中日(☆3対1★)DeNA =リーグ戦10回戦(2020.08.21)・ナゴヤドーム=
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DeNA
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中日
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勝利投手:福 敬登(4勝2敗0S)
(セーブ:R.マルティネス(1勝0敗8S))
敗戦投手:石田 健大(1勝1敗0S)
  DAZN
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◆中日は3回裏、1死二塁の好機をつくると、大島が適時打を放ち先制する。その後同点とされるも、8回に遠藤の犠飛と大島の適時打で勝ち越しに成功した。投げては、2番手・福が今季4勝目。敗れたDeNAは、3番手・石田が誤算で、打線も1得点と振るわなかった。

◆今季のDeNA大貫晋一投手(26)は、走者なしの場面で被打率2割3分4厘だが、得点圏では25打数2安打、被打率8分。 許した安打はいずれも巨人戦で、巨人戦以外では得点圏で安打を打たれていない。

◆中日は3回、四球で出塁の郡司を松葉が送り、大島の中前打で先制。先発松葉はDeNA打線を3回まで1安打に抑えた。 DeNAは6回2死一、二塁からソトの右前適時打で同点。5連勝中の先発大貫は6回まで4安打1失点で、同点で終盤に入った。 中日は8回1死満塁から遠藤の犠飛で勝ち越し。9回をR・マルティネスが締めた。福が4勝目。DeNAの連勝は2で止まった。3番手石田が今季初黒星。

◆抜群の安定感でブルペンを支えてきたDeNA石田健大投手が、6月20日広島戦以来22試合ぶりの自責点を喫した。 同点の8回から登板。連打と四球で1死満塁のピンチを招くと、遠藤に右犠飛、大島に右前適時打を許した。中継ぎエースがつかまり、2点を勝ち越された。

◆「ハマの豆苗」ことDeNA大貫晋一投手が大量失点の危機を身をていして阻止した。 1点を先制された3回2死満塁。中日高橋の投手強襲の打球をグラブで止めて、倒れ込んだが、すぐに起き上がって一塁へ送球。絶体絶命のピンチを気迫のフィールディングでしのいだ。「ドラゴンズの打線はとても調子がいい。どこからでも点が取れる。気を緩めることなく全打者、同じ気持ちで投げない」と6回1失点でバトンをつないだ。

◆DeNAの中継ぎ陣をけん引してきた石田健大投手が、開幕2戦目の6月10日広島戦以来22戦ぶりに自責点を喫した。 同点の8回に登板。連打と四球で1死満塁のピンチを招くと、遠藤に決勝犠飛、大島に適時打を許し2失点。今季初黒星となった左腕にラミレス監督は「エスコバーの選択もあったが、連投しているので石田にいってもらった。今までよく頑張ってくれている」とかばった。

◆中日R・マルティネスが、本拠地ナゴヤドームで初となる球団最速160キロをマークし、リーグトップに並ぶ8セーブ目を挙げた。 9回1死、佐野ヘの6球目が大台を計測。15日巨人戦(東京ドーム)、18日ヤクルト戦(神宮)に続く自己最速タイに、新守護神は「スピードは求めてない。0点で抑えて帰ってくることしか考えてない。その結果が160キロ」とサラリと語った。

◆8月は竜の季節だ! 同点の8回1死満塁。中日遠藤一星外野手が、一振りで勝利を引き寄せた。ここまで21試合連続自責点ゼロのDeNA石田健大投手のスライダーをきっちり右翼へ運び、犠飛で勝ち越し点をたたき出した。 チームに勝利を運んだ遠藤は「みんながつないでくれた。最低限の仕事はできた。(ベンチは)活気があって、いいリズムになっている。投手も野手も出ている人が自分の仕事ができている」と声を弾ませた。打点を挙げるのは、7月9日ヤクルト戦以来。4試合連続カード勝ち越し中の、チームの好調なムードが、遠藤にも染みこんでいた。 4連勝が止まった次の試合。先発松葉貴大投手がDeNA打線の前に立ちはだかった。7回1失点と好投。打線は7回裏無死満塁の絶好機を生かせなかったが、2番手の福敬登投手も無失点で踏ん張った。8回裏の勝ち越しへ、流れをつないだ。 これで中日は8月、10勝6敗2分け。現時点で月間リーグ首位に躍り出た。今カードも勝ち越せば、11年以来の5カード連続勝ち越しとなる。与田剛監督も「明日もあさっても勝てるように頑張っていきたい」と次に目を向けた。17打席ぶりに安打を放った京田を引き合いに出し「昨日ダメでも今日どうするか。そういう執念が出た」と選手の粘りを称賛。1日でAクラス3位に返り咲いた中日の、酷暑に負けない熱い戦いが続く。【伊東大介】 ▽中日郡司(スタメンマスクの試合は5連勝) ピッチャーの状態が良いので、僕のリードをカバーしてくれています。自分だけではなく、相手の研究もしっかりして次の準備をしたい。 ▽中日大島(先制打と3点目の適時打) (8回に)追加点を取れてうれしいですが、チームが勝ってくれたので良かった。

