1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 4 | 8 | 0 | 1 |
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0 | 1 |
勝利投手:野村 祐輔(3勝1敗0S) (セーブ:フランスア(0勝1敗7S)) 敗戦投手:濵口 遥大(3勝3敗0S) 本塁打 |
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◆広島は4回表、松山の適時打で2点を先制する。その後は同点を許すも、6回に松山の2打席連続となる適時打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・野村が8回2失点の力投で今季3勝目。敗れたDeNAは先発・濱口が試合をつくるも、打線が援護できなかった。
◆広島は26日、前日25日DeNA12回戦(横浜)で途中交代した西川龍馬外野手(25)の出場選手登録を抹消した。球団からは「コンディション不良」と発表された。 前日25日は「3番中堅」で先発出場も、5回裏の守備から退いた。西川は今季53試合に出場し、打率3割1分8厘、4本塁打、23打点。代わって、曽根海成内野手(25)が1軍昇格となった。
◆広島が新中軸3人で2点を先制した。前日25日まで3番を務めていた西川龍馬内野手(25)の離脱に、新クリーンアップが奮起した。 両軍無得点の4回1死で3番堂林翔太内野手(29)がDeNA浜口の144キロを中前にクリーンヒットを放つと、続く4番鈴木誠也外野手(26)はカウント3-1から浮いた真っすぐを引っ張って左翼線への二塁打でチャンスを広げた。絶好機に8月20日DeNA戦以来の5番先発起用の松山竜平外野手(34)が応えた。際どい球を見極めてカウント3-1とした5球目スライダーを中堅にライナーではじき返した。「とにかく甘い球を待っていました。一振りでしっかり捉えることが出来ました。先制点になって良かったです」と松山。8月12日以来、中軸に並んだ3人で2点を先取した。
◆DeNA梶谷隆幸外野手が10号2ランを放った。5回2死一塁。広島野村の内角直球を振り抜いた。「厳しいボールではありましたが、うまく振り抜くことがきた」と弾丸ライナーで右翼席に突き刺した。 ここ2年は不振にあえぎ、それぞれ41試合の出場にとどまっていたが、今季は、この日で54試合目。3年ぶりの2ケタ弾に到達した。
◆DeNA浜口、広島野村が先発。広島は1回1死一、二塁の好機で鈴木誠が遊ゴロ併殺。DeNAも1、3回の得点圏を生かせず。 広島が4回に松山の2点適時打で先制。DeNAは5回に梶谷の10号2ランで同点。6回に広島が松山の適時打で再びリードした。 広島は9回に鈴木誠の14号ソロで加点して逃げ切り。先発野村が8回2失点で3勝目。DeNA浜口は6回3失点で3敗目。
◆DeNA浜口遥大投手が"6回の壁"に屈した。6月23日中日戦以来、9戦ぶりに6回を投げきったが、その6回に松山に勝ち越しの適時打を浴びた。6回3失点と先発として一定の役目は果たしたが、リードを許しての降板に満足はない。 3敗目を喫し「3点目は四球絡みの失点だったので、もう1度見直したい。勝っている状態でつなぐことができず悔しい」と振り返った。
◆西川離脱に一丸となった。広島の新中軸が3人で5安打4打点4得点と全得点をたたき出し、この日53歳を迎えた佐々岡監督のバースデーを勝利で祝った。11日ぶり最下位脱出のプレゼントもつけた。 両軍無得点の4回。3番堂林翔太内野手が144キロを中前にクリーンヒットを放つと、4番鈴木誠也外野手は左翼線を破る二塁打で続いた。二、三塁の好機に5番松山竜平外野手は際どい球を見極め、カウント3-1とした5球目の変化球を捉えた。中前への2点打で、3回まで1安打投球の浜口から2点を奪った。試合前にリーグ4位の打率を残す西川が出場選手登録抹消。危機的状況の空気を新クリーンアップが振り払った。 同点に追いつかれた6回も、堂林が四球と二盗でチャンスメーク。再び松山が浮いたチェンジアップを右前へ運んで勝ち越した。9回には4番鈴木誠が左翼席へ貴重な追加点となる1発を放り込み、DeNAの反撃意欲をそいだ。5試合ぶりの先発で決勝打を含む2安打3打点の松山は「龍馬が抜けたのはすごく痛いけど、何とかカバーし合って1点でも多く取れるようにやっていくしかない」とナインの思いを代弁した。 この日53歳の誕生日を迎え、ウイニングボールをもらった佐々岡監督はナインに感謝した。「素直にうれしかった。自分の誕生日というよりも、何よりチームが勝てたことが一番うれしい」。主力離脱の危機を指揮官が掲げる「一体感」野球で乗り越え、真夏の反攻に出る。【前原淳】 ▽広島鈴木誠(9回に追加点の14号ソロ)「祐輔さん(野村)が粘り強く頑張っていたので」
