1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
楽天 | 0 | 0 | 4 | 3 | 0 | 0 | 2 | 6 | X | 15 | 17 | 0 | 3 |
勝利投手:松井 裕樹(1勝1敗0S) 敗戦投手:岩下 大輝(3勝4敗0S) 本塁打 |
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◆楽天は3回裏、ロメロの3ランなどで4点を先制する。続く4回に浅村と岡島の適時打で加点すると、7回には茂木の2ランが飛び出すなど、終わってみれば17安打で15得点を挙げた。投げては、先発・松井が7回無失点で今季初勝利。敗れたロッテは、投打ともに精彩を欠いた。
◆楽天6番DHでスタメン出場したロメロが貴重な先制3ランを放った。3回2死一、二塁でロッテ岩下の内角145キロ直球を左中間スタンドへ運んだ。 これが実に35打席ぶりの今季16号。「最近、チャンスで良い結果がでていなかったのでとにかくチャンスで打ちたかったんだ! インコースのボールに対して良いスイングができたよ」と喜んだ。
◆今季初めて1軍に昇格した楽天の岡島豪郎が、捕手登録ながら「7番右翼」でスタメン出場。 4回の2点中前適時打を含む、猛打賞の活躍をみせた。三木監督が「チームの空気を良くしてくれる。振る舞いとか大きな声を出せるとか、いろんな部分で価値のある選手」というベテランがいきなり真価を発揮した。
◆ロッテは9番藤岡裕大内野手の1安打でノーヒットノーランを免れた。 9番打者の安打だけで無安打を阻止したのは、中嶋聡(日本ハム)が05年4月10日ロッテ戦で小林宏からチーム全安打(2本)を記録して以来。
◆楽天は2回無死満塁の好機に無得点。だが3回2死一、二塁でロメロが先制3ラン。さらに足立の適時三塁打で一挙4点を奪った。 楽天は4回にも岡島のこの日3本目の安打となる2点中前適時打などで3点を追加。先発松井は7回まで1安打無失点と好投した。 楽天は7回にも2点を追加して勝利。連敗を4で止めた。松井は18年9月27日ロッテ戦以来となる先発での勝利。ロッテ岩下は今季4敗目(3勝)。
◆ロッテが手も足も出なかった。7回まで投げた楽天松井に11三振を喫し、単打1本のみで今季4度目の0封負け。 守っては同ワーストタイの15失点と投壊した。4投手で被安打17、与四死球11。四球の後、ロメロに3ランを被弾した岩下に、井口監督は「投手として一番やっちゃいけないこと。序盤にあれだけ点を取られたのでこういう展開になった。自覚して調整してほしい」と注文。連勝は2で止まった。 ▼ロッテ投手陣が毎回の11四死球を与えた。毎回与四死球は楽天が17年9月29日日本ハム戦で記録して以来、プロ野球13度目。ロッテは球団史上初めて。 ▽ロッテ岩下(今季自己最短の4回10安打7失点で4敗目。6試合白星から遠ざかり)「先発投手としての仕事ができず、チームに申し訳ないです」。
◆楽天松井裕樹投手(24)が先発として2年ぶりの勝利を挙げた。長い回を投げるスタミナが課題だったが、尻上がりに調子を上げて7回1安打無失点の快投。自身2度目の2桁となる11三振を奪った。チームの連敗も4でストップ。シーズン後半戦のカギとなる左腕が最高の形で期待に応えた。7回になっても松井には躍動感がみなぎっていた。清田、岡をフォークで空振り三振に仕留めると、佐藤にはカウント1-2から直球勝負。投げ終わった時に反動で左足が蹴り上がるような豪快なフォームで144キロ真っすぐを投じ、バットに空を切らせた。3者連続三振。雄たけびを上げて7回1安打無失点の"快投ショー"を締めくくった。 今季、抑えから先発に転向。スタミナ切れで後半失速することが多かった。13日の西武戦では3回KO。だが「これが最後だ」と臨んだ20日の日本ハム戦でヒントを得た。