1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 5 | 6 | 0 | 1 |
ORIX | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0 | 0 |
勝利投手:二木 康太(2勝2敗0S) 敗戦投手:張 奕(1勝2敗0S) 本塁打 |
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◆ロッテは1点を追う4回表、マーティンの2ランで逆転に成功する。そのまま迎えた8回には、中村奨の犠飛と井上の適時打で3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・二木が7回1失点の好投で今季2勝目。敗れたオリックスは、打線が中盤以降の好機を生かせなかった。
◆ロッテのレオネス・マーティン外野手(32)は今月9本塁打。 ロッテ選手が月間10本塁打となれば、86年7月落合(11本)以来。外国人選手では80年6月レオン(11本)以来、球団40年ぶりとなる。今日も打って快記録なるか。
◆オリックス中川圭太内野手(24)が連日のタイムリーを放った。これまで中嶋新体制の4番を務め、この日は初めて3番に入った。 1回1死二塁。ロッテ二木の外角速球を的確にさばくとライナーで右翼線へ。先制の適時二塁打になった。「なんとか『後ろにつないでいこう』という気持ちでしたし、それがいい結果につながってくれてよかったです」。4試合連続安打で調子を取り戻しつつある。
◆ロッテのレオネス・マーティン外野手(32)が、また打った。 0-1の4回1死一塁、オリックス張奕の高めチェンジアップをフルスイング。バックスクリーン右への17号逆転2ランとなり「早いうちに逆転することができて良かったよ」と笑顔をはじけさせた。 前日28日にも1試合2発をマークしたマーティンは、これで8月だけで10本塁打。月間10本塁打は、ロッテでは86年7月の落合博満内野手(11本)以来34年ぶりとなった。
◆オリックスは1回、中川の右翼線適時二塁打で先制した。先発張奕は3回まで5三振を奪う快投でロッテ打線を完璧に封じ込めた。 ロッテは4回、マーティンが右中間に17号2ランを放って逆転した。先発二木も中盤まで安定した投球でリードを保った。 ロッテは連勝。二木は7回1失点で今季2勝目を挙げた。オリックスは再三チャンスを逃して5連敗。今季最多の借金19となった。張奕2敗目。
◆オリックスが、再び泥沼状態に陥った。接戦で中盤以降は毎回、塁上に走者を置いた。1点を追った7回1死二塁。大城が二飛、福田も左飛に倒れた。中嶋監督代行も「勝負して完全な打ち損じ。打ちミスな感じだった」と渋い表情で振り返った。 5連敗で、借金は今季最多の19に膨れあがった。8月は5勝18敗1分け。1試合を残して球団の月間ワースト19敗(03年8月、17年5月)に王手。この日も投打の歯車がかみ合わない。1回に先制したが、4回、好投していた先発張奕がマーティンに浮いたフォークを捉えられ、痛恨の逆転2ランを浴びた。指揮官も「失投を一発で仕留められてしまいました。相手もすごかったというところ」と脱帽するしかなかった。 マーティンには対戦5試合連発で6本塁打を献上。ロッテ戦5連敗で今季1勝12敗1分けだ。ソフトバンク戦に続き、今季のカード負け越しが決まった。2チームだけで借金22の窮状が、シーズンの戦いに暗い影を落としている。指揮官は「数字的にはそうですが、終盤にどうしのいで、どう点を取るか。そこで(差が)出ちゃっている」と嘆いた。 7回のチャンスを逃し、8回は救援陣が踏ん張れない。1点を失い、なおも2死二塁でリリーフした左腕の斎藤はボール先行の申告敬遠、四球の打者2人で降板。傷口を広げ、失点につながった。中嶋監督代行は「四球2つで...。攻めてほしかった。今、なぜ自分はここにいるのか、自分の仕事は何なのかをもう1回、考えないと。左のスペシャリストとしてはまだまだ」と注文を付けた。戦力整備を推し進めるが、2位ロッテとのゲーム差は14に拡大した。CS進出は極めて厳しい情勢だ。【酒井俊作】
◆ロッテのレオネス・マーティン外野手がまた笑った。前日の2発に続き、17号2ランは貴重な逆転弾。一気にペースを上げての月間10本塁打は、球団では86年7月の落合博満(11本)以来34年ぶり。 肉料理好きの助っ人が、くしくも8月29日「焼き肉の日」に活躍。好物で体調を維持しながら「タイミングとリズムがしっかりとれているのが、自分のスイングにつながっているよ」と手ごたえを話していた。
◆ロッテ二木康太投手(25)が7回1失点で2勝目を挙げた。 無四球が光る。コーナーをしっかり突き、投手優位で進めた。「四球は自分の中ではすごくもったいないと思います。勝負した結果の四球はしょうがないですけど、できるだけ出さないように」。ストライク率は70・7%。7回を99球でまとめた。 チームが好調だからこそ、唐川-ハーマン-益田の必勝リレーの出番も増えがちだ。二木は「もちろん長いイニングをとは考えていました」と言う。「長いイニングを投げたい、でペース配分するんじゃなくて、しっかり1イニング1イニングを」と自身に言い聞かせ、ストライクを重ねていった。 井口資仁監督(45)も「初回こそ打たれましたけど、その後は低めにいって、三振も多く。しっかりとゲームを作って、7回まで投げてくれたのは大きかった」とねぎらっていた。
