ソフトバンク(★2対8☆)オリックス =リーグ戦11回戦(2020.08.15)・福岡PayPayドーム=
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ORIX
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ソフトバンク
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勝利投手:吉田 凌(1勝1敗0S)
敗戦投手:二保 旭(3勝4敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】バレンティン(9号・4回裏ソロ)

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◆オリックスが連敗を7で止めた。オリックスは初回、T-岡田が2点適時打を放ち、幸先良く先制する。続く2回表には、福田と吉田正の適時打で3点を加え、序盤から試合を優位に進めた。投げては、3番手・吉田凌がうれしいプロ初勝利。敗れたソフトバンクは、先発・二保が誤算だった。

◆今季のオリックスはソフトバンク戦で1勝9敗と大苦戦。 ソフトバンク戦はチーム打率が1割8分4厘しかなく、10試合のうち3点以下が8度と得点力不足に苦しんでいる。今日は打線が奮起して勝利を挙げられるか。

◆オリックスT-岡田外野手(32)が初回に先制適時打を放った。 「打ったのはフォークです。うまくバットの軌道に乗ってくれましたし、なんとかいいところに飛んでくれてよかったです」 初回2死二、三塁で、レフトへ先制2点適時打。チームは今季ワーストタイの7連敗中だけに、貴重な先制打となった。

◆オリックス吉田正尚外野手(27)が3回の守備から途中交代した。 球団広報の発表によると上半身のコンディション不良のため、大事を取っての交代となった。 この日は4番右翼で出場し、2回2死一、二塁から、追加点となる適時打を放っていた。

◆オリックス吉田一将投手(30)が、約3年ぶりの先発マウンドで仕事を果たした。17年10月6日ソフトバンク戦以来の先発登板は3回2安打無失点で降板。救援陣にバトンをつないだ。 「1イニングずつ、バッター1人ずつ勝負していこうと思ってマウンドに上がっていました。初回に先制してくれたことで、少し余裕を持って投げられたと思います。3イニングをゼロで抑えることができてよかったですし、最低限の仕事はできたと思います」 先発投手不在の窮地を、中堅右腕が救った。

◆オリックスは初回、T-岡田の2点適時打で先制。2回にも福田の2点適時打など3点を追加。先発吉田一は3回まで無失点投球。 ソフトバンクは4回、バレンティンの9号ソロで反撃。オリックスは6回に宗の適時二塁打で1点を加え、再び5点差とした。 オリックスは7回にも2点を加え完勝。チームは連敗を7で止めた。3番手で登板した吉田凌がプロ初勝利を挙げた。二保は4敗目。

◆ソフトバンクが最下位オリックスに完敗。連勝が5で止まった。7投手の継投の前に打線は2得点しかできなかった。だがその中で、ウラディミール・バレンティン外野手(36)が今季初の猛打賞。4日楽天戦以来、自身の出場7試合ぶりに9号ソロ本塁打も放ち、上昇気配を見せた。 バレンティンは2回に遊撃右を抜く中前打。5点を追っていた4回1死は、低め直球をとらえバックスクリーン左にスタンドインさせた。「久しぶりにいい打球が打てました」。ベンチで仲間たちから祝福を受けると照れくさそうに笑い、両手をクルクル回す「ピーポー」のポーズを心なしか控えめに披露した。 8回にも右翼へ二塁打。1試合3安打は移籍後初(出場44試合目)で、悩める大砲の打率は7月16日以来、約1カ月ぶりに2割を上回った。「今日はチームが負けてしまったので、チームの勝利につながる打撃ができるように、調子を上げていきたいです」。この日の1本で2桁本塁打に王手をかけ、通算297号で大台の300本塁打にも残り3本とした。 来日が遅れたグラシアル、デスパイネが14日から2軍で実戦復帰した。工藤監督は「日曜日(16日)には何らかの判断をしたい」と話しており、早ければ来週18日からのロッテ戦(ZOZOマリン)から1軍昇格する可能性もある。厳しい夏場の戦いに向けて、バレンティンが本来の姿を取り戻せば、3大砲が並ぶ超強力打線が完成する。【山本大地】