◆技巧派の真骨頂。広島野村祐輔投手(31)が11日ぶりの最下位脱出を導いた。DeNA打線を相手に粘りの投球で8回6安打2失点。最後まで先頭打者の出塁を許さず、ゴロの山を築いた。ケガの影響でシーズンに出遅れた右腕が上り調子の3勝目。53歳の誕生日を迎えた佐々岡監督に白星をプレゼントし、復肩を示した。両サイドに左右、前後の揺さぶりをかけ、振りかぶる動作にも緩急をつけた。先発野村は最後まで自分の投球でDeNA打線を手玉に取った。140キロに達する球速は数球のみ。立ち上がりから強気に内角を見せながら、カットボールにシュート、チェンジアップと持ち球をまんべんなく投じ、的を絞らせなかった。8回まで24アウトのうち三振は9個、ゴロアウトも9個。「自分らしい投球ができました」と胸を張った。 真骨頂だった。常々「入りが大事。回の先頭打者を取って、自分のペースにすることが一番大事」と口にする。この日は7回まで先頭打者の出塁を1度も出さず、許した安打もすべて2アウトからだった。「前回すごく反省するところだった」。1週間前の対戦では1回に2点を失い、ゲームの主導権を相手に渡していた。 入りが大事なのは、投球だけではない。夏場のコンディション維持に大事な睡眠も"入り"が重要と説く。「この時期は暑いので眠れなくなる。いかに良い睡眠を取れるようにするか。そこは注意している。最初なんですよ。いかにスッと寝られるかは」。エアコンの温度は26~27度。タイマーで1時間後には消えるよう設定し、室内が冷えすぎるのを避ける。「一番は慣れること。その、環境に慣れる」。今季6試合すべて屋外球場での登板だが、最長の8回を投げ切った。 11日ぶりの最下位脱出を導き、前日4投手が登板した中継ぎ陣の負担も減らす快投だった。53歳のバースデー勝利となった佐々岡監督は「今日は祐輔だね。8回まで粘り強く投げてくれた。言うことはない。8回で100点満点」と手放しでほめた。シーズンの"入り"はケガで出遅れた技巧派右腕が、反攻の旗振り役となる。【前原淳】
◆広島ヘロニモ・フランスア投手が3者連続三振で7セーブ目を挙げた。 2点差の9回。4番からの打順にも最速157キロの直球を主体に力で攻め、佐野、ソト、代打山下からすべて空振り三振を奪った。「最近真っすぐがいいから自分の投球ができている。今日のセーブは監督にプレゼントしたい」。ウイニングボールは「タンジョウビ、オメデトウゴザイマス」と日本語で祝福して佐々岡監督に手渡した。
◆DeNAの梶谷が3年ぶりに2桁本塁打に到達した。0-2の五回2死一塁で野村から右翼席に運ぶ10号2ラン。一ゴロ、中前打で迎えた3打席目で、それまで徹底して攻められ続けた内角球を、初球から強引気味に狙って引っ張り「厳しいボールだが、うまく振り抜けた」と自賛した。 今季は試合前にラミレス監督と対話する姿が恒例で、投手に対するアプローチの仕方を相談しているという。28日に32歳となるベテランが、読みを働かせた打撃で復活を遂げている。
◆広島が競り勝った。四回に先制の2点打を放った松山が、追い付かれた直後の六回に勝ち越し打。九回は鈴木誠が一発で加点した。野村は制球良く8回を梶谷の2ランのみに抑え、3勝目を挙げた。DeNAの浜口は要所で粘れず3敗目。
◆DeNA・梶谷隆幸外野手(31)が26日、広島戦(横浜)で0-2の五回2死一塁から右越えに10号2ランを放った。 自身3年ぶりとなる2桁本塁打は初球の内角高めの137キロをうまく両腕をたたみながら、強引に引っ張るように右翼ポール際へ突き刺し、「厳しいボールではありましたが、上手く振り抜くことができました」と納得一発となった。 ラミレス監督はこの技術について「前の2打席でインコースを攻められていたから、頭の中にあったのでは。簡単に本塁打にできる球ではなかったけど、メンタル的に準備していた」と解説した。 今季はリードオフマンとして打率・292、10本塁打、22打点と活躍している要因に、この"準備力"を挙げ、「今年の梶谷は一戦を越えた。安定してベストなものを出し続けている」と大きな信頼を寄せていた。
◆2点を追う五回に梶谷の10号2ランで追いついたが、先発の浜口が直後の六回に松山に勝ち越し打を許し、打線も広島・野村を攻略しきれなかった。首位・巨人とのゲーム差が5・5に拡大。ラミレス監督は「一度は同点になったが、逆転できなかった。それも野球の一つ。浜口は全体的に悪くなかったが、松山のところは球が浮いてタイムリーにされた」と淡々と振り返った。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
32 | 20 | 3 | 0.615 (↑0.007) | - (-) |
65 | 260 (+12) | 189 (+5) | 75 (+1) | 36 (+3) |
0.256 (↑0.004) | 3.410 (↓0.03) |
2 (-) |
DeNA |
28 | 27 | 3 | 0.509 (↓0.01) | 5.5 (↓1) |
62 | 232 (+2) | 218 (+4) | 59 (+1) | 11 (+1) |
0.267 (↓0.002) | 3.610 (↓0.01) |
3 (1↑) |
阪神 |
26 | 27 | 3 | 0.491 (↑0.01) | 6.5 (-) |
64 | 238 (+11) | 223 (+3) | 52 (+3) | 40 (-) |
0.242 (↑0.002) | 3.590 (↑0.01) |
4 (1↓) |
中日 |
26 | 29 | 4 | 0.473 (↓0.008) | 7.5 (↓1) |
61 | 196 (+3) | 239 (+11) | 33 (-) | 15 (-) |
0.241 (↓0.002) | 3.720 (↓0.08) |
5 (1↑) |
広島 |
23 | 27 | 6 | 0.460 (↑0.011) | 8 (-) |
64 | 245 (+4) | 256 (+2) | 59 (+1) | 23 (+1) |
0.269 (-) | 4.150 (↑0.04) |
6 (1↓) |
ヤクルト |
23 | 28 | 5 | 0.451 (↓0.009) | 8.5 (↓1) |
64 | 247 (+5) | 293 (+12) | 51 (+3) | 36 (-) |
0.249 (↓0.001) | 4.820 (↓0.13) |
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