◆2位ロッテがオリックス戦の今季勝ち越しをかけた一戦で、謎が残った。もし1点差のままだったら、8、9回の投手起用はどうしていたのだろう-。 先発二木が踏ん張り、7回終了時は2-1。実は、勝ちパターンの継投を使いづらい1日だった。8回に4点差に広げ、継投のタフさは緩和された。井口資仁監督(45)は試合後、隠さずに明かした。 「唐川、東妻で(点差次第で9回は)益田の予定ではありました。今日はハーマンを休ませようと思っていたので」 唐川-ハーマン-益田が、終盤3イニングの必勝リレーだ。3人は8月に限ると防御率0・53を誇る。ただ、継投には独自のルールも設ける。今季は3日間続けて登板した投手がいない。6連戦のうちに4度投げた投手は1人もいない。故障と疲労蓄積のリスクを下げる。 すべては最終目標への伏線だ。3人を「投げさせない」と決める試合も、当然生まれる。ここまで61試合の救援防御率が如実だ。勝ち試合は2・78で、負け試合は6・54。8月に限ると、後者は9・58にまで落ちる。種市と西野が故障で離脱し、ジャクソンも退団。決して厚くはない投手層では、割り切りも戦略の1つになる。 今週はハーマンと益田がすでに3度、唐川は2度投げていた。8回表にセーブ条件外になったのは大きい。井口監督も「益田、ハーマンと唐川も休めたので、明日また全力でいけると思います」と勝利の大きさをかみしめた。 徹底した登板管理の先に"打倒ソフトバンク"があるのは明らかだ。フル稼働の照準は「最後の1カ月、勝負になってきたところでどんどんと」と10月以降に定める。3試合連続無失点の東妻ら若手も頼もしくなってきた。ソフトバンクとは残り15試合、うち10月以降に9試合もある。今はまだその時ではない。最終決戦に2020年の全てを注ぐべく、カレンダーが組まれている。【金子真仁】
◆ロッテが今季オリックス戦の勝ち越しを決め、貯金を最多の9とした。0-1の四回にマーティンの17号2ランで逆転、八回に中村奨の犠飛と井上の2点打で3得点。二木は7回1失点で2勝目。オリックスは打線がつながらず5連敗。
◆ロッテのマーティンが0-1の四回1死一塁で、逆転の17号2ランを放った。無安打投球を続けていた張奕が、初球に投じた失投を逃さなかった。中堅右に放り込んで2試合連続本塁打とし「タイミングとリズムがしっかり取れて、自分のスイングができている」と満足そうだった。 京セラドーム大阪では、今季8試合目で6本塁打と相性抜群だ。「球場がというわけじゃないが、試合に向けてしっかり準備していることが結果につながっている」と自己分析した。
◆球団34年ぶりとなる待望のキング誕生も夢ではない。ロッテのレオネス・マーティン外野手(32)が2戦連続の決勝弾となる17号2ランを放った。 「今はタイミングとリズムが取れて、自分のスイングができている」 0-1で迎えた四回1死一塁。無安打投球を続けていたオリックス先発、張奕のチェンジアップを中堅右の4階席に運んだ。 これでリーグ1位の中田(21本)には4本差。月間10本塁打は球団では1986年7月の落合博満(11本)以来だ。外国人選手に限れば80年6月のレオン・リー以来、40年ぶりの快挙となった。 12球団で平成の間に本塁打王が出なかったのがロッテと阪神。86年(昭和61年)の落合とバースが最後のキングだ。本拠地・ZOZOマリンでは風速10メートル前後の海風が弱まることなく中堅から本塁方向に吹きつけ、打者にとっては"逆風"。昨季から外野フェンスを最大で4メートル前に出した「ホームランラグーン」を設置したが、本塁打の出にくい球場であることに変わりはない。 来日2年目の助っ人も本拠地では29戦6発。一方、京セラドームでは5戦連発の計8戦6発。「日本の夏はとても暑いので、ドーム球場が多いのは助かるね」と、ロードで"お得意さま"の球場を持つことも、本塁打王への近道だ。 チームは5カード連続の勝ち越しで、貯金は今季最多の9。量産態勢のマーティンとともに、首位・ソフトバンクを追走する。(東山貴実)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
36 | 23 | 2 | 0.610 (↑0.007) | - (-) |
59 | 266 (+3) | 217 (-) | 72 (-) | 40 (-) |
0.241 (↓0.001) | 3.290 (↑0.06) |
2 (-) |
ロッテ |
34 | 25 | 2 | 0.576 (↑0.007) | 2 (-) |
59 | 268 (+5) | 277 (+1) | 55 (+1) | 49 (+1) |
0.243 (↓0.001) | 4.370 (↑0.06) |
3 (-) |
楽天 |
31 | 27 | 3 | 0.534 (↓0.01) | 4.5 (↓1) |
59 | 321 (+3) | 271 (+6) | 64 (+2) | 42 (-) |
0.271 (↓0.001) | 4.220 (↓0.03) |
4 (-) |
日本ハム |
29 | 29 | 3 | 0.500 (↓0.009) | 6.5 (↓1) |
59 | 265 (-) | 272 (+3) | 53 (-) | 31 (-) |
0.250 (-) | 4.030 (↑0.03) |
5 (-) |
西武 |
25 | 32 | 2 | 0.439 (↑0.01) | 10 (-) |
61 | 259 (+6) | 276 (+3) | 60 (+2) | 39 (-) |
0.249 (-) | 4.540 (↑0.03) |
6 (-) |
ORIX |
19 | 38 | 4 | 0.333 (↓0.006) | 16 (↓1) |
59 | 210 (+1) | 276 (+5) | 41 (-) | 41 (-) |
0.242 (-) | 4.320 (↓0.01) |
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