◆4敗目を喫したソフトバンク先発の二保旭投手は2回58球を投げ5失点(自責3)の内容を猛省した。 「ストライクゾーンの中で、少しまとまりすぎた。もっとゾーンを広く使って打者と勝負していかないといけない」。 初回2死二、三塁からT-岡田に先制の2点適時打を許すと、2回にも3失点。「高めに浮いた球を打たれてしまっているので、もう1度自分の投球を見直したい。チームに申し訳ない」とうなだれた。

◆甲子園の季節に甲子園の星が輝いた。兵庫・西脇市出身のオリックス吉田凌投手(23)が、プロ5年目の初勝利でチームの連敗を7で止めた。今季初のブルペンデーで4点リードの5回に3番手で登板。1番三森からの攻撃で2番柳田に四球を与えたが、3番中村晃をスライダーで一邪飛、4番栗原をフォークで投ゴロに切って1回を0封した。チームは逃げ切りに成功し、幸運の白星をゲットだ。 吉田凌 素直にうれしいです。1人1人を全力で打ち取ろうと思いながら投げた。結果が出てよかったです。 東海大相模(神奈川)時代の15年夏の甲子園。小笠原慎之介(中日)との2枚看板で全国制覇を達成した。同年ドラフト5位でオリックスに入団。昨季までの1軍登板は合計5試合だったが、1軍チャンスをものにした今季はブレークの兆し十分。11試合で防御率1・69の安定感を示し、中継ぎ陣の一角を担っている。 胸に刻む金言がある。17年オフ、東海大相模の先輩の巨人菅野に弟子入り。グアム自主トレに同行し、プロで生きる術を教わった。 吉田凌 2年連続沢村賞を取っている人でも、基本をきっちりされている。『先頭を打ち取っていく意識で』と。僕もその通りに全力で投げていこう。そういう(自主トレでの)経験や話が今につながっている。 約3年ぶりの先発で3回を0封した吉田一から7投手をつなぎ、ソフトバンク打線を2失点に抑え込んだ。西村監督は「投手陣、よく頑張ってくれましたね。(吉田凌は)ここのところずっと頑張ってくれたんで。本人にも大きい勝利じゃないかな」とたたえた。1年目から活躍している盟友小笠原に追いつけ追い越せで奮闘する。【真柴健】

◆3試合連続で1得点以下だったオリックス打線も、15安打8得点のお目覚めで連敗ストップを導いた。 初回にT-岡田が二保から先制2点適時打を放つと、2回も福田、吉田正のタイムリーで大量5点をリード。序盤で主導権を握った。2安打4打点の福田は「何とか食らいついていこうという気持ちで打席に入った。いい結果になって良かった」と笑顔。ブルペンデーで総力を結集し、一丸で長いトンネルを抜けた。

◆オリックス吉田正尚外野手(27)が、ソフトバンク11回戦(ペイペイドーム)の3回守備から途中交代した。2回の打席で左中間へ追加点となるタイムリー二塁打を放った直後のこと。球団は上半身のコンディション不良と発表したが、軽症の見立てで病院に行く予定はないという。 西村監督は「全然たいしたことはない。明日は間違いなく(試合の)頭から行ける」と説明した。

◆オリックス吉田凌投手(23)がプロ5年目の初勝利で、チームの連敗を7で止めた。今季初のブルペンデーで4点リードの5回に3番手で登板。1番三森からの攻撃で2番柳田には四球を与えたが、3番中村晃をスライダーで一邪飛、4番栗原をフォークで投ゴロに切って1回を0封した。チームは逃げ切りに成功し、ラッキーな白星をゲットした。 吉田凌 素直にうれしいです。1人1人を全力で打ち取ろうと思いながら投げた。結果が出てよかったです。 東海大相模(神奈川)時代の15年夏の甲子園。小笠原慎之介(中日)との2枚看板で全国制覇を達成した。同年ドラフト5位でオリックスに入団。昨季までの1軍登板は合計5試合だったが、1軍チャンスをものにした今季はブレークの兆し十分。11試合で防御率1・69の安定感を示し、中継ぎ陣の一角を担っている。 胸に刻む金言がある。17年オフ、東海大相模の先輩の巨人菅野に弟子入り。グアム自主トレに同行し、プロで生きる術を教わった。 吉田凌 2年連続沢村賞を取っている人でも、基本をきっちりされている。『先頭を打ち取っていく意識で』と。僕もその通りに全力で投げていこう。そういう(自主トレでの)経験や話が今につながっている。 7投手でソフトバンク打線を2失点に抑え込んだ。西村監督は「投手陣、よく頑張ってくれましたね。(吉田凌は)ここのところずっと頑張ってくれたんで。本人にも大きい勝利じゃないかな」とたたえた。1年目から活躍している盟友小笠原に追いつけ追い越せで奮闘する。【真柴健】

