救援を仰いだ結果に「投げ切りたかったが、リリーフに負担を掛けて申し訳ない」と反省の言葉が口を突いて出た。 五回まで散発2安打と安定した投球が、六回に3安打、2四球と乱れた。2点を失い、なお1死満塁で降板。「四球で走者をためてしまったのが良くなかった」と課題を挙げた。
◆チームの9点のうち、5打点-。今季初の零敗を喫した前夜の鬱憤を晴らすかのように打ったのは広島・会沢だった。 「自分が出るところで、できることをやるだけ」 最大の見せ場は2-0の四回。2安打と四球で走者がたまった場面で打席に入ると、4球目の速球を左中間席に運んだ。 「みんながつないでくれたので、何とかかえすことができて良かった」 今季2本目のグランドスラムで、小笠原を降板に追い込んだ。 6-5と追い上げられた八回は貴重なダメ押しの適時二塁打。「次に投げる投手を少しでも楽に投げられるようにしたかった」と力を込めた。 チームは連敗を3で止めたが、5位と低迷。「みんなが同じ方向を向いて戦うしかない。一つでも上に行けるように、みんなの力で戦っていきたい」とナインに言い聞かせるように話した。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
37 | 21 | 3 | 0.638 (↑0.006) | - (-) |
59 | 289 (+3) | 204 (+1) | 80 (+1) | 37 (-) |
0.259 (-) | 3.290 (↑0.04) |
2 (-) |
阪神 |
30 | 29 | 3 | 0.508 (↓0.009) | 7.5 (↓1) |
58 | 262 (+2) | 242 (+3) | 59 (+1) | 40 (-) |
0.242 (-) | 3.470 (↑0.03) |
3 (-) |
DeNA |
31 | 30 | 3 | 0.508 (↓0.009) | 7.5 (↓1) |
56 | 257 (+1) | 237 (+3) | 62 (-) | 13 (-) |
0.266 (↓0.003) | 3.580 (-) |
4 (-) |
中日 |
28 | 33 | 4 | 0.459 (↓0.008) | 10.5 (↓1) |
55 | 219 (+5) | 272 (+9) | 34 (-) | 17 (-) |
0.239 (↓0.001) | 3.880 (↓0.07) |
5 (-) |
広島 |
25 | 31 | 6 | 0.446 (↑0.01) | 11 (-) |
58 | 268 (+9) | 283 (+5) | 66 (+3) | 25 (-) |
0.264 (↑0.002) | 4.180 (↓0.01) |
6 (-) |
ヤクルト |
25 | 32 | 5 | 0.439 (↑0.01) | 11.5 (-) |
58 | 264 (+3) | 321 (+2) | 55 (-) | 39 (+1) |
0.250 (↑0.001) | 4.740 (↑0.05) |
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