◆DeNAは21日、中日10回戦(ナゴヤドーム)に1-3で敗れた。  先発の大貫は6回1失点。2番手・山崎も七回に無死満塁のピンチを招きながら無失点で切り抜けたが、21試合連続自責点0だった3番手・石田が八回につかまり、2失点で今季初黒星を喫した。  打線も横浜スタジアムで対戦した6日は4回KOした先発・松葉を打ち崩せず。敵地では2試合続けて1失点の好投を許すなど、本拠地では6勝負けなしの中日に、ナゴヤドームでは1勝3敗と黒星が先行した。

◆中日は21日、DeNA10回戦(ナゴヤドーム)に3-1で勝利。1-1の八回1死満塁で、途中出場した遠藤一星外野手(31)が右翼へ決勝犠飛を放った。  「松葉もいい投球をしていましたし、みんながつないでくれたので最低限はできたかなと思います」  連打と四球で回ってきた好機。DeNA3番手・石田が外角低めに投げた141キロの直球をはじき返した。21試合連続で自責点ゼロ、防御率0・47と安定感抜群だった左腕から決勝点を挙げた。  「あしたはデーゲーム。朝早いので早く帰って休みましょう」  爆笑を誘ってお立ち台を締めくくった。この日と同じく相手先発が大貫だった7月14日(ナゴヤドーム)以降、先発出場はない。それでも与えられた出番で、しっかりと輝く。

◆中日は21日、DeNA10回戦(ナゴヤドーム)に3-1で勝利。ドラフト4位・郡司裕也捕手(22)=慶大=が攻守で躍動し、勝利に貢献した。  「ピッチャーの状態がとても良いので僕のリードをカバーしてくれています」  プロ6試合目、ホームでは初となる先発マスクだった。DeNA打線には六回に同点とされたが、右打者の外角低め、"原点"をうまく使うなどしてゴロの山を築き、最少失点で食い止めた。  初バッテリーを組んだ松葉も「試合前にもしっかりと話し合いましたし、(2軍の)ブルペンで受けてもらったことがあったので、郡司が持っているイメージと照らし合わせた。難しいところもあったと思いますけど、自分のいいところを出してくれたと思う」と感謝した。  郡司は打席でも、安打はなかったが2四球で出塁。三回の第1打席は大島の中前適時打で先制のホームを踏み、八回の第4打席は直後の遠藤の決勝右犠飛につないだ。  「自分だけではなく相手の研究もしっかりして、次の準備をしたい」  8月10日の1軍再昇格後、先発マスクをかぶった試合は8月11日の広島戦(マツダ)から負けなしの5連勝。ブレークしていたA・マルティネスの故障もあって再び巡ってきたチャンス。簡単に離しはしない。

◆通算1500安打を達成し、好調を維持している中日の大島が、2安打2打点の活躍を見せた。三回1死二塁から低めのツーシームを中前にはじき返す先制打。八回にも適時打を放ち「いいところに転がってくれて、何とか安打になってくれたのでよかった」と控えめに喜んだ。  一時は2番を打ったが、12日に定位置の1番に戻ってから無安打は1度だけ。リードオフマンの役割を存分に果たし「2000本が自分の中での目標」とさらなる大台に挑む。

◆DeNAの石田がついに打たれた。この試合まで21試合連続で自責点がなく、防御率0・47だった。同点の八回に登板して高橋を三飛に打ち取ったが、変化球が上ずり連打と四球で1死満塁。遠藤に犠飛となる大きな右飛を打たれるなど、2点を勝ち越された。  パットンは腰を痛めて3戦連続でベンチを外れ、エスコバーは3連投中だった。頼みの綱で競り負けたラミレス監督は「きょうは残念だったが、今まですごく良い投球をしてくれた」と責めなかった。

◆中日の松葉は7回4安打1失点の好投が報われなかったものの、打者25人に内野ゴロ12個(送りバント1を含む)と打たせて取る持ち味は発揮し「自分らしく低めにボールを集めることができたと思う」と納得の内容だった。  コースを突いたカットボールが効果的で、早いカウントから打ってくるDeNA打線にうまく対応した。郡司と初めてバッテリーを組み「いい球を選択してくれた」と後輩を持ち上げた。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
30183 0.625
(↓0.013)
-
(-)
69235
(+5)
168
(+7)
71
(-)
28
(-)
0.250
(-)
3.250
(↓0.08)
2
(-)
DeNA
27243 0.529
(↓0.011)
4.5
(-)
66225
(+1)
202
(+3)
57
(-)
10
(-)
0.271
(↓0.002)
3.560
(-)
3
(1↑)
中日
24274 0.471
(↑0.011)
7.5
(↑1)
65184
(+3)
223
(+1)
32
(-)
14
(+1)
0.242
(-)
3.760
(↑0.05)
4
(1↑)
阪神
23263 0.469
(↑0.011)
7.5
(↑1)
68213
(+7)
210
(+4)
47
(+2)
37
(-)
0.239
(↑0.001)
3.610
(↑0.03)
5
(2↓)
ヤクルト
22255 0.468
(↓0.01)
7.5
(-)
68229
(+4)
264
(+7)
44
(+2)
34
(-)
0.249
(↓0.001)
4.650
(↓0.05)
6
(-)
広島
20266 0.435
(↑0.013)
9
(↑1)
68225
(+7)
244
(+5)
54
(+2)
22
(-)
0.269
(↑0.001)
4.240
(↑0.03)