◆オリックス・吉田正尚外野手(27)が15日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)に「4番・右翼」で出場、三回の守備から交代した。  球団によると上半身のコンディション不良のため、大事を取っての途中交代で、現時点で病院に向かう予定はないという。  吉田正は今季、試合前の時点で48試合に出場し、打率はリーグ2位の・357。7本塁打、27打点はともにチームトップの数字を残していた。この日は二回に追加点となる適時二塁打を放っていた。

◆オリックスが連敗を7で止めた。一回にT-岡田の2点打で先制。二回は福田の2点打、吉田正の適時二塁打で加点した。吉田一が3年ぶりの先発で3回無失点、吉田凌が1回無失点でプロ初勝利。ソフトバンクは連勝が5で止まった。

◆オリックスは15日、ソフトバンク戦(ペイペイドーム)に8-2で勝利し連敗を7で止めた。一回にT-岡田の2点打で先制。二回は福田の2点打、吉田正の適時二塁打で加点した。吉田一が3年ぶりの先発で3回無失点、吉田凌が1回無失点でプロ初勝利を挙げた。西村徳文監督(60)の主な一問一答は以下の通り。  --打線が序盤から得点した  「そうですね。きょうは一、二回とね。きょうはそこでチームとしても乗っていけたところはあるのかな。一、二回に取ってくれて、(先発の吉田)一将が三回、しっかり仕事をしてくれた」  --吉田一は今季初先発で調整の難しさもあった  「先週、一将が球数を投げてというとことで、きょうね。そんなに長いイニングを、とはなかったけど、三回から四回と考えていたんですけど。その三回をキッチリ仕事をしてくれたので、乗っていけたのかな」  --リリーフ陣が好投した  「ピッチャー陣、がんばってくれましたよね。荒西もホームラン打たれたけど、ヒギンスも不運な当たりもあったけど、そのなかで2点にしっかり抑えてくれた」  --吉田凌がプロ初勝利  「本当、ずっとがんばっていたので。きょうの勝利は本人にとってもすごくうれしいというか、大きい勝利じゃないかなと思いますよね。まだ、これから何年もやっていかないといけないけど、きょうの初勝利はよかった」  --成長を感じるところは  「マウンド上でのね、投げっぷりがすごくいいんじゃないかな。ピンチを迎えても、冷静に投げられているんじゃないかな」  --吉田正の状態は  「全然たいしたことないところなんで。あしたは間違いなく、頭からいけるという、それぐらいのもの」  --連敗を止めた。ホッとする部分も  「ホッとしているあれはないんで。またあしたから、きょうのこのいい勝ち方をね。勝っていかないといけないチーム状態ですからね」

◆ソフトバンクは15日、オリックス戦(ペイペイドーム)に2-8で敗れ連勝が5で止まった。工藤公康監督(57)との主な一問一答は以下の通り。  --二保は立ち上がりに苦しんだ  「ちょっと高いなと思っていたんですけど。結果から見れば、立ち上がりが悪いのを攻められて失点してしまった」  --2回で代えた  「5失点というのは。3点くらいならそこから立ち直ってくれれば、攻撃陣もというのがあったんですけど。今までのゲーム展開も含めて考えると、打って勝っているわけではないので。これ以上失点してしまうと今度は回の途中から代えないといけないということにもなりかねないので」  --板東は九回  「僕の中にも考えていて。あしたの登板の予定は考えていないです。月曜が空いて、オープナーのときに(投げさせる)という。あまり空けてもと思ったので、負けていても1イニングとは考えていました」  -バレンティンが3安打  「1本出たことが何より大きい。あとは打撃コーチとも話をして。本人にとってはホッとするところだと思うので。あしたにつなげてほしい」