1試合を投げ切るために考えすぎていた部分をなくし「(守護神だった)去年までのイメージに戻して。まずは力強いボールということで臨みました」。6回2失点と好投し、手応えをこの日の快投につなげた。 松井の投球に打線も呼び起こされた。ロメロが35打席ぶりアーチとなる先制の16号3ラン。8回には浅村にも17号満塁弾が飛び出した。17安打15点の援護をもらい、松井は18年9月27日ロッテ戦以来となる先発での勝利をマーク。本拠地ではルーキーイヤー14年9月16日ロッテ戦以来の先発白星だった。それでも「いろんな経験をして今年、また勝つことの難しさを感じた上でやっと1つ勝てたので。今までの先発勝利よりうれしい」と笑顔を見せた。 今年5月、夫人の女優石橋杏奈との間に長女が誕生したことが発表された。「自粛中に子供が生まれて、妻が本当に頑張ってくれましたし、家庭が楽しい。(2人は)力がもらえる存在です」。この日、2人に渡すためにウイニングボールをもらった。これからも多くの勝利を2人にささげる。【千葉修宏】
◆楽天岡島豪郎捕手(30)が27日、今季初めて1軍に昇格。「7番右翼」でスタメン出場し、2点適時打を含む3安打の固め打ち。連敗ストップに貢献した。三木監督をして「チームの空気を良くしてくれる。振る舞いとか大きな声を出せるとか、いろんな部分で価値のある選手」と言わしめるベテランが楽天を再浮上させる。絶対にやってやる。1軍昇格が決まり、岡島は球場に来る前から気持ちを高ぶらせていた。試合に集中するため、球団を通じて出したゲーム前のコメントも「チームのために頑張ります」のひと言だけ。それほど、この日にかけていた。 大拍手に迎えられた第1打席で、いきなり初球の高め146キロ直球を右前打。第2打席は右翼線二塁打。そして4回2死満塁の第3打席。再び初球147キロを強振し、火の出るような2点適時打を中前へはじき返した。「チャンスだったので積極的にいこうと打席に立って、それが良い結果につながって本当に良かった」と会心の笑みをみせた。 ケガを乗り越えて大舞台に戻ってきた。昨年は2月に左肩、4月に右肘を手術。プロ初の1軍出場なしに終わった。今年は2月23日のオープン戦・巨人戦で負傷。捕手の守備でファウルチップを手に当て、右手親指を骨折してしまった。それでも地道なリハビリ、練習を重ねて実戦復帰。2軍では27試合で打率3割4分9厘と結果を残して1軍への切符をつかんだ。「ケガしてしまったことは振り返ってもしょうがない。自分にできる最善を尽くせるようにと今日までやってきました。またこの球場(楽天生命パーク)でプレーできるのは本当にうれしい」と喜んだ。 捕手として入団も、出場機会を求めて2年目の13年に外野手へ転向。今季は再び捕手として勝負するつもりだった。だが複数ポジションを守れるのは本人、チーム双方にとって強み。この日もさっそく右翼で出場した。岡島も「ポジションにこだわりはない」という。高い打撃技術に、首脳陣からも評価される人間性。そしてユーティリティーさ。チームが求めるすべてを兼ね備えたベテランが、後半戦の起爆剤となる。【千葉修宏】
◆楽天が大勝して連敗を4で止めた。三回にロメロの3ランと足立の適時三塁打で4点を先制。その後も茂木の2ランや浅村の満塁本塁打などで着実に加点した。松井は7回1安打無失点で今季初勝利。ロッテは投打とも精彩を欠いた。