◆土俵際で踏みとどまった。オリックスが15日、ソフトバンクと対戦、今季初のブルペンデーで勝利をつかみ、連敗を「7」でストップ。敗れていれば、16日にも自力優勝の可能性が消滅する危機を、文字通り救援陣が救った。  「ショートスターター」として3年ぶりに先発した吉田一が3回を無失点。あとはひとり1イニングの小刻みリレー。2番手の荒西はバレンティンに一発を浴びたが、それ以上の反撃は許さず、吉田凌にバトンタッチ。五回を託された右腕が1番・三森からの上位打線をきっちりとゼロに抑え、高卒5年目でプロ初勝利をつかんだ。  吉田凌は今季、シーズン途中から1軍に昇格し、ここまで11試合で防御率1・69。神奈川・東海大相模高時代には2015年に小笠原(中日)とともに夏の甲子園を制し、翌16年にドラフト5位で入団した。過去には同高の先輩・菅野(巨人)と自主トレをともにし「2年連続で沢村賞を取っている人でも基本をキッチリやられて、『先頭を打ち取る意識で投げている』とおっしゃっていた」と学んだ。その知識や技術を生かし、つかんだ初白星を「本当に、素直にうれしい」と喜んだ。

◆土俵際で踏みとどまった。オリックスが今季初のブルペンデーで勝利をつかみ、連敗を「7」でストップ。敗れていれば、16日にも自力優勝の可能性が消滅する危機を、文字通り救援陣が救った。  「ピッチャー陣、がんばってくれましたよね。荒西もホームラン打たれたけど、ヒギンスも不運な当たりもあったけど、そのなかで2点にしっかり抑えてくれた」  西村監督も、真っ先にリリーフ陣をたたえた。「オープナー」として3年ぶりに先発した吉田一が3回を無失点。あとはひとり1イニングの小刻みリレー。2番手の荒西はバレンティンに一発を浴びたが、それ以上の反撃は許さず、吉田凌にバトンタッチ。五回を託された右腕が1番・三森からの上位打線をきっちりとゼロに抑え、高卒5年目でプロ初勝利をつかんだ。  吉田凌は今季、シーズン途中から1軍に昇格し、ここまで11試合で防御率1・69。神奈川・東海大相模高時代には2015年に小笠原(中日)とともに夏の甲子園を制し、翌16年にドラフト5位で入団した。過去には同高の先輩・菅野(巨人)と自主トレをともにし、「2年連続で沢村賞を取っている人でも基本をキッチリやられて、『先頭を打ち取る意識で投げている』とおっしゃっていた」と学んだ。その知識や技術を生かし、つかんだ初白星を「本当に、素直にうれしい」と喜んだ。  連敗は止めたが、借金は「13」と苦しい状況には変わりない。将は「ホッとしているあれはないんで。勝っていかないといけないチーム状態ですから」と力を込めた。総力戦でつかみ取った1勝を、反撃の足掛かりとしたい。(西垣戸理大)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
28201 0.583
(↓0.013)
-
(-)
71214
(+2)
183
(+8)
53
(+1)
30
(-)
0.242
(↓0.002)
3.450
(↓0.06)
2
(-)
楽天
27202 0.574
(-)
0.5
(↓0.5)
71272
(+3)
212
(+3)
56
(+1)
36
(-)
0.275
(↓0.001)
4.080
(↑0.03)
3
(-)
ロッテ
26221 0.542
(↓0.011)
2
(-)
71216
(-)
227
(+9)
45
(-)
38
(-)
0.245
(↓0.002)
4.520
(↓0.09)
4
(-)
日本ハム
24232 0.511
(↑0.011)
3.5
(↑1)
71209
(+9)
214
(-)
42
(+1)
25
(+1)
0.244
(↑0.002)
3.970
(↑0.08)
5
(-)
西武
19262 0.422
(-)
7.5
(↑0.5)
73204
(+3)
229
(+3)
47
(+1)
28
(-)
0.242
(↑0.001)
4.710
(↑0.05)
6
(-)
ORIX
16294 0.356
(↑0.015)
10.5
(↑1)
71177
(+8)
227
(+2)
34
(-)
37
(-)
0.245
(↑0.003
4.410
(↑0.05)