◆敵地での同一カード3連勝をかけて、先発マウンドを託されたロッテ・岩下だが、4回を投げ、今季自己ワーストの10安打7失点と乱調。試合を作れなかった。 「打線が強力なのは分かっているので、打線を線としてつなげないようにしたいです。イニングでの失点を最少失点に抑えて、勝ちにつながる投球ができるように頑張ります」との思いを胸に臨んだこの日の登板。二回に無死満塁の絶体絶命のピンチを背負いながらも小深田を投ゴロ併殺、田中を空振り三振に仕留めなんとか無失点で切り抜けたが、楽天打線に三回に捕まった。 2死一、二塁からロメロに投じた内寄り真っすぐを捉えられ、左中間スタンドに飛び込む先制3ランを献上。なおも2死二塁から、岡島に適時三塁打を浴び、この回一挙4点を失った。 続く四回も打者8人の猛攻に遭い、さらに3点を与えこの回をもってお役御免。 今季は開幕直前に先発ローテに滑り込むと初登板から3連勝。しかし3勝目を挙げた7月16日の日本ハム戦(札幌ドーム)から勝ち星に見放されており、この日も苦しいピッチングとなった。 チームは8月に入り、前日26日まで14勝6敗2分と波に乗るが、この日は楽天に大量リードを許し厳しい展開となった。(石井孝尚)
◆今季6度目の登板で初白星を挙げた。楽天・松井裕樹投手(24)が、今季最長の7回を投げて1安打無失点。先発としては2018年9月27日のロッテ戦以来、本拠地での先発では1年目の14年9月14日以来2174日ぶりの勝利をつかんだ。 「やっと勝てた。いろんな経験をして、勝つことの難しさを感じた」 昨季はセーブ王に輝きながら先発に再転向して臨んだシーズン。チームの連敗を4で止め、安堵(あんど)した。 一回、2四球で1死一、二塁のピンチを招いたが、後続を断ち波に乗った。六回2死から4者連続での空振り三振で締めくくるなど毎回の11三振を奪った。 昨季まで通算139セーブを挙げたが、先発への思いはずっと秘めていた。新型コロナウイルスの影響で開幕前に十分な調整が積めず苦しんだが、先週の練習中に「力強い球を投げることを大事に考えた」と効率良く体重移動できるフォームをつかんだ。 勝利球は18年オフに結婚した女優、石橋杏奈さん(28)と今年誕生した第1子の長女に贈るという。プロ7年目の左腕は「1個じゃ足りない。いっぱい渡せるように」と優しい顔になった。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
34 | 23 | 2 | 0.596 (↑0.007) | - (-) |
61 | 254 (+4) | 216 (+2) | 69 (+2) | 39 (-) |
0.241 (↓0.001) | 3.390 (↑0.02) |
2 (-) |
ロッテ |
32 | 25 | 2 | 0.561 (↓0.01) | 2 (↓1) |
61 | 258 (-) | 273 (+15) | 51 (-) | 48 (+1) |
0.244 (↓0.003) | 4.490 (↓0.19) |
3 (-) |
楽天 |
30 | 26 | 3 | 0.536 (↑0.009) | 3.5 (-) |
61 | 316 (+15) | 264 (-) | 62 (+3) | 40 (-) |
0.273 (↑0.004) | 4.250 (↑0.07) |
4 (1↓) |
日本ハム |
29 | 27 | 3 | 0.518 (↓0.009) | 4.5 (↓1) |
61 | 264 (+7) | 260 (+8) | 53 (+2) | 30 (+1) |
0.250 (↑0.001) | 3.980 (↓0.04) |
5 (-) |
西武 |
24 | 31 | 2 | 0.436 (↑0.01) | 9 (-) |
63 | 252 (+8) | 271 (+7) | 58 (+2) | 38 (+2) |
0.251 (↑0.002) | 4.610 (↓0.05) |
6 (-) |
ORIX |
19 | 36 | 4 | 0.345 (↓0.007) | 14 (↓1) |
61 | 206 (+2) | 266 (+4) | 41 (-) | 41 (-) |
0.242 (-) | 4.300 (↓0.